「美波さん」
「美波さん!」
「美波」
「ふあ…あぁ…」
夢を見ていた。ひどく懐かしい、遠い昔の記憶。彼らと共に過ごしてから、もうどれだけ経っただろうか。
みんなみんな消えてしまったこの世界で、私はまだ生きている。
『彼』の夢を受け継いだのも、私一人になってしまった。それでも、歩き続けた。
クリーチャーでも人間でも、手を伸ばして救えるのなら。そこに理由は要らないのだから。
長い時間をかけて、結果は得られた。クリーチャーの保護について、有意義な成果が得られた……
今日まで駆け抜けて、何だか疲れてしまった。もう少し、休んでいいかな……さっきの続きの夢が、見られますように。
私が一番楽しく生きられた、あの時代の夢を。終わりなき、夢の続きを……
「ふあ…あぁ…」
夢を見ていた。いつかもわからない、遥か未来の夢。何度も共に危機を乗り越えた友達もいなくなった世界の夢。
きっと私に待ち受けている、残酷な運命…それでも。今は、私はこの現実を楽しんでいるから。
『彼』の夢を受け継いで、みんなと力を合わせて。この世界を、少しでも良くするために。
クリーチャーでも人間でも、手を伸ばして救えるのなら。そこに理由は要らないのだから。
長い時間をかけて、進み続ける。クリーチャーの保護という難しい目標ではあるけれど、それでも諦めない。
これからも、みんなと一緒に。みんなとなら、どんな壁も乗り越えられるから。
色々考えているうちに、今日も見えてきた。私が、私でいられる場所。そして、最高の友達!!
「美波さん」
「美波さん!」
「美波」

