シナリオ本編
魔法学園RPGハーベスト シナリオ 「冷たい兵士」
推奨人数 3人
推奨リベラルアーツ ポケット ルクス ミュート ララバイ ペネトレイト
今回予告
この学園は常に騒がしい。魔法使いたちは、今日もこの場所で学び、遊び、そして戦う。
しかしそんな喧噪の中には、時々悪意が入り込む。
次々と消えていく魔法使いたち。彼らは、果たしてどこにいるのか。
魔法学園RPGハーベスト「冷たい兵士」
魔法の時間は、まだ終わらない。
◆シナリオハンドアウト
PC1 コネクション:ドロシー・フロム・オズ 推奨関係 自由
君は魔法学園ハーベストの学生だ。かつてドロシーに導かれ、この学園にやってきた。ある日、ドロシーからこの学園の生徒が相次いで行方知れずになっているという話を聞く。彼らは皆、「魔導研鑽競技会」(通称:「魔研会」)という小規模ながらも毎回ある程度の人数が参加する魔法決闘の大会に出場していたらしい。君はドロシーに協力を仰がれ、事件に関わることになる。
PC2 コネクション:戸波エレン 推奨関係 自由
君は魔法学園ハーベストの学生だ。君は先日「魔研会」に出場し、優秀な成績を収めた。君はその大会で戸波エレンと戦い、彼女と打ち解ける。しかし、その彼女が突然行方不明になったという。君は彼女を探すため、事件に足を踏み入れる。
PC3 コネクション:フリード・フィリップス 推奨関係 自由
君は魔法学園ハーベストの学生だ。君は以前生徒会長であるフリード・フィリップスの手伝いとして、「魔研会」の開催に携わっていた。しかしある日、君はフリードからその大会の出場者が相次いで姿を消しているという話を聞く。君は大会に関わっていた者の責任として、事件の解決に動く。
「戸波エレン」
数少ない機械魔法学科の女子生徒。金髪で三つ編み。性格は活発で明るい。機械いじりが趣味で、よくツナギを着ている。主体属性は水と風であり、相手にバッドステータスを与えて弱らせる攻撃を得意とする。
オープニングフェイズ
シーン1:学長からの依頼(PC1)
PC1はある日、突然ドロシーに呼び出される。それ自体は珍しい事でも無かったが、今回はどうも真面目な用事なようだ。彼女は君が来ると、挨拶もそこそこに本題に移った。
「急にごめんね。来てくれてありがとう。」
「キミ、『魔研会』って聞いたことある?」
「『魔導研鑽競技会』って言ってね、毎年生徒たちが主体になって開催している魔法決闘のトーナメント大会の一つなんだよ。あんまり規模は大きくないんだけど、飛び入り参加も自由だから毎回色々な人が参加していて、見てるだけでも面白いんだ。」
「それに、一般公開もしてるから、毎年結構にぎわうんだよ。」
「それで、この間第246回が開かれて、それ自体は大成功で終わったんだけど……その大会に参加した人たちが、今何人も行方不明になっているみたいなの。」
「管理ゲートがあるから、この世界にはいるはずなんだけど……。」
「もし彼らがカースに感染しているなら大抵の場合欲望のままに行動するようになるから、何かしらの痕跡を残しているはずなんだけど、今回はそれが無いの。……何だか、すごく嫌な予感がする。」
「それにこのことが学園全体に知れ渡ったら、学園の皆が不安になってしまう。この事件は、今すぐにでも解決しなきゃいけない。」
「それで、この事件の解決に、キミも協力してほしいんだ。……お願い、できるかな?」
「ありがとう! じゃあ、このことはあんまり人に言わないようにしてね。」
「……なんだか不思議だね。キミがいれば、どんな事件でも解決できるって気がするよ。」
シーン2:戸波との出会い(回想)
PC2の回想シーン。先日、君は「魔研会」に出場し、その時の対戦相手の一人だった戸波エレンと打ち解ける。
「お疲れさまー。PC2(くん/ちゃん)、だっけ?君強いんだねー!あたしも自信あったんだけど、すっかり負けちゃったよー!」
「あたし、機械魔導学科2年の戸波エレンっていうんだ!よろしくね!」
シーン3:消えた友人(PC2)
戸波が最近学園に来ていないようで、PC2は彼女を心配していた。そんな折、君は偶然とある噂を耳にする。
生徒A「なあ、聞いた?『魔研会』の出場選手が、相次いで失踪してるって話……。」
生徒B「なんだよそれ。知らねえぞ。どうせ向こうの世界に帰ってるとかじゃねえのか?」
A「いや、それなら何かしら行方を知ってる人がいないとおかしいと思うんだけど……。」
B「あー……、まあそっか。……ならよ……大会の実行委員が関わっているんじゃねえか?」
A「は!?実行委員って……生徒会長のことか!?」
B「俺さあ、前からあいつのこと怪しいと思ってたんだよ。生徒会長っていう権限を利用して、色々と黒いことやってるんじゃねえのか?」
A「……うーん。そうなのかなあ……。」
彼らがそんな話をしているところに、フリードがやってくる。
フリード「……僕らはそんなことはしていないよ。信じてもらえないかもしれないけれど。」
B「げっ!生徒会長……!お、おい行くぞ……!」
A「お、おい!待ってくれよ!」
AとBはばつが悪そうに立ち去る。
フ「ふう、どうしたものかな……。」
フリードはそこで近くにいた君に気付く
フ「……あれ、君は確か、PC2……だったかな?『魔研会』に出場してくれていたよね。」
フ「……そうだ、丁度いい。君、一緒に来てくれないか。」
シーン4:生徒会長からの依頼(PC2、PC3)
PC2がフリードに連れられて生徒会室に向かうと、そこには同じくフリードに呼び出されたPC3がいた。
「ああ、PC3。もう来てくれていたのか、ありがとう。もう知っているかもしれないけど、こちらはPC2。『魔研会』に出場してくれていた一人だ。」
「PC2。こっちはPC3だ。僕に協力して『魔研会』の運営に携わってくれていた。」
「それじゃあ、顔合わせはこんな所にして、そろそろ本題に移ろうか。もう分かっているとは思うけど、例の失踪事件のことだ。」
「学園の生徒、それも僕らの関わった『魔研会』の出場選手が相次いで失踪している。」
「まず間違いなく、何らかの事件に巻き込まれているとみていいだろう。」
「そして……僕の考えでは、次に巻き込まれると人が出るとしたら、それはPC2……君の可能性が高い。」
「実は、行方不明になっているのは、『魔研会』で上位まで勝ち残った人たちばかりなんだ。」
「それで、今のところ無事な生徒の中で、一番上位なのはPC2、君だ。」
「もちろん他の選手たちにも気を付けるよう伝えるけれど、君は特に気を付けてほしい。」
「そこでだ、PC3。君にはしばらくの間PC2と行動するようにしてほしいんだ。」
「君たちは強い。もし何かがPC2に起こったとしても、君たち二人ならば大丈夫だと思う。それに、何か起こったとしたら、事件解決の手掛かりになるかもしれない。」
「それに、ドロシー……学長にも協力を仰いだ。彼女も、信頼できる人に協力を頼むそうだ。」
「本当は僕も参加するべきなんだけど、生憎と今は他の行事などの準備に追われているんだ……ごめん。二人とも……危険かもしれないけれど、頼めるかな?」
「ありがとう!それじゃまず、学長たちと合流してほしい。学長室にいるはずだから……。」
シーン5:襲撃、そして集合(PC全員)
PC2とPC3が生徒会室を出て、一度外に出て学長室のある棟に向かっている途中、二人の前に黒いマントを纏った謎の人物が複数音もなく現れる。彼らは一言も発さない上に、フードを目深にかぶっており顔も見えなかったが、自分たちに好意的でないことだけはなぜかはっきりと分かった。気づくと二人は黒いマントの集団に囲まれている。そこに、ドロシーがPC1を連れて空からやってくる。
「そろそろフリードの言ってた二人が来る頃かと思って棟の外で待ってたんだけど、まさかこんなことになってるなんて!」
「さっすがフリード!次にPC2(くん/ちゃん)が狙われるっていう予想は正しかったみたいだね!」
「PC1、みんな、手伝って!彼らを捕まえて、話を聞きださなきゃ!」
手伝ってとはいうものの、手伝いなど必要ないと思わせるほどに一人でマントの人物たちを圧倒するドロシー。それを見ているPCたちの背後に、別のマントの人物が現れる。
「あ!そっちにもいたのね!みんな、そっちはお願い!」
黒マント二人との戦闘に入る。
シーン6:正体
戦闘に勝つと、マントの人物たちはその場に倒れこむ。PC3は、彼らの戦い方には見覚えがあることに気付く。また、PC2は、戦ったうちの片方の人物の戦い方や魔法構成が『魔研会』で戦った戸波エレンのものに思える。
倒れた彼らの体を調べるため体を起こそうとすると、その首が落ち、地面にぶつかって割れてしまう。そしてPCたちは、その落ちた頭は人間のそれではなく、土くれの塊であったことに気付く。彼ら魔力をこめられた土の人形、ゴーレムだったのだ。ともかく、人形だろうとなんだろうと、これが事件の重要な手掛かりになるのは間違いない。そんなとき、割れた頭の中に埋め込まれていたのか、小さな黒い球が地面に落ちて転がった。その球はなぜか内部から時計のような音が聞こえる。どうやらこれは証拠隠滅のために仕込まれていた爆弾のようだ。すでに戦いを終えていたドロシーが「危ない!」と叫ぶ。
ここでPCたちにはリベラルアーツ「ポケット」に挑戦してもらう。
成功すれば転がってきた爆弾を異空間で爆発させられ、頭部以外は無事な状態のゴーレムを回収できる。失敗した場合この後の情報収集がかなり面倒になる。
また成功しても失敗しても、爆弾は全てのゴーレムに仕込まれていたので、それなりに大きな爆発が起こることになる。爆発したゴーレムたちは木っ端みじんになるが、PCたちにも周りにも被害はない。ドロシーが被害を最小限に抑えてくれていたのだ。
「みんな、大丈夫!?怪我はない?」
「よかった……それにしても、まさかゴーレムだったなんて……皆爆発しちゃったし……。大事な手掛かりだったのにな……。」
(成功していた場合)
「……!それ、みんなが戦ってたゴーレム!?守っててくれたんだ!ありがとう!これでそのゴーレムが調べられるね!」
(失敗していた場合)
「でも、しょうがないか。ここに一杯破片が残ってるから、やれるだけ調べてみよっか。」
「ひとまずみんなお疲れ!今日はひとまず帰って、ゆっくり休んでね。」
そう言いながらも、ドロシーはなんだか不安そうな表情を浮かべている。PCがそのことについて聞くと、ドロシーは次のように答える。
「あのゴーレムたちね、一体一体が全く違う魔法を使ってきてたの。あれだけの数をそんな風にバラバラに操るなんて、普通は不可能なんだよね。とんでもない集中力を使うことになるし、それ以前に一人の魔力じゃ全然足りない……。複数犯ってことならそれでいいんだけれど、ゴーレムを扱える人って実はそんなにいないし、もしかしたら…………。」
「ううん、ごめんね。ちゃんと答えるのは、もう少し待ってほしいの。多分、あのゴーレムをちゃんと調べれば、分かることだから……。」
「……それじゃあ、今日はバイバイ。また明日、よろしくね。」
シーン7:情報収集
最初の時点で調べられるのは情報1と2のみ。シーン6でポケットに失敗していた場合、3回分の成功を費やさなければ情報は得られない。
情報1「ゴーレム」
このゴーレムは戸波エレンの魔力を主な原動力として動いていたようだ。その魔力を効率よく使うためか、使う魔法や戦闘のスタイルなどは戸波エレンのそれとほぼ同じように作られていた。ドロシーやPCたちを襲ったゴーレムたちの戦闘スタイルなども全て失踪者のそれとほぼ一致したため、このゴーレムと同じように作られていたと考えられる。ゴーレムの背中には複雑な紋章が刻まれていたことから、それらを操っている人物は紋章魔導学科、あるいはそれに関係する人物であると判明。ある程度以上のダメージを与えることで一時的に動きは止められるが、完全に破壊するか操っている人間をどうにかしない限り基本的には不死身といえる。
情報2「黒い球」
現場に残された破片とその爆破の痕跡から、あの爆弾はカース犯罪結社、アマリリスが新しく開発していた魔力の込められた特別製の物であることが判明。僅かな魔力からでも高い威力を引き出せるので、非戦闘メンバー用の武器として量産されていたようだが、少し前に貯蔵してあった爆弾がごっそりと盗まれたらしい。それと同時に、メンバーの一人が姿を消したため、アマリリスはそのメンバーを追っているようだ。
情報1と情報2を両方開くことで、情報3が調べられるようになる。
情報3「黒幕」
アマリリスから爆弾を盗み出した男の名前はガレム・ドランという。彼はアマリリスのメンバーであったが、実はかつて紋章魔導学科の代表生だった。ゴーレムを扱うことのできる数少ない人物で期待されていた生徒だったが、ある事件がきっかけで学園から姿を消していたそうだ。「魔研会」の観客に彼と似た人物がいたという目撃情報もあり、さらにゴーレムに刻まれていた紋章が、彼が学園にいた頃に使っていたそれとほぼ一致した。彼は現在「黒き森」の奥深くにある洞窟の、さらに奥で身を潜めているようだ。彼の過去については何故か学園に伏せられていたが、学長でさらに紋章魔導学科の主任も兼ねているドロシーなら何か知っているかもしれない。
全ての情報を調べるのに3周以上かかると、ラスボスのゴーレムがより整備され、その体力が30増える。この時点ではペナルティがあるということだけ伝え内容は明かさない。
シーン8:ドロシーの話(PC全員)
PCがドロシーにガレムの過去について聞くと、ドロシーは重い口を開く。
「ガレム・ドラン……彼はね、私がこの世界に連れて来たんだ。私が初めて彼に会った時、彼……大切な人に裏切られたって、なんだかすごくふさぎ込んでいたの……。」
「もう何もかも嫌になったって、そう言ってた……。それで、こっちの世界に来てみないって誘ってみたの。」
「最初は色々戸惑っていたけれど、魔法の才能があったのね。彼はすぐに魔法使いとして成長していった、学科の代表生に選ばれるくらいに。」
「でも、そんな彼を気に入らない生徒も多くて、彼はだんだん嫌がらせを受けるようになってしまったの。それでも、彼は頑張ってより強くなろうとしていたんだけど……。」
「ある日、彼が何年も費やした魔法についての研究成果が横取りされてしまったの。それも、当時彼が一番信頼していた、この学園の講師に。」
「横取りした講師は、そのことが発覚してすぐに追放になったんだけど、その時にはすでに、彼は学園から姿を消してしまっていたの……。」
「私たち、手を尽くして彼を探したんだけど、なかなか足取りがつかめなくて……。いつか、こんなことになっちゃったら、どうしようって思っていたの……。」
「……彼を、止めなきゃ。みんな、協力してくれる?」
シーン9:クルドサック(PC全員)
このシーンは、クルドサックの突破を行うシーンです。
出現するクルドサックは以下の通りです。
1、黒き森 闇の植物 ルクス 3点のダメージ
2、洞窟 コウモリの群れ ミュート、ララバイ 次の戦闘開始時にバッドステータス:衰弱レベル1を付加
3、洞窟奥 行き止まり ルクス、ペネトレイト 成功すれば隠されていた地下への入口が見つかる。失敗するとTPを2点消費。
シーン10:対決(PC全員)
PCたちとドロシーが地下へ続く階段を下っていると、突然天井が開きゴーレムが何体も降ってくる。ドロシーが「危ない!彼ら、また爆発する!」と叫ぶ。
その言葉通り、ゴーレムたちはすぐも全て大爆発を起こす。PCたちには傷一つついていないが、煙が晴れた時にドロシーがいなくなっていることに気付く。そんなPCたちの前に、頬がこけ、目の下に濃い隈のある痩せた男が、不気味に笑いながら現れた。彼こそ、一連の事件の黒幕、ガレム・ドランである。
「……あれで全員追い出せればよかったんだが、ドロシーに邪魔されたな。まあ、大して魔力も割いていないあのゴーレムたちで、あの女を飛ばせただけでも十分とするか。」
「ん?ああ、あいつがどうなったかって?ちょっと改造した爆弾で、遠くに転移させただけだ。あの女を相手取って、正面からやり合って勝てるはずがないからな。」
「……しかし、まさかここまで乗り込まれるとは思わなかったよ。試しにゴーレムたちのみで行かせてみたのは失敗だったな。証拠隠滅の手立ては用意していたのだが……。」
「くそっ、やはりゴーレムには隠密行動は向いていないのか……?」
「……いや、そんなことは無い。ならば、その為に特化したゴーレムを作ればいいだけだ。」「工夫し続ければ、いつかはできる。決して死なず、下らない感情なんかにも左右されない、何より裏切りなど考えもしない……!ハーベストもアマリリスも目じゃない、ゴーレムのみでできた完璧な兵隊が……!」
「俺ならできる……俺にしかできない……もう誰にも邪魔はさせない……!無論、お前たちにもだ!ここで、俺の理想のための実験材料になってもらう!」
「おっと、抵抗しようなんて考えるな?こちらには人質がいることを忘れるなよ……。」
ここで、ガレムは壁に映像を写す。そこには、鎖でつながれた、ボロボロになった戸波エレンなどの失踪者たちの姿。そして……それらを助け出している、ドロシーの姿が映っていた。
「なっ……!?馬鹿な、『白き海』の、ずっと端の方に飛ばしたんだぞ!こんなにすぐ戻ってこられる筈が……!その部屋までだって、一番厳重に罠を仕掛けてあったのに……!」
『……あ、もしかして今、そっちに映ってる?』
「!!」
『みんな、聞こえてる?大丈夫、彼の目が離れてるうちに、失踪した子たちは全員保護したよ。魔力を吸い取られてかなり衰弱してるけれど、命にも別状はないみたい。』
『ただ、ごめんね。ここまで戻ってくるのに結構無理しちゃったから、彼はみんなに任せてもいいかな。大丈夫。みんなだったら、きっと勝てるから。私、信じてる。』
『それから、ねえ、ガレム?』
「……!!」
『……あのね。私は……』
その言葉を最後まで聞かずに、ガレムは画面を叩き割った。
「……今更遅いんだよ。お前が何を言おうと、俺は学園に……この世界に裏切られたんだ!」
「どいつもこいつも信じ切ってる。この世界には夢がある、向こうではできなかったことかできる……って。そんなもの、全部幻だ!」
「こんな世界に、夢も何もない!結局はこっちの人間だって向こうと変わらない、出る杭を打つことしか頭にない!嫉妬だの我欲だのに囚われて下らないことをやるばかりだ!」
「眼を覚まさせてやるんだ、この俺が!邪魔をするな!!」
ガレムがそういうと、またも天井が開き、今までPCたちが見てきたゴーレムよりも一回りも二回りも大きい、巨大なゴーレムが降ってきた。
「こうなれば、お前たちを人質にとって逃げのびてみせる!この最高傑作と、この俺の頭脳さえあれば、何度だってやり直せる!さあ、覚悟しろ!」
ガレム・ドラン、巨大ゴーレムとの戦闘。ガレム・ドランを倒せば。巨大ゴーレムも行動不能になって、戦闘終了となる。
「ちく……しょう………こん、な……。………俺の……夢…………。」
シーン11:エンディング(PC3)
事件の翌日、授業の終わったPC3のもとにフリードがやってくる。
「やあ、PC3。昨日はありがとう。君達のおかげで失踪した生徒たちは皆帰ってきたよ。」
「それにしても、今回の事件は色々考えさせられたよ。」
「犯人……ガレム・ドランは、『魔研会』の試合を見ることで、生徒たちの戦闘のデータを取って、ゴーレムの開発に利用していたそうなんだ。」
「他の、もっと大きな大会じゃなくて『魔研会』を選んだのは、『魔研会』が生徒主催の大会だったから……他の大会より、警備が手薄で、身元が割れにくいって考えたらしい。」
「皆がより強くなる機会になればと思って、歴代の先輩たちから運営を引き継いできたけれど、まさかそんな風に利用されるとは思っていなかった。」
「正直、これから『魔研会』を開催するべきか悩んだんだけどね……出場者や、先生……色んな人から、まだまだ続けてほしいって言ってもらえたんだ。」
「だから、やっぱり来年からも続けたい。色々と改善して、今までよりもずっといい大会にしたい。それには、君の協力が必要だ、PC3。お願いできるかい?」
「ありがとう!それじゃあまず、ちょっと改善案を十個ほど聞いてほしいんだけど……。」
シーン12:エンディング(PC2)
事件の翌日、PC2は戸波エレンに呼ばれて、彼女が寝ている保健室に行く。
エレンは、まだ完全に回復はしていなさそうだが、それでも嬉しそうにPC2を出迎える。
「あ、PC2だ!わざわざ来てくれてありがとうね!」
「えっとね、その……早くお礼、言いたくて。」
「捕まってた時、すごく怖かった……。でも、ドロシーが来てくれて、PC2もここに来てるって聞いた時、ほんとに安心できたの!」
「それで……ね。あたしも、PC2くらい……強くなりたいなって思ったの。だから……。」
「一緒に、特訓とかしたいなって……その……二人で。だ……だめ、かな?」
シーン13:エンディング(PC1)
事件の翌日、PC1はドロシーに呼ばれて、学長室に向かう。
「来てくれてありがとう、昨日はお疲れ。」
「事件が解決したのは、PC1たちのおかげだよ、ありがとね!」
「ガレム……彼は、今学園の地下で拘束されてる。アマリリスとの関わりとか、色々聞かれてるみたい。」
「……彼ね、もともとは、人を守るためのゴーレムを作るって、そう言ってたの。」
「でも、一連の事件のせいで、何も信じられなくなって……それで、あんなことに……。」
「……もし、彼をこの世界に誘わなかったら、彼はあんな風にならなかったのかな……。」
「……そっか。ありがとうね、PC1。」
「あのね、私……この学園、この世界を、本当に誰にとっても夢のある世界にしたい。」
「だから……一緒にいてね、PC1。キミがいればできるって、そんな気がするから。」
エネミーデータ
★中間戦闘
●黒マントA(ゴーレムE-649)主体属性:火・闇 クラス:クリーチャー 大魔法:なし
能力値「アクション:6」「リアクション:3」「リベラル:3」
特技「万物は流転する」消費TP2 Aこのアクションフェイズでの発動ダイス数に+1する。
「汝自身を知れ」消費TP1 A このアクションフェイズでの攻撃力に+3する。
「永遠の相のもとに」消費TP3 A
このアクションフェイズでの攻撃力に+8する。1シーンに1回使用可能
攻2 防0 HP65 TP13 SS3 移動1
魔法「オリジン」「カース」
A「イグニッション」火2
攻撃力+4
A「ファイアボール」火1闇1
攻撃力+2、さらに自分にグッドステータス:興奮レベル1を与える。
R「ビートディフェンス」光1闇1
防御力+2、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
A「ブレイクエンドボム」火1風1地1
攻撃力+4、さらに攻撃範囲に2マス前方とその周囲全方位1マスを追加する。
A「インフェルノドライブ」火1水1闇1
攻撃力+4、さらに対象にバッドステータス:火傷レベル2を与え、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
A「ライトニングボルト」光2闇1
攻撃力+3、さらに攻撃範囲を好きな縦列2つに変更する。
A「ブレイジングキャノン」火3風1
攻撃力+8、さらに対象の防御力を無視してダメージ計算を行う。
A「シューティングスター」光3火1
攻撃力+7、さらに攻撃範囲に戦闘空間の好きな5マスを追加し、攻撃範囲内に味方が居た場合、攻撃力をその味方の数×3点上げる。
C「イビル」呪1闇1
攻撃力+3、さらに今回の発動タイミングで消費しなかったマナを呪属性のマナとして、次の発動タイミングのときに発生させることができる。
C「イレイズ」呪3火1
戦闘空間上の好きなマスを好きなだけ攻撃範囲に加える。また、この魔法の効果で範囲に加えなかったマスの数だけ攻撃力を上げる。
●黒マントB(ゴーレムE-658)主体属性:水・風 クラス:クリーチャー 大魔法:なし
能力値「アクション:5」「リアクション:4」「リベラル:3」
特技「トロイの木馬」消費TP2 種別A
敵1人の次のアクションフェイズでの発動ダイス数に-1する。
「オーバーライド」消費TP2 種別A このアクションフェイズで敵にバッドステータスを与える場合、そのバッドステータスのレベルを+1する。
「インスタントメソッド」消費TP2 種別A このアクションフェイズの発動タイミングで、自分の使用可能な2レベルの魔法1つをコスト0で発動させることができる。
攻2 防2 HP40 TP10 SS7 移動2
魔法「オリジン」「カース」
A「スチームカーテン」火1水1
攻撃力+1、さらに攻撃範囲を自分の左前、前、右前に変更し、対象にバッドステータス:衰弱レベル1を与える。
A「タービュランス」風2
好きな属性のマナを1つ発生させる。
R「グレイシアリンク」水1闇1
防御力+1、さらに自分にグッドステータス:浄化レベル1を与える。
A「スパイクホライゾン」水2風1
攻撃力+3、さらに攻撃範囲に戦闘空間の好きな2マスを追加する。
A「サンダーストーム」光2水1
攻撃力+3、さらに攻撃範囲を自分の右前、前、左前に変更し、対象にバッドステータス:麻痺レベル2を与える。
A「ブリリアントドレイン」水1地1光1
攻撃力+3、さらに対象1人に与えたダメージ分、自分のHPを回復する。
A「マイグランファーザークロック」水3闇1
攻撃力+7、さらに敵全員が受けているバッドステータスのレベルを全て1上げ、味方全員が受けているグッドステータスのレベルを全て1上げる。
A「ラグナロク」風3水1
攻撃力+7、さらに敵全員にバッドステータス:氷結レベル2とバッドステータス:重圧レベル2を与える。
C「アムネシア」呪1風1
呪属性のマナを3つ発生させる。また、この発動タイミングではもうアムネシアは発動できない。
C「パンデミック」呪3水1
攻撃力+11、さらに対象にバッドステータス:沈黙レベル2、バッドステータス:混乱レベル2、バッドステータス:発狂レベル2を与える。
(戸波エレンの魔力を使って作られたゴーレム)
★最終戦闘
●ガレム・ドラン 主体属性 地・風 クラス:紋章魔導学科(元)大魔法:アスタリスク
能力値 「アクション:7」「リアクション:3」「リベラル:3」
特技「エクスクラメーション」消費TP1 A
自分以外の味方1人の次のリアクションフェイズでの発動ダイス数に+1する。
「クォーテーション」消費TP1 A 味方1人を前後左右いずれか1マス移動させる。
「エンゲージ」消費TP3 種別A このアクションフェイズでの準備タイミングを追加で2回行う。1ラウンドに1回まで使用可能。
アイテム「自分自身の体」攻1 防1HP50+3 TP10 SS5 移動1
自分の好きな能力値に+1。6を超えてもいい。
「特注ローブ」 所持している魔法の発動体の最大HPが3上昇する。
魔法「オリジン」「カース」「ハーベストムーンA」
A「エアロスプラッシュ」風1水1
攻撃力+1、さらに攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスに変更する。
A「デモンズサーキット」風1闇1
攻撃力+1、さらに自分にグッドステータス:俊足レベル1を与える。
R「ダムクリエイション」水1地1
防御力+1、さらにこのリアクションフェイズ終了後、自分の前後左右1マスのオブジェクトが存在していない好きなマスにオブジェクト:カタラクトを召喚する。
A「コールプロミネンス」地2火1
攻撃力+3、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな1マスにオブジェクト:プロミネンスを召喚する。
A「ブリリアントドレイン」水1地1光1
攻撃力+3、さらに対象1人に与えたダメージ分、自分のHPを回復する。
A「ブレイクエンドボム」火1風1地1
攻撃力+4、さらに攻撃範囲に2マス前方とその周囲全方位1マスを追加する。
A「オリジンオブアンビバレンス」光3風1
攻撃力+9、さらに攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスと、前方5マスに固定し、この発動タイミングで、魔法のコストとして使用したマナの数だけ対象のTPを減らす。
A「ドッペルゲンガー」地5 攻撃力+12、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな1マスにオブジェクト:シャドウを召喚する。
C「アムネシア」呪1風1
呪属性のマナを3つ発生させる。また、この発動タイミングではもうアムネシアは発動できない。
C「ヴェノム」呪3地1
攻撃力+11、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな1マスにオブジェクト:グレイブを召喚し、その周囲全方位1マスの好きなマスに敵1人を移動させる。
(彼が戦闘不能となった時、E-665も同時に戦闘不能となる。)
●巨大ゴーレムE-665主体属性 火・光・闇 クラス:クリーチャー
大魔法:アンブレイカブルフォートレス ドロシーインフィニティ
能力値「アクション:5」「リアクション:6」「リベラル:3」
特技「絶対精神」消費TP2 R
このリアクションフェイズでの魔法攻撃の発動者に2点のダメージを与える。
「ライブラリアウト」消費TP3 R
魔法攻撃の範囲に、自分の味方が1人以上居る場合、魔法攻撃の対象を自分1人に変更する。
「トロイの木馬」消費TP2 種別A
敵1人の次のアクションフェイズでの発動ダイス数に-1する。
攻4 防4 HP170 TP35 SS2 移動1 1×2マス(縦1:横2)のオブジェクト。
魔法「オリジン」「アイリス」「カース」
A「イグニッション」火2
攻撃力+4
A「ハイドロハリケーン」水1光1闇1
攻撃力+3、さらに対象にバッドステータス:衰弱レベル2を与え、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
R「アウトレイジ」火1水1
防御力+1、さらに魔法攻撃の発動者にバッドステータス:衰弱レベル1を与える。
R「ビートディフェンス」光1闇1
防御力+2、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
R「デモンズナックル」風1闇1
防御力+1、さらに自分にグッドステータス:興奮レベル1を与える。
R「シャングリラ」水1地1光1
防御力+4、さらに自分以外の味方がいるマスを全て地形:聖域レベル1に変更する。
R「シークレットマテリアル」光2闇1
防御力+4、さらに自分以外の味方全員にグッドステータス:不可知レベル1を与える。
R「ヴォルテックヒート」火3光1 防御力+8、さらに自分の周囲全方位1マスにいる味方以外のオブジェクト全てに5点のダメージを与える。
R「サイクルワール」風3闇1
防御力+7、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル3を与える。
R「アルカディアスアルスマグナ」光5
味方全員の防御力+15し、この発動タイミングでの自分の合計防御力を2倍にしてダメージ計算を行う。
C「イビル」呪1闇1
攻撃力+3、さらに今回の発動タイミングで消費しなかったマナを呪属性のマナとして、次の発動タイミングのときに発生させることができる。
C「ハザード」呪1火1水1
攻撃力+5、さらに攻撃範囲を自分の前後左右1マスに変更し、対象にバッドステータス:火傷レベル2とバッドステータス:氷結レベル2を与える。
(ガレム・ドランが戦闘不能となった時共に戦闘不能となる)
