第二話「昼毒」 ~キャンペーンシナリオ「白昼夢」~

目次

第二話「昼毒」:今回予告・ハンドアウト

◆今回予告
きっと、あなたにはわからないでしょう

本当の闇がどれだけ暗いのか

手を伸ばしても届かない光が、
どれほど遠いのか

魔法学園RPGハーベスト
キャンペーン 白昼夢 第二話「昼毒」

そしてみんな、きらめく星になった

 

 

 

 

 

※本シナリオハンドアウトには、第一話「夢知」に関するネタバレがあります。

 

 

 

 

 

◆ハンドアウト
・PC1:関係:紅葉 結
あの事件からもうすぐ一年。君はハーベスト2~3年生の生徒で、今は春休みだ。カース事件から一年、君と結はゆっくりとした時間を過ごしている。ゆいは身体、精神ともに良くなってきており、絵を描いては、よく君に見せてくれる。そんなある日の授業の帰り道、君の前に、あの日、オクーロ村で見た黒いスライムが現れる。その後、君はファリキクス刑事に誘われ、5年前のオクーロ村壊滅事件の調査に協力することになった。

・PC2:アニー・ペキュニア
君はハーベスト3~4年生として潜入しているアマリリススパイだ。今は春休みだが、任務でまだこちらに残っており、表向きの顔として春期講習を取っている。今日も君は購買のバイトでアニーと共に働いていた。そんなある日、アニーが事件に巻き込まれ、生死の境をさまようこととなる。事件に巻き込まれた君は、ファリキクス刑事に誘われるまま、事件の調査に協力することにした。

・PC3:神谷翼、および、ハク(推奨関係:友達、嫌疑、崇拝など)
君はアドヴェント2~3年生の生徒で、今は春休みだ。君は現在、春季のハーベストの講義を受講しており、一時的にまたハーベスト寮で暮らしている。寮に入った君の頭に少女の声が響く。その声は自らをハクと名乗り、君にささやきかけてくる。君は無邪気さか、それとも考えあってか、その声と話してみることにした。

◆NPC紹介
・ファルキクス・フォークス刑事 男 32
深くかぶった帽子、トレンチコートを羽織った、黒髪、右目が黄で左目が紫の30代くらいの怪しい男。自称刑事で、噂を聞く限り実力はあるらしい。ハーベストにはとある事件の調査に来たとのこと。

・エイメン・ブロンジズィーノ 男 56
アドヴェントの先生。講師としては非常にフランクでわかりやすいと評判。魔法の腕も確かで、ヘヴンリィ事件ではよく頼られる。しかし、職業に似合わない豪傑、酒とギャンブル好きで、よく高血圧を起こし病院の世話になる。

 

 

 

 

 

第二話「昼毒」:シナリオ

非公開メモ
オクーロ村事件から5年
アニーが魔導次元に来て7年
ススムが死んで5年(4.5年くらい)

ゆい→15歳
アニー→14歳
翼→17歳

シーン1「お見舞い」(PC1)(3月初めくらい)
前の事件からだいたい一年経ち、君は〇年生になった。
PC1は、結のいる病院にやってきた。お見舞いである。
いつも通り来ると、看護師が迎えてくれる。
「いらっしゃいPC1くん(ちゃん)。来てくれてありがとう。結ちゃんなら、リハビリ中よ。そうだ!良かったら見ていく?」
(OKというと)「そう!」ととても機嫌よく案内してくれる。

看護師さんに連れてこられてリハビリ室までくると、彼女の苦しそうなうめき声が。
「うーん。よいしょ。うーん。よいしょ」彼女は額から汗をかき、苦しそうに眉をひそめながら、リハビリをしていた。「いいじゃんこんなの、魔法が使えれば…」とぶつぶつ文句を言いながらやっている。具体的には、車いすも、松葉づえも、魔法も使わず、スロープで体を支えながら、歩いている。
右足はふつうに靴を履いているが、左足はいまだにギプスをつけている。
そういうところに、君たちが入ってくる。
「ゆいちゃーん。PC1くんが来てくれたわよ」
「え!?」
と彼女はパァァと顔が明るくなり、君の方を見る。
「あ!PC1~!」と控えめに手を振る。
「見に来てくれたの?」
(OKというと)「う、うん。あと10分くらいだから。え~っとよいしょ。よいしょ」
と、先程とはうって変わって、真面目に、ひとことも喋らずにやり始める。

10分くらいすると、終わって、君の方に、松葉づえをついてやって来る。
魔法を使っているので、よろけないし早い。
「ご、ごめんね」
「えーっと…そ、そうだ。なんか食堂で食べてかない? ちょっと食券余っててさ」と言いながらポケットをまさぐる。
「え、えーっとこの辺に…あ!」バサバサバサ…と、彼女のポケットから大量の食券やらレシートが舞い落ちる。いつも適当に突っ込んでいたのだろう。
「あららら…」と慌てるゆい。
「ご、ごめーん。前のやつ捨ててなかったみたい」急いで拾おうとするが、松葉づえをどこにおこうかきょろきょろしている。それでも、何とか広い集めるとゴミ箱に投げ捨てる。
「…あ!」が、食券も一緒に投げ捨ててしまったことに気付き、急いでゴミ箱をあさりなおす。
「あ、あったあったー」
「ごめんね…時間取らせちゃって…い、いこうか?」

(食堂に行く途中)
「えっとーわ、わわたしさ」
「ちょっとPC1にお願いがあって」
「この食券は正当な報酬なんだけど、聞いてくれる?」
「あ、ありがとう」「わたし、本が読んでみたくって。その…学園に関するやつとか、魔法に関するやつとか。ほら、わたしだって学園に通いたいし。ちょっとでも追いついときたいなって」
(良いというと)
「い、いいの? ……ありがとう」
「魔法の教科書とか、学園にある小説とか読んでみたいな」
「そいえば、恋愛小説とか読んだことないな~!どんなんなんだろ!」
→その辺なら学園で借りれることを、PC1は思いついても良い。
(また貸しに抵抗があるPCならドロシーに相談することを進めよう→「プレゼントしてあげなよ~」と言いながら買い物に付き添ってくれる。その前に図書館に行って小説を見繕う展開にすればよい)

シーン2「春季講習」(PC3)(3月初くらい)
PC3はアドヴェントの1~2年生で、今は春休みになる、最後の登校日だ。(課題の提出をちょちょっとしてやることない、みたいなイメージ)
そんな感じでやることも終わり廊下を歩いている。(これから何するつもり?)
歩いていると、曲がり角でおじいちゃん先生とぶつかる。
彼はふらふらしており、酒の匂いがした。
視線を前に戻すと、今度は別の生徒とぶつかりそうになる。
翼「おお、すみません」
と、ぶつかる前になんとか止まれた彼は、神谷翼であった。
「と思ったらPC3ですか。お元気ですか?」
対面して話すとわかったのだが、そんな彼の頬には、目立たないタイプのガーゼが貼られている。
(ガーゼについて聞くと)「ああ、これですか……実は派手に喧嘩をしましてねぇ」
「冗談ですよ。これはこの前、ふらっと登山に行ったときに切ってしまいまして。登山も楽しいですよ、PC3」
「僕も昔……(ちょっとためて)親友に教えてもらうまでは、こういう運動や景色を観る、という楽しみを知らなかったのでね。ぜひとも広めたい」

「そうだ、もうすぐ春休みですが、そのように過ごすか予定などはありますか?」
(あんまない)「おお、そうだ。それならちょうどいい」
(いろいろいう)「おお、良いですね」「それも良いのですが、ひとつ、これも」
「春期講習に出ませんか?」と言った後、彼はいたずらっぽく笑って続ける。
「しかも、ハーベストの春期講習です」
「我々も参加できるようでね。去年、あそこに行ったときと同じく、寮も貸してくれるみたいですよ」
(OKすると)「よし決まり!」
「春休みの中盤くらいからなので、それまでは自由に過ごすと良いでしょう」
「そうだ、山にでも行きます?寒いけど」と冗談っぽく誘ってくる。

シーン3「アマリリスからの連絡」(PC2)(3月初めくらい)
魔法生物(2代目)からの連絡
PC2はもうすぐ3年生になる。今日は春休みに入ってすぐのこと。今日は、寮でゆっくりしているが、何をしている?
そんな感じのことをしていると、コンコンコンと窓を叩く音がする。
そちらを見ると、蝙蝠のような生物がバサバサ飛んでいる。アマリリスからのいつもの連絡だ。
「今大丈夫ですか?」魔法生物から、いつもの少女の声が響く。
「よしよし。ふう、元気かい? PC2。最近の様子はどう?」
「なるほどなぁ」
「それで今回の連絡なんだけど、今後の君の動きについてだ」
「君が前回報告してくれたハクについて調べてみたんだけど……」
「何の成果も!ありませんでした!」
と言った後、すぐにしょぼん…とする。
「という訳なんだ…。まあ、本当に全くという訳ではなくて、セント・エイリスにも人を送って、翼くんと、彼の親友だったけど亡くなった進くんを調べてみたんだけれども。翼くんの親族ですらハクのことを把握していないみたいで…。進くんの方はご親族からちょいちょい聞けたんだけど、まとまった情報にはならなかった」
「そこで、だ」と魔法生物は君に向き直る。
「君にはこれからの学園生活で、ハクを探って欲しい」
「この前は関係ありそうな人って感じだったけど、今回はしっかり調べて欲しいんだ」
「この前の調査とカース事件からもう、一年も経つのにどうして今?と思わないかね」魔法生物は何かあるのか、得意げに言う。
「アドヴェントのスパイからね、とっておきの情報を入手したのさ!なんとだね、あの神谷翼くんと、PC3くん(ちゃん)が、またハーベストに来るらしいっていうじゃないか!」
「そこでだ、PC2にしかできない任務がある」
「翼くん、PC3くん(ちゃん)、あとできれば一年前に事件にかかわっていたPC1くん(ちゃん)も誘って、食事の一つでもしてきてはくれないかね? 学園が休みになったばっかりで悪いんだが、彼らと同じ授業を取り、自然に接触できるようにしてほしい。それで…ハクのことについて、もう一度聞きなおしてほしい。いいかい、できるだけ自然に、だぞ? どうだい、頼めるかね?」
(承諾すると)「よーし!さすがだPC2くん(ちゃん)!ではよろしく」
「質問などあるかね?」
(質問無いなら)そのまま飛び立っていく。

シーン4「ハクとのであい」(PC3)(3月初くらい)
・GM向けの解説
このシーンは短いながらもとてつもなく大切なシーンである。PC3がどのような反応をするのか(敵対的か、好意的か、懐疑的か)に留意しながら進める。なお、このシーンでハクがにおわせていることは、全て事実であると同時に、でたらめである。どういうことかというと、彼女は嘘はつかないが、代わりにでたらめをほのめかす。

・シーン本編
君は春期講習でまたハーベストにやってきた。授業を終え、いつも通り帰宅する(ハーベストの寮を使わせてもらえるので、そこ想定)。
短期で住めるように、家具家電付き、寝具、テレビ、エアコン、こたつまである。
そんな感じで生活を始めると…。どこからともなく、少女の声が響いてくる。
「わぁ…!とっても綺麗なお部屋ですね~」
(何か反応すると)「こんにちは~~。ハクですよ~」と少女は君に語りかけてくる。頭に直接声が響いてくるような奇妙な感覚がある。
(自分のことについて聞かれると)「わたしはハク、妖精みたいなものと思ってください」「わたしはわけあって、ここのお部屋から出られないのです。まあ、あなたが協力してくれれば別なのですが。こほん、という訳で、ふつつかものですが、少しの間よろしくお願いします」
「さて、あなたのお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「まあ、とってもかわいい(かっこいい)お名前。どうぞよろしくお願いします。PC3」
二コリ、と姿は見えないが、シンクの魔法で、笑顔の感情が君に伝わってくる。
(部屋から出るなどの話に突っ込まれると)「ふふふ、それはまたこんどです」
「さて、親愛のしるしに、あなたにプレゼントをしたいのですが、甘いものはお好きでしょうか?」
(答えがどちらでも)「まあ、それは良かった。では、郵便受けを見てください」
PC3が郵便受けを見る。郵便受けは、投かんされたものが直接は地面に落ちず、蓋つきのボックスに入るタイプのやつだ。君が郵便受けの蓋を開けると、一枚の紙がひらりと舞い落ちる。帰ってきたときにはこのようなものは無かった気がするというのに。そして、そこにはこう書かれていた。
(甘いものが好きと言われた場合)『高級シュークリームクーポン 300円が無料!』
(甘いものが好きでないと言われた場合)『引換券 100円までのお菓子5つ パーティーに!』
「これで、おいしいものを食べましょう」
「あら、帰ってきたばっかりでしたっけ。じゃあ、お茶会は明日、さあさあ、座って座って」
というと、君のカバンが魔法の力で宙に浮き、カバン掛けにかかる。さらにふかふかの座椅子が一人でに引かれ、座ってくれといわんばかりに君の方を向く。
「さあさあ」
「欲しいものはなんですか?お茶ですか?コーヒーですか?」
(パーフェクトコミュニケーションしたところでシーン終了)

シーン5「バイト風景」(PC2)
放課後、今日は、バイトの日だ。
アニーも入ってから一年経っており、てきぱきと仕事をこなしている。
今日は、PC2は商品の運び込みをしている。裏方の仕事だ。
店の裏から段ボール箱がこれでもかと届けられる。
それを整理して、特定の場所に置いたり、棚に配置したりしている。魔法器用に使える者なら、そこまで苦労しないだろう。(PC2は器用かな?)
そんな仕事の一環で、君はある箱を開けていた。その中には、大小さまざまな封筒が入っている。購買では、通販サイトの商品を代わりに受け取るサービスをやっている。これはその品だ。(※設定:全ての品を学生個人住所に送るわけにはいかないので、全荷物が必ずここに集まる)
その中の商品の一つが、君は嫌でも目に留まる。『送り元:〇×発動体工場 送り先:アニー・ペキュニア』そう、アニーの荷物だ。全ての荷物には、このように必ず、送り元と、送り先が明記されているので、誰が何を買ったのか筒抜けだ。
「あ!来てる!」とちょうど、棚の陳列を終わったらしいアニーが戻っていた。
「それ、わたしの新しいやつなんですよ…えへへ。開けるのが楽しみです」

その後もバイトは順調に進み、アニーは転びそうになった新入生のバイトの子を、支えてあげるというファンインプレ―を決め、特に問題なく、バイトも終わった。
そんな感じで上がりの時間となり、君は今、休憩室にいる。
帰ろうとしている君に声がかかる。
「あのー。PC2先輩」
「本日もありがとうございました」
「あのー私、あと10分くらいで上がりなんですけど…。もしよろしければ、この後、一緒に帰りませんか?」
(承諾すると)「ありがとうございます」と、少し照れながら笑う。
「それでは、もうしばらくだけお待ちを」というと、急いで購買へ戻ろうと、休憩室を出ていこうとする。が、「あいた!」という声が響く。また、コケてしまったらしい。
彼女はバツが悪そうにそそくさと立ち去って行った。

しばらくすると、彼女が帰ってくる。
10分よりは早い。
「お待たせしました!なんか、早く上がっていいよって言ってもらえて」
彼女はそそくさと荷物をまとめる。
「それでは、帰りましょうか!」
PC2の方を不安そうに確認しながら、外へ出る。

「先輩」
「そ、その…お元気ですか?」まるで、何か言いたいことがあったが、とりあえず当たり障りのない内容を選んだような感じだ。
「そ、そうですか~」
(適当に話したところで)
「先輩!」
「私、もうすぐ2年生になるので…その…。もうすぐ、お誕生日なんですよ。確かに、まだちょっと先ですけれど」
「なので、去年みたいにお誕生日会、やるつもりなので。よろしければ、来てくださいませんか?」
(OK)心の底からホッとしたような顔になり「ありがとうございます」と言って頭を下げる。そして、カレンダーをチラリと見て、決意したように、手を握る。
と、いったところで、「あ、わたし、こっちなのでそろそろ…」
アニーは少し歩いて振り返ると、「私の誕生日、5月1日ですよ。忘れないでくださいね。それでは」と礼をすると、足早に立ち去っていく。

シーン6「ハクとびんせん」(PC3)
「おかえりなさい」
「そうだ。PC3さんには、ひごろからお世話になった方がいるのではないでしょうか? いないよ、と思っても、よくよく考えてみれば、頭に一人は浮かぶものです。今日は、そういった方へ感謝の気持ちを伝えましょう」
(ある)「まあ、それはちょうど良かった!今日なのですが、一緒にお手紙を書きませんか?」 「ええ、お手紙です!」
(承諾すると)「わあい」
「いいですか? しっかりと、その人との想い出、受けた恩、感謝の気持ちを、余すところなく書きましょう。それで、最後の一文はしっかり、これからもよろしくお願いします、で締めるのです」
という感じで、ハクが教えながら書かせてくれる。
「とっても素敵なお手紙になりましたね。あとは届けるだけ。素敵な便箋を用意して、切手で封をしましょう」
「それでなのですが、よろしければ……どうか、どうか、封筒と切手は、わたしに任せてはもらえないでしょうか?」「きっといいものにしてみますから」
(承諾)「良かった…!あなたの信頼、けっして裏切りはしませんからね」
「PC3には、びっくりしてもらいたいのです。だから…PC3にはわたしの手紙を、代わりに出していただけないでしょうか?」「わたしはこの部屋から出られませんので…」
(承諾)「ほんとうですか!わあい、PC3はとっても優しいのですね。では、郵便受けを見てください。そこに手紙が一通ありますから、それをポストに入れてきていただきたいのです」
(郵便受けに行くと)確かに、そこに一通の手紙があった。少し大きめの、厚い封筒に入れられている。封筒はいかにも彼女らしくかわいらしく、蝋で封がしてある(わからない人は、昔の洋の郵便事情を参照)。そして、その封筒は何か入っているのか、少し膨れている。大きさは、靴の片方くらいだろうか。
「えへへ、張り切って、プレゼントまで準備しちゃいました。PC3は、欲しいものとかないんですか?」「えへへ、素敵ですね。PC3ならきっと叶いますよ」
「そうだ、この封筒を留めている蝋の印、おしゃれでしょう?」シンクの魔法で、喜びの感情が伝わってくる。
「この蝋は、親愛の証。なんですよ。郵便局員さんが、どれだけ気になっても中を見ないように。上からもう一度封をし直しても、跡が残ってしまいますからね。この親愛の証は、PC3の封筒にもつけるつもりなのですよ」
「では、よろしくお願いします」
投かんして帰ってくると、ハクが蝋で封がされた、封筒を渡してくる。おしゃれだが、華美すぎず、ちょうどいい塩梅で、誰に出しても大丈夫そうだ。

シーン7「お見舞い2」(PC1)
ある日の昼。君は今日もお見舞いに来た。
君はいつも通り結の部屋の扉の前まで来た。
(扉を開けると)そこには、結が車いすに座り、子供2人と真面目な顔で遊んでいた。
魔法で作った浮く机を使って、トランプで遊んでいる。

子供達2人よりも結の方がはるかに険しい表情をしている。
そんな結だったが、PC1に気付くと「あ!きたきた!おはよう」と笑顔になる。
子供達二人は、そんなPC1を呆然とした顔で見ている。
「ほら、ヒール、ペック、PC1におはようって」
ペックと呼ばれた女の子は「おはよう、ございます」といって浅く頭を下げる。
ヒールは茫然とした顔のまま、不思議そうに君を見ている。
ヒールは君の方をちらちらと見たまま、トランプを一枚出す。
結の顔が絶望に染まる。「ま、また負けた~10連敗」そのままへにゃへにゃと机に倒れ込む。
「お姉ちゃん大丈夫?」ペックがかすれたような声でいう。
「うっうっう…」
その辺できりよく、PC1の後ろ、つまり病室の入り口から声がかかる。
「ヒール、ペック、診断だよ~」と、よく見る顔のおばちゃん看護師さんだ。
「は、はい」とペックは短い返事を返し、ヒールはPC1に向けていた目線を黙って看護師に移すと、病室の扉へと歩いていく。
看護師「PC1くん(ちゃん)も、ゆっくりしてってね。結ちゃん楽しみに待ってたんだから」と言うと、いたずらっぽい笑みで、病室の奥を指す。さっきまでは気付かなかったが、そこにはキャンバスがある。しかし、絵は上から布がかかって見えない。
結「なっ…」余計なことをという顔をする。
看護師は結にウインクをすると、そのまま2人を連れて出て行った。
結「え、えっと……今日も来てくれたんだね~元気?」気を取り直すように結が言う。

(さっきの子のことを聞くと)結「ん?あ~、病院の知らない子。ヒールとペックっていうんだって」「二人ともとってもトランプが強くてねぇ」

「そうだ!PC1に見せたいものがあるんだ」
というと、キャンバスの布を…………。
めくる前にチラリと君の方を見る。
「み、みたい?」
(見たいというと)「それじゃ!」と言ってゆっくり布を引く。
(見たくないというと)むっとした顔になって「それじゃあ見せませ~ん!永遠永久永劫トワにみせませ~ん!」と言う。

(絵を見せてもらうと)バサリと開かれたキャンバスには、結の病室から見える景色が描かれていた。地平線上は木々、そして、その木々の上にハーベストの尖塔がはみ出している。その上は青い大空。緑いろも、ハーベストの煉瓦の色も、空の青色も綺麗に表現できているなぁと思いました。

「どう?」
(ほめられると)安堵したように肩を下ろして「よかった~」。
「次描くもの募集してるんだけど、何かある? 気が乗ったら描くよ」
→次は言われたものを描く(GMメモ:記録しておくこと)

「ねぇ、こ、今度さぁ、ハーベストの食堂でお昼にしたいんだけど…?」
「た、食べるのは自由らしいから、私も行って、大丈夫、らしいの!」
「でも、一人で行くと迷うし、困っちゃうよね~!」と何かいいたげにPC1を見てくる。
(ついていくと言ってくれない場合)「一人だといろいろ大変だし、階段とかないか心配だな~!」
(ついていくと言ってくれない場合)「は、ハーベストの生徒さんが優しかったらいいんだけどな~。この前の漫画みたいに、絡まれちゃったらどうしよ~?」
(それでも言ってくれない場合)「なんで!そこ!あんたが連れてってくれるところでしょ!」
(それでも言ってくれない場合)「おねがーい!邪魔はしないから!おとなしくするから!命かけるから!」

シーン8「ファリキクス」(PC2)
PC2はバイトのため、ハーベストを歩いていた。
そんな感じで歩いていると、声をかけられる。
「えーっと、君、ちょっといいですか?」
君を呼び止めたのは、背の高い男性で、30代くらいだろうか。なんというか、生徒っぽい雰囲気はしない。
「僕は、ハーベストのいわゆる城下町で刑事をやっていてね。名前はファリキクス・フォークスといいます。」(刑事の設定に親しくないのであれば、少なくとも城下町にそのようなものがあったことにする)
「ここには、調査で来てね。ああいや、安心してもらっていい。この学園で何か悪いことが起きているわけじゃあない。今のところはね」
「それで、ドロシー学園長に挨拶をしたいんだけど、学園長室はどっちの方角かわからない? 君、ハーベストの生徒だよね?」
(生徒じゃないと言われたら)「あら、そうなんだ。でも学園長室くらい知ってたりしない?」
→(教えてもらうと)「ありがとう。流石は生徒さん詳しいねぇ」
(普通に教えてもらうと)「おーなるほどね、ありがとう」とほほ笑む。
→スッと笑顔を消し、低い声で「そいえば君、悪いことしてない?」といきなり言う。
→クスリ、と意地の悪い笑顔を浮かべ「ククク、ごめんごめん、刑事からいきなりこんなこと言われたら怖いよねぇ? 冗談だよ」「それでは!」と手を挙げると去っていく。

(非公開設定メモ:ファリキクスは貴書が盗まれたと通報があって来た刑事である)

シーン9「ハクとひみつのほん」(PC3)
「おかえりなさい」今日も授業が終わり、あるいは用事を済ませ、家に帰る。いつもの通り、ハクが出迎えてくれた。
「お茶にしますか? それとも、座椅子でリラクゼーションを?」といって、ふかふかの椅子を引いてくれる。
(PC3がくつろげる状況になったところで)
「ねえ、PC3。何か欲しいものとか、食べたいものはありますか?」
(迷っているなら)「無いのですか? じゃあ、山盛りのダイヤモンドもいらないのですか?」彼女はいじらしく、冗談を飛ばす。
「今日はわたくしのお願いごとを聞いてくれませんか?」
「本を一冊、取ってきてほしいのです」
「この寮の前の、ベンチの下に置いてありますから。その間にわたしは暖かいものでも作っていましょう。どうか、よろしくお願いします」
君が寮の外のベンチに行く。と、ベンチの下に布切れが一枚落ちていた。風にあおられ、カピカピになっており、誰も気に留めないだろう。しかし、君は布切れがちょっとだけ膨れていることがわかる。めくってみると、そこには一冊の本があった。タイトルの欄には「Diary」とだけ書いてある。

(家に戻る)
「おかえりないさい。もうお食事はできていますよ。そうだ、本はありましたか? これで、やっと楽しみにしていた本が読めます」と彼女はうきうきだ。
(本を見せる)「ありがとうございます。その前に、ご飯の用意をしてしまいますね。そうだPC3。あなたは、その本を開いた状態で、机に置いていただけませんか? あなたはお食事を、わたしは本を。一緒に幸せな時間を過ごしましょう」
(開いておいてあげると)君は本を開いた。その本は表紙もカビていたのだが、中身にも同じで、異常に薄っぺらく、日に焼けたそれは、かなり昔の本であることがわかる。
「ありがとうございます。そうだ、ひらひらと、めくってみてはくれませんか? すぐに読めます。こう見えて、わたくし、速読には自信があります」
(その通りにする)「わあ、ありがとうございます。ふむふむ…」と言って彼女は読んでいるようだ。(PC3も本をちらりと読むなら)君は何度も出てくる単語に注目した。そこには、『ファンシー・フロム・アザ』とあった。どうやら人名のようだ。(ファンシーを知っているならわかっても良い)
最後までめくり終わると、「ありがとうございます。とっても楽しかった。」シンクの魔法で、心が満たされる感情が伝わってくる。
「それでは、その本は燃やしてしまいましょう」
(反対意見を言う、もしくは黙ると)「いえいえ、これはPC3のために言っているのですよ」「なぜかというと、この本には……」といったあたりで本の方から魔力の気配を感じる。と、思った次の瞬間、本から何匹ものハチのクリーチャーが現れる。いっぴきいっぴきは小さいが、集団でいるとやっかいだ。
「ほら!」
(抵抗すると)気が付くと、ハチのクリーチャーは消えていた。特に手ごたえはなかったが、消えていた。そして、前を見ると、あの本が燃えていた。
(燃えていたのはハクの仕業だが、PC3は気付くことができない)
「ありがとうございます。わたくしが魔法で守ってますから、家が燃えるようなことにはなりませんよ。心配しないでください」
「ほら、シチューが冷めてしまいますよ」と彼女は暖かいシチューを進めてくれる。

対応メモ「翼にハクのことを話す」※必須シーンではありません
翼は驚く「彼女が…? 彼女は、僕がカースに感染してしまって以降、話しかけられなくなったのですよね」「詳しい話を聞いても?」
(しっかり聞いた場合→推理の助けになることを言う)「なるほど……。客観的にみると、なんというか、不思議とひっかりますね」
(びんせんのことを聞いた場合)「便箋……感謝の言葉…。うーん、何か引っかかりますね。なんでしょう?」
(本のことを聞いた場合)「『Diary』……どこかで聞いたことがありますが…。どこだっけなぁ。有名な本でそんな感じの短いのがあったような」

設定メモ「Diaryについて」※シーンではありません
これは、『暖炉横で見た夢』の原本である(どういう存在かは公式ページ『消えゆく瞳)参照)。ハクはゲネシスの名が記されているこの本を焼き捨てようとしていた(「ゲネシス」という名前はファンシーが勝手につけた名前なので許せない)。
この本には、本編のようなハチが出てくる魔法は、無い。あれはハクが作った幻覚である。なので、教授にこのことを話すと、昔の文学に詳しい者か、長寿の者が、その本が暖炉横で見た夢であることや、ハチに関する魔法なんてないことを教えてくれる。

シーン10「占い」(PC3)
ある日の朝、PC3は授業に出るため、廊下を歩いていた。外は曇りで、廊下は湿っており、明りがついていても、どうしてもいつもよりくらい。
すると、前からオレンジ色の巻き毛が特徴の青年が歩いてくる。たしか、先生でどこかで見たことある気がする。(知っているなら近づくにつれ、シビュラ先生だとわかる)
シビュラ先生は君とすれ違うところまでくる。その時、ちらりと視線を君に向けると、ピタリと歩みを止めた。そして、あごに手を当てて少し考えるようなそぶりをする。やがて、何かを決めたように、人当たりの良い笑顔を浮かべ、君の方を向く。
「……君、名前は?」
「そうか、僕はシビュラ、ここで教師も務めているから、知っているね」
「突然だが君、占われないかい? なんか、良くない影が見えるんだ。今日の天気のようにね」
(承諾すると)「よし来た」と言って、カードの束を取り出す。
「占いにもいくつか種類があってね。君には今はやりのをやってあげよう。これは広い未来を、広く占えるんだ。だいたい一つの未来を見据えるのもあるんだが、こんな天気の悪い日は、絶望、にしかならなさそうだし」
シャッフルする。さらに、空中にテーブルを用意し浮かせると、カードの束から数枚だけカードを取り出して、並べる。それをしげしげと並べると、口を開く。
「……ふむ……とても悪いね。でも、大丈夫。僕の助言を良く聞きな。君は今日、暗い廊下を歩くことになる。しかしその時、決して一人でいってはいけない。例えそれが、どれだけ不自然であろうとね。そうしなければ、君は暗黒に呑まれ……命を落とす」
そこまでいうと、シビュラは顔を挙げる。「……以上だ。知っての通り、僕の占いは100%当たる。いいかい、暗い廊下を、一人で歩いてはいけない。覚えたね?」

シーン11「図書館」(PC1)
君は結に頼まれた、魔法に関する小説や、教科書を探しに、ハーベスト所有の図書館までやってきた。
図書館にはさまざまな小説、理論の書がびっしりと並んでいる。その中から彼女に合うものをどうやって探そうか?
→人に聞くと、サーチ端末を進められる。
と、迷っていると、サーチ端末が見つかる(最新設備!)。これは、ハーベスト所有の本を勝手に割り出して持ってきてくれる装置だ。リベラルアーツのサーチが必要だが、端末の横にサーチの呪文書が置いてあるので、覚えている必要はない。
さらにいうと、キーワードは適当でも良く、「入門」「楽しい」「悲しい」など抽象的な言葉でも魔法が勝手にやって持ってきてくれる。
→結が好きそうな小説、入門書なんかを借りると良いだろう。

→仕入れたらイニアスに声をかけられる。

「おい。君」といきなりイニアス先生に声をかけられる。
「遅刻だぞ。こい!」というと、君の手を引いて、図書館の奥の会議室へと連れて行かれる。どうやら、受講生と勘違いされたらしい。
君は、声をあげる間もなく連行されていった。(せっかくなので受けてって)

シーン12「イニアス教授の講義」(PC2PC3→PC1)(3月中旬)
今日は、春期講習だ。PC2、PC3は講義に出席することとなる。
この日は雷雨が酷く、教室はじっとりとしており、どこか暗かった。

翼は今日はお休みである。PC3は、前回の授業で、翼が今回の授業を休むことを聞いている。めずらしく面倒そうな顔を見せ、「実家に呼ばれて……。父から、僕に紹介したいことがあるそうです」と言っていたのを聞いている。
その代わりなのか、ここにいるはずのないPC1がいる。

受講生は、講義室ではなく、図書館の会議室に集められていた。
ここは、クリーチャー、魔法の素材などの検体も展示されており、またそれを扱うための実験室も完備している。今回の会議室もそのような実験室のひとつだ。
今回の講義の内容は、『クリーチャー学 実践』だそうだ。教鞭をとるのは、イニアス先生で、授業は順調に進んでいた。
「お足元の悪い中ご苦労。本日は、君たちに魔法の素材に触れてもらう。ここには、クリーチャーの脚、目玉、内臓などを展示している」
「今回は、特別に君たちにこれを触らせてあげよう。特にカースを生成する部分は、非常に特別な反応をするので、楽しむと良い」
「検体は貴重なのでな、3~4人でグループを組むように」
というと、君たちの前には、カエルのクリーチャーの解剖体が配られる。
これを解剖したり、魔法をかけたり、つっついたりして実験していく。
回りからは、恐怖の声や、からかう声が飛び交っている。
(PCたちはどんな反応をするか?)(特にアマリリスに所属しているPC2)

そんなこんなで授業が終わる。
「すまないが、今から言う者は、この後、一人ずつ私の研究室に来てくれ。君たちは優秀だ」
というと、何人かの名前を呼んでいく。
その中に、PC3の名前もあった。
イニアスはひとりずつ話をして、アポを取っているようだ。
そのうち君の番が回ってくる。
「PC3。昼食休憩後、だいたいあと1時間後だな。空いているか?」
「よし。では来るように」

シーン13「暗い廊下」(PC3→全員)
君は教室を出て、イニアス先生の研究室へと歩き出す。外は雨が酷くなってきており、パチパチと雫をガラスに叩きつける音が響いている。しばらく歩くと、『ゴロゴロゴロ……ぴしゃん!』という雷の音がする。と同時に、廊下の明りが消え廊下が真っ暗になる。こういう明かりは、魔法が使われており、雷くらいでは簡単には壊れないはずなのだが、たまたま故障したのだろうか。
(PC1、PC2を連れていない場合)ここで、君は今朝シビュラ先生に占ってもらったことが頭をよぎる。『君は今日、暗い廊下を歩くことになる。しかしその時、決して一人でいってはいけない。さもなければ、君は暗黒に呑まれ……命を落とす』
彼の助言に従うのであれば、戻って誰か連れてきた方がよさそうである。
(PC1、PC2、(アニー)がいる場合)
君たちは暗い廊下を進んでいく。すると、『ポタポタ・・・』PC3の肩に何かがかかる感触が。次の瞬間、上の方からグォ…という、重々しい音がする。
ここで、全員2d6を振る。一番出目の合計が高いキャラクターが不幸にも襲われる(HP-20)。
(襲われたのがPCであった場合の描写)PCは、ビチャン!という音が聞こえる前に、巨大な何かが上から落ちてきて、君自身を包み込む。完全に身動きが取れず、目も開けられず、聞こえるのはゴポゴポ…という水中にもぐったときの音と、キリキリキリ…という何かにヒビが入るような…そう、君の発動体にヒビが入る音だけである。発動体が砕け散った時に、君は巨大な何かに潰されて死ぬのだろう。襲われた者はHP20とTP5を失う。
(アニーがおり襲われた場合)「うぅ…」アニーのくぐもった声が響く。と同時に、ビチャン!と大量の水が跳ねるような音があたりに響く。
(アニーがおり襲われなかった場合)「「ひぃいいい」というアニーがびっくりして叫ぶ声がするが、薄暗い廊下に、巨大な黒い何かが落ちてきたため、良く分からない。(誰かがルクスを使うように誘導する)
(誰かが光を灯す)その全貌が明らかになる。そして、もう何年も前だというのに、PC1は嫌でも思い出せるだろう。それは、あの日、君が故郷を失ったあの日、ゆいを襲ったあのスライムなのである。
そして、そいつは今、○○(犠牲者)も手にかけようとしているのだ。
(攻撃すると)スライムは○○(犠牲者)をペッと吐き出し、黒い旋風を起こし、ひらりと身をかわす。○○はさっきの状態からいきない解放される。(翼の場合は、転がって君たちの方に逃げてくる)
(アニーがいる場合)スライムはそんな彼女を見て、すさまじい速度で小さな触手を伸ばし、アニーの腕をからめとり、強い力で引っ張る。アニーは悲鳴をあげる間もなく、スライムへと呑み込まれていった。スライムは彼女を閉じ込めると、すかさず一気に圧力をかける。「ピシャリ」と何かが砕ける音がくぐもって聞こえる。次の瞬間には、スライムはぐったりとしたアニーと、彼女がいつも魔法を発動するときに使う、おもちゃの銃の破片をペッと、廊下の脇に吐き捨てる。アニーはそのままぐったりとして動かない。

ゆっくりと黒いスライムは君たちの方に向く。『向く』といっても、顔面は無いが、意識が君たちの方向に向いたのがはっきりとわかった。
(各自、発動体を抜く演出をする)

中間戦闘:黒いスライム

スライムを倒すと、しなしなと地面に吸収されるように消える。
→しばらくするとイニアス先生がやってきて、「何やら、大きな音がしたがどうかしたか?」
(状況を聞くと)「ほう!それは恐ろしいことだ。ちょうど学長に用があったものでな。学内にクリーチャーが発生したと報告しにいこう。或いは、生徒の虚言かな」と言って歩き去る。
(非公開情報→ほんとにちゃんと言ってくれる→ファリキクスの耳にも届く)

シーン14「食券」(PC3)
その日、寮に帰ると、いつも通りハクの声が響いてくる。
「おかえりなさい。今日は天気もご機嫌斜めさんで大変でしたね。学校はどうでしたか?」
(スライムの話をする場合)「まあ、それはたいへんです。さんざんでしたね。そうだ、ポストをご覧ください」
→ポストを見ると、一枚の紙きれがあり、そこには『ハーベスト食堂 食券3000円分』とあった。
「明日のお昼は、食堂でお腹いっぱいおいしいものを食べると良いでしょう」
シンクで、ハクのにこやかな笑顔を感じる。
「ささ、悪いことは忘れて、今日は休みましょう。何が食べたいでしょうか?」
とハクがご飯を作ってくれる。

シーン15「食券2」(PC2)
スライムの襲撃の翌日、君はバイトだった。お昼がまだなので、まかないを食べにいくとしよう。
ほぼ食堂に着きかけのとき、アニーと出会う。
「あ、先輩こんにちは!お昼でしょうか?」
「先輩食券持ってます?」
(無いというと)「では、大丈夫です」
(あるというと)「あの…明日までに返しますから、どうか貸してくださいませんか? お財布を忘れてしまいまして…」
「すみません、ありがとうございます」ペコリとお辞儀をしてもらう。
「では、また。私、この後すぐにバイトですので」
というと、彼女は去っていく。
そういえば、この後すぐってわけではないが、君もバイトがあったので、昼を食べなければならない。
食堂ならまかないが出るので、そこまで食べに行くとしよう(行ってください)。

シーン16「食権」(PC1)
彼女は、車いすを自分で動かしながら、はしゃいでいる(もちろんPC1が押してあげても良い)。
「ごっはん♪ ごっはん~♪ ハーベストでごっはん~」と彼女ははしゃいでいる。
「学校でご飯なんて久ぶり! なんかさ、学校の昼食の時を思い出さない?」
「皆で机よせて、ママのお弁当……」と言ったあたりで、彼女は言い淀んでしまう。
「………………ご、ごめ……ん」
彼女はぶんぶんと首を振ると、また君の方を向く。
「い、いこ!」
という感じで食堂に向かう。

シーン17「昼食」(全員)
PC3が最初に食堂に着く。
春休みのため、こんな時間でも食堂はガランとしており、君がいたときに既にいたのは3人だけだ。流石に春休みでもこれだけ人が少ないのは珍しいが、講義などの兼ね合いでこういうこともある。そして、その3人の内の一人は知っている。神谷翼だ。
彼は君に気付くと、軽く手を挙げて笑いかける。
「おや、お食事ですか?」
「ああ、いいですね。よろしければご一緒にいかがでしょうか?」
「そういえばPC3は、ハーベストの春休み食堂を使ったことはありますか? 実はメニューがすごく少ないんですよ」
春休みは、利用者も食堂の人数が少ないこともあり、食堂では一種類と、アレルギー回避用のメニューしかないらしい。
「今日はビーフシチューみたいですよ。お好きでしょうか?」
→注文しに行くと、アニーが注文を取ってくれている。
アニー「PC3さん。お久しぶりです。春期講習ですか?」
アニー「ビーフシチューですね。順番に運んでいますので、しばらくお待ちを」
しばらくすると、アニーが2人分のビーフシチューを運んでくる。とても良い匂いがしておいしそうだ。

(会話がひと段落したところで)
翼「おお、僕らの分が来たようですよ、PC3」
翼「さっそくいただきましょう」
と、食べようとしたところで…。
→PC3が食べようとしたところで、コンコンコン!と大きなノック音が響く。
そちらを見ると、ファリキクス刑事が、開いた木製の扉をノックしていた。君たちを気付かせたかったらしく、その目線はPC3の方へ向いている。
「すみませーん。ここに、PC3という方はいらっしゃいますか?」
(PC3が返事をすると)「おお、君ですか」というが、知っていたという感じの口調だ。
「お昼中にすみませんね。ちょっとお話を伺いたいのですが、よろしいでしょうか?」
翼「……」翼が大丈夫?という感じの目で君を見ている。
(大丈夫じゃなさそうなら)「すみません、僕ら急いでて。ちゃちゃっと食べて、講義に行かないと。ほら、学生の本分は勉学ですから」
(従わない場合)「おっと、言い忘れた、わたくしこういうもので。PC3さん、ご一緒いただけますね?」と言って警察手帳を見せる。
(従うと)「ありがとうございます。ささ、急かしてはおりませんので。ごゆっくりこちらへ」
(大丈夫でない場合)翼「刑事さん、どうでしょう? 失礼でなければ、私も…」「失礼です」ピシャリと言われた翼は、黙り込むしかなかった。こうして、PC3は食堂の外へ連れ出される。

それからPC2が次に食堂に着く。食堂に来る途中、君が来た方向とは、逆に去っていくPC3とファリキクス刑事が見えた。
春休みの食堂はガランとしており、3人しか生徒はいない。そして何の偶然か、その内2人が君の知り合いだった。翼と、バイトの先輩である。そういえば、彼女にアニーを押し付けられて、もう一年になる。
そして、先輩の向かい側に男子生徒が座っている。話している様子を見ると、姉弟のようだ。
翼は君に気付くと、軽く手を挙げて笑いかける。彼は既に食事中なようで、ビーフシチューをおいしそうにほおばっている。
(翼に話しかけると)「どうも、お久しぶりです。実はさっきまでPC3と一緒だったのですが、力及ばず、連行されてしまいましてね」と言ってPC3の話をしてくれる。

PC2は、ちらりと、先輩姉弟が目に入る。ふたりは話に夢中だ。というより、姉である先輩の方が、一方的に話しかけているのを弟の方が適当に聞いている感じだ。
そんな二人の注文を聞いているエプロン姿が目に入る。そう、さっき分かれたばかりのアニーだ。食堂にヘルプを頼まれていたらしい。
彼女は君に気付くと、驚いたような顔をして、何かを思い出したかのように、笑顔になる。
「そういえば、先輩もバイトでしたっけえへへ。……それとも、何か私、忘れ物とかしちゃいました?」
(まかないを頼むと)「はい、わかりました。少々お待ちを」というと奥に入っていく。
PC2が席に着くと、バイトの子(アニーではない)が、先輩と弟くんの前にビーフシチューを持ってきたようだ。二人はおいしそうにがっついている。

ここらへんで、最期にPC1とゆいが入ってくる。
春休みの食堂はガランとしており、4人しかいない。しかし、何の偶然か、その内の2人が知り合いであった。PC2、翼である。
翼は君に気付くと、何かの偶然に笑顔を浮かべ、軽く手を振る。PC2も気付いて良い。
結「知り合い……? あ!お友達?」
結「ご挨拶しなくっちゃね」
結「始めまして。PC1がいつもお世話になっております。紅葉結と申します」と彼女は過剰なくらい丁寧に自己紹介をすると、笑顔を浮かべる。
(→この辺で、PC2はハクについて話しても良い。話さなくても良い。)

そうこうしていると、PC2の分も運ばれてくる。
「お待たせしました~♪」とアニーは嬉しそうに軽い足取りでやってくる。今にもスキップしているような感じだ、いや、している。
「こんにちは~PC1さんもいらしたんですね」
といいながら、PC1の方を向いたまま、PC2の前にお盆を置こうとする。
ガッっと音がする。「あいた!」アニーが膝を机に打ったようだ。
「あ…」彼女の手からお盆が落ち、無情にもPC2の前でぐちゃぐちゃにこぼれる。
「あ…ああ…あ。ご、ごめんなさい!」
PC2に全力で謝るアニー。困ったように笑って眺める翼。普通にびっくりしている結。
「あ、あの、ちょっと時間かかりますけど、すぐ持ってくるので!」彼女は無茶苦茶なことを言いながら厨房へと小走りで消える。
後には、ぐちゃぐちゃになってしまったビーフシチューだけが残った。
翼「ふふふ」翼が微笑みながら、君に台ふきを渡す。
彼もこぼれたシチューをふたつめで拭く。
「災難でしたね。君も、彼女も」
「この不幸も、僕がふき取ってあげましょう」と調子のいいことを言いながら机を拭き終えると、彼は席を立った。
ふきんを洗いにいくようだ。
ゆっくりと、水道に歩く彼の後ろ姿が、不意にピタリと止まり、そして、よろけた……。
(シーン終了)

シーン18「ファリキクスの問い詰め」(PC3)
PC3は空き教室に連れて行かれる。
「いやぁ、すみませんねえ。こんなところにお呼びたてしてしまって」
「わたくし、ファリキクス・フォークスと申します。治安維持組織に所属しております」
「えーいくつか質問したいことがあります。PC3さん。プライべ―トなことを聞くわけではないので、どうか嘘をつかないでくださいね」
「こほん、それでは。あー。3日前、ハーベストから貴重な本が盗まれましてね」
「いやはや、優秀なハーベストのセキュリティを破るとはさすがなのです…よねぇ?」と同意を求めるように君に語り掛けてくる。
「それでその本は、名を『暖炉横で見た夢』の記憶とかだっけな? 知りませんか? 表紙に『Diary』と書かれている本なのですが」(PC3はハクにもってこさせられた本のことを思い出しても良い)
「見覚え、ありませんか? PC3さん?」彼は威圧するように、疑問口調で投げかける。
(ないというと)「覚えていらっしゃらないのであれば」と言って写真を出す。それは、君の寮の監視カメラの映像だ。そこには、君が本を持っているところが映っている。
(あるというと)「なるほど。詳しいお話を聞かせていただいても? 僕にはね。君のような人が盗人だとは思わなくてね」
(ハクのことを聞くと)ファリキクスは、隠しきれなさそうにニヤリとした笑顔を浮かべる。「ハク、そういいましたね? いったいぜんたいまったく、誰なんですかーそれは?」
(正直に言うと)ファリキクスが嬉しそうにぐっと拳を握るのがわかる。
「なるほど。それを信じろと? 物的証拠がなければ、刑事は信じませんよ?」
「……まあ、わたくしは信じますよ」
「君に協力してほしいことがある」ファリキクスは真面目な、蛇のような目、君ではない何者かを捕らえる目で語り掛ける。
「実は、ハクという者が関わっている事件は昔からおこっているんだ。……でも、誰も信じちゃいない。頻度が少ないとか、場所がバラバラとか、なにより事件との関連性の薄さとかからね。誰もこの名前が悪いと信じない。……この僕を除いて」
「君、PC3くん、どうか僕に協力してくれないかい? 何よりも、無実である君自身を犯罪者にしないために、ね」と聞いてくる。
(OKというと)「よし。決まり」
「僕の連絡先を教えておこう。PC3くんは、携帯もってる?」
「おお、最近の子だねえ。じゃあ教えてくれ」
(連絡先を交換したところで)「それじゃあ、ここじゃなんだから、もうちょっとリラックスできる場所に移動しよう。そうだな、それこそ……」と言っていると、何やら騒がしくなってくる。食堂の方からだ。
「何やら食堂が騒がしいな」
「ちょっと覗きに行こう」と行ってファリキクスは歩き出す。

シーン19「昼毒」(PC1、PC2)
PC3のシーンのほんのちょっと前のシーン。2つ前のシーンの続きです。
食堂が騒がしくなる前のできごと。

翼はアニーのこぼしたビーフシチューをふき取ると、ふきんを洗うため、席を立った。
そして、ゆっくりと手洗いの方へ歩いていく。
「うっ」
しかし、その動きが急に止まる。
後ろ姿でもわかるくらい苦しそうに一歩、二歩、よろめく。
そのままパタリと床に倒れ込み、しばらく身もだえしていたが、やがて動かなくなる。

(翼に対して何かアクションをしようとすると)
チャリリリ…リン、ガッという音がする。金属のスプーンが落ちる音、そして、頭蓋を木製の机に打ち付ける音。
続いて「姉貴!」という悲痛な声が響く。
そちらを見ると、先輩が机に頭を打ち付けていた。
手はだらんと垂れており、動かない。
向かいの男子学生は立ち上がり、テーブルを回ろうとする。が、数歩も歩かないうちに、転ぶ。椅子に体を打ち付けながら転んだ彼は、ぶつぶつと悪態をつきながらおきあが…らずに、苦しく床をひっかくと、そのまま動かなくなる。

最後に、厨房の方から。カシャン…カラカラ~~。と、厨房の方からボウルが転がってくる。PC2は知っている。それは、厨房で味見のときに使うものだ。そして、ボウルふちには、ビーフシチューの跡がべっとり残っている。
続いて、ドタ、という何かが崩れ落ちる音と、「ア、アニーちゃん!」という助けを求める声だった。
結「ひ、ひぃぃぃぃぃいぃぃぃいい。な、なに?なに?魔法、見えない何か?」彼女は怯えた声を出し、座ったままPC1に精一杯すがりつく。
この辺で、PC3とファリキクスも入ってきて良い。

(ファリキクスの反応)「こりゃひどい…」と言い、携帯で通報しながら生徒の脈をとる。

(厨房に行くと)アニーがうつぶせに倒れていた。彼女の横には、火のかかったビーフシチューの鍋がある。
「PC2、誰か呼んでおくれ。アニーちゃんが…」同じく厨房にいたパートのおばちゃんがおろおろしている。

(全員共通:脈を診ると)全員弱いが、まだ生きている。きちんとした処置をすれば助かるかもしれない。

(誰かを呼ぶと)すぐに教員や救急隊が駆け付け、周りは大騒ぎになる。
君たちも一旦事情聴取のため、ハーベスト城下町の病院へと行くことになる。
被害者は4人。全員意識はない。もう数分でも放っておけば間違いなく死んでいたらしいが、今のところは生きている。4人の中でも一番症状が酷いのがアニーで、3日が峠らしい。そこを越えられれば快復に向かうそうだ。他の3人はなんとかなりそう、とのこと。
→この3日という数字は覚えておいてもらうこと。

その後の描写をしたら、PC3のところにファリキクスからメールが来る。
「明日の朝、信頼できるメンバーを集めて、昨日君と話をした、空き教室まで来てくれないか?」

シーン20「ファリキクスの事件簿」(全員)
次の日。君たちは、ファリキクス刑事から呼び出しを受ける。激しい雷雨は落ち着いたものの、依然として学園上空は、暗い雲に覆われている。
そんな中、君たちはファリキクス刑事に、空き教室に呼ばれる。
「どうもどうも、お足元が悪い中、来てくれてどうもありがとうございます。まあ、今週いっぱいは晴れるみたいなので、どうぞ今日はご勘弁を」
「それで、呼び出した理由ですが。皆様、私がしている調査を、どうか協力してはくださらないでしょうか?」
といって、帽子を取り、恭しく頭を下げる。こういうことをするタイプには見えない。
「おや!内容を言わずに、協力しろだなんて馬鹿げておりますよね。失敬、失敬」
「では……こほん。私が調べている事件ですが……『ハク』のことです。当然、君たちに手伝ってもらうのも、そのままこの事件になります。この『ハク』という名前を聞いたことありますか?」と言って、反応を見るようにPCたちを見回す。
(ある程度状況を聞く)「…なるほど。では、ここでしっかりと君たち3人の認識を合わせてもらいたいと思う。ここ数日、君にあったことを説明してほしい。頼めますか?PC3さん」(かくしかで良い)(共有済みなら省く)
(PC3から状況が話される)「ありがとう。このようにハクは人を操り、いくつか特定の行動をさせ、その後……殺す、みたいだ。手口はとしては、今回はふたつも見せてくれたね。あのスライムを見たんだろう? そして、食中毒事件」
「君たちの友人も、巻き込まれてしまったそうじゃないか」
「今は生死の境をさまよっているが、治った時、犯人が分かっているのと、そうでないの、どちらが精神上、良いだろうね?」
「そこで、だ。君たちには、他のハクの被害者について調べて欲しい。さらにできることなら、ハクを、見つけて欲しい。今から君たちにはあいつによって死んだと推測できる者たちのリストを見せる。彼らの関係者に話を聞きに行って欲しい。もちろん、僕も聞いたが、あくまで刑事としてで、さらにハクを主幹にとらえた調査でもない。どうか頼む」
というと、彼は一枚の紙を君たちに見せる。
「これは、秘匿中の秘匿だぞ」(情報「ファリキクス刑事の「ハク被害者リスト」」を開示)
「何とか数人調べられた。これはそれをリストにしたものだ。」

「まだ返事を受けていないが、やってくれるかい?」
(OKというと)「よし。ありがとう」
「いいか、『このリストの人間、全てに何らかの形で干渉できそうな人物』を探すんだぞ」

「もし、事情聴取のとき、交渉が必要なら、僕に相談してくれ」
「具体的に言えば、交渉金とか。聞きに行く相手によっては、充分ありえる」
「僕に言ってよ。いくらでも出すからさ」
と言って、指で丸を作る。お金のポーズだ。
(「まあ、無いとは思うけど、もし嘘ついて僕から一つもうけよう、と思っているのなら……。わかるね?」)
「ああ、それと、学長にお願いして、君たちには特別な権限を付与させてもらった。ハーベストの図書館で、生徒の個人情報や、普段は開示されていない情報も調べられるよ。まあ、『よっぽど無理な注文でなければ、注文通りの情報が出てくる』と覚えておいてくれ」
「まぁ、優秀な君たちなら、丸3日間あれば回れるだろう。目安にしてくれ」
「よし。僕の方からは以上だ。質問はないかい?」
(無ければ)「まあ、あったら電話してくれ。はい、番号」というと、電話番号が書かれた名刺をぽいっとくれる。
「それじゃあ、よろしく!」

・設定メモ:ファリキクスの今のハク調べ状況
→ハクリストの人物には、刑事として話を聞き、調査をしたことがあるが、もっと詳しい話を聞きたいと思っている。事件をあくまで事件からたどっては解けないと感じた刑事は、どさくさに紛れて人員を確保し、ハクを調べようとしている。これも、妻の件の真実を探るため。

第二話「昼毒」:アドヴェンチャーパート

ここからアドヴェンチャーパートとなります。
PC間での情報は常に共有されているものとして進めてください。

調査ルール
このアドヴェンチャーパートは、少し特殊なルールがあります。通常のアドヴェンチャーパート通り場所を選択して調査をするだけではなく、時間制限と、PCが推理をすることができます。

時間制限は、PCには厳密には伝えられず、ファリキクスがさらっと話した3日が目安とだけ伝えてください。本当の制限時間は、アニーが眠りから覚め、死んでしまうまでの時間となります(クライマックス2を参照)。また、PCが消費する時間については、すぐ下にある「PCのできる行動リスト」を参照してください。

それまでにフラグメント「アニー・ペキュニア」を手に入れ、アニーの元にたどり着けばアドヴェンチャーパート成功となります。アドヴェンチャーパート中に、クライマックス2の条件を満たし、アニーが死んでしまった場合は、アドヴェンチャーパート失敗となります。

「PCの推理」は、それまでに獲得したフラグメントを元に、別の情報を出すことができます。「調査シーン「フラグメントから推理」」を参照し、PCに情報を与えましょう。このとき、PC全員が獲得したフラグメント全てを一気に推理することができます。

PCのできる行動リスト

〇行ける場所リスト
・ハーベスト近郊(調査時間:半日)
食堂(事件現場)
学園長室
教授の研究室
生徒に聞き込み
図書館
ハーベスト城下街の病院
学生寮

・ハーベスト外(調査時間:一日)
アドヴェント
セント・エイリス
ギース村

〇その他の行動
・ファリキクスに相談(時間消費なし)
→説明:GMは、PCがどこに行くべきか困っているようであれば、ファリキクスの口から誘導すること。
・フラグメントから推理(半日)→GMは、PCが獲得した全てのフラグメントについて、下記調査シーン「フラグメントから推理」の情報をPCに出すこと。

〇フラグメントがあると行けるようになる場所
・フラグメント『配達先の家』がある場合
『・ハーベスト近郊(調査時間:半日)』に、『配達先の家』を追加すること。

・フラグメント『発動体工場』がある場合
『・ハーベスト外(調査時間:一日)』に、『発動体工場』を追加すること。

調査中イベント一覧
以下のイベントは、指定された通り時刻に描写しましょう。

・2日目朝→PCたちは朝、テレビ、ラジオ、新聞などで次のニュースを聞く。ハーベストの研究所から検体が盗まれてしまったらしい。セキュリティをあっさりと抜けていることから、内部犯ではないかと言われている。→PCたちは、図書館で「盗まれた検体」について調べられるようになる。

・3日目夜→アニーが目覚める。PC2のところにファリキクスからメールが来る。何とか峠は越えたようだ。

・バティから情報を聞いた日の翌日朝→バティがリンチ死体となって山中で見つかるニュースが流れる。犯人は既に捕まっている。が、バティと面識はなく、動機については意味不明な供述を繰り返している、とのこと。

・3日目夜→まだ情報を拾い切れていないなら、アニーからPC2にメールが来る。「目覚めました。 ご心配をおかけしました。 さみしいです」
→PC2からアクションが無ければ、翌日朝、病院の屋上から飛び降りて自殺する。何日かチャンスをあげても良い。
→彼女が死んでしまった場合は、クライマックス2へいくこと。

・白い玉についてドロシーに調査させると以下のことがわかる。
→互いに通信を取らせる機能がある。少量なら遠隔で魔法も使える。ドロシーもみたことない。

調査シーン「フラグメントから推理」
・フラグメント『イニアスの行動時間』
イニアスに犯行は不可能であろう。彼が犯人の線はまるで考えられない。

・フラグメント『オクーロ村の生き残り』
誰のことだろうか……? 他のPCに聞いてみてもいいかも知れない。

・フラグメント『白い玉』
かすかに魔力を感じる。この玉の機能について、ドロシーなど、詳しい先生に聞きに行く必要がありそうだ。

・フラグメント『白い玉の機能』
ハクは、この白い玉を使ってPC3に話しかけてきたのだろう。料理や家事などもリベラルアーツでやっていたに違いない。

・フラグメント『配達先の家』
ハーベストの城下町にあるらしい。半日ほどかかるが、まずは行ってみないことには始まらない。もし、交渉ごとで何かあっても、ファリキクスを頼るといいだろう。

・フラグメント『発動体工場』
少し遠いところにあるらしい。丸一日ほどかかるが、まずは行ってみないことには始まらない。もし、重労働があるかもしれないので、多めの人数で行った方が良いかも知れない。

・フラグメント『アニー・ペキュニア』
なぜ、アニーがあの手紙を……? 彼女もハクと何か関係があるのだろうか。目が覚めたら、聞いてみないといけない。

調査シーン「学内」
〇GM向けの説明
学内調査をすると言った場合のメモ。
喋る内容やセリフ。

〇厨房にいる刑事さん、バイトのおばちゃん
・刑事さん→
シチューから毒物が検出された。これは即効性のあるもので、飲んで5~10分ほどで倒れる。効果は強く、発見が数分遅れただけで命はなかっただろう。全員が一斉に倒れていたらと思うとぞっとする。
刑事は毒物を探していたようだ。厨房、購買、待機所など、バイトが入れる場所をくまなく調べたが、毒を入れた瓶などは見つからなかった。毒の反応もなかった。まあ、ポケットなんかで隠されたらどうしようもないから、この調査は一応しているだけだ。とのこと。
・おばちゃん→ほとんど一日中厨房におり、しかもシチューを作っていた張本人が彼女であり、刑事からかなりしつこく話を聞かれている。おばちゃんの方も身の潔白を証明するためか、丁寧に答えているようだ。
10:00 入り(他にも4~5人いた)
10:00~11:00 下準備
11:00~11:40 普通に仕事(12:10にアニーと先輩がヘルプに来る)
→アニーも先輩も、食堂と厨房を行き来して配膳をしていた。
11:40 料理人がシチューを味見。しかし、彼女の腹部からは毒物反応はなく、無事である。
11:45 PC3と翼が食堂に来る
11:55 PC3が連れていかれる
11:55 翼、先輩、弟、PC3にビーフシチューが来る。
12:03 アニーがPC2の元へ
12:05 アニーがPC2の配膳をぶちゃけてしまう
12:10 アニーが急いで戻ってくる。火をかけなおしていた
12:10 翼が倒れる。他2名も倒れる。
12:12 食堂の方で騒ぎが聞こえてくる
12:15 アニーも倒れる
この状況で、料理人の目を盗んで毒物を入れるのは、物理的には難しい。魔法を使ったとしても、常に誰かしらの目に触れる可能性があったため、

〇ハクを知っている生徒を探した場合
→基本的に噂にすらなっていない。
→一日中探せば、グレゴリーや他被害者の友人が見つかっても良い。

〇犠牲になった生徒関連→半日ほど探すと、グレゴリーの友人が見つかる。どこかに荷物を送っていた、遺書などのことがわかる。

〇イニアス教授の研究室
イニアスが出て対応してくれる。「どうした。授業でわからないところでも?」
→一日の行動を聞かれた場合は、研究室の扉の紙を指差して言う「本日(事件の日)はこの通りに行動していた」そこには、一日の行動表が書かれた紙があった。学生や他の教授がイニアス先生に会いに来た時に、すれ違いを防ぐためのものだ。そこには以下のように書かれている。
9:00 到着
9:00~10:30 研究室
10:30~12:00 授業
12:00~13:00 会議
13:00~17:00 研究室
17:00~19:00 会議
19:00~20:00 研究室
20:00 帰宅
(聞かれた場合にしか答えないが)昼食は購買で弁当を買っている。13:10ごろだ。あるいは、購買の監視カメラなどを観た場合にそれが映る。
(全ての行動を調べた場合)学生、他の教授に聞くと、確かにイニアス先生はタイムテーブル通りに行動していたことがわかる。ただし、13:15に研究室に現れており、手には購買で売っている弁当を持っていたそうだ。
「では、そろそろ時間なので私はこれで」
イニアスは、どこかへと去っていく。
→フラグメント『イニアスの行動時間』

もし、部屋の中に入った場合、院生たちが出迎えてくれて、自由に部屋を探してもいいようと言ってくれる。君たちはイニアス教授の机の上で、ある資料を見つける。それは、『勘吉コレクション(オクーロ村)』と表された資料だ。どうやら、新聞紙の束がまとめてあるようだ。読むのには少し時間がかかるものの、当然持って帰ればバレるだろう。
→その場で読む、魔法でコピーするなどすれば以下の情報がわかる。
→→情報:
新聞紙の束の上に一枚だけ表紙の紙があり、こう書かれている。『勘吉コレクションとは、5年前に崩壊したオクーロ村に居住していた勘吉が発行していた新聞紙群である。崩壊後のオクーロ村から発見され、当時の村民の生活様式や人間性を垣間見ることができる。原本は今もハーベストの図書館に保管され、教授の許可があれば誰でも複製して、読むことができる。オクーロ村には生存者も少数ながら存在するが、心象へのはからいからか、その情報は秘匿されている。
→フラグメント『オクーロ村の生き残り』

・事件の2日目の昼以降→学内の噂:イニアス先生が授業に現れなかったという話題が出る。研究室に現れず、授業にも表れず、ついに連絡も取れなかったということで、様々な声が飛び交っている。

・事件の3日目→学内の噂:黒き森の研究室に保管されていた巨大な魔力の岩(ゲネシスの岩)が何者かに盗まれる。非常に強力な魔法を有しており、セキュリティも万全であったことから、内部犯の可能性もある。

調査シーン「学生寮」
PCに誰の学生寮に行くのか宣言してもらう。以下の学生寮以外は特に情報はないが、GMが思いつけば、PCとたまたま出会った生徒の口から情報を渡しても良い。

〇アニーの部屋
中は非常に殺風景で、入って最初の部屋である、個室には白いカーペットの上に四角い木製の机が一つと、タンスがおいてあるだけだ。机の上には、パソコンが畳んで置いてあるのと、紙が散らばっている。
→紙の方を見る:それは、白紙の手紙たちだ。十枚ほどが散らばるように重なっている。そして、一番上の紙にだけは文字が書いてある。一番上の宛先と思われる箇所にだけ、『PC2先輩』とだけ書かれていた(本文の箇所は全て白紙)。
リビングも個室と同じく家具自体は、最低限のものしか置かれていない。しかし、ここは殺風景ではなかった。大小さまざまな空箱が大量に積まれている。空箱はどれも、大きさ20cm×30cmくらいで、多少サイズに違いはあるものの、同じくらいの箱が10個ほど綺麗に積まれている。(大きいのは引っ越しのときのくらい)
→フラグメント『大量に積まれた箱』
→直径5cmくらいの白い玉が出てくる。魔力を感じる。
→→フラグメント『白い玉』

〇PC3の部屋
→見覚えのない白い玉が出てくる。
→→フラグメント『白い玉』

調査シーン「学園長室」
PCが学園長室に行くと、めそめそしながらドロシーが出迎えてくれる。
「PC~助けて~。外に遊びに行きたいよう~」

聞いてみると、ドロシーは、学園長室に社会的に幽閉されているようだ。例の中毒事件はハーベストとして重く見られており、アマリリスのテロ行為が疑われている。ドロシーはこのような時だからこそ、強力な魔法使いとして捜査に協力するべきか、あくまで一学園長として生徒側の混乱や不安の収集にあたるか、理事会で協議されている。結論が出るまでドロシーは学園長室から出禁にされているらしい。しかも、よりにもよってこのことは無能な理事会が話し合っているので、今日明日では結論が出そうにない。

「ここから出して~!(泣」「ゲームの一つも駄目って…ひどい。おしゃべりも最低限って…こんなの人間としての権利が保障されていないよ!」「何かあったら事件の助けになるよ!何でも!怪しいアイテムとか情報があったら持ってきて!見てあげる!」

〇PCが白い玉の実物を持っている場合
ドロシーに白い玉を見せることで、分析をしてくれる。
「うおーなにこれ~!なかなか精工だね~」
「これは、通信機みたいなものかな?」
「これと同じものが見つからなかった? 白い玉同士で通信できるようになっているみたい」
「通信距離は使い手次第って感じかな? わたしくらいの素晴らしい魔法使いであれば、君が現実世界にいても通信できるよ♪」
「あと、送れるのは会話だけじゃなくて、リベラルアーツみたいな簡単な魔法も送れる機能もあるみたい」
「まあ、わたしくらい最強の魔法つかいなら、リベラルアーツだけじゃなくて、カーディナルコスモスだって送れちゃうんだけどね!」
そんなところかな?
→フラグメント『白い玉の機能』

調査シーン「図書館」
専用の端末に単語を入れて検索する。総定する情報は以下の通りだが、GMが思いつけば、それ以外の単語についても情報を出しても良い。

「盗まれた検体」:盗まれた検体は、魔鉱石、クリーチャーの一部など貴重なものばかり。中でも一番貴重なのが、ゲネシスの岩というものだ。

「ゲネシスの岩」:約7年前に起きた魔導次元乗っ取り事件の犯人である巨大な像、ゲネシスの破片。ハーベストの生徒によって破壊されたそれは、未来過去次元を問わずに、飛んで行った。ゲネシスの岩には研究されきっていない複雑な魔導回路があり「持った者の願いを叶える」力があるらしい。ただし、願いを叶えるためのマナを無理やり持ち主から搾取するため危険。使用が禁止されている。

「ハク」:百科事典、小説、新書、専門書などありとあらゆる本が引っかかる。数が多すぎて、この中から有用な情報を探し出すことなどできなさそうだ。

「ケリル」:ケリル・フォークスという名前の記録帳が出てくる。黒き森の小屋で、夫とふたり、静かに暮らしていたようだ。しかし、6年前に首吊りで亡くなっている。夫の名前はファリキクス・フォークス。

「イーダ・クラウゼ」:記録帳が出てい来る。ハーベスト城下町に宝石店を営んでいた。シングルマザーで、ヒール・クラウゼという。一人息子がいた。

「ヒール・クラウゼ」:記録帳が出て来る。ハーベスト城下町に宝石店を営んでいたイーダ・クラウゼの一人息子。

「アイリス・ジェスター」:特に情報は出てこない。

「宮前進」:セント・エイリスの記録帳が出てくる。セント・エイリスに通っていたが、成績はそんなに振るっていない。4年少し前に、街の宝石店で強盗まがいの事件を起こした後、近所の崖から飛び降りて亡くなっている。

「モルガン・デュポン」:セント・エイリスの記録帳が出てくる。街中の豪邸の有名な領主であったが、4年前に突然、家近くの湖で溺死してしまった。

「ハープ・ヴェーバー」:セント・エイリスの記録帳が出てくる。モルガン・デュポンの屋敷に住んでいたが、彼が溺死した日の当日に失踪しており、必死の調査がされたものの、見つかっていない。セント・エイリスの前に別の場所に住んでいたようだが、そちらの記録はいくら探しても出てこない。

「フェリシア・ガルシア」:アドヴェントの記録が出てくる。陸上部所属の選手であったが、3年と少し前にヘヴンリィ事件で亡くなっている。ヘヴンリィ感染しているのにも関わらず、学園の外へ出るなど、死亡の前後に不自然な行動が多いと、この事件の担当であったエイメン先生は述べている。

「エイメン・ブランジーノ」:アドヴェントの記録と、病院の通院記録が出てくる。アドヴェントの教授で、ヘヴンリィ事件の担当になるくらい優秀であるが、よくアルコール中毒で病院に送られる。PCがこれを調査した時刻も、入院中のようだ。

「エイメン教授」:エイメン・ブランジーノと同様の結果が出てくる。

「マチアス」:ギース村の記録帳が出てくる。村に住む少年で、漁業を営んでいたようだ。しかし、3年前、その湖で溺れ、なんとか引き上げられたが結局、亡くなってしまったようだ。

「ギース村」:ハーベストからかなり離れた、魔導次元の端っこにある村。自然豊かで、漁業、林業がさかん。以前、魔界由来の魔力を検出したことがあり、ハーベストの生徒が調査に向かっていた。そのときに、ゲネシスの岩と呼ばれる大きな岩を回収したらしい。

「グレゴリー・ヴコローヴィチ・コーシェレフ」:ハーベストの記録が出てくる。ハーベストのまじめな生徒であったが、1年前に首吊りで亡くなっている。

調査シーン「屋敷」
君は、アドヴェント近郊の街、セント・エイリスに久しぶりにやってきた。(第一話で来たところ)
その、街の一角に、大きな屋敷があった。
セント・エイリスには、お屋敷が密集しているエリアはあるが、それらとは少し離れた場所にあった。自然があるところで、近くには湖がある。ここが、ハクのリストにのっていた場所だろう。
屋敷の中は人がいるようで、従者が何かを運んだり、掃除をしたりしている音が聞こえてくる。
鉄格子で囲まれた立派な庭口に来ると、手入れをしていた従者の一人が君に気付いたようだ。
「御用でしょうか?」
(主人の名前などを聞くと)「ワクルド・デュポン様でございます。デュポン様に御用があっていらした方でしょうか?」「お話は伺っております。どうぞ中へ」というと、鉄格子を開け、中にいれてくれる。
庭を通り、母屋に着くと、別の従者が出迎えてくれる。
「いらっしゃいませ。主人は2階におります」
と言って屋敷を案内してくれる。
その途中、君は多くの視線を感じた。運び物や、掃除をしている従者が君を見ている。少し気になったという感じであろうが、中には品定めをするようにじっと見つめる目もあった。

(ワクルドの部屋に着く)
「ワクルド様。ハーベスト(アドヴェント)の方です」
「どうぞ」と中から聞こえてくる。
中に入ると、館の主であろう、白髪の男が出迎えてくれる。
彼は机に座り、何やら書き仕事をしていたようだ。
彼は君が入ると、コトリ、とワイングラスを置く。
「すまないな。最近疲れていてね。これが無いと集中できないんだ」
「ワクルド・デュポンだ。君は?」
「○○というのか。歓迎しよう。それで、何をしに来たんだ?」
(事件のことを言うと)「ああ、父の件か。今さら、どんなことが知りたいんだ?」

(事件の概要)アラルが補足しながら喋ってくれる。
「そうだな。お前、ああいや、アラル、君の方が良く知っているだろう」
「はい。あれはちょうど4年前のことでしょうか」
「モルガン様はワクルド様の御父上であり、当時の頭首様でした。その日の朝、屋敷の従者たちはいつも通り、お勤め、つまり、朝の支度やお掃除をしておりました。モルガン様は、とても生活習慣が規則正しく、少なくとも私がお勤めを始めてかた、7年間は毎日かならず定刻に朝食を摂りに来ておりました」
「不審に思い、従者のひとりであるジェーンに聞いたところ、モルガン様はお手紙を投かんするために外へ出たといっておりました」ジェーンはさっき君を案内してくれた従者である。
「朝食に間に合わせるため早く出たとのことですが、それにしても帰りが遅いのです。それに、そのような手紙は通常、従者が投かんするのがお勤めなのですが、7年間、唯一このときだけ、モルガン様自ら投かんされておりました」
「流石に心配で、何人かで探しにいくことになりました」
「そして、すぐに見つかりました。モルガン様は、この屋敷の近くの湖で、うつぶせで浮いていらっしゃいました。なくなっていたのです」
「屋敷は大騒ぎになり、すぐに刑事さんを呼び、屋敷内の全員の安否確認がとられました」
「デュポン家の方はモルガン様を除き、全員無事だったのですが、従者がひとり、かけておりました」
「名前をハープ・ヴェーバー。まだ幼い子で、当時まだ10歳でした。ん? いえ失礼。行方不明になった時は11歳でした」
「すぐに刑事さんたちが調査をしてくださったのですが、事故、だそうです」
アラル「モルガン様の不審な行動、いなくなった仲間……事故だと思うには、あまりにも不自然ではないでしょうか? 私たちは、これを事故ではなく、事件だと思っております」アラルはとめどなく溢れる気持ちを抑えられないかのように、身を乗り出すように君に詰め寄る。さすがにワクルドが制するように、立ち上がる。
ワクルド「アラル。 失礼した。従者が出すぎた真似を。でも、わたしも同じ気持ちだ。父や従者を失った悲しみ、動揺は大きい。不明点が多い父の死の真相を解決してほしいと、家族一同、従者一同思っている。もちろん、事故であると納得できればそれで良いんだ。○○さん、あなたはどう思っているのか、聞いても? 事件なのか、事故なのか」
(事故)「そうか…昔の事件をいぶかしんだからこそ、来てくれたのだと期待したのだが。もちろん、簡単には断定できない立場も理解している」「そこでどうか、刑事さんに伝えきれなかった、我々の少しの発見だけでも聞いてくれないだろうか?」
(事件)納得した感じで、上記の発見があることを伝えてくれる。

ワク「ありがとう。ではアラル、頼んだ」
アラル「はい。あれは、えー……。ジェーン! いるんでしょう?」
アラルが閉まっている扉に向かって言う。
すると、ばつが悪そうにゆっくりと扉が開く。扉の向こうには、赤髪の従者がいた。そうやら、盗み聞きをしていたらしい。
ジェーン「…………お呼びでしょうか」目を泳がせていたが、何事もなかったかのようにお辞儀をする。
「こちらはジェーンです。彼女はなんでも覚えています。ジェーン、モルガン様が最後に出した郵便物の宛先を教えて」
「はーい」と気の抜けた返事をすると、彼女はハーベスト城下町の、ある家を答える。
「この家には、浮浪者がひとり、住んでいます。私たちは、モルガン様が不審な行動をするに至ったあの郵便物に関わっているその浮浪者が怪しいと思っています」
→フラグメント『配達先の家』を手に入れる。さらに、そこに行けるようになる。
「もちろん、4年前、私たちも行きました。しかし、あいつはそのときは全く相手にしてくれませんでした。」
「もしくは、ハープがどこかで生きていてくれたら、何か知っていると思いますが…」

「わたしたちの知っていることとしては…以上です。ワクルド様は何か?」
「あーそうだな。一応話しておこう。たしか、刑事さんには言えなかったからな」
と言って引き出しを探ると、丸いものを取り出す。直径5cmくらいの白い玉だ。
「父の遺品にあったものだ。他のものは一通り調べたのだが、これだけはわからなくてな。しかも、魔力を帯びているようだ」
→フラグメント『白い玉』を入手

(7年という言葉)「私ごとで申し訳ないのですが、私、5つのときからこちらでお勤めしております。お勤めを始めてから、モルガン様が亡くなった7年間、モルガン様が一度もその習慣を崩したことはありませんでした」

(ハクのこと)
ワ「ん? あー…ああ。思い出した。そういえば、父が私に聞いてきたのだ」
ア「そういえば、刑事の方も、ご主人様に聞かれてましたね」
ワ「そうだったっけな? なにぶん、前なもので」
ア「何か関係あるのでしょうか? ○○さん」迫るように言われる。

ワクルド「私たちの方からは、以上だ。質問があれば、どれだけ細かいことでも、なんでも言ってくれ」

(なければ)ワクルド「また聞きたいことがあれば、ここまで」というと名刺をくれる。名刺には携帯番号が書かれている。

(帰り)アラルとジェーンの案内で、君は屋敷を後にする。すると、階段を降りると、行きとは違う光景が広がっていた。
階段を下りた後から、出口にかけて、老若男女、10数名の従者が左右にずらっと並んでいた。君たちが階段を下り切り、出口に向かうと、全員一斉に、全員全く同じタイミングで、頭を下げる。そして、その目、その姿勢には、君への尊敬と期待がこもっていた。
アラル、ジェーンに連れられ、君はその間を通り抜ける。その間は、ずっと彼らは頭を下げたままだった。
最後に、アラルが屋敷の扉を開けると、ジェーンと合わせて最尾列に加わる。そうして、君は屋敷から出た。

調査シーン「アドヴェント」
・シーン描写
フェリシアの情報を求めて、アドヴェントにやってきた。
→誰か偉い人に聞くと(セント・クラウスなど)、「その件については、エーメン・ブランジーノ」という教授が良く知っていると教えてくれる。「しかし、今はアドヴェントにおらん…入院しておる。というのもなぁ……奴はなにぶん、有能な男なんだが……酒とギャンブルが好きでなあ。今はハーベスト近くの病院で入院しておる。」
→もう半日かけてハーベスト近くの病院に行く必要があります(ゆいが入院しているとこ)。
→このままセント・エイリスを調べても日数は消費しない。

調査シーン「病院」
・病院の描写
病院に行くと、受付の看護師に呼び止められる。
「こんにちは、お見舞いですか? どなたの……?」

(ヒールから話を聞く場合)
ゆいの部屋、エイメンとの会話の後などでヒール・クラウゼから話を聞くことができる。
「……なに?」
(イーダ・クラウゼのことを聞いた場合)
「うん、僕のかあさんだね。結構前に死んだよ」
「食中毒だって。食べちゃいけない山菜だかキノコだかを食べたんだって。俺と姉ちゃんは無事だった」
(『姉ちゃん』について聞かれた場合)
「姉ちゃんっていうか、お手伝いだね」
「かあさんがある日突然、連れ帰ってきてさ。困ってたんだって」
「しばらく一緒に暮らしてたけど、かあさんが死んでからどっかいった。連絡も取れない」
「ことあるごとに構ってきてうざかったけど、元気かな」
「名前は……アイリス。アイリス・ジェスター」

(エーメンの部屋に行く)豪華な個室だ。尋ねると、ちょうどいたらしく、女性看護師が顔を出す。ちらっと個室の中が見える。中には、顔をこわばらせた老人がいた。さらに、ベットの下にはおかしが大量にある。なんでだろう。
「はーい。あら、どうも?エーメンさんにご用事?」
「お名前は?」
「ちょっと待ってね~」
扉越しに声が聞こえてくる。「エーメンさんあの…」「いないと言え」
また看護師が顔を出す。「あの~。今はちょっとごかげんがよろしくないみたいで」
(無理やり声をかけた場合)→エーメンじきじきに断られる。あの話題は話したくないのだ。

(しばらく待つと)
ゆいが松葉づえをついて来る。子分のように二人子供を連れている。
前に見たときよりげっそりしているが、子供達の面倒を見ることを優先しているようだ。
(PC1以外の場合)
「こんにちは~あ!どうしたんですか?」「え!じゃあ、私が紹介しますよ!とってもいいおじさんなので大丈夫ですよ!」と部屋に押し込まれる。
(PC1の場合)
「PC1じゃん!どうしたの!」「え!じゃあ一緒にいこうよ!」「とっても優しいおじさまだから大丈夫だよ!一緒に遊ぼ!」
(ゆいと一緒に部屋に入ると)
さっきとは別人かと思うほどのニッコリ笑顔のエーメンが出迎えてくれる。「いらっしゃい、ゆいちゃん、ヒールくん、ペックちゃん。それと……君はさっきの…?」「おお、ゆいちゃんたちのお友達じゃったんか!早く言ってくれれば良かったのに!ささ、こっちにいらっしゃい!」というと、魔法で透明なテーブルを浮かべる。子供達にはちょうどいい高さだ。
「わ~い!」とゆいが駆け寄る。子供達も物欲しそうな顔でエーメンのベッド回りに寄って行く。一番はしゃいでいるのはどう見てもゆいだ。
「さあさあ、今日もいっぱいお菓子を用意してあるよ。おじさんに勝ったらあげるからね」
ゆい「わ~い!」。という感じで、エーメンはベットの下に用意してあったドーナッツを取り出す。
→みんなでポーカーで遊ぶことになる。エーメン以外の3人とダイスを振りあって勝敗を決めても良い。(ちなみに強い順にヒール>ペック>ゆい)
エーメンは真の意味でポーカーが強いようで、接戦を演じながらも、とても上手に3人とPCに負ける。最終的に、全員に均等にドーナッツが配られた。
おやつタイムが終わり、一息つくと「ばいば~い!」とゆいたちはエーメンに手を振り、部屋に戻っていく。ゆいは去っていく直前、PCに「頑張ってね」という感じの表情を向ける。

エーメンから話が聞ける時間になる。今度はPCのことを信頼して話してくれる。

以下はフェリシアの事件の概要である。エイメン・ブランジーノの口から語らせる。
「少し長い話になるが、かまわないか?」

概要:
(約4年と半年前の日付)その日は、真夏の晴天だというのに、外には多くの者がいた。フェリシアは活発な生徒で、陸上部に入っており、事件の日も何人かの友人と共にランニングをしていた。しばらくすると、友人の一人は、フェリシアとはぐれてしまったことに気付く。友人らがしばらく探すと、フェリシアはあっさり見つかった。ベンチでスポーツドリンクを飲んで一服していたそうだ。しかし、様子がおかしい。何やら意識がもうろうとしているようだ。最初は熱中症かと思ったそうだが、彼女の腕にあれが現れておったんだよ…刻印がね。つまり、ヘヴンリィ事件だった。私の元に話が来て、数人の特待生の生徒と共に事件の調査が行われた。しかし…まあ。私は、主にフェリシアから話を聞いていたんだが、……何かがおかしくてな。彼女は、はぐれたときのことをよく憶えていないといった。しかし、私も場を踏んでいてな、あれは嘘だとわかった。しかし、どれだけ聞いても教えてくれなかった。どうして彼女は嘘をついたのか…。今でもわからん。
そして、その次の日が彼女の命日だ。彼女はクリーチャーから守るために、隔離されていたのだが、どうしても散歩に行きたいと言い出してな。まあ、活発な子だったし、少しくらいは問題ない。友人らと共に散歩に行かせた。もし、何かあったとき、それこそクリーチャーがあったときはすぐ私に連絡するよう言ってな。しかし……はあ、あれが私の人生の一番の過ちだった。……一番だ。
私は自分の部屋に戻って授業の準備などを済ませていると、電話がかかってきた。フェリシアの友人からだ。……なんとまた、彼女とはぐれたらしい。私はすぐにすっ飛んで行った。
友人たちと合流し、しばらく学内を探したが、見つからず、連絡もつかない。しょうがないから、ヘブ特の奴らとも合流して、全員で学内を探した。放送も入れてもらった。そうしたら、外に出て行ったという証言があったもんで、皆で赤き砂漠、青き雪山を探すことになった。私は青き雪山を探していた。そうして、同日午後7時、青き雪山の山中で、……ああ、あの時は夏だったから、まだ山がちょっとだけ明るかった。ヘヴ特の生徒たちは帰らせ、私は一人で山中を探していた。そして、私は山中でフェリシアを発見した。しかし、既に息は無かった。君には言おう、死体は酷い有様だった。恐らく、クリーチャーがやったんだろう。
……だが、気になる点が一つある。これだ。というと、彼は一枚の写真を机から取り出し、見せてくれる。そこには、神秘的な光を放つ、白い玉が映っていた。これは、彼女の遺品として発見されたものだ。調べてみたのだが、これはどうやら同じ白い玉どおしで通信ができるらしい。しかも、魔力を送り、通信先で魔法を使用することもできるようだ。まあ、おくれる魔法の量は少ないがな。よほど力のある者でない限り、リベラルアーツをちょっと使うくらいしかできん。なぜ、彼女はこんなものを? 友達同士で使っていたのだと思っていたが、他の者に聞くと、どうにも違うらしい。そして、通信機として使っていたのであれば、どうして助けを呼ばなかったのだろうか? 呼べない状況か、あるいは……。(彼女が自分から行ったから、呼ぼうともしなかったか。というのが続く言葉)
→ここまで一気にしゃべると、彼は息を吐いて黙り込む。「以上だ。これが知りたかったことで、よろしいか?」
→フラグメント『白い玉』
→フラグメント『白い玉の機能』

(補足)
エーメン・ブランジーノがハクという言葉を聞いたのは、生前のフェリシアに話を聞いているとき。「ハクが……」と言いかけたのを聞いている(これをファリキクス刑事に話している)。
「ハクとは誰なんだ?あのときから頭の隅にひっかかっていたのだが」「生徒にも、それっぽい奴はおらんかったしな」

調査シーン「ギース村」
(ここのイベントは一日使うので注意)
君は非常に長い道のりを経て、なんとかしてギース村にたどり着いた。
ここは、魔導次元辺境の小さな村で、山と湖の恵みをフルに受けて生活している。そして、その生活の節々では魔法が使われている。そんな村である。
君は、村で話を聞くと、何にしろ調査をするなら侯爵の家に行った方が良いと言われる。
→侯爵家へ
君が侯爵家に着く。立派な館で、庭も綺麗に手入れされている。立派な扉を開けると、従者が出てくる。アドヴェントかハーベストの生徒と言えば、あっさり中へ案内してくれる。
廊下を歩くと、立派な調度品や絵画が極よく飾り立てられているのが目に入る。そして、巨大な長テーブルのあるダイニングに案内される。従者にお茶かコーヒーはいかがでしょうか?と勧められる。
椅子を進められ、しばらく待っていると、軽快なノックと共に、ダイニングの奥の扉が開く。そして、1人の紳士が、学生っぽい青年を引き連れてやってきた。紳士は服装や身振りから十分に侯爵であると想像できる。
ロ「どうも、お待たせして申し訳ない。」と侯爵は君にうやうやしく礼をする。
ロ「私は、このギース村の主、ロベール・ド・ギースだ。ハーリィ、自己紹介を」
ハ「はい、僕はここの雇われ研究員のハーリィ・トンプソンです。昔、ハーベストにいたんだ」
ロ「君の名前も聞かせてもらえるかな?」
ロ「よろしく。聞いたところによると、君はハーベスト(アドヴェント)の生徒さんだそうだね? とても遠かっただろう。遠路はるばるどうしてギース村に来てくれたんだい?」
(事件のことを正直に話せば、侯爵もハーリィも正直に話してくれる)
ロ「ふむ、そうか。マチアスのことか。マチアスは漁業を営んでいたが、君の言う通り、低体温症で亡くなっている。あれはもう、3年以上前か。彼は湖に、それも夜の湖に落ちて死んだ、事故さ……まだ若かったのに。
詳細を語っておこう。彼は一人で湖に出たんだ。まあ、想像に難くないと思うが、夜に漁業をするのはとても危険な行為なのだ。真っ暗な海に落ちたら、まず助からない。しかしながらどうして、マチアスがそんな真似をしたのかは、正直なところ、良くわかっていない。我々の見解では、当時の弟子だったフロスという少女に良いところを見せたかったんじゃないかと思っている」
(フロス行方のことについて尋ねられると)「マチアスと仲が良かったからね、そうとう落ち込んだようで、すぐに別の街に出て行ってしまったよ。私たちも止めたんだが……それ以降はどこにいるか分からない」
→街はギース村から一番近い街で、君もここに来る途中に経由地として使った記憶がある。
→(もしその街を探すなら)フロスという少女はいないことがわかる。偉いところまで聞くのであれば、引っ越してすらいないことがわかる。
(フロスの詳細について尋ねられると)「フロスは当時11歳の少女で、私の娘、リリにも良くしてくれた。彼女はギース村近郊でクリーチャーと不幸な出会いを果たしてね。逃げてきたところをここで保護した。現実世界出身の者だそうだ」
(フロスとの想い出について)「彼女が来てすぐだっけな。3年ちょっと前ということになるかな。フロスにせがまれるもんで、皆で彼女の誕生日会をやったんだ。彼女がここに来てすぐに、そういうことができて本当に良かった。マチアスも、娘のリリも、そして我々も彼女と打ち解けることができたし、彼女も心を開いてくれた。仲間になったわけだ。それから彼女は積極的に手伝いをしてくれるようになり、最終的にはマチアスの弟子に落ち着いた。はじめはリリと仲良くなれるように、館の手伝いをしてもらったのだが……。皿を持たせるとこう、(ひっくり返すようなしぐさを見せる)だ。ははははは」
(ハクについて)「どうだったかな……。聞いたことがある気がするね」「そういえば、いつだったか、マチアスが得意げに語っていたことがあったな『世話をしてくれる妖精みたいな存在がいる』と。それがハクだったような」

(帰るとき)
「そうだ。私の連絡先を教えておこう。君の真剣な態度、とても気に入ったよ。いつでも、何でも聞くてくれ」と言うと、名刺を渡してくれる。
「ハーリィ。客人を見送ってくれないか。おしゃべりは大概にな」
「よしきた。こちらで~す」とハーリィと呼ばれた青年が君を館の外まで案内してくれる。
しかし、侯爵の注意など忘れてしまったのか、君に話しかけてくる
「なぁなぁ、君、○○の生徒なんだって?」
「へ~!それじゃあ、ゲネシスの事件は知ってるか?」
「え~、君、件の事件を知らないのかい?」
(ここから後ろになるにつれ早口)「あれはほんの7年前、おおもうそんなに経ったのか、に、起きた魔導次元を揺るがす大事件さ。ある巨大な存在、ゲネシスが魔導次元を乗っ取ろうとしてって話で、その姿は巨大な像だったと言われているんだ。そしてだな、その危機を救ったのはなんと、あのカント先生と、当然おちゃらけ学長先生それにあと、俺たちの先輩でもあるハーベストの生徒の方々なんだ!かの先輩方はそれぞれで危険を察知して調査、カント先生の手記までたどり着き、そしてあのゲネシスとも戦ったと聞いてるんだ!すごいよなぁ~あ、もちろん結果は当然……。お、玄関に着きましたよ。またいらっしゃい!」と扉を丁寧に開けながら手を振って別れる。

(もし、フロスの誕生日を聞かれた場合)5月1日と答えてくれる。

(もし、フロスの写真を見せてくれと聞かれた場合)侯爵は、誕生日会の写真を持ってきてくれる。そこには、幼かったことのリリと、フロスとみられる少女が載っていた。ここで、PCがアニーを疑っていた場合、フロスにアニーの面影を見ることができる。PC2がこの写真を見た場合は、フロスにアニーの面影を感じることができる。

(初手は出てない)調査シーン「配達先の家」
ハーベスト城下町。
君たちが住所の先に行くと、そこは見るもみすぼらしい家だった。
(ノックすると)柄の悪い男が出てくる。
男は頭をぼりぼり書きながら応対する。
「はい? 俺みてえなもんに何か御用で?」
(事情を話すと)抜けた歯を見せつけるかのようにニィと笑う。
「刑事さんのとこかえ?ひひひひいいひ!」
「知らねえよ!でも、ちょっと金を用意してくれれば思い出すかもなぁ」
というと、君たちにダイヤモンドが3つ買えるくらいの値段を要求してくる。

(ファリキクスに交渉すると、オッケーくれる)
→小切手が魔法で送られてくる
(小切手を渡すと)「おお!い、いいのかえ?」
と目を輝かせて言う。
「それじゃ、わしはこれで……」と何も教えることなく、ドアを閉じようとする。
「ひひひ、冗談だえ」
「で、何が聞きたいんだい?」
(男の知っている情報を素直に教えてくれる。発動体工場にさらに流していることを聞くと、→フラグメント『発動体工場』を獲得し、行けるようになる)

・男(名前はバティ)の知っている情報
・昔、もう5年以上前だな。『ハク』という人物に頼まれたのじゃ。彼女は妖精じゃ。ある日現れると、頭の中に話しかけてきた。彼女はこういった。これからあなたに、荷物が届くことがある。それを、ここの住所に送るように、と。
→ハーベスト城下町の外にある、「発動体工場」の住所を指さす。
→そうしたら、「これはほんのお心です」だって!宝石がもらえたんだぁ。というと、彼はポケットに手を突っ込み、君たちに見せる。そう、それは紛れもなく、本物のルビーであった。
・最近もらえたやつだぁ。
(もし、日にちを聞くと)いつだっけなぁ。一週間は経ってねえんだ。
(もし、郵便物の内容を見ると)見てねえよ。だって、袋を開けたらもらえねえって言うんだもん。
→でも、いっつも大小、バラバラの何かが入っているねえ。こんな箱で届いたこともあった。石かなんか入ってるみたいで、すげえ重かった。
(もし、全ての荷物の日付を聞くと)覚えてねえよ。忘れたころにやってくる。半年に一回くらいは絶対に届いたかなぁ。まあ、この報酬はぜってえ忘れねえんだけどよ。いひひひ。

(初手は出てない)調査シーン「発動体工場」
君は、謎の郵便物の後を追い、ハーベスト城下町から少し離れた、発動体工場にやってきた。
工場の入り口に立つと、警備をしている魔法使いに話かけられる。彼女は本を読んでおり、めんどくさそうに君に声をかける。
「あーい。どちらさん?」
「ああ、生徒さんね。ハーベストの生徒さんがこんなところに何の用事? ま、いいけど。でも証明するものないしなぁ。また怒られると面倒だし」
(調査というと)カラカラと笑い「刑事みたいなことしてるんだね」

(ファリキクスの名前を出せば)「あー!フォークスの!?」どうやら、彼女は知り合いのようだ。
「あいつ元気?」
「あいつも奥さん死んでから変わっちゃったからなぁ」
「アタシはあいつと同期なのよ。魔法学園のね」
「おお、そうだ。いいよ、お通り。頑張ってね。あ、そいえば何の調査なの?」

(ファリキクスの名前が出ないと)「そうだ。じゃ、魔法。なんでもいいから見せてよ。生徒さんならなんか面白い魔法できるんでしょ? あんたが出せるいっちばんすごい魔法見せてよ」→見せる→威力でウウウウウ…と警報が鳴るが、彼女はバン!とスイッチの一つに手のひらを叩きつけると、警報は沈黙する。けらけらと笑い。「すごいんだねえ。最近のハーベストの生徒は!あたしらがいた頃とは全然違う」
「そういえば、何の調査に来たの? 工場長にはアタシから適当に伝えといてあげる」というと、彼女は脇から真空管を引っ張りだす。

(郵便物という)「郵便物? じゃあ、あっちの倉庫にあるよ」と、工場の端にある倉庫を指さす。
「ちょっと待ってねえ」彼女は真空管に口をつける「こうじょーちょー? 大至急ハーベストがウチを調査したいって」「さあ?例の事件じゃない?」「郵便倉庫」「あい」
「案内役(名前はアイザック)をつけるならいいてさ。倉庫前で待ってるみたい。調査頑張りな。(フォークスにもよろしく)」
というと、皺がついた手を差し出してくる。
握手するとニッと笑い。「あんた名前は?」
「○○(呼び捨て)。怪我しないようにね。一応ここは工場だから」
(名前は聞かれたら)「あたしはソウレス。いってらっしゃい!」

君は警備員に教えられた方向へ向かうと、倉庫っぽいものが見えてきた。
その前には、作業着の男がおり、手を振る。彼が案内してくれるようだ。
「こっちです」と彼は倉庫のドアを開けてくれる。
郵便倉庫には、大量の郵便が積まれていた。
「僕は、ここで郵便の管理をしています。この工場宛の全ての郵便を受け取り、工場内の正しい人に届けます」
(郵便物のことを話すと)「うーん。そんなわかりやすいものあったかなぁ。一週間程度なら、各工場に問い合わせればわかるけど…」というと、彼はポチポチと連絡を打ち始める。
しばらくすると、返信が来たようだ。
「ごめん、そんな感じのものは、どこも受け取ってないみたい」
「ただうーん。探してないところがあるんだよね」
「誰に送るのかわからないものは、奥に保管してあるんだ。行ってみる?」
「まあ、保管っていう名目の……放置かな?」彼は笑いながら言う。
(行ってみるなら)
「ここの宛名で来てる以上、捨てるわけにもいかないし、でも他に送る先もないからね」
と言いながら、彼は奥に案内してくれる。
暗い廊下を歩く。ガコン、ガコン、ガコン、と鉄がくぐもった音が響く。
「さ、ここだよ」
バチン!と、彼がスイッチをつけると、淡いオレンジ色の電灯がつき、室内が照らし出される。
そこはそんなに大きくない四角い部屋で、四方に身長より高い棚が並んでいる。そして、その全ての棚に、びっしりと封筒、書面、ファイルが詰まっていた。
「はは…結構あるね」
君は見渡してわかる。ここを探すのに、丸2日程かかる。
ただし、PC3人でやれば、人数の1日で終わる(2人でやるなら1日、4人でやるなら半日、本日含む(つまり3人でやれば今日中に終わる))。(頼れそうなNPCを呼んでも良い)
→全てのファイルを調べている内、ひとつの封筒が出てくる。石のようなものが入ったふくらみは、空のファイルによって誤魔化されており、ぱっと見分からなかった。
→PC3がいれば、なんとなく感触で、この前ハクに送らされたあれだとわかる。
→そして、その発送先にはこう書かれていた『魔法学園ハーベスト 学生寮 アニー・ペキュニア』。
→封筒の中身を見るのであれば、中から虹色にきらめく石が出てくる。大きさは、靴の片方くらいだ。ゲネシスの岩を調べているのであれば、それだとわかる。
→フラグメント『アニー・ペキュニア』を獲得する。

クライマックスへの道
基本は、アニーの元へ直行することを想定している。

以下、刑事、先生に先に伝えた場合の想定。
・ドロシー→危なくないよう見守っているから、皆が決着をつけておいで。
・ファリキクス→「君たちには悪いが、捕まえる。でも…」といって君たちをじろりと見る。「先に君たちが行っておいで。彼女を抑えてきてほしい。僕は、君たちが見つけてくれた証拠を固めてくる。…これは僕にしかできないことだからね」「いや、それにしても生徒に先を越されるとは、こまったこまった」
・イニアス→事件後2日目に失踪。見つからない。
・その他の先生→ドロシーと同様。ドロシー、ファリキクス刑事には伝えておくと言ってくれる。

第二話「昼毒」:クライマックス1(アドヴェンチャーパート成功)

最終調査シーン「星々」
条件:フラグメント「アニー・ペキュニア」を獲得し、病院に行くと宣言すること。

調査もあり、もうすぐ日が暮れそうだが、PC1は、これくらいの時間ならぎりぎり入れてくれるだろうとわかって良い。
君たちが病院に着く頃には、陽は水平線上にわずかに残っているだけとなり、空の半分以上は夜だった。見上げれば、一等星がいくつか見えるだろう。
病院はライトアップされており、赤十字を照らしている。そんな病院の壁面には、病室の窓がいくつもならんでいる。きっと、その中には、ゆい、翼、他の中毒者、エイメン先生なんかもいるのだろう。
(病院に行くと)アニーが出迎えてくれる。まだ血色は悪いが、なんとか元気そうだ。
「皆様いらっしゃいませ。ご心配をおかけしました」
(調査の内容を一通り喋った場合)
「……なるほど~」
アニーは何かを考えるように下を向いたあと、決心した様子で顔を挙げ、君たちの方を向く。
「……少し、景色の良い場所に行ってもよろしいでしょうか? 私が知っていることを、全てお話します」
そう言って、屋上へと続く階段がある方を指出す。

(屋上に行くと)君たちは屋上に着いた。時間が経っているからか、それとも街灯が少ないからか、さっき道を歩いていたときよりもずっと暗い。
君たち全員が屋上に出ると、アニーは君たちの正面に立つ。そして、君たちを見据えると、笑みを浮かべる。しかし、それはいつものものではなく、少し目を伏せ、少し寂しそうで、そして、何よりも落ち着いて堂々としていた。
「今日はすっきりと晴れた、良い夜空ですね」彼女は夜空に目を向ける。先程より暗い屋上では、もっとたくさんの、きらめく星々が見えた。
「お見舞いにも来ていただいたと聞きました。ありがとうございます」

(もし、どうして毒を飲んだのか?と言われた場合)「証拠をなくすためです」と答える。(ほんとはちがうけど)

(結やみんなを殺したときのことを聞かれた場合)少しだけ悲しそうに眼を伏せた後にまた上げ「それを答える必要はないでしょう」

(どうしてそんなことをしたのか?)喉から何かを絞りだすように口を開けた後、いったん黙る。「語ることはできません。……皆様には、きっとわからないでしょう。本当の闇がどれだけ深いのか、そして…」と言って君たちを見る。「手を伸ばしても届かない光が、どれだけ遠いのか」

(話がひと段落したら)

「……わたしにとって、皆様となんともないお話をするのは、私の大切な宝物……でした」
アニーは、しんみりとした顔でそういう。
「だからこそ、失うのはつらいです」
そう言って、アニーは、君たちに、ゆっくりと、発動体であるおもちゃの銃を突きつける。
「皆様、ご存じでしょうか? ここの一階下は、ご老人の方や、寝たきりの患者さんが多いんです。……ですので、少しくらい音を立てても、誰も気づきはしません」
「……そういえば、皆様には私の本当の発動体を見せていませんでしたね。いや、見てはおりますか」というと、彼女は、たった今構えたおもちゃの銃を地面に落とす。プラスチックが跳ねるカラカラカラ……という音だけが響く。そうして、念を込めるように右手を振る。すると、間違いなく彼女の指示で、魔法で、彼女の足元からにゅるりと、黒いスライムが出てくる。そう、それは廊下で君たちを襲ったスライムであり、そしてオクーロ村でゆいを潰したそれだ。
「それでも、アニーは、いえ、わたしは、最後まで勇敢に戦う」

最終戦闘:アニー・ペキュニア

・エンディング1「夜闇が明かす月」
アニーは君たちに敗れ、よろよろと地面にへたりこむ。
黒いスライムは紋章と共に完全に消える。

(アニーに事件のことを聞く)
彼女はへたりこんだまま、君の方を見上げて、声を出そうとする。しかし、すぐに喉を抑えて苦しそうに眼を閉じる。
「わたしは……」目をあげながら、PC1の胸元のペンダントを見る。
(願いの石が無い場合)しかし、そこにペンダントは無い。
「すみませんでした。大事なものでしたでしょう」
というと、彼女は右手で自分の太ももを強くつねる。左手の爪を喉に食い込ませる。彼女は痛みに顔をしかめながら、声を絞りだす。
「こうしないと…しゃべれ…ないのです…ハ………ハクのことについ…て…は」
そう口に出しながら、何とか話始める。(全ての事件について語りだす)

(願いの石がある場合)
「私を……私に…慈悲をくれるというのであれば…それで…私に喋らせるのです……すべてを…」といって願いの石を見る。
→大魔法:フィロソフィアアイズでアニーに無理やり喋らせることができる。
(フィロソフィアアイズを発動した場合)アニーは安心するかのように、安らかに肩の力を抜くと、話し出す。
(フィロソフィアアイズを発動しなかった場合)アニーは喉を締め付け、鮮血を流しながら、しわがれた声を絞り、話し出す。

→エンディング2に進む。

・エンディング2「すべての事件について」
・GM向けの説明
アニーによる事件の告白です。長いですが読みましょう。

・以下、シーン本編

アニーの独白「事件について」
まず、ハクというのは、わたしではないです。いえ、これからおはなしいたしますが、人々を殺めていったのは、間違いなくわたしです。ハクが指示犯、わたしが実行犯といったところでしょうか。これからお話するのは、わたしが奪っていったものの全てです。

6年前、わたしは、はじめて人を、ケリル・フォークスを殺しました。黒き森の奥深く、偽の手紙をもってやってきたわたしを、彼女は快く受け入れてくれました。優しさと気配りができる彼女は、隙だらけでした。
後ろを向いたときにロープを取り出し、動かなくなるまで首をしめる。動かなくなったら、天井につるし、あらかじめハクが用意していた手紙の切れ端を置きます。これで、自殺現場が完成します。遺書は、ハクがケリルに書かせた手紙の一部を切り取って作ります。彼の夫である、ファリキクス・フォークス刑事は、この事件をたいへん執念深く追うようになってしまいました。

5年半前、イーダ・クラウゼさんは、宝石商の店主でした。そのときのわたしは、アイリス・ジェスターという名前でした。シングルマザーで、5歳くらいの小さな子供がいました。とても気さくな方で、根暗だったわたしに、女性としての仕草、人としての礼儀を教えてくださいました。……そんなイーダさんも、わたしは手をかけました。幼かった息子さん、名をヒールといいます。わたしは彼を弟のようにかわいがりましたが……今、彼がどうなっているのか心配です。

そして、5年前。オクーロ村は特別でした。大きなものを回収するために、村人全員の灯を消すよう、命じられました。(といってPC1を申し訳なさそうな目で見る)
大きなものというのは、オクーロ村の山のてっぺんにある、大きなお地蔵様です。村人の神様だそうで、どれだけ交渉しても譲ってくださらなかったとのことです。当然ですよね、何百年も前からある、神様ですから。
それで、5年前のあの事件が起こりました。村の皆様を、結さんをあんな目に合わせてしまったのは私です。……本当に…ごめんなさい……。PC1さん、あなただけを、あのとき傷つけなかったのは、あなたを前にして、ハクから急にそう命じられたからです。なぜだか、今でもわかりません。

このような感じで、アニーは自白を続けていきます。

セント・エイリスで宮前進を殺したこと、モルガン・デュポンを殺したこと。モルガンを殺したときの名前が、ハープ・ヴェーバーだったこと。フェリシア・ガルシアを殺したこと、教師のエイメンの必死な捜査を悲しい気持ちで見ていたこと。ギース村で友達になったマチアスを海に突き落としたこと。アマリリスでルドラを殺したこと。ハーベストでグレゴリー・ヴコーロヴィチ・コーシェレフを殺したこと。グレゴリー殺害後にPC2に出くわしてしまい、縄の跡をごまかすためにわざと君の前で転んだこと。そして、PC3をスライムと、食中毒で殺そうとしていたこと。
そして、最後は自ら毒入りのシチューを呑み、命を絶とうとしていたこと。

アニーの独白「はじまり」
最後にもう一つ、語ることがあります。わたしとハクの出会いです。

私は、現実世界のとある地方の出身です(ドイツ)。
父は事業を営んでおり、それなりに裕福で、母は毎日私と遊んでくれました。ですが、ある日、おとうさんが、ずっと家にいるようになりました。おかあさんとの仲も悪くなり、わたしが寝ると、言い争いをするようになりました。
そんなある日のことです、とびきり悪い喧嘩があった翌日。急に、家族でピクニックにいくことになりました。その日、おかあさんはとびっきり優しくて、でもあんまりおとうさんの方を観てくれませんでした。おとうさんは、なんだか情けないような、申し訳ないような目でわたしを見ていました。
そうしてわたしたちは3人で、お出かけをしました。ふたりとは、いろいろなお話ができました。おとうさんとしゃべったのは、久しぶりでした。
そうして山を登っていきましたが、登っていくたびにふたりが怪訝な顔をします。ここは切り立った崖が多く、危険な地域のはずなのに、そういう様子がみえないんですよね。
さらに、舗装の道路や、人の手が入ったような道も進むにつれてなくなってきました。これは、おかしなことなんです。
そうやって適当に進んでいく内に……大きな怪物に出会いました。足が長い、虹色のじょろうぐもです。今はわかりますが、あれはクリーチャーでした。そう、皆様ならおわかりでしょう。私たち一家は、違う世界に迷い込んでしまったのです。
クリーチャーは、雄たけびを上げると、火を噴いて襲ってきました。おとうさんと、おかあさんは、わたしを庇って、大きなケガをしました。わたしも、死にかけました。そんなとき、一人の少女があらわれました。とんがり帽子に、白いローブの少女。
彼女は一瞬でじょろうぐもを倒すと、わたしと、おかあさんと、おとうさんを連れて彼女の言う安全な場所まで連れて行ってくれました。
そこは、廃墟街で、たくさんの人がいました。その中にあるとびきり大きな塔の中へわたしたちを案内すると、おとうさんとおかあさんをベットのような、棺のようなものに入れ、わたしに言いました。
「あなたのご両親は、とても大きなケガを負ってしまいました。なんとかわたしも直していますが、あなたの協力が必要です」
「……はい」私は肯定するしかありませんでした。
「良いお返事です。あなたが最後まで勇敢に戦えば、ふたりは戻ってくるでしょう」
「わたくしはハク、ハク・フロム・アザ。魔導次元と対をなす、もう一つの魔導次元(今ならわかりますが、もうひとつの魔導次元とは、第四次元のことです)。そのアマリリスのブレイン」

……それから、彼女にいろいろなことを教わりました。
魔法、知識、……一番多かったのが、ひとのアヤメカタ。
一年近くわたしにいろいろなことを教えると、彼女は私に優しくこういいました。
「あなたは役目をもらい、いろいろな場所にいくでしょう。お友達もできるでしょう。だから、お誕生日の日だけは、お役目のことは忘れて、みんなにお祝いしてもらいなさい」
わたしは、うなづくことしかできませんでした。

→エンディング3に進む。

・エンディング3「アニーの処遇について」
アニーは全てを吐き出すと、魂までもがなくなったかのように、項垂れる。それは、罪人が自らの首を差し出しているかのようであった。
「皆様、わたしは……。わたしを、どうされますか?」

ここで、アニーのその後の処遇についてPCたちで話し合う。候補としては以下のような感じであるが、本当にどうなっても良い。(アニーがこのシナリオ終了時に死んでも良いと言えばわかりやすいだろう。もちろん、死んでいない方が3話で出せるのでありがたいが、問題はない)
・恩赦して事実を隠蔽する
・恩赦はしないが事実を隠蔽する
・全てを公にするために治安組織に渡す(ファリキクスに選択を委ねた場合もこれになる)
・私刑にする

→それが決まった後は、ファリキクス、ドロシー、トト、セント・クラウスにそれぞれ何と報告するか決めてもらう。
(決める際にGMは、4人がある程度どういう反応をするかいうことをPLに伝えること。基本的には、真実を伝えれば、ファリキクスを含め4人とも、PCの意見に賛成してくれる。PCがアニーのことを隠す場合は、黙認し、空いた廃墟や寮を何も言わずに貸してくれる)

個別エンディング
・GM向けの説明
以下、第3話に進むために、個別エンディング内でPCたちにやって欲しいことリストとなります。GMとPCで協力して、必ず伝えましょう。
① 誰かがドロシーにハクのことを言いに行く。アニーのことで嘘をついてもいいが、ハクのことは真実を話してほしい。
② 誰かがファリキクスに報告に行く。アニーのことで嘘をついてもいいが、ハクのことは真実を話してほしい。
③ PC2はトトや仲間に何と報告するのか決める。もちろん嘘でも良いが、少なくともハクのことは真実を話しておいてほしい。

・個別エンディング本編
3→1→2の順にやると良いだろう。

PC3→翼
酷い目に遭いました。君はずいぶん捜査をしてくれたといいますが。
→PC2は翼に今回の顛末をなんと伝えるか。

PC1→結
星を見て村のことを思い出すね~という。
結は、村を襲ったやつらの話を出し、PC1に許せるかどうか聞く。
→PC1は結に今回の顛末を話すか、話さないか。

PC2→アニー(フルート)
エンディングから導かれる結論をやる。

第二話「昼毒」:クライマックス2(アドヴェンチャーパート失敗)

条件:調査が3日目の終わりに突入してアニーが目覚め(「調査中イベント一覧」を参照)、かつ、PC2がアニーのお見舞いに行かずに5日目になると、このエンディングになります。
※GMは必ず、ファリキクスの口から、アニーが目覚めたことと、調査は焦らずにアニーのお見舞いに行くよう勧めてください。
※GMはできるだけこのエンディングにならないよう、条件に書いた日付+1~2日の余裕をPCたちに与えたり、アニーからPCに連絡を入れたりするようにしてください。

ある日の朝、PC2の元に、電話がかかってくる。
相手はドロシーだ。
出ると、しばらく、嗚咽のような、泣き声のような、声にならない音が続く。
「あの…………あのっ…………」
鼻をすする音と、涙を拭くような布をすするおと。
「PC2……。落ち着いて聞いて……。アニーちゃんが……アニーちゃんが……」
「病院の屋上から落ちちゃって……」
……病院に向かうと、そこは既にやかましかった。

しばらくして落ち着くと、ファリキクスが君のもとに来て、PCたちに手紙を渡してくれる。結局、アニーは、亡くなったらしい。手紙は、遺体から出てきたようだ。
以下は手紙の内容。

『
PC2先輩

他、ハーベストでお世話になった多くの皆様。
わたくしは、大罪を背負って死にます。

今回の中毒事件を起こしたのは、わたくし、アニー・ペキュニアです。
本事件でわたくしは、とうに死んでいた正義の自分はもちろん、自分の中の何かを支えていたたった一本の糸すら失うこととなりました。すべて、破滅しました。

死ぬ前に、わたくしがこの魔導次元中でおこなってきた全てを告白、告発いたします。

(以下、GMは上記にある、『エンディング2「すべての事件について」』を読み上げ、全ての事件と、ハクの真相を明かすこと)

最後に。
これは、ハク・フロム・アザによって書かされたものではございません。
フルート・サンソン』

PCたちは、「フルート・サンソン」というのは、彼女の本名であるとわかる。アニー・ペキュニアという名前すら偽名だったのだろう。
→もし、彼女の墓を建てる場合は、ドロシーだろうと、トトだろうと、相談に乗ってくれる。好きな場所に作ってくれる。
→少し調べれば、フルート・サンソンは、現実世界のドイツ出身であることがわかる。

個別エンディング
・GM向けの説明
以下、第3話に進むためにPCたちにやって欲しいことリスト。
① 誰かがドロシーにハクのことを言いに行く。アニーのことで嘘をついてもいいが、ハクのことは真実を話してほしい。
② 誰かがファリキクスに報告に行く。アニーのことで嘘をついてもいいが、ハクのことは真実を話してほしい。
③ PC2はトトや仲間に何と報告するのか決める。もちろん嘘でも良いが、少なくともハクのことは真実を話しておいてほしい。

・個別エンディング本編
3→1→2の順にやると良いだろう。

PC3→翼
酷い目に遭いました。君はずいぶん捜査をしてくれたといいますが。
→PC2は翼に今回の顛末をなんと伝えるか。

PC1→結
星を見て村のことを思い出すね~という。
結は、村を襲ったやつらの話を出し、PC1に許せるかどうか聞く。
→PC1は結に今回の顛末を話すか、話さないか。

PC2→アニー(フルート)
エンディングから導かれる結論をやる。

第二話「昼毒」:敵データ

・中間戦闘:黒いスライム
名前:スライム
主体属性:火闇
攻撃力:13 防御力:4 HP:200 TP:200 SS:11 移動値:2
クリーチャーサイズ:1×1

アクション:9
リアクション:8
リベラル:9

【発動体効果】
・アクションフェイズ、もしくはリアクションフェイズの発動ダイス数に+2することができる。1ラウンドに1回まで、1シナリオに3回まで使用可能。

【特技】
・vivere est militare.(生きることは戦うこと)/5/A/このラウンド間、準備タイミングを追加で3回おこなう。この効果は1アクションフェイズに1回しか使用できない。
・superanda omnis fortuna ferendo est.(運命は耐えることで克服せよ) /7/A/この発動タイミングでの発動ダイス数に+5する。ただし、自分はこのラウンド終了時まで、オリジンが使用できない。
・第七原始魔法「カース」/10/AR/好きなグッドステータス2つをLv.1で自分に与える。この特技は1ラウンドに1回しか使用できない。

【魔法】
オリジン/アクション/X/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
ハーベストムーン(攻)/アクション/123456/攻撃力+20、さらにこの魔法の発動確定後、この発動タイミングにおける全ての発動ダイスをもう一度振る。また、この発動タイミングではもうハーベストムーンは発動できない。※オリジンと同時に使用することはできない。
オリジン/アクション/X/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
アイリス/リアクション/X/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
シークエンス/アクション/66/今回の発動タイミングで消費しなかったマナを次の発動タイミングのときに発生させる。また、この発動タイミングではもうシークエンスは発動できない。
アイスボール/アクション/26/攻撃力+1、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
デビルズウイング/アクション/466/攻撃力+3、さらに攻撃範囲を自分の左右1マスに変更し、自分にグッドステータス:飛行レベル2を与える。
レイフォールゲート/アクション/456/攻撃力+3、さらに戦闘空間上の好きなオブジェクトを1つ選び、戦闘空間上のほかの好きなオブジェクト1つの1マス前方または1マス後方に移動させる。
カオスオブアンビバレンス/アクション/1666/攻撃力+9、さらに攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスと、前方5マスに固定し、この発動タイミングで、魔法のコストとして使用したマナの数だけ攻撃力を上げる。
スーパーノヴァ/アクション/3336/攻撃力+8、さらに自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。また、この魔法の効果によって受けたグッドステータスは、戦闘終了時まで消去されず、レベルの増減も起こらない。
メテオインザケイジ/アクション/1113/攻撃力+7、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きなマスに好きな数だけオブジェクト:プロミネンスを召喚する。
エレメンタルクロス/アクション/1234/攻撃力+7、さらに地属性、水属性、火属性、風属性のマナをそれぞれ1つずつ発生させる。また、この発動タイミングではもうエレメンタルクロスは発動できない。※オリジンと同時に使用することはできない。
カーディナルコスモス/アクション/33333/攻撃力+10、さらに攻撃範囲を戦闘空間上の全てのマスに変更し、この魔法攻撃での合計攻撃力を2倍にしてダメージ計算を行う。
ディレクトオブオーバーロード/アクション/66666/攻撃力+12、さらに味方全員にグッドステータス:興奮レベル3を与え、味方全員が受けているグッドステータスのレベルを全て3上げる。

アイリス/リアクション/X/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
ハーベストムーン(防)/リアクション/123456/防御力+20、さらにこの魔法の発動確定後、この発動タイミングにおける全ての発動ダイスをもう一度振る。また、この発動タイミングではもうハーベストムーンは発動できない。※アイリスと同時に使用することはできない。
ビートディフェンス/リアクション/56/防御力+2、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
アンチスペル/リアクション/666/防御力+5、さらに魔法攻撃を構築している魔法のうち、レベル4の魔法1つの発動を無効にする。
ナイトメアエヴァンジェル/リアクション/456/防御力+4、さらにダメージ計算直前に、自分のTPを3点減らすことで、2マス移動することができる。また、この魔法の効果により自分が攻撃範囲内から攻撃範囲外に出た場合、自分に魔法攻撃の効果とダメージ計算は適応されない。
テラフォーミング/リアクション/156/防御力+4、さらにオブジェクトの存在していない自分の右前、左前、左後、右後のマスにそれぞれオブジェクト:モノリスを召喚する。
ディスチャージ/リアクション/355/受けた分のダメージを次の自分のアクションフェイズでの攻撃力に加える。
アインソフオウル/リアクション/5556/防御力+8、さらに光属性のマナを3つまで発生させる。
ユグドラシル/リアクション/1666/防御力+7、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな1マスにオブジェクト:ユグドラシルを召喚する。
パーフェクトキャンセル/リアクション/66666/防御力+12、さらに魔法攻撃を構築している魔法の攻撃力上昇以外の効果を全て無効にする。
クリムゾンコスモス/リアクション/33333/防御力+15、さらに自分の防御力と同じだけのダメージを魔法攻撃の発動者に与える。

【エンハンス】
デビルズソウル/アクション/3466/攻撃力+3、さらに攻撃範囲を自分の左右1マスに変更し、自分にグッドステータス:飛行レベル2を与える。自分にグッドステータス:憎悪レベル3を与える。
インターセプトクライシス/リアクション/6666/防御力+5、さらに魔法攻撃を構築している魔法のうち、レベル4の魔法1つの発動を無効にする。レベル2の魔法の発動を全て無効化する。
シャーデンフロイデ/リアクション/5666/防御力+5、さらに魔法攻撃を構築している魔法のうち、レベル4の魔法1つの発動を無効にする。トラップを1つ置き、そのトラップの効果に「自分のHPを3点回復する」を追加する。
メタモルフォーゼ/リアクション/1666/防御力+5、さらに魔法攻撃を構築している魔法のうち、レベル4の魔法1つの発動を無効にする。戦闘空間に存在するオブジェクト:モノリスを1つ選び、破壊する。その後、同じマスに好きな特殊オブジェクトを置く。

【戦闘指南】
とにかく恐ろしい攻撃力を出すことができます。「vivere est militare.(生きることは戦うこと)」で準備タイミングを増やし、第七原始魔法「カース」および「superanda omnis fortuna ferendo est.(運命は耐えることで克服せよ)」でダイス数を上げ、ハーベストムーン、エレメンタルクロスなどで攻撃しましょう。いちおう、ここに書いた以外の特技も使うことができますが、最終戦闘までにとっておいた方が良いでしょう。また、発動体効果は最終戦闘と回数が共有なので気を付けてください。発動体効果は、あえて1~2回だけ使用して最終戦闘で使用回数を共有しているところを見せることで、アニー=スライムという事実をデータ的に結び付けることができるます、ぜひ活用してください。

・最終戦闘:アニー・ペキュニア(+スライム)
名前:アニー・ペキュニア
主体属性:火闇
攻撃力:13 防御力:4 HP:200 TP:200 SS:23 移動値:2
アクション:8
リアクション:8
リベラル:9

【発動体効果】
・移動タイミングを消費することで、自分と同じデータを持ったスライム1体を自分の前後左右1マスのどこかに召喚する。ただし、このスライムは、SS値は半分になり、大魔法は使用できず、特技やアイテムの回数制限は本体と共有する。1シナリオに1回まで使用可能。
・アクションフェイズ、もしくはリアクションフェイズの発動ダイス数に+2することができる。1ラウンドに1回まで、1シナリオに3回まで使用可能。※中間戦闘と回数が共有なので注意

【特技】
・vivere est militare.(生きることは戦うこと)/5/AR/このラウンド間、準備タイミングを追加で3回おこなう。この効果は1アクションフェイズに1回しか使用できない。
・superanda omnis fortuna ferendo est.(運命は耐えることで克服せよ)/3/A/この発動タイミングでの発動ダイス数に+5する。ただし、自分はこの発動タイミングの間、オリジンが使用できない。
・errare humanum est.(迷うことは人間的だ)/6/AR/この発動タイミングにおける全ての魔法の攻撃力か防御力に+4する。
・ne vivam si abis.(もし君が去っていくなら、私は生きたくはない)/5/R/魔法攻撃の範囲に、自分の味方が1人以上居る場合、魔法攻撃の対象を自分1人に変更する。さらに、このシーン間、味方全員の防御力に+10する。
・第二原始魔法「イーチェ」/10/AR/この戦闘間、以下の効果を自分の発動体に追加する。この特技は1シーンに1回しか使用できない。●キャラクターにかけられたグッドステータス1つを消去する。この効果は1ラウンドに1回しか使用できない。
・第五原始魔法「オーディニス」/100/-/この特技は大魔法のように好きなタイミングで発動できる。次の誰かのアクションフェイズまでの間、自分のHPとTPは減少しない。さらに自分のHPとTPと好きなバッドステータスを全回復する、このとき、「解除できない」などの記述は無視する。この特技は1シナリオに1回しか使用できない。
・第六原始魔法「マルス」/10/AR/このアクションフェイズまたはリアクションフェイズの間、自分の発動ダイス数を10個増やし、Lv1~5の全ての魔法を使用可能とする。この特技は1シナリオに1回しか使用できない。
・第七原始魔法「カース」/10/AR/好きなグッドステータス2つをLv.1で自分に与える。この特技は1ラウンドに1回しか使用できない。
・tunc adfuisses.(あのとき、あなたがいてくれれば)/10/A/このアクションフェイズ終了時まで、敵1人はリアクションフェイズを行えない。ただし、このアクションフェイズ終了後、自分のSS値は0となり、全てのグッドステータスを消去する。

【魔法】
◆アクション魔法
オリジン/アクション/X/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
ハーベストムーン(攻)/アクション/123456/攻撃力+20、さらにこの魔法の発動確定後、この発動タイミングにおける全ての発動ダイスをもう一度振る。また、この発動タイミングではもうハーベストムーンは発動できない。※オリジンと同時に使用することはできない。
オリジン/アクション/X/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
アイリス/リアクション/X/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
シークエンス/アクション/66/今回の発動タイミングで消費しなかったマナを次の発動タイミングのときに発生させる。また、この発動タイミングではもうシークエンスは発動できない。
アイスボール/アクション/26/攻撃力+1、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
デビルズウイング/アクション/466/攻撃力+3、さらに攻撃範囲を自分の左右1マスに変更し、自分にグッドステータス:飛行レベル2を与える。
レイフォールゲート/アクション/456/攻撃力+3、さらに戦闘空間上の好きなオブジェクトを1つ選び、戦闘空間上のほかの好きなオブジェクト1つの1マス前方または1マス後方に移動させる。
カオスオブアンビバレンス/アクション/1666/攻撃力+9、さらに攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスと、前方5マスに固定し、この発動タイミングで、魔法のコストとして使用したマナの数だけ攻撃力を上げる。
スーパーノヴァ/アクション/3336/攻撃力+8、さらに自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。また、この魔法の効果によって受けたグッドステータスは、戦闘終了時まで消去されず、レベルの増減も起こらない。
メテオインザケイジ/アクション/1113/攻撃力+7、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きなマスに好きな数だけオブジェクト:プロミネンスを召喚する。
エレメンタルクロス/アクション/1234/攻撃力+7、さらに地属性、水属性、火属性、風属性のマナをそれぞれ1つずつ発生させる。また、この発動タイミングではもうエレメンタルクロスは発動できない。※オリジンと同時に使用することはできない。
カーディナルコスモス/アクション/33333/攻撃力+10、さらに攻撃範囲を戦闘空間上の全てのマスに変更し、この魔法攻撃での合計攻撃力を2倍にしてダメージ計算を行う。
ディレクトオブオーバーロード/アクション/66666/攻撃力+12、さらに味方全員にグッドステータス:興奮レベル3を与え、味方全員が受けているグッドステータスのレベルを全て3上げる。

◆リアクション魔法
アイリス/リアクション/X/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
ハーベストムーン(防)/リアクション/123456/防御力+20、さらにこの魔法の発動確定後、この発動タイミングにおける全ての発動ダイスをもう一度振る。また、この発動タイミングではもうハーベストムーンは発動できない。※アイリスと同時に使用することはできない。
ビートディフェンス/リアクション/56/防御力+2、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
アンチスペル/リアクション/666/防御力+5、さらに魔法攻撃を構築している魔法のうち、レベル4の魔法1つの発動を無効にする。
ナイトメアエヴァンジェル/リアクション/456/防御力+4、さらにダメージ計算直前に、自分のTPを3点減らすことで、2マス移動することができる。また、この魔法の効果により自分が攻撃範囲内から攻撃範囲外に出た場合、自分に魔法攻撃の効果とダメージ計算は適応されない。
テラフォーミング/リアクション/156/防御力+4、さらにオブジェクトの存在していない自分の右前、左前、左後、右後のマスにそれぞれオブジェクト:モノリスを召喚する。
ディスチャージ/リアクション/355/受けた分のダメージを次の自分のアクションフェイズでの攻撃力に加える。
アインソフオウル/リアクション/5556/防御力+8、さらに光属性のマナを3つまで発生させる。
ユグドラシル/リアクション/1666/防御力+7、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな1マスにオブジェクト:ユグドラシルを召喚する。
パーフェクトキャンセル/リアクション/66666/防御力+12、さらに魔法攻撃を構築している魔法の攻撃力上昇以外の効果を全て無効にする。
クリムゾンコスモス/リアクション/33333/防御力+15、さらに自分の防御力と同じだけのダメージを魔法攻撃の発動者に与える。

【エンハンス】
デビルズソウル/アクション/3466/攻撃力+3、さらに攻撃範囲を自分の左右1マスに変更し、自分にグッドステータス:飛行レベル2を与える。自分にグッドステータス:憎悪レベル3を与える。
インターセプトクライシス/リアクション/6666/防御力+5、さらに魔法攻撃を構築している魔法のうち、レベル4の魔法1つの発動を無効にする。レベル2の魔法の発動を全て無効化する。
シャーデンフロイデ/リアクション/5666/防御力+5、さらに魔法攻撃を構築している魔法のうち、レベル4の魔法1つの発動を無効にする。トラップを1つ置き、そのトラップの効果に「自分のHPを3点回復する」を追加する。
メタモルフォーゼ/リアクション/1666/防御力+5、さらに魔法攻撃を構築している魔法のうち、レベル4の魔法1つの発動を無効にする。戦闘空間に存在するオブジェクト:モノリスを1つ選び、破壊する。その後、同じマスに好きな特殊オブジェクトを置く。

【大魔法】
大魔法【アスタリスク(小さな星)】
表【戦闘空間に存在する全てのオブジェクトを自分の好きな場所に配置できる。】
裏【転移紋章を描くことで、好きな物や人を好きな場所に瞬時に移動させることができる。】
大魔法【チェックメイト(詰み)】
表【戦闘空間にトラップを3つまで即座に設置する。】
裏【自分が今置かれている状況に対する何らかの仕掛けを設置したり、必要な物を作りだすことができる。】
大魔法【イマジナリー・ウイング(想像力の翼)】
表【味方1人を対象に、即座にアクションフェイズを行わせることができる。さらに、この効果によるアクションフェイズの発動ダイス数に+3する。ただし、この行動では、行動済みにならない。※イマジナリーウイングが2回同時に発動した場合、ss値の高い順番でアクションフェイズを行う。もしss値が同じ場合、イマジナリーウイングの対象はダイスを振り、出目の大きい順番で行動する。】
裏【想像力を力に変え、壊れたり、傷ついたりした人や物を好きなだけ元に戻すことができる。自分の思い描いた姿に新たに変化させることも可能。】

【戦闘指南】
基本的な攻撃方法はスライムと同じで、準備タイミングを増やし、ダイスか攻撃力を上昇させ、ハーベストムーン、エレメンタルクロス、カオスオブアンビバレンスなどで大きな攻撃力で倒しましょう。今回はそれに加えてスライムもいるので、ディレクトオブオーバーロードといった支援をアニーに飛ばすことができます。
さらに、非常に強力な原始魔法が揃っています。「イーチェ」は中間戦闘と同じように使用しましょう。「オーディニス」は、危ないときに使い、その場をしのぐことができます。「マルス」は戦闘が熟してきたタイミングで大きな火力を出したり、バッドステータス等の絡め手を出すことができます。最後に、「カース」は、時空転移や暴走などの強力なグッドステータスを手に入れることができるので、各ラウンドの最初の行動で忘れずに使用しましょう。
PCが遠距離カバーの特技(ソリティアなど)を持っていない場合、大魔法「アスタリスク」を悪用しましょう。PCたちを防御役から1マスだけずらし、攻撃役と支援役だけを対象にするような使い方ができます。流石にエグいので、PCの防御手段が多い場合にのみ使用するといいでしょう。これは、PCのことも、戦いのことも知りつくしているアニーだからこそできる使い方です。
防御手段自体は、そこまで多くないので、熱く殴り合った末に「tunc adfuisses.(あのとき、あなたがいてくれれば)」で防御大魔法を切らせたり、無意味にPC2を選んだりと、最後まで運命に抗った末に潔く倒れましょう。

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