ディメンジョン・ホロウ シナリオガイドもどき

目次

◆はじめに

はじめまして。もしくはお久しぶりです。
もしくは毎日お前のことなんかTwitterで目についとるわというパターンもいるでしょうか。

小鳥遊と申します。

ハーベストプレイヤーの方がこの名前をもし見ることがあるとしたら、サイトの自作クリーチャーデータ、次元断裂のコメントのどちらかだと思います。

今回はその「次元断裂」をテストプレイ以来初めて自分で回す機会があったので、回してみて「こうしたらよかった~!」と思ったことを元に、シナリオガイド、解説のようなものを書いて行けたらと思っています。

もしお時間とご興味があればお付き合いください。

※方針とか書いてありますが、こうするのが正解!適切!という話ではないです。
あくまでも私個人のマスタリング方針であり作ったとき・回した時の所感です。
かるーい気持ちで読んでいただけると幸いです。

※当たり前ですがシナリオ「次元断裂」のネタバレを含んでいます。含んでいますっていうかネタバレしかないですので、不都合のある人はブラウザバックをお願いします。

◇PC1のシーン方針

この枠のシーンのメイン目的は「フェリと交流を深める」です。
そのため本当にミドルまでずっと夢の中のシーンです。(現実にはフェリがいませんからね!)

しかし、(PC3と違って)描写してないだけで毎日目を覚まして普通の日常は送っています。
そのことはPLに念を押しておいてもいいかもしれません。
PC3のシーン(ゲームの中だと理解するあたり)を見た勘のいいPLに「PC1の起きてる時にVRや昏睡事件の話題は上がってますか?」と聞かれたら正直に答えていいです。
PC1が認識しているかはさておき話題に上がってはいるはずです。

最終的な目的は「フェリ(クライン)の破壊」です。PC1がフェリを何とか助けようとしてくれていても、破壊する覚悟で臨むとしても、たぶん回るようにはなっている……はず。たぶん。

◆フェリのロール方針

「PCの話(願い・希望)を聞きたがる」「元気」「感情の機微までは理解できない」「自分のこと(+カヅキのこと)は詳しく話さない」などこの辺が主な注意点かと思います。
人外感(?)がたまに出るといいのかも。

PCがあまり話したがりじゃない場合はフェリが質問をするといいと思います。
PC1の嫌なことはしない(「願いを叶える」と反するため)ので、答えたがらない場合は深く追及しないことだけ注意しましょう。
雑談タイムは100の質問的なサムシングを引っ張ってきて「好きな色は?」「好きな料理は?」と当たり障りないことをプレイ時間に響かない程度に聞くといいかと。

好きな料理名を言われて、「それはどんなもの?」ときょとんとして、「調べておくね!」と言ったフェリが次会った時には完璧なその料理をお出しする……みたいな、ちょっと「ん?」ってなるムーブが出来れば完璧です。
カレーとかハンバーグとかの答えが来たら狙い目だと思います。
知らなかったら現代においては少し不思議ですよね。

PC1の前ではとてもシナリオヒロインらしく良い子に仲良しに好きなだけ振る舞っていただいて構いませんが、PC2,3の前に出てくる時は表のフレンドリーさは変わらず、得体の知れない感じが出せるとグーです。
まあどちらも緊迫したシーンの中この子だけが明るく出てくるために異質感は出るんじゃないかとは思います。
PCの空気を読まないで行きましょう。

フェリは基本的に言うことを聞きますし願いを叶えてくれますしクライン内では何でも出来ますが、「カヅキの意(命令)に反すること」は出来ません。PC1以外に「出して」「帰して」と言われてもアクセス系統はカヅキが握っているのでフェリは叶えたくても叶えられません。
ただしフェリにはここから勝手に帰れる人物に心当たりがあります。PC1です。
PCの合流シーンでPC3に「帰りたい」等言われた場合は、「ここから帰る方法を知ってるかもしれない人がいる。もうすぐ来ると思うから待っててほしい。」と伝えるといいです。そこでPC1を合流させて、そのままPC2と詞音のゴタゴタに巻き込んでしまいましょう。
もちろん「ごめんね、そのお願いは聞けないの」としょぼんとするのもアリだとは思います。
ただフェリのこの世界における存在意義は「願いを叶えること」ですので、申し訳なさそうな、不本意な感じが出るといいと思います。

◇PC2のシーン方針

わりと王道正統派枠だと思っているのですがどうでしょう。
ハーベストのGMしたことある人はいつもの「カース事件に大事なコネクションが巻き込まれてしまった!あの子のために事件を調べて原因を突き止め解決するぜ!」という1枠?2枠?その辺のノリで回していただいて大丈夫だと思います。たぶん。

枠のメイン目的は「詞音の救出」です。
「詞音と一緒に結弦のいるクラインに留まりたい」とならないよう、クラインの結弦はただ薄ら笑いを浮かべてるだけの空虚な存在として描写すると吉です。
それでも渋るようであればダメ押しにオープニングフェイズの結弦の回想を思い出した描写をしてください。お前が詞音のことを守ってやれよなください。

実際の学園の状況を観測出来るのはこの枠だけなので、シーン初め(学長室のシーンが多いので学長室に入る前など)に「今学園がどんな空気感か」みたいなのを軽く説明してもいいかもしれません。
オープニングの詞音とのシーンでは、昏睡事件の話題で生徒たちはザワザワしていましたが、ドロシーとアスタロトに呼ばれるシーン(シーン10)の時には、「寝たきりになってしまった生徒があまりに増えすぎて、その話題に触れることは生徒たちの間でタブーとなりつつあった」みたいな、ちょっと状況が悪化してるよ~って感じの1文を挟むとひたすら平和で静かな学園生活が送れている3枠とのギャップが目立ちやすくなるかもと思います。

ちなみに昏睡状態の人々の様子を見るとみんなそれぞれ幸せそうな、満足そうな顔をして眠っています。これも情報として出す場合はアスタロト同席の学長室のシーン(シーン10)がちょうどいいかと。

◆詞音のロール方針

イメージはお嬢様系清楚女子です。
テレビゲームに関しては「あつ森」とか「桃鉄」あたりのメジャーなパーティゲームやバトルのないものをプレイする感じだと思います。

個人的には「結弦・詞音・PC2は学園入学時からずっと一緒」くらいの想定で書いてましたが、入学以前からの幼なじみという設定でも全然問題ありません。というか腹パンぢからはその方が増すと思います。
結弦含め現実世界出身か魔道次元出身かというのも特に定めてませんので、その辺りはPC2に合わせて都合よくいじってもらって大丈夫です。

カースの影響下にある中盤では、結弦への執着のあまりPC2を蔑ろにするようなことを口走っていますが、ミドル戦闘後のPC2とのシーンでは半ば正気に戻りつつあるので、酷い言葉をPC2に対して投げかけたことへの後悔や、PC2に比べて幻の結弦に惑わされてしまった自分の情けなさなどを悔いて謝ります。
精神的にも参っているのでひたすら泣いていると思いますが、エンディングではその分PC2と笑わせてあげてください。

◇PC3のシーン方針

1番作成中に2転3転した枠なので必要な情報が抜け落ちたりしています。実際回してみたら「あの情報あのシーンと一緒に消えてるじゃん」が多々ありました。すみません。

GMサイドの情報としては、3枠はオープニングフェイズからミドル戦闘までずっと「クラインの中」にいます。しかし、PCにはその自覚がなく、ハーベストでいつも通り過ごしていると考えています。
(実はテストプレイ時は、PC3に元の響希の人物像や出来事の記憶などがしっかり備わったままで、ゲームのプレイを始めたという自覚もありました。ゲームに入ってみたら先生や友達に至るまでまんま同じなのに響希だけいない……みたいな展開でした。)

枠のメイン目的は「本物の響希に会うこと」。
夢(本当は現実)の響希と現実(本当は仮想現実)の響希とのギャップに違和感を覚えていく……っていうのがやりたかったです(願望)。
ただ当たり前のことですが、PC3と響希は知り合いでもPLと響希は知り合いではありません。
そのため、セッション前に「コネクションの響希はこういう子です」と本物の響希の性格イメージを伝えておくこと、夢(本当は現実の出来事を思い出している)から覚めた後は「それが現実であることをPCが確信した(思い出した)よ」というのを伝えることが大事かなと思います。
髪飾りを壊した夢のあとには「今まで頭にかかっていたモヤが晴れたように、今までの夢の数々が現実の出来事であること、夢の中の響希こそが自分の知っている響希であること、あの日響希と別れた後、気分転換にゲームをはじめたことを思い出した。」とか言っていいです。

さてPC3のシーンの中で、特にシーン13の始まりがめちゃくちゃ唐突な感じになっています。
これはテストプレイ後どうしようか迷っているうちに提出期限が来てしまい手直しがほとんどされていないためです。本当に申し訳ない。

このシーンはクライン響希がおかしい事に気づいたPC3が本物の響希を探してくれるという謎の想定の元始まっているのですが……そんな都合よくPCが動いてくれないのがTRPGですよね!
現にテストプレイの時も「探しに行く?探しに行くよね?ね?」と言って探してもらいました。
それを解決しないままにして提出してしまい、自分でも繋ぎの不自然さに非常にモヤっていたので今回自分で回すにあたり改変してみました。
以下、改変シーン案です。

シーン13
さすがにあなたの様子がおかしいと感じたのか、響希があなたに訊ねてきた。
「どうしたの?何かあった?」
「私?私はいつも通りでしょう」
「何言ってるの、私は響_キキギギギキギギギギギ」(バグ演出を挟む)
響希の姿、声、確かに今あなたの目の前にいる人間にノイズのようなものが走る。彼女の実像はブレて、幾重もの極彩色に目まぐるしく変わる。まるで電波の悪いテレビやバグの生じたゲームかのような映像を、あなたはその目で、画面などを一切介さずに目の当たりにする。
あなたがそれを異常事態であると理解し冷静になるより早く、あなたの視界は暗転する。

目を閉じたのでもなく、意識を手放したわけでもない。あなたの目はしっかり開いており、意識もはっきりしているにもかかわらず、先ほどまで明るく、学園や生徒の姿があったはずの周りの景色が、文字通り何も見えない暗闇になった。
そしてあなたの目の前にはいつの間にか女の子が立っている。何も見えないような暗闇のはずなのにその女の子だけが周りの空間から浮いたようにくっきり見えていた。
「あー……えっと、うん。これは……落ちちゃったんだね」
「待ってね、今戻すから」
女の子が罰が悪そうな顔ではにかみ、よくわからないことをあなたに言うと、周りの景色が元に戻った。ただし、場所はさきほどまでいた場所ではなく、ハーベストの中庭であった。

「ごめんね?ただ君の記憶を元に再現すればよかったんだけど……。君とヒビキは喧嘩してたみたいだったから。少し手を加えちゃったんだ。でも失敗しちゃったみたい。」
「君の望むように調整するから、どんなヒビキがいいか教えてくれるかな?」
えいっと少女が言うと、君の目の前に空虚な笑みを浮べた響希が現れる。
・キミは誰?と問われる
「私?私はフェリーチェ。フェリって呼んでね!」
・「元の世界に帰してくれ」と言われる
「……この世界、気に入らなかった?よければ、どこが良くなかったか教えてくれるかな」
「そっか……でもごめんね、私の権限じゃ外にだしてあげられなくて……ごめんね」
「あっそうだ!ここを出入り出来る人に心当たりがあるんだ!そろそろその人が来る時間だし、私と一緒にちょっとここで待ってくれる?」

という感じでした。クラインにバグを起こしてみました。バグ演出考えるの楽しかったです。
これで無理やりPC1と合流させました。PC3が強行手段で探しに出てくれなかった時の参考にどうぞ(むしろ探しに出てくれる方が稀有だと思います)。

◆響希のロール方針

まず本物の響希ってどんな子?というのが非常にわかりにくいこのシナリオ。回想でしか喋ってないですからね。
ちなみにテストプレイは回想ですら喋ってなかったそうです。コネクションとは?

響希は少しツンデレ気のある基本元気娘です。やや男勝りな言動をすることもあるかもしれません。
これは私の想定なのでぶっちゃけその辺は趣味に寄ってもらって全然構わない(なぜなら全然喋らないので……)のですが、大事なポイントは「表情が豊かでコロコロ変わる子」であることです。PC3の言動で喜んだり笑ったり怒ったり泣いたりする子です。
そこをもっと丁寧に描きたかったな~という気持ちと、あまり同じようなシーンばかり続いてもPL側が退屈してしまうだろうなという気持ちがせめぎ合ってあのシーン数になっているので、もっと夢のターンを増やして響希との思い出を細かく思い出してもらってもいいですし、ターニングポイント(おそらく髪飾り壊した夢)の前に「キミはあれから何度も響希の夢を見た。響希が楽しそうに笑っている夢、キミと喧嘩して怒っている夢、授業で失敗して悔し泣きしている夢……」みたいな1文で簡潔に描写するだけでもちょっと心象が違ってくるかなと思います。
そこから「しかし毎朝迎えに来るのは、昨日とまったく同じ表情で笑う響希だった。」みたいに続けてもいいですね。落差で風邪引けそうでゾクゾクします。

ちょっと触れましたが、現実の響希とは対照的に、クライン響希はとにかく機械的に、変わらないうっすら笑顔で、簡潔な会話のみをする感じです。
RPGで街のNPCって次のイベントが進むまで同じセリフ言い続けることありませんか?朝お迎えに来る響希のセリフが全く同じなのはそういったイメージです。
ちなみにクライン響希は朝迎えにきますが現実の響希は寮までわざわざ迎えには来ないです。登校中に「おはよ」ってぶつかってくるタイプだと考えてました。クライン響希を作ったフェリが「より仲良しに!」とはりきって作ったために迎えに来るんだと思います。

◆カヅキのロール方針

アマリリス洗脳魔導班の安宿部佳月がこのプログラムをハーベストにばら撒いて事件を引き起こす理由・目的としては「こういった事態・トラブルが起こった時、ハーベストはどの程度対処できるのか」というのを測るためです。
研究費を出させる建前というやつですね!
カヅキ個人の本音は「もう一度恋幸に会いたかった、誰にも邪魔されないところで恋幸と一緒にいたかった」です。

現実の恋幸ちゃんは佳月の恋人でもなんでもなく、ただの女友達でした。
現実の佳月は女の子で、恋多き乙女の恋幸ちゃんは男の子が好きでした。
恋幸ちゃんは恋人になった男子とクリーチャー討伐に出かけて、帰らぬ人となりました。
そしてクラインのカヅキは男の子の姿をしています。そういうことです。

ちなみにフェリの造形モデルは恋幸ちゃんです。カヅキ気持ち悪いですね!

ひねくれて、自分に都合の悪い相手にはとことん冷たく、自分勝手な感じで、テンションは常に低めでロールしてあげるといいと思います。
洗脳魔導班なので周囲の人間を扇動したり、PCに問いかけるときに変な説得力じみたものが出るとめちゃくちゃ好きです。(ただの性癖)

クラインのカヅキはフランクに喋りますが現実の佳月は敬語で喋ります。そのためクライマックス前のブチギレ時は素の敬語が出始めています。気づかれなくてもいい小ネタです。

ハーベストを攻撃することまでは目的にしていないため、生徒たちを簡単に返そうとします。
もうちょっと夢は見ていたいのでフェリを庇おうとしますが、研究に失敗はつきものなのでそこまで執着はしていません。

カヅキが女性であることのフラグが建てたかったので、クライマックス前のフェリの深層意識のシーン(シーン20)の前半にフェリの回想も挟んでみました。↓

キミは周りのよく見えない、真っ暗闇の中にいた。
キミの目の前にスクリーンのようなものが映し出される。

くすんだ桜色の長い髪の女性が、感情のこもらない目をこちらに向けている。
「……起動しましたね」
「はい、マスター。私は……」
「貴方はフェリーチェ。貴方の使命は……わかりますね?」
「私は……人の望むことを叶える、そのためのプログラム……です」
「そうですね、上出来です。」
褒める言葉を述べながら、女性の表情はぴくりともしない。
「ああ、でも。返事は「はい」ではなく「うん」とか「わかった」とか砕けたものを使いなさい。あと敬語も禁止です。私のことも「マスター」などと言わず「カヅキ」と呼び捨てにすること。わかりましたか?」
「……は う、うん!わかった……よ?カヅキ……」
「それでいいです。徐々に慣れなさい。……フェリーチェでは長いので、私も貴方を「フェリ」と呼ぶことにします。」
「……うん!」

(別のスクリーン)
「こうして私が入れたということは、予定通り、一つの次元として成立していますね。次元の細部まで、自由がききますか?フェリ」
「うん!大丈夫……だと思う。予想外の事とか無ければ!」
「……まあ、予想なんてどれだけしてもどうせ足りませんから。気にせず貴方のやるべき事にのみ集中してください。」
「うん!……ねえ、カヅキ。聞いてもいい?」
「なんですか」
「カヅキの願いは、男の子になることだったの?」
画面越しに見えるのは、さっきの女性ではなく、同じくくすんだ桜色の髪を短く切りそろえた少年……キミたちの知っているカヅキだ。
「ここに入ったとき私の姿がこうなったのでそう考えたのですか。……厳密に言えば違いますね。そんなんじゃ、私はずっとここにいたいとは思いませんよ。」
「んん……?わからない……」
「……わからなくていいんですよ、フェリ。お前がそれを理解してしまえば、この世界は終わります。」

(また別のスクリーン)
「……カヅキ」
「どうしました、か……」
「カヅキの望みは、この女の子?」
「……そうです。覗いたんですね」
「うん」
「……それ以上は、あまり考えないように。世界に影響します。望みを知る時も、できれば直接聞いた方がいいかもしれませんね。あまり、人に対して深入りしてはいけません。わかりましたか?」
「…………うん」

(この後にシーン20)

こんな感じにちょっとボス側の情報を増やしてみましたが、ボイセだと長い一人芝居シーンになっちゃうんですよね。テキストで貼り付けて読んでもらってもいいと思います。
無くても全然問題ないシーンです。それでも挟んだのは趣味です。
フェリの口調を直させたのは恋幸ちゃんがめちゃくちゃフランクに喋る子だったからです。カヅキ気持ち悪いですね!

◇戦闘

現環境をよく知らないのと、戦闘2ターンくらいで秒殺されてしまうことが多かったので、劇場版くらいを目標に、5ターン耐久くらいを目標にと作りましたが(本音をぶっちゃけるとデータ考えるの苦手なのでサンプルや劇場版エネミーをベースに適当にシナジーありそうな魔法をぶち込んだだけですが)、自分で思ってたより苦情が来ました。いや身内でしか回らないと考えていた私が悪いですが。
シナリオよりも戦闘を楽しむ人のが多いのかな~とかパラリンのシナリオ来る人なんかめちゃくちゃ玄人だろうな~とかも考えていたので、結構がっつり盾も作っちゃいました。

戦闘がだいぶ長引いて各シーンのアドリブ凝ることができないなんて事態は私も非常に不本意なのでナーフ案を作りました。これでたぶんだいぶ弱くなるはず……たぶん。

〇ミドル
・特殊特技を使わない
・カース魔法を使わない
・単色魔法を使わない
・妨害生徒を減らす(火力を削りたいならAを、さすがに物足りないならBを削る)
・火力PCの火力が足りないなら詞音が盾という設定も削り、AかBどちらか削った方のデータを移し替える。

〇クライマックス
・特殊特技を使わない
・単色魔法を使わない
・カヅキはアイリスを使わない

などなど。
もちろんPCのレベルに合わせて都度都度変更してもらって構いません。もっとナーフしてもいいと思います。
逆にPCに経験点あげてもいいです。私は10点どうぞしましたが20点でもよかったと言われました。院生やないけ。でもめちゃくちゃやった方が楽しいですもんね。それでもいいです。
パーミッションやパラダイムシフトを持ってるPCがいるならカヅキの特殊特技使ったっていいと思います。現にゲファタートート吸われたらグステバステばっかりのカヅキは何も出来なくなりました。
私はキャンペの際セッション中のピンチ時に経験点で防御系特技生えまくった人間なので、ボスに強い特技撃たせてPCに「パラシフ生やしたら」とか「パーミッション生やしたら」とか勧めてしまいますが(極限の状態で新しい能力に目覚めるみたいな展開が好きなんです)、キャラに合わない特技取りたくないみたいな人もきっといますよね。
とにかくその辺りはPC、PLを見ないとわからないので好きに調整してください。

でもなんか風の噂でカヅキまでしっかり倒したみたいな話を聞いたのですが……。
GMさんが上手く調整してくださったのもあると思いますがすごいですね。カヅキに関しては倒させるつもり全く無く作ってました。
ミドルがあんなに固かったのは普通に想定外(なにもかんがえていない)でしたが……。

◇小話とおわりに

◆小話

◎二転三転してるPC3なのですが、一番最初の構想時は「同性の友達を好きになってしまい、その友達に恋人が出来てしまった。気分転換にゲームをした。次に目覚めたら異性になっており好きな友達と恋人になっていた。」という枠でした。
どっかで聞いたことありますね。カヅキです。
これ自分でやるには楽しいけど人にそのロール強いるのなかなかキツイな……と思ってボスに転生しました。
カヅキとフェリには明確にモデルとなった版権キャラクターがいるので、最初の構想のカヅキはその元ネタと同じように「好きな子が死んでしまった世界を受け入れられなくて好きな子と同じ姿を仮想現実でとっている」というキャラでした。

◎「フェリーチェ」はイタリア語で「幸せな」という意味なのですが、これはフェリのモデルの「恋幸」から佳月にとって不都合な「恋」を抜くと「幸」だけが残るからです。カヅキ本当に気持ち悪いですね!
それゆえ恋幸ちゃんの漢字を間違えると破綻してしまうのですが、私はアホなのでめちゃくちゃ「恋雪」と間違えます。
この文章のなかでもどっかで間違えてるかもしれません。なんかそっち(恋雪)のが字面が可愛いじゃないですか。

◎i:Dealは、言わずもがな「理想」という英単語「ideal」から。
最初のiを小文字にするとiPh●ne的なデバイス感出るかなとか、iとdealで分けることで「I deal(with)~」の「(~に)対処する」という意味ともかけられるかなとかそんなようなことしか考えてないです。

◎クラインボトルは「クラインのつぼ」からです。まんまですね。
「クラインのつぼ」は境界も表裏の区別も持たない(2次元)曲面の一種……なんて難しいことは私もよくわからないのですが、この仲間に「メビウスの帯」があります。こちらのがきっと有名ですよね。
これの3次元版が「クラインのつぼ」です。たぶん。厳密には違うのかもしれませんが私はそういう咀嚼をしました。間違っていたらごめんなさい。とりあえずこのシナリオではそういう解釈のもと使われています。
難しいことは考えておらず、それらの図形?曲面の「出口がない」というイメージが合ったので、3次元版の「クラインのつぼ」を英語にしただけです。安直ですね。

◇おわりに

これを読んでいるのは「次元断裂」を遊んでくださった方か回してくださった方だと思います。
どちらにせよ遊んでくださってありがとうございます。まさか身内以外が読むとすら思ってなかったので素直にめちゃくちゃ嬉しかったです。

解説的なものがこんなに長くなったことからわかる通り、書いた人間にしかわからないような簡潔な記述しか無く、欠陥も多いシナリオですが、誰かの楽しかった記憶の一部に少しでもなっていたら嬉しいなと思います。
そして、私が実際回してみて「こうしたらよかった」「これ書いたらよかった」ということをつらつら述べただけの文ですが、これを書いたことで誰でも回しやすくなっていたらいいなあと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

小鳥遊

この記事を書いた人

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