「このそらをとんだら 〜When I Leave HERE〜」

 

ーーーこのシナリオを、今まで魔導次元で私と遊んでくれた全ての人に捧げます。

注)ジャンルが「シナリオ」ではなく「リプレイ・ノベル」なのは仕様です。

形式こそアーケードセッションに則ってはいますが、

素人の自分語りノベルとでも言う方が近い代物です。

そういうのどんとこい!って方のみどうぞ。

戦闘データが付属していないのも仕様です。

万が一アーケードセッションとして遊ぶ際は、

適宜気持ちの良い演出を挟むことで代えてください。

魔法学園RPGハーベスト

シナリオ「このそらをとんだら 〜When I Leave HERE〜」

シナリオセッティング:アーケードセッション

推奨人数:1人〜

推定時間:あなた次第

◆今回予告

ずっと、広い広い青空を、気ままに飛んでゆく鳥に、憧れていた。

そして今、君の手の中には、空飛ぶほうき。

魔法学園RPGハーベスト

「このそらをとんだら 〜When I Leave HERE〜」

魔法の時間に、心からの感謝を。

◆シナリオハンドアウト

共通HO コネクション:小野木愛花

君は魔法学園ハーベストの学生だ。君は愛花と縁が深い。

機械魔導学科の彼女は飛行魔法が苦手だが、どうしても飛びたいらしく、日々工夫を重ねている。

NPC「小野木愛花」

機械魔導学科2年生。現実世界出身の日本人。メガネをかけ、黒髪を後ろで1つに括っている。

快活で、感情が表に出やすいタイプ。変なところで頑固なB型気質。

◆オープニングフェイズ

シーン1 魔法との出会い(マスターシーン)

1年と少し前、現実世界。

愛花は、ごくごく普通の大学生。

今日も夜のバイトを終え、ふらふらになりながら帰路についたところだ。

なんの気なしに、そのまま家の扉を開けると。

突然、中から光が溢れ出し、

愛花はそのまま光に飲み込まれた。

・・・

扉の先は、知らない場所につながっていた。

満月に照らされた花畑、崖の下に広がる森。遠くにはお城の様な建物。

「え・・・えぇ・・・?」

あたりをキョロキョロと見渡し、途方にくれていると。

「あれ、どうしたの?」

空に浮かんだ満月をバックに、桃色の髪の少女がふわりと降りてくる。

とんがり帽子に黒いローブ、手にした箒に跨って。

非現実的な光景に、愛花はますます落ち着きを失って、やっとのことで言葉を絞り出す。

「え、えと、私・・・ここ、ここの扉から出てきただけなんです」

そう言って後ろを振り返れば・・・

そこには、大きな木の幹がそびえ立っているだけだった。

「あれ・・・あれ・・・?」

戸惑う愛花に目をやって、少女は首を傾げてこう言った。

「んーと・・・つまり、この木の幹に扉ができて、そこから出てきたんだけど、それが消えちゃった、と・・・そういうことかな?」

「そう、みたいです。私、ちょうど家に帰ってきて、玄関の扉を開けただけのはずなのに・・・」

少女は少し考えた後、パッと目を見開いてこう尋ねた。

「・・・もしかしてキミ、魔法に興味ない?魔法が使えたらって考えてみたことは?」

「え、もちろん、あります、けど・・・」

「じゃあきっと、そういうことだよ。

キミが魔法を使いたいって思ったから、この世界、魔導次元に来れたんだ」

桃色の髪の少女は、手を差し伸べる。

「君さえ良ければ、魔法を学ぶ学園、ハーベストに入学しない?

私はドロシー・フロム・オズ。ハーベストの学長をしているの」

・・・

突然の、憧れの魔法との出会い。

愛花は、迷うことなく、ドロシーの手をとった。

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シーン2 みんなで講義(PC全員)

君は、魔法学園ハーベストで、「魔法飛行入門」の授業を受けていた。

担当教員はドロシー・フロム・オズ学長、常習的なサボりによる自習が多く、単位認定の適当さでも有名だ。(某公式シナリオより引用)

「はーい。じゃあ授業始めまーす」

「んとね、今日はこの授業で初めての実践的な飛行練習をやります」

「危ないから、近くにいる人とペアを組んで、見張り合いながらやってね!」

「大丈夫だいじょうぶ、私も見回りしてるから!」

そう言うと、彼女はふわりと箒に跨った。空から見守る構えのようだ。

PCと愛花は一緒に練習することになった。簡単に自己紹介を交わす。

「よろしくお願いします!今日こそは飛んでみせるよ・・・!!!」

「あー、私は愛花、小野木愛花。2年生。正直実技は得意じゃなくてね・・・また入門授業受けてるんだ」

君がどれくらい上手く飛べたのか、ダイスロールを挟んでもいいだろう。

愛花はといえば、カバンを漁り、じゃらじゃらとガジェットを出している。

「今日は・・・これとこれを試すか・・・」

「あぁこれ?気にしないで。安定化できるように、いくつかアイテムを試してるんだよね。

発動体とは別の小さいアイテムだから、効力はそんなだろうけど、

まぁ機械学科だから機械でできることはやれるだけやろうというか・・・

ま、気休めよ、気休め」

愛花は照れ隠しをするように少し笑った。

「さあ、今度は私の番。今日こそはっ・・・!!!」

・・・息巻いて飛び出していったものの、

一度飛び上がっては、バランスが取れずに急降下することを繰り返している。

→愛花の様子を見て心配する

「ふんだ、待ってて、絶対自力で上手く飛んでみせるから!!!」

「残念なことに落ちるのには慣れてるから、受け身は取れるから心配しなくていいよ!」

→実技が苦手なの?と聞く

「他の魔法は比較的上手く行くんだけど、飛行だけはからっきしダメでね・・・

 三半規管がダメになってるのかも・・・」

→肩の力抜いたら?

「それができたらやってるって!!!」

→まるでジェットコースターみたいだね、と笑う

「う、うるさい!

 ジェットコースターじゃなくてさぁ、遊覧船的なノリで飛びたいの!!!

 ふわふわ、ゆったり!!」

→満足したら

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シーン3 思い出の場所(PC全員)

日々を過ごし、なんだかんだあって愛花と仲良くなった君は、

あるとき、愛花に連れられて森に来ていた。

黒き森からハーベストにかけて、景色を一望できる高台。

目の前には色とりどりの花が咲き誇る。

背後には森があり、一際大きな木がそびえ立っている。

愛花が口を開く。

「私が現実世界から来た、って話はしたことあったっけ」

「私が最初にくぐってきたゲートは、この花畑につながっていたんだ」

「あの時は夜で、書類仕事から逃げ出してきたドロシー先生に見つけてもらったんだよね。良いんだか悪いんだか」

「私も私で疲れ果ててたし、渡りに船だ!と思ってハーベストに入学しちゃった」

「もう1年以上経ったのか・・・早いなぁ」

「君と会ったのはいつだったっけ」

「そうそう、そんなこともあったね、懐かしい」

話がひと段落すると、彼女は大きく深呼吸をしながら、崖に向かって花の中を歩む。

「ここ、あんまり行きすぎると、崖が近くなってきて怖いんだけど…」

「でも景色が綺麗だから、ちょっとずつ頑張って近づいてみてるんだよね」

「君もこっち来て。一緒に見よ。あー綺麗だなぁ」

そして、遠巻きに崖の下を見やり、こう呟いた。

「あーあ、ちゃんと空が飛べたらなぁ・・・

 この景色をもっと好きなところから見られるのに」

あなたたちは日が暮れてしまう前に帰路に着いただろう。

→満足したら

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シーン4 走る愛花(中間戦闘)

それから数週間経ったある日のこと。

あなたはハーベストの何処かで、

黒き森の方へ全力で駆けていく愛花を目撃する。

彼女は一心不乱に駆けてゆく。声をかけても反応しない。

→追いかける

彼女が向かった先は、黒き森からハーベストにかけて、一望できる高台だった。崖が切り立っている。

そう、かつて愛花に連れてきてもらった、彼女の大切な場所だと、すぐにわかるだろう。

眩しい青空の下、思わず足を止めて眺めてしまいそうな景色が広がっている。

愛花はといえば、崖の方に向かってまっすぐ駆けてゆく。

邪魔をしようとすれば、反抗はしてくるだろう。だが、基本的に君たちに興味は無い様だ。

「今なら、飛べる、私は、飛べる!!!だから、邪魔しないで!ね!!!」

彼女は、殺伐とした言葉とは裏腹に、とても晴れやかな声で叫ぶ。

何と話しかけても、壊れたテープレコーダーのように「飛びたい」という内容しか語らない。

「わたしには今、羽がある。がんばらなくても、気持ちよく、空を飛べる!!!」

そう言う間にも、彼女は一歩、また一歩と、切り立った崖の方へ歩みを進めていく。

・・・

さあ、中間戦闘です。彼女の発動体を破壊し、取り押さえてください。

一刻を争う事態ですから、素早く、しかしカッコよく、発動体演出をどうぞ!

→戦闘開始

※尚、このシナリオには詳細な戦闘データがありません。適宜お好きな演出を挟んでください。

 以下、ギミック概要(だったもの)を置いておきます

特殊ルール:戦闘空間で敵側の一番後ろに「崖の向こう」というエリアを制定する。

愛花が「崖の向こう」に踏み出した時点で、戦闘を強制的に終了する。

「崖の向こう」には、隣り合うマスから移動値1で、移動タイミングにおける移動によってのみ進入できるものとし、魔法・大魔法の効果処理によって超えることはないものとする。(移動系魔法がめんどくさいため)

愛花の戦闘行動指針:

初手大魔法で割り込み、毎回1マスずつ崖の方へ、PCたちから離れて走っていく。

大魔法:ウィング・オブ・イマジネーション(想像の翼) SSを無視して行動する。これでは行動済にならない。

(ダイスは増えない。この大魔法は、カースの効果によって得られたと錯覚している偽物のイマジナリーウイングである)

<戦闘終了の処理>

→発動体を破壊する前に、「崖の向こう」にたどり着いてしまった

そこで強制的に戦闘は終了し、愛花は飛ぶ。

(自由に演出して引き留めてください。大魔法使用を推奨)

→戦闘に勝利し、発動体を破壊した

愛花の発動体を破壊した。しかし彼女の体は傷を負っていない。

愛花は壊れた発動体に目もくれず、崖から飛ぼうと試みる。

(自由に演出して引き留めてください。大魔法使用も可)

→戦闘に勝利し、かつ愛花が動けない理由がある(バステが大量に入っている、重力場が敷かれているなど)

彼女はその場にうずくまった。それでも目線は崖の向こう・・・いや、その先の空に向けられていた。

(自由に演出してください)

いずれにしても、他のカース感染者と同様に、愛花は保健室に運ばれる。

→満足したら

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シーン5 情報収集

このシーンは情報収集の起点となるシーンである。

あなたにとって十分な情報収集ができて、やることが決まったら「解決に向かう」を選択してください。

「カース事件について」

愛花の様子は明らかにおかしかった。”崖から飛び降りる”なんてカースがあるのかは知らないが、特対に情報が入っていないか聞いてみる価値はあるだろう。

→シーン6へ

「愛花の大切な場所について」

あなたは愛花と少なからず仲良くしていた。あの場所について詳しく聞いたこともあったかもしれない。少し自身の記憶を探ってみるというのは自然な成り行きだろう。

→シーン8へ

「愛花自身について」

愛花は保健室で横になっているはずだ。見舞いに行きたい、直接話を聞きたいなど、とりあえず彼女に会いに行くというのも一つの選択だろう。

→シーン9へ

「解決に向かう」

→シーン10へ

シーン6 情報「カース事件について」

カース特別対策委員の部屋へ向かうと、1人の女性が、長い髪を指でくるくるといじりながら、書類をめくりつつ眉間に皺を寄せていた。

→”崖から飛び降りる”カースについて心あたりが無いか聞く

「なあに、来て早々藪から棒に。というか、カースは欲望に応じて感染するんだから、その結果を基準に語られても難しいとは思わない?」

「ごめんなさい、意地悪言ったね。何のご用事?さしずめ、カース事件関連のタレコミに来てくれたってあたりかな」

→今何をしているのか聞く

「何って、そりゃあカース特対の部屋なんだからカース特対のお仕事だよ〜」

「・・・違うね、なんの事件のことを考えているのかって話だよね」

「最近流行り始めたらしいカースが心配なのよ。それの担当になっちゃって困ってるの」

→その事件について聞く

「なんでもね、初発症状で、唐突に、さも当然であるかのように、投身自殺を図るそうなのよ」

「今までのところ、異変に気づいた友人や近くにいた人がなんとか止められているので、大事に至った人はいないんだけど」

「こんなに自殺に至るまでが早いカースってのも珍しくてね。それに、事故に対してはマナの加護(マナプロテクト)も効かないだろうから、いつ大事故になるかわからなくてヒヤヒヤするね」

→もっと教えてくださいよ、と強く追求する

「関連する被害者は数人しか見つかっていない。実技の講義の成績が芳しくないっぽい、という共通点はかろうじて見つけられたらしいよ。本当にかろうじてって感じだね」

「ああ、そういえば、投身自殺を図るとき、少しでも高いところから跳ぼうと、建物の上の方へ走っていくのが目撃されているらしいわ」

「・・・ここまで聞くってことは、何かしら関連していることを知っていると、そういうことでいいのかな?」

そのカースの被害者らしき人を知っています

→「そうなのね。じゃあ、調査に協力してくれる?」

「例の如く、カース特対は人手不足なのよ。カント先生の胃が心配だわ」

「私は春風さき。楽器魔導学科の5年生、カース特対だよ」

そう言って春風はため息をつき、あなたに協力を請うた。

「協力する」

→シーン7「カース事件の情報収集に協力する」へ進む

「協力せず情報収集の起点に戻る」

→シーン5へ

シーン7 「カース事件の情報収集に協力する」

カース特対の力も使ったということで、好きな情報を知ることができる。

いつも通りリベラルアーツを振って演出してもよい。

情報「カースについて」

 カースは「空を飛びたい」という欲求に反応する様だ。愛花も他の感染者も1次感染者だ。

情報「”自殺に至るまでが早い”の真意」

 自殺が早いというのは、カースによる自殺衝動によって自殺するのではなく、空を飛びたいという欲望に忠実になった結果、無謀にも高所から飛び出してしまうからだ、ということがわかった。

情報「春風さきについて」

彼女は楽器魔導学科の5年生。カース特対に所属している。

SSランクとは思えないほどのんびりした雰囲気のお姉さんだが、仕事はそれなりにできる。

後輩の牧場俊介のことを”しゅんしゅん”と呼んで可愛がっているところが目撃されている。

※もし希望するなら彼女を同行させてもよい。データは楽器サンプルキャラの回復支援である。なお、今後シナリオでは一切言及しないし、処理に影響も与えない。

「情報収集の起点に戻る」

→シーン5へ

シーン8 情報「愛花の大切な場所について」

あなたは愛花と少なからず仲良くしていた。

あの場所について詳しく聞いたこともあったかもしれない。

彼女の話について、強く思い出そうと試みた。

・・・しかし、思い出されるのは、

心から好きだという気持ちが伝わってくる笑顔と、

飛びたいのにという悔しさが滲んだ渋い顔、

ただそれだけだった。

あなたは気づく。

彼女はおしゃべりだが、意外と自分のことを語らない子だった。

あそこに行くたびに語られるのは、魔導次元に来てからの出来事ばかりで。

あの学食が美味しかったとか、あの授業が面白かったとか、

そういう話はたくさんするのに、

現実世界にいた頃について語ってくれることは、ついぞなかった。

・・・どう感じるかはあなた次第。

これ以上記憶に手がかりはなさそうだ。どうしようか。

実際にあの崖に再び向かってみる/図書館などで調べる

→情報「カース元のクリーチャーについて」

 あの地域に住み着いているクリーチャーに、オウムのような鳥型のものがいる。雄雌問わずよく喋る。常につがいで行動しているが、カースを生じるのは雄(火力)のみだ。

愛花自身に問いただしに行く

→シーン9へ

「情報収集の起点に戻る」

→シーン5へ

シーン9 情報「愛花自身について」

彼女は保健室のベッドの上で、すっかり意気消沈して青い顔をしていた。

「ごめんね、君に迷惑かけちゃった」

「本当に、本当に飛べると思ったんだ。

ピーターパンみたいに、何もなくても飛べるって・・・」

「これがカースに感染するってことなんだね。

狂気って怖いなー、本当にそう思っちゃうんだもん。

夢と自覚していないときの夢、みたいな」

→カース感染に心当たりはないか

「クリーチャーと接触した心当たり?自分ではないかな・・・

黒き森にはね、ほら、思い出の場所があるから、よく行くんだけど」

「でも、感染したってことは、

気づかないうちにクリーチャーに近づいてしまっていたんだよね。

本当にごめん」

→愛花は飛びたいの?

「そりゃあ飛びたいよ。きっと、カースにかかった欲望も、飛びたい、なんだよね」

「魔導次元に来ることを決めた時から、飛ぶことだけは何としても叶えたくて頑張ってきたから」

「実は、一回帰ろうとも思ったの。でも、私が来た扉は消えちゃってて。

 ドロシー先生が言うには、本当に帰りたいと思ったのなら、きっと扉はまた現れてくれるよ、って・・・

 だから、私はきっと本当は、まだ帰りたくないんだと思う」

→愛花、現実世界で何をしていたの?

「何、突然。今それ関係ある?」

「・・・そっか、帰るかどうか考えるには、現実世界の私とも向き合わないといけないってことか」

「気づかせてくれてありがとう」

→・・・え、そこ黙るん?今聞かせてよ

「はは、そんなに詰められても、話す気はないよ。面白い話じゃないから」

「そうだね、もし、私の気持ちに整理がついて、その時まだ君が私に興味があるって言うんなら・・・話さないこともないかもしれない」

「私の不注意で、君に手間をかけてしまっているのがとても申し訳ないし、

私にはここで待っていることしかできないのが悔しくてたまらないや。

本当にごめんなさい」

「・・・どうせベッドの上で暇だし、眠れそうにもないし、

少し考えてみるよ。

この後どうしていくかとか、色々とね」

「情報収集の起点に戻る」

→シーン5へ

シーン10 「解決に向かう」

あなたは何をしますか?

「割り出したカース事件の元凶であるクリーチャーの元へ向かう」

→あなたは闇の植物や雑魚クリーチャーの群、狭いトンネルなどに悩まされながらも、大きく困ることもなく原因となるクリーチャーの元へ辿り着くことができる。

→シーン11へ

「解決を特対に任せ、事件は解決したものとしてエンディングを迎える」(非戦闘員キャラの場合の救済措置)

→最終戦闘をスキップして、解決後のシーンに飛びます。よろしいですか?

はい

→エンディングへ

いいえ(やっぱり自分で情報収集を続ける)

→シーン5へ

「事件が解決していないものとしてエンディングを迎える」

→シナリオで全く想定していない処理です。ここからはあなたが物語を紡いでください。任せました。

やっぱり情報収集を続ける

→シーン5へ

シーン11 誰かの本音(PC全員、最終戦闘)

最初発見すると、「トビタイ」「トビタイ」「トベルヨ」という声が聞こえる。

2羽の巨大なオウムのようなクリーチャーが、君たちの方に振り向いて、クイッと首を傾げる。

PCが話しかけるなら、それをそのまま返すだろう。

→戦闘開始

※尚、このシナリオには詳細な戦闘データがありません。適宜お好きな演出を挟んでください。

 以下、ギミック概要(だったもの)を置いておきます

2羽は、盾ちゃん(範囲カバー持ち)と火力くん。大魔法は1枚ずつの計2枚だけ(中間で消費する想定)

特技名を、オウムが覚えた”誰か”のセリフにする

「マダマダドリョクガタリナイ」ダイス+1くらい

「ソラハキットキモチイイヨネ」飛行1くらい

「コノセカイニデアエテヨカッタ」シナリオ1回の大バフ

◆エンディング

シーン12 エンディング(PC全員、エンディングその1)

君たちが学園に戻れば、門の前には回復した愛花が待っている。

「みんな、ありがとう。あのまま1人で飛び出してたら、私…今頃……」

「短い間だったけど、楽しかった」

「実は私ね、こっちにくる前、現実世界でやりたいことがあったの」

「挫折しちゃってたんだけどね」

「あっちではね、留学で休学していることになってる」

「でも、わたし、帰らなきゃ。そう決めた」

「きっと、私、小さい頃の魔法への憧れを言い訳にして、現実逃避しただけなんだ」

「こっちにいたって、心が弱いんじゃ、きっとまたカースに感染して迷惑かけたりしちゃうしね」

→それってそんなにやりたいことなの?

「そう、だよ」

「・・・いや、違うかも。でもね、魔導次元に来ても逃げているだけだったから、同じことなんだ。それだったら、まだ才能があるかもしれないあっちで、もう一度頑張ってみるよ」

「・・・それに、ほら、家に帰れば生ハムの原木があるし、みたいにさ、

私は行こうと思えば魔導次元に行けるわけだし」

「もう大丈夫だよ、そう簡単に逃げたりしない」

→飛びたいんじゃなかったのか、諦めるなよ

「そりゃ、飛びたい気持ちはあるよ。

 でも、才能がなかったんだから、しょうがないよね」

「1年必死に練習しても、全く上手くならなかったんだもん」

「それとも、君が私を飛ばせてくれる?」

→一通り話を終えた

「ありがとう」

「今度の日曜日に、旅立つね」

→満足したら

シーン13へ

シーン13 旅立ちの日に

約束した日曜日、見送りにきているPCと愛花は、例の高台に集まっていた。

「ありがとう」

「そうだ、これ」

彼女は一通の手紙だろうか、封筒を取り出す。

「私、その・・・読むかどうかは勝手に決めて。ま、つまらない自伝みたいなもの」

「私の前で読むのはやめてよ、恥ずかしいじゃん」

「それに、いつだって行き来できるんだからさ、また会いに来るし、会いにきてくれたらいいよ」

愛花は木の幹に手を伸ばす。そこに、扉が現れる。

「わぁ、ドロシー先生の言った通りだ・・・!本当に帰りたいと思ったのなら、きっと扉はまた現れてくれるよ、って・・・」

彼女は扉に手を掛ける。

「じゃあ、またね」

強い光が溢れ出したかと思うと、次の瞬間、視界が白に塗り潰され。

あとには、ただの大きな木の幹が残された。

【シナリオ終了】

・・・

手紙の中身かもしれないもの、

またの名をあとがき

お久しぶりです、るかと申します。

劇3限界オタク、エモの閾値が低くて良く泣く子、長文感想書き、コマ・戦闘の流れマップ作成者、質より量の絵描き・・・

あなたはどんなふうに私を認知していてくださっていたんでしょうか。

ともあれ、かつて私と遊んでくださり本当にありがとうございました。

あるいは初めましての方、よくぞここまで中二全開自語ポエムを読破されました。

お疲れ様です。

公式サーバーからは霊圧が消失して久しいですが、ありがたいご縁があり、

ハーベストはちょこちょこと遊んだりファンアートを描いたりして参りました。

この度、ライフステージが1つ進むにあたって、

今よりも更に卓に触れることが難しくなると判断したため、

気持ちの区切りをつけるために、1つ作品を仕上げることを思いつきました。

しかしながら、久々に創作をしてみて、

やはり複数人の化学反応で物語が広がって行く”TRPG”というスタイルが、

私にはピッタリだったんだなと再認識させられました。1人で創作、難しい(´・ω・`)

なので、少しでもマシになるようにと、

未完の物語(シナリオ)の形で書き進めることに決めました。

できることなら回して卒業にしたかったんですけどね……

そこまでの余裕はありませんでした。

空を飛びたい→投身というネタは、元々、3人シナリオ用に温めていたのですが、

感染ギミック・動線が破綻してお蔵入りになっていました。

今回フックだけ流用した形になります。

戦闘が2回あるのもその名残ですね。

今回のシナリオに戦闘データが付いていない理由は、

別に自語りには必要ないなと思ったからです。

あとGMレス用に調整するのとか無理だーとなったからです(データ弱者)

そういえば、登場人物について補足を。

愛花≒私です。

設定は色々雑なフェイクが混ぜてありますが、

あの頃バイトの帰り道に魔導次元に飛べないか考えていたのは本当です。

結果に関わらず、自分ができることをやり切ったと悟ってしまうと途端に興味を失うところとか、それでも若干未練たらしいところなんかは、本当にそっくり。

あ、現実世界のことについて語らない件、かなり引っ張りましたが、特に設定を詰めてないだけです。私のリアルを語りだすわけにもいかんですし。勝手に補完しておいてください(酷い)

特対で出てきてもらった春風さきは、私の1人目のPCです。

お察しのとおり、サンプル1の特対枠でした。

卓参加に踏み切った頃から共にしているのに、ダイスがいつも腐っていたさきちゃん。

大きなターニングポイントとなった卓にも連れて行き、初院進も果たし、

ずっとずっとアイコンに採用している思い出深い子です。

初卓で、楽器弾かせとけばRPしやすいだろ!と楽器サンプルを選んでみたものの、

データもRPもめちゃくちゃ難しく感じたのが懐かしい。

盾無し3人パーティというイレギュラーを、

同卓の皆さんに助けていただき乗り切ったのも、良き思い出。

さて、と。

私は現実世界に帰ります。

仮初の誰かではなく、私自身の人生を歩む。そんな覚悟を決めるタイミングが来たようです。

もうあの頃のように、卓に湯水の如く時間を注ぐことはありません。

・・・が、一生魔導次元に来れない、なんてことはないはずです。

私の大切な”彼ら”は今も魔道次元で生き続けていますし、

何より、ゲートはずっと開かれているんですから。

外部の投稿サービスではなく、公式サイトの機能を使って、

こうして”タイムカプセル”を埋めたのは、

いつか見に戻った時に、何も足跡がないのは寂しいなと思ったからです。

満足、満足。

改めて、この世界で私に出会い、私と共に生きてくれたみなさん。

本当に、ありがとうございました。

この記事を書いた人

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