キャンペーン過ぎ去りし季節のカルテット、第4章【過ぎ去りし春に新しい未来を ~A New Future In Spring~】

目次

シナリオ概要、ハンドアウト 

魔法学園RPG ハーベスト

シナリオ「過ぎ去りし春に新しい未来を ~A New Future In Spring~」

推奨人数 3人

推定時間 6~8時間

推奨リベラルアーツ なし

【初心者対応】

戦闘難易度は初心者向けに製作されてますが、キャンペーンシナリオのため「過ぎ去りし冬に今までにないホリデーを ~Not in the past Winter holidays~」 のクリア後推奨。見学はお断りさせていただきます。

今回予告

月がのぼらない日。

辺りは暗闇に包まれる時間。

得たものを力に進んでいった少年少女の未来は?

そこには”自分の意思などない”という意味を理解した人形たち…彼らは本当の意味での終演を望む。

過去最悪な茶番劇を終わらせるため、最高の演出を君たちに望む。

魔法学園RPGハーベスト

夢の時間は、今終わるとき。

◆シナリオハンドアウト

PC1 コネクション:アイビー&シアン

救済/慈愛

前回君が覚悟を決めて向かった先は、この先待ち受ける悲惨な運命が回り出す前だった。

この時期の黒幕がいるであろう正確な場所もわからない上、常に感じていた違和感もわからず八方塞がりで、その場所に向かう前にシアンが拐われた場合は何もかも知ることができないかもしれないと考えた君は、ひとまずこの時期のアイビーの居場所を知るためドロシー・フロム・オズに相談を行うのだった。

「…どうも。」

「こういうときこそ私にまかせなさーい!」

PC2 コネクション:アイリーン&天使 光翼

救済/慈愛

前回君が覚悟を決めて向かった先は、この先待ち受ける悲惨な運命が回り出す前だった。

黒幕の正確な場所もわからない上、夏までに運命を変えられなかった場合、再びあの未来を迎えてしまう考えるも、君はこの日、不運にも朝から講義の予定が入ってしまっていた。君は突拍子もないこの記憶を先生たちに相談するまもなく講義に向かうと、偶然にもそこにアイリーンの姿をみつけたのを始め、徐々に違和感を感じるようになっていく。

「えぇっと!?なんでわかったの!?」

「…演劇のように、全てが出来すぎてる。」

PC3 コネクション:マルス=フルクト&メーロン=フルクト

救済/慈愛

前回君が覚悟を決めて向かった先は、この先待ち受ける悲惨な運命が回り出す前だった。

現在の黒幕の正確な場所もわからないため記憶を便りに朝、マルスと出会ったあの場所へ向かうことを初め、多くの因果関係を少しずつ断ち切っていくが、徐々に前回と今回にある明らかな違和感。

それからくる疑念や不信感を募らせていく。

「君は…まるで…本当に……」

「君たちの事を優先せざるを得ないな。」

シナリオ本編

  1. シーン0

4月16日の夜

桜散る春のこと。

夏のカース事件やそれより前で知り合うはずの君たちはそれぞれのことを過ごしていました。

PC3もマルスと出会う前日……入学式の1週間後の夜……。

これから出会う人のことや出来事について、その中で散っていく3人の生徒。

唐突に思い出した現実を抱えたまま、それぞれの寮部屋のベッドもしくは布団の上で目覚め、困惑するところから始まります。

持ち物も全て、あのときのままでした。

シーン1

4月17日

朝早く目覚めた君は、マルスと記憶の中で初めてであったあの場所に向かった。

PC3はこの場所で発動体の白い本を一度うっかり忘れ取りに来たマルスの近くを偶然通りかかったときに出会う。

マルスが発動体を忘れた理由は中庭を立ち寄ってたあと、マルが盗み食いの為に食堂への脱走を阻止するためである。

確か昼下がりのことだったはずだが今は朝。

そこには、マルスが周囲を伺うように中庭の茂みに入る姿がある。

【名前を呼んだ場合】

マルス「どうして名前……いやそれよりも……」

(声をかけるとごまかすようにその場を離れる。)

マルス「えっと……ごめん、今、俺は……急いでて……。」

【急に抱きつく、泣き出す、手を握るなど、初対面ではあり得ない行動を取る】

マルス「!えっと、すみません、”僕”はあなたとであったのは今日のはずで…!!?」

マルス「とりあえず、落ち着くまで待ちますから、その……できれば早めに離れてもらえると……。人目もあるし…………。」

【ついていく場合】

マルス「…わかった……。あんまり、ハーベストの事情的にはよくないってわかってるんだけど……」

(別れるフリをして尾行も可能です)

マルスについていくと、そこには紫の体毛を持つ小さな猿がいました。

(イメージはピグミーマーモセット)

カース発生量はほとんど0に等しいですが、クリーチャーの部類です。

マルス「木登りに失敗して、落ちたみたいで……。怪我してるんだ。ほっとけないから治してから逃がそうと思って。」

その姿が、悲惨な未来での、あのクリーチャーに重なって見えてしまう。

あなたは、重なって見えたことは不自然ではない。むしろ、あの小猿こそが未来、シアンとマルスを拐うクリーチャーだと確信する。

ここで、あのクリーチャーをどうしますか?

【見逃す】

小猿は、自分を助けた相手であるマルスの方をじっと見つめたあと、森の奥へ走っていく。

あなたがこの選択に後悔するかはあなた次第だろう。

【殺す、動きを封じる場合】

カース対策委員会で秘密裏に処理されることとなる。

マルスの目の前でやると一瞬、悲しそうな、複雑そうな表情をしてから……

「……ありがとう、クリーチャーに対する説明は受けてるんだけど……。なんか、ごめん……。」

【闇討ち】

あなたの放った魔法は小猿を正確にとらえ、マルスを傷つけることなく倒すことに成功します。

そして小猿は周囲を赤く染めながら絶命します。

(※ショックでしばらく固まり、しばらく学園を休みます。

この場合、マルスは血液恐怖症やクリーチャーにトラウマを抱えることになる。)

シーン2

(4月17日)

PC2は、偶然にも同じ授業に参加するアイリーンの姿を見つける。

彼女は幸運にも忘れ物がなかったようでまじめに授業をうけています。

(天使の姿はありません。)

PC2は思考を巡らせるが彼女に関わることで彼女を助ける術や出来事はずっとこの先。

もし、助けたいのなら夏休み中ずっとあの森にいなければならず、悲惨な未来のことを隠し通して行動するのはかなり非効率だと思うでしょう。

アイリーン、天使は共に5年生のため魔法の扱いもそこそこ上手く、自分の記憶を頼りにすべてを打ち明けた上で本人に気をつけてもらう方がいいのかもしれません。

(ここでPC2とアイリーンの会話する際に伝える内容を整理する時間をおくこと)

PC2が声をかけるとアイリーンは親しげに話しかけます

アイリーン「君は……初めて見る子だね、よろしく!何か私に用があったりする?」

【天使への好意について指摘する】

アイリーン「!?……あれぇ……ど、どうしてわかったのかな……?」

アイリーン「いや、その、嫌って訳じゃないけど改めて自覚すると……恥ずかしくなって来ちゃって……」

アイリーンは漫画やアニメの表現なら、顔を真っ赤にして、ぷしゅう音をたててと蒸発するような感じであからさまに照れ始めます。

【魔法生物たちの森について。】

アイリーン「うん、よくおばあちゃんと一緒にいってて……。何で森のことを君が知ってるの?」

【未来から来た】

アイリーン「……魔法だと時間の行き来は難しいって私も授業で習ったから、信じるのは難しいかなー……」

アイリーン「でも先にあたしのこと知ってるってことは……ちょっとは信じてもいいかな、うん。」

アイリーン「だって、嘘ついてるように思えないんだもん。」

【天使の居場所】

アイリーン「たぶんドロシー先生の授業かアスタロト先生の授業受けてるんじゃないかな?」

アイリーン「無愛想な癖に意外とモテるの…ちょっと嫉妬しちゃうかなぁ…なんちゃって。」

シーン3

PC1は、PC3、PC2が話している間、HSNについて探ろうとしますが、肝心のなんの以来を受けたのかがわからないため、二人を探すことは叶いませんでした。

そのため、魔銃魔導学科と魔剣魔導学科の先生と会話したかったのですが、それもたまたま授業中と運が悪く、PC1はひとまずドロシーの元へむかうことにします。

おそらくPCはドロシーは膨大な魔力を持つからこそ、仮にも時を超えてしまった自分達の相談相手として最適であると考えたのでしょう。

PC1が学長室に向かうと、ドロシーは『フルーツバスケット 2nd season』を見ていましたが、君に気づくとすぐに、君の方を見ます。

ドロシー「あっPC1!入学おめでとう!新学期そうそうなにかあったの?」

【タイムスリップのことを伝える。】

ドロシー「……それ、本当なの?」

ドロシー「その……君たちが過ごしてきた1年はどうだった?」

ドロシー「そっか……私、ううん…今は前を向かないと!」

ドロシー「君たちは2回目のチャンスをくれたからきっと大丈夫だよ!今度こそ守りたい。」

ドロシー「だから、私一人じゃできなかったこともお願いするね?」

ドロシー「シアンとアイビーについてはフリードに話を通しておくから、君たちがその二人が受けるはずだったHSNの依頼を解決すればいいんだよ!」

ドロシー「任せて。今月の雑務はカントに押し付けるから!」

PC1がそういって、胸をはるドロシーを見ていると、少女が恐怖のなか、絞り出すような掠れた声が聞こえます。

??「……気づいて……!」

※PC1がドロシーに向かってその事をいっても、「私はなにもいってないよ?」と 返されるだけです。

疑問の中、PC1は再び全員の集合場所に向かうのでした。

シーン4

PCの情報共有およびそれぞれの電話番号の共有シーン。

シーン5

授業が終わった直後、そのままPC3は本…”カインとアベル”を読んでいるだろうメーロンの元に向かうだろう。

【急に抱きつく、泣き出す、手を握るなど、初対面ではあり得ない行動を取る】

「っ……!?急にどうしたんだ?…とりあえずあんた、もう少ししたら落ち着けるか?」

メーロンはPC3が落ち着くまで、背中をさする、ハンカチを貸すなど紳士的な行動をとる。

「落ち着いたな?…話を、聞かせてくれないか?」

「まだ魔導警察の巡査だが、それなりの技量はあるつもりだ。少しでも気が楽になるなら相談に乗ろう。」

【マルスと兄弟であることを言う】

「そのことをどこで聞いた?ドロシーと魔導警察の上層部しか知らないはずだ。」

「……参ったな…エルプズュンテの件より優先するほかない…」

「(メーロンは少し考え込み)組織全体を動かすのは無理だが、個人では調査する。情報提供感謝する。」

【また会わないかと提案する】

「なら、明日で構わないか?そのときには、時間がとれる。」

シーン6

4月17日放課後、PC3がメーロンと会話後

アイリーンが君たちを見つけ次第天使の寮部屋に半ば強制的に連行される形で、PCたちはアイリーンに天使を紹介される。

その寮部屋は前回とは違う部屋のようだったため、PC2は見つけることが出来なかったのだろう。

アイリーン「それじゃあ、改めて…私はアイリーン。札魔導学科の5年生なんだ、二人もよろしくね。」

天使「…天使光翼(あまつかこうき)。学科は紋章だ。」

アイリーン「無愛想!!顔が怖い!」

天使「悪かったな、男子寮に3人も無理やりつれてくるどこぞのバカ女のせいで愛想笑いすらできないだけだから安心しろ。」

アイリーン「いーじーわーるー!!」

呆れたようにアイリーンをみているその目は蛇のように瞳孔がたてに割れておらず両方とも青色だ。

天使「………アイリーン、未来から来たと本気で信じてるのか?」

アイリーン「初対面であたしたちのこと分かってたんだよ!絶対にそうだって!!」

天使「聞き込みやあらかじめ調べて来た可能性だってあるだろう、特に過去のことは。」

アイリーン「じゃあ!未来のこと聞こうよ!ねえ!君たちと会ったあと、未来では何してたの?」

無邪気に聞いてきたアイリーンの言葉。

その顔はどんな楽しいことが起きるのだろう?

という顔でした。

PCたちは話しますか?

【話す場合】

君たちが重たい口を開いて話そうとすると天使が急に指をならす。

すると、急にアイリーンが崩れ落ちる。

床に倒れる前に、天使は彼女を受け止めてそこら辺のソファーに横にする。

アイリーン「ふぇっ…」

天使「眠らせたんだ、魔法で。そんなに分かりやすく顔を暗くしてたら嫌でも察する。」

天使「未来に…俺かこいつ、もしくは両方に何かあったんだろう?」

天使「それと、俺がさっきあんなことを言ったのは、あんたらが未来から来たと思い込まされている可能性を捨てきれなかったからだ。」

天使「カース、アマリリス洗脳班、コレクション…可能性を上げればいくらでもある……」

天使「まあ、その記憶とやらが偽物である可能性は低いとは俺は思ってるけどな。」

天使「あいつ、ずっと俺といっしょにいただけあって嘘はつけないけど本音を隠すのは上手くなってんだよ。」

天使「アイリーンの気持ちに気づいたやつ、たぶん校内には、俺とあんたらと一部教員しかいないんじゃないか?」

ここでアイリーンが目を覚ます。

【話さない場合】

アイリーンを一時退出させるだけで内容は同じ

【アイリーンについて触れる場合】

天使「それにたいして今掘り下げるのはやめろ、協力してほしくなっても断るぞ。」

天使「どうしても…ほっとけないんだ、あいつのこと。」

天使「一度、自分を疑った方がいい。」

それを最後にPCたちは退出を余儀なくされる。

天使「…これで、いいんだろ?」

最後に退出したPCのみ、この言葉が聞こえる。

シーン7

4月18日

放課後、3人の元にフリードから、シアンとアイビーがあるHSNの依頼を受けようとしているというメールが届いたため、pcたちは時間通りに集まることとなります。

そこ到着するころにはアイビーの姿と、水色に紺色のメッシュでボブカットの髪型が特徴の剣を持った少女がいました。

シアン「あのフリードがこういうミスなんて珍しいよね、まさかの手配ミスなんてさ。」

アイビー「依頼は依頼でしょ?姉さん。彼だって忙しいみたいだし、幸い報酬は全員分出るんだからいつもどおりやれば大丈夫だよ。」

※君たちが知るよりも遥かに明るい表情のアイビーに戸惑うそぶりを見せても、いつも通りと答え、ふしぎがるだけです。

それで、人数も揃ったしいこう。というところで颯爽と赤い猫耳頭巾の少女がシアンと衝突し、互いに尻餅をつきます

??「ああああ!ど、どいてー!!」

シアン「フギャッ!!」

アイビー「あっ」

??「いったたた……えーと、ちょーっと聞きたいことがあるんだけど、予知夢についての噂を知らない?」

??「そっかー……うーん……とりあえず私急いでるからまた今度!!」

シアン「えーと、あの子はなんだったんだろうね……?」

アイビー「さあ?」

シアン「とりあえず、気を取り直して…レッツゴー!」

シーン8情報収集

1ー1【シアンがさらわれたタイミングはいつ?】

前回の情報から、15時頃に依頼完了直後、おそらく黒い森で二人がクリーチャーに囲まれかけたときに、常にいっしょにいたアイビーが応援を呼ぶために離脱。

その後、16時頃シアンの姿はなかったため、その間に拐われたと考えられる。

(1ー2、1ー3が調べられるようになる。)

1ー2【二人が襲われたクリーチャー】

向かっている付近および、時間帯はウェアウルフが発生しやすいことが判明。

特にその厄介な毛皮に二人が苦戦したと考えれば可能性は高いだろう。

1ー3【前回、シアンが拐われた先】

前回の情報と時期を照らし合わせおおよそを割り出すと、[魔法生物の森]付近にあると思われるが現在の状況では範囲が広すぎるため場所の特定はほぼ困難である。

シーン9

依頼を達成できたかはリベラルアーツで判定。

シアン「ふー、終わった…」

アイビー「!なにか来る!!」

中間VSウェアウルフ

アイビー「今回は、君たちがいてたすかったよ、その…ありがとう。」

シアン「へー、珍し、アイビーいつからそんな素直に?」

アイビー「っ~~!!姉さんは早く返り血がついた服を洗うために変えるよ!!前カース特対に報告したいからって全身血まみれのまま夜中歩き回ってたせいで変な噂が立ってるんだよ!!」

シアン「あ、誤魔化した。まあ、ちょっと気になるし確かに洗わないとね。」

アイビー「姉さん!!」

シーン10マスターシーン

有り余る無限の魔力をつかって、その代わりにようやく動き出す生徒に声をかけたが、その反応をみて私はひどく落胆した。

「そんな…あいつの狙いは…」

ああ、そういうことなんだね…

まだ終わらせてくれないの?

「ねえ!このままじゃだめ!!」

大事な生徒に自身の声が届かない、あいつの魔力は私に関する認知を意図的に操っているらしい。

それほどまでに力を回復させたと言うのなら…

また、恐ろしくなって声が震えた。

「お願い…気づいて…」

「私…ずっと近くにいるから、絶対に…守るから…」

あいつの気配が消え去っている…自身が壊した残骸を片付けながら声をかけ続けた。

そのあいつ……私の敵の名前は……

シーン11

18日の17時。

HSNの依頼報酬を受け取り、シアンとアイビーと別れた君たちのところに一人の青年が歩いてくる。

黒い服、紺色の髪に白いメッシュの青年。

彼の手には前回の夏に、君たちが手に取ったことのある、結界やクリーチャーについての本を抱えていた。

メーロンです。

【PC3と待ち合わせてた場合を想定】

メーロン「待たせたか?」

メーロン「PC3と…同じくハーベストの生徒か。ここにいる全員は、例のことについて知っているな?」

メーロン「…ここで立ち話も落ち着けないだろうし行きつけのカフェでゆっくり聞こう。特に、マルスについてはな。」

シーン12

メーロン「ここだ。それぞれ好きなものを…手持ち的に一品とドリンクセットだけだが、頼んで良い。」

メーロン「さて、料理が来たら本題に入ろう。」

君たちが運ばれた料理を頂きながら、前回についての話が終わったあと、メーロンは納得したような、またかなり罰の悪そうな顔をする。

メーロン「…いろいろ言いたいことはあるが前回の俺が申し訳ない…というか、前回の俺は完全にかませ犬だ…。」

メーロン「カント先生に散々、夢中になると回りが見えなくなりそうで心配だと言われてたが…納得した。」

メーロン「さて、こっちのはなしをおいといて…一点気になったことがある。」

メーロン「ゲイル・ワーグナーという人物は先日17日に、クリーチャー及びカース取り扱い違反で逮捕されている。」

メーロン「…君たちが本当に未来から来たなんてはなしを本当とするのなら、もう一人未来を知る人間がいるとしか考えられない。」

メーロン「もしくは概念魔導研究科のシヴュラ先生が占いで君たちのことを当てて、それを伝えた人物がいる可能性が高い。」

メーロン「…どちらにせよ一度シヴュラにあっておく必要があるんじゃないか?

本当に元凶は消えたのか、本当に未来だったのか、本当にこの事件はゲイル・ワーグナーのみが黒幕だったのか。」

メーロン「どんなことでも、確認や検証は大事だ。それこそ、前に不意打ちで倒れた俺も言えたことじゃないが。」

メーロン「情報の提供、魔導警察として、俺個人として、両方の意味で感謝する。」

シーン13情報収集フェイズ2

2ー1【ゲイルの居場所】

PCたちが調べた結果、ゲイルを捕まえたのは既にドロシー・フロム・オズであることがわかったが、PCの記憶ではドロシーが外出した記憶はない。

2ー2【PCの出会ったドロシーについて。】

PC1が過去について相談していたその時間、皆に聞き込みをするとドロシーは紋章魔導学科の授業を行っていたという。

ではPCの出会ったドロシーは一体なんなのか?

3ー1【情報の真偽】

君たちの覚えている限りの記憶や情報に何一つ不一致な物は存在しないどころか、そこで得た魔法の経験も残っていたため正解であるとしかいいようが無かった。

ただ、君たちが未来の人間であることを証明できるものは何一つ存在しない。

3ー2【自分を疑え?】

PCたちは本当に過去から来たのか?

この問いに答えられるのは100%当たる占いができるという、元札魔導学科主任のシヴュラただ一人しかいないだろう。

メーロンのいう通りに…あってみるほかない

シーン14

君たちがシヴュラにあう、という結論を出した瞬間、HSNでぶつかった猫耳の赤フードの少女が声をかける。

??「あ、いた!!」

??「どういうわけかシヴュラ先生に呼ばれてるみたいだし行ってみて!」

??「私は前のことで忙しいからまた!!」

そういって少女は走り出そうとしますが、君たちは今シヴュラがどこにいるのか知らないため、彼女を呼び止めるしかありません。

??「えっ?なに?」

??「場所が分からない!?」

??「はぁ…わかった、つれてくね。」

??「私はきりん。赤座きりんだよ!時と場合によっては報酬で私の手伝いしてもらうから!」

君たちはこうして彼女によってとある部屋に連れていかれた。

シーン15

4月18日夜の9時ごろ

きりん「失礼しまーす。赤座、ただいま戻りました、」

シヴュラ「やあ、”5人”ともよく来たね。呼び出しに答えてくれて助かるよ。」

シヴュラ「うん…これは不味い。それでもポリシーを破るわけには行かなかったから仕方ないかな。」

きりん「『占い師は自分のことを占ってはいけない』っていうあれですか?それで、なにが不味いと??」

シヴュラ「簡潔にいうと、PCたちはカース感染している。そのカースは7つの大罪の物で僕が把握できる人数でも10人だ」

きりん「え、えええ!?大事件じゃないですか!?」

シヴュラ「幸い発症していても本当に軽度で理性を保てているようだけどね。

この事件は僕が自身の未来のことを占っていたら簡単に防げてただろう。」

シヴュラ「やっかいなことに…このカース事件はコレクション事件で、きりんが追っている悪夢の門に関連があるみたいだ。」

シヴュラ「…さて、今回は占わずにこの事件を終息に終わらせるのは不可能に近い。

まずは誰がそのコレクションの封印と討伐に向かうかだ。」

シヴュラは22枚の大アルカナのみのタロットカードを取り出しそれぞれのカードを混ぜ合わせ、決まった形におく。

シヴュラ「この占いは状況を打破するための暗示もある。

ここに3つの山があるから、PC3、PC2、PC1の順番で、それぞれの山から1枚絵柄を見ずに適当に引いてくれ。」

君たちが指示の通りにカードを引く。

引いたカードには、

“正しい向き”の”悪魔”

“逆さま向き”の”運命の輪”

“正しい向き”の”吊るし人”

の順番でした。

シヴュラ「なるほど、君たちが引いたカードを最初から説明すると、今の状況、これからの状況、一番近い試練の突破の仕方さ。」

シヴュラ「君たちは今のままでは希望は見えない、それどころか一見悪化していくだろう。」

シヴュラ「だけれども、最後に引いた吊るし人は”最後まで諦めない”という暗示がある。

耐え続けることでチャンスが必ずやって来るんだ。君たちの行動次第でね。」

シヴュラ「そうだね、救うつもりだった彼らも巻き込んでしまうのも手だと思う。彼らの運命はそこまで柔じゃないから、きっと助けになってくれるさ。」

キリン「なら赤座キリン!私もいきます!」

シヴュラ「いや、キリンはここで待っていて。少し話がある。

作戦と詳細は君たちが彼らをつれて来てからさせてもらうよ。」

シーン16

最悪に備えて、シヴュラの言うカース感染者を割り出すために、話し合いを想定。

その結論が出たら4月19日を想定した、合流シーンを各自時間、場所を自由に想定して行います。

なぜか用意されていた電話番号やメールで済ませてもよいでしょう。

※答えおよび想定は、PCと出会った6名とキリンの10名がカース感染者です。

あまりにもPLが迷うようでしたらgmの方が種明かししてください。

シーン17

4月19日

9人がそろってシヴュラのもとに向かうと、そこにはアスタロト、イマヌエルの姿もあった。

シヴュラ「お疲れ様、さて…全員いるね。」

シヴュラ「答え合わせをするならPC1たちが一次感染者、その他6人は二次感染者だ。」

シヴュラ「赤座きりんはシアンと衝突したさいに感染してしまってることがわかったからね、君たちのことに気づけたのは彼女のお陰でもある。」

シヴュラ「そして君たち3人は未来から来たと思わされているだけなんだ。」

シヴュラ「君たちが見届けて来た世界は、入学式から起こるかも知れなかった世界…要するに予知夢さ。」

(PCたちが落ち着いたら話を進めていく。)

シヴュラ「まず、僕たちが追っている魔導具(魔道具)の暴走によって起きている事件について話そう」

【ここでコレクションの説明が求められた場合】

(続き文)

シヴュラ「僕たちが探している魔導具(コレクション)は、トーア・アルプ・トラオム。さまざまな運命を周囲の人間に夢として見せるための道具だったといわれている。」

シヴュラ「道具だった…今は何者かの手によって7つの大罪であるレヴィアタンの欠片が組み込まれていたけどね。

だから、夢魔の門だなんて呼ばれてる」

ここでアスタロトが言葉を紡ぐ。

アスタロト「レヴィアタンの能力に、寄生した生物の見る夢をもとに自身のマナを増幅させる能力があることはわかるな?」

アスタロト「その原理は…今は仮説でしかないが、無意識の領域に繋がりを作ることで行う。」

アスタロト「つまり、通常のカース感染領域である個人的無意識の下、集合的無意識の領域に繋がりを作られた場合、多人数の夢から同時にマナへ変換が可能となる。」

イマヌエル「また、夢は多くの現実世界の哲学者が解明してる通り、最も集合的無意識の領域に近い。」

イマヌエル「予知夢という形で集合的無意識に介入できる、トーアアルプトラオムの効果とレヴィアタンの能力が合致してしまったと考えれば、事の重大さがわかるだろう。」

シヴュラ「そこで、君たちには自ら無意識の領域から、レヴィアタンの欠片である思念体を叩いてもらいたい。」

シヴュラ「君たちにはわからないかもしれないけども、ドロシー・フロム・オズが容易に近づけなくなるほどにはそれは力を蓄えている。」

シヴュラ「僕たちと赤座きりんは直接その場に向かい、外からコレクションそのものを、君たちは中から7つの大罪、嫉妬のレヴィアタンを。」

シヴュラ「これはドロシー・フロム・オズ、彼女の作戦でもある。」

シヴュラ「ここで断ってしまえば、悪夢から目覚めるというチャンスは失われることになるだろう。」

シヴュラ「覚悟が出来たなら、…早速始めよう。」

シーン18ラストクルドサック

夢の奥底へ。

君たちはイマヌエルやシヴュラの指導のもと深い眠りへとついた。

そこはただ思い描く普段の夢。

PCや他の6人はそれぞれ自分の夢という個人的無意識の領域から集合的無意識の領域に向かう。(各自演出やRPを行ってもかまいません)

予備知識補正もありリベラル+2、最大値6で全員がそれぞれで判定。

1幸せな夢

イマヌエル「きっと、レヴィアタンは自身の存在までたどり着かせないために、理想の世界を夢にみさせるだろう。」

イマヌエル「それでも、目的を忘れるな。理性を手放すときは今ではない。」

現実と向き合う

失敗で衰弱2

2悪夢

シヴュラ「悪夢は意思が無意識の深い領域に最も近い場所にたどり着いた証さ。」

シヴュラ「トラウマは君の目的とは関係ない、前を見て進むんだ。」

トラウマを振り払う

失敗で狼狽3混乱1

3永遠に続く虚無

アスタロト「集合的無意識は人間が本来たどり着く領域ではない。」

アスタロト「最悪の場合迷い、戻れなくなる可能性もあるが、今回はレヴィアタンという異物が道しるべとなる。戻るときの心配もいらない。」

レヴィアタンの元へたどり着く

失敗で盲目レベル3

シーン19

君たちがたどり着いた悪夢の先は、本当の意味での終焉。

辺りには暗闇のみが広がる。

「へぇ?わざわざ敵地に足を踏み込むだなんて…」

暗闇からあのときの黒猫が現れた。

??「しかも9人も!ワタシの夢…レヴィアタンの悪夢を見に来てくれたのか?キシシ」

黒猫は巨大な門へと姿を変え、門が開いた先に青い人影のような物が現れる。

それはシルエットのみの道化のような悪魔で、顔の部分は笑顔を浮かべていた。

レヴィアタン「お前らがここに来れる地点で、ワタシのカースに感染しているとわかってるはずだろう?」

レヴィアタン「かつてのワタシにはまだ届かないが、膨大な魔力を手に入れたも同然!お前らをもう一度夢の世界に泳がせればワタシは更に力を得る!!」

レヴィアタン「お前らのカースを発症しそうになったら症状を押さえてと言うように、コントロールしてるのはこのワタシ。」

レヴィアタン「今すぐキャストとして眠りに落ちてもらおうか、キシシ…」

レヴィアタンが笑うと周囲にカースが満ち、だんだんと目蓋が重くなる、ことはなかった。

レヴィアタン「!?なぜだ!確かに、ここはワタシの世界…、お前らはワタシその物に取り込まれたも同然…」

レヴィアタン「何故、何故誰一人、夢を見ていたいというカースを発症しない?」

それぞれの憤りや思いが、用意された悪夢を否定する。

(ラストの戦闘bgmはここで流すとよい)

マルス「僕が…僕らが見ていたい夢はこんな悪夢じゃない!!……絶対に認めない。」

メーロン「…そうだな…本当に見たい夢は、とっくの昔に決めている。」

天使「悪夢を何度も見続ける必要はない、つかんで見せるさ、現実でもな。」

アイリーン「一世一代の大舞台で、こーんな盛大な夢を見るならなら、あたしたちが主役のはずだよ!」

シアン「なら私たちが一番期待してる人に最高の舞台を整えるしかない!全力でサポートするよ!」

アイビー「もちろん、ここまで来たなら…最後まで決めてくれるよね?みんなも。」

(ここでpcたちがレヴィアタンへ発動体を前に構える演出が入るときれいです。)

レヴィアタン「嘘だ、嘘だ嘘だ嘘ダウソダウソダ!オマエラガ、ココマデ回復シタ、ワタシノ意思ヲ凌駕スルダト!?」

レヴィアタン「ナラ!!無理ヤリデモ、オマエラヲ、ブッタオシテデモシタガワセテヤル!!」

レヴィアタンは自身の対抗手段として、6体のマリオネットを、マルス、メーロン、天使、アイリーン、シアン、アイビー、それぞれに差し向けた。

レヴィアタンの残留思念が組み込まれた門そのものは、PCたちの前に立ちはだかる。

レヴィアタン「キサマラサンニンハ、モウイチドアクムニシズメテヤル!!コノテデ!!」

そこには”自分の意思などない”という意味を理解した人形たち…彼らは本当の意味での終演を望む。

過去最悪な茶番劇を終わらせるため、最高の演出を君たちに望む。

最終戦闘です。

VSレヴィアタン・コレクション。

特殊戦闘ルール

1【捨て身の掛橋】

NPCごとにレベル5魔法と大魔法が設定されており、戦闘範囲の外から、PCたちが任意の発動タイミングで発動出来る。

レベル5魔法を発動した際については、発動を宣言したPCが発動した扱いとして魔法ダメージ、効果の処理を行い、エンハンス化も可能とする。(TP、準備タイミングor補助タイミングを消費しないオリジナルジョーカーと考えていただくと分かりやすいです。)

また、PCの発動体が敵の魔法攻撃で破壊されそうになった場合、レベル5魔法を打ち切ったNPCから優先的に身代わりとなって戦闘空間上のマス外で戦闘離脱の処理をします。

※打つ前にNPCの発動体が破壊されても問題なく上記のレベル5魔法と大魔法は使えます。

また、メーロンのみが院生で儀式魔導学科に所属しているため発動体が破壊されても、発動体、ルーティーンの効果で他戦闘NPCを庇っている想定です。

マルス

・アカシックレコード

・ホイールオブフォーチュン

メーロン

・ラストピリオド

・ディレクトオブオーバーロード

アイリーン

・ヴァイスヴァーサ

・スカーレットコスモス;refrain

天使

・アスタリスク

・ドッペルゲンガー

シアン

・ミスティックアーツ

・ウルフズベイン

アイビー

・シルバーバレット

・アクエリアスミトス

2【カース感染者】

発動タイミングに呪属性マナを1つ発生させ、同時に好きなカースマジックを1つだけ追加で取得する。

1シナリオ一度だけ発動。

ラストシーン

4月19日

長く、激しい戦闘のあと、その場に残されたマリオネットたちは、一斉に攻撃をやめた。

与えられた役割を終え、戦う理由など、はじめからなかったかのように。

マルス「そっか、…君たちは、PCたちが出会った…」

それを遮るように、メーロンが言葉を言う

メーロン「それでも壊さないといけない。…いや…、なにもしなくても壊れてしまうだろう。」

選択の時です。

あなた方を導いていた人形たち…彼らを、今…出きる最大の方法で解放および破壊してください。

(PCたちがそれぞれ大魔法演出)

そして、長い間……5日~6日ほど聞いてなかった元気な少女の声が君たちの耳に届く。

「ドロシーインフィニティー!!」

その声を聞いた君たちは意識が夢の外へと引き戻され、そしてゆっくりと目を見開いた。

※個人エンディングは長くなるためここでシナリオ終了とする。

・最後までセッションに参加した 1点

・シナリオの目的を達成した(長い悪夢から自力で目覚めた)(最悪な未来を回避した) 1点(シナリオの目的が複数設定されている場合には達成された目的の数×1点とする)

・よいロールプレイをした 1点

・他のプレイヤーを助けた 1点

・セッションの進行を助けた 1点

・SNSでハッシュタグ「#魔法学園RPGハーベスト」をつけて、セッションの感想をツイートした 1点

エンディング想定は4月20日以降からです

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