第一話「夢知」 ~キャンペーンシナリオ「白昼夢」~

目次

キャンペーン「白昼夢」の概要

◆キャンペーン名:「白昼夢」
PL人数:3人
推定時間:7~9時間×3
PL必須サプリ:MC
GM必須サプリ:NG、CZ、MC

◆キャンペーン予告
あなたを守ると決めた
世界を白く染めると約束した

歩んだ道を思い返す
しがないだけの日々はまるで

あたたかな昼の夢のよう

魔法学園RPGハーベスト
キャンペーン「白昼夢」

あなたにくらい、魔法の時間を

◆シナリオ名
第一話「『夢』知(むち)」(本ページの下にあります)

第二話「『昼』毒(ちゅうどく)」

最終話「『白』夜」

設定資料(GM用)

◆学年と経験点表
第一話「夢知(むち)」   学部1~3年生         学部+10点
第二話「昼毒(ちゅうどく)」学部2~4年生(1話から1年後) 学部+30点
最終話「白夜」       大学院2年生(2話から5年後) 院+40点

※アドヴェントは4年制ですが、「ハーベストで追加で2~3年学んでから院進」みたいな感じの設定で学年を合わせていただければと思います。

第一話「夢知」:今回予告・ハンドアウト

◆今回予告

目が覚めたら泣いていた
あまりにも優しい夢だった

泣いていたのは、醒めてしまったから
そんなものはこの世界にないと

本当に……?

魔法学園RPGハーベスト
キャンペーン 白昼夢 第一話「夢知」

それが現実であると、夢にて知る

◆NPC紹介
・PC1 関係:紅葉 結(もみじ ゆい)
君は魔法学園ハーベストの学部2~3年生だ。君は魔導次元辺境にあるオクーロ村の出身で幸せに暮らしていたが……4年前、そこは全てが破壊されてしまった。村は謎の集団に襲われ、滅ぼされた。生き残ったのは君とユイだけで、そのユイも酷い後遺症に苦しむこととなった。さらに、追いうちするようにカースの影が彼女にかかる。
※特殊なデータがあります。

・PC2 関係:アニー・ペキュニア(推奨関係:後輩、友人など)
君はアマリリススパイとしてハーベストに潜入しており、今は学部2~3年生で、購買でアルバイトをしている。今の任務は、アマリリス工作員殺しの容疑者の調査である。そんなある日、アニーという新入生の少女が購買に入ってくる。どこか頼りない彼女とともに君は働くこととなるが、彼女は容疑者の一人を知っているようで……。
※初期作成としてアマリリスのデータを使用すること。

・PC3 関係:神谷翼(かみや つばさ)(推奨関係:友人など)
君はアドヴェントからハーベストに来た学部1~2年生の交換留学生だ。翼は君の友人で、同じくハーベストに来たアドヴェントの交換留学生である。ハーベストに来てからも翼と仲良くしていた君だったが、ある日を境に翼はハーベストに来なくなる。心配になった君は彼を探してみることにした。
※初期作成としてアドヴェントのデータを使用すること。

◆オクーロ村
魔導次元の辺境にある村。村だが、近くに街がある。そのおかげか、都会と自然の両方の恵みを受けており、居心地は良い。土着の信仰が定着しているが、大きな儀式があるわけでもなく、よほど信仰深い者でなければ、半年に1回程度お参りにいくくらいである。

◆購買のアルバイト
朝から夜までやっている。食堂とつながっており、昼夜とまかないがつく、貧乏学生の最強のおとも。たまに食堂からヘルプを求められる。

◆NPC紹介
・紅葉 結(もみじ ゆい) 女 14
PC1の幼馴染。同じくオクーロ村の出身。4年前のオクーロ村の壊滅時に重度の障害を負っており、未だに入院している。村にいたときは、遊ぶことと絵を描くことが大好きだったが、最近はふさぎこみらしい。

・アニー・ペキュニア 女13
PC2の後輩。ハーベスト学部1年生、金髪ツインテの明るく丁寧な少女。PC2とは購買のバイトで知り合った。頑張り屋で飲み込みも良く、てきぱきと働くが、すぐにこけることで有名で、まれに大ポカする。誕生日は5月1日。

・神谷翼(かみや つばさ) 男16
PC3の友人。アドヴェント学部2年生で、ハーベストの交換留学生。元々アドヴェントで教会に常駐し、生徒の相談に乗ったり勉強を教えたりしていたが、ハーベストに来てからもボランティアで同じようなことをしている。ものごし柔らかな好青年。

・イニアス 男 50~60
白髪、青目、眼鏡、50~60歳くらいの老先生。理事会の推薦で急遽ハーベストに赴任した先生で、「魔法倫理入門」の授業を教えている。

 

 

 

 

 

第一話「夢知」:シナリオ

◆本キャンペーンの概要
「白昼夢」は、3話を同じキャラクターでおこなう、キャンペーンシナリオとなっています。PCに特殊能力がついていたり、最高経験点が院生+40点になったりする本シナリオの難易度は、それ相応に高いので、上手に調整して楽しんでいただければ幸いです。
ちなみに、キャンペーン全体のハンドアウトは、第一話「夢知」のハンドアウトと共有です。はじめる場合は、PLにここから選んでもらってください。
本キャンペーンは、GM・PL全員がFDサンプルシナリオ「消えゆく瞳」の通過を前提として書かれています。このシナリオを通っていないと、内容に全くついていけなくなってしまう危険性が高いので、通過推奨です。

シーン1「無名」(マスターシーン)(登場なし)
月光に照らされ、白い花弁が反射する。木々に囲まれ、彼女はたたずむ。
彼女はあなたに向かって話しかける。
「……おはようございます。わたくしは、わたくしの名前は……ハク。あなたは……」

シーン2「学校」(PC1)
君は朝、家で目が覚めた。(想定通りでいいならふかふかなベッドで起きる)
(親がいる想定で問題なければ)君はいつも通り朝支度をする。母親が朝ごはんを作ってくれる。
父「かあさん、PC1、行ってきます」父親が仕事に出る。
結「おっはようございます!」
父「ゆいちゃんおはよう、今日はちゃんと起きれた?」父親が笑いながら言う。
結「は、はい。もう遅刻はしないって心に誓ったので!」
結「PC1~!はやくがっこいこ!」
結「いってきま~す!」

学校に着いた。この学校は、多少の魔法と、基礎的な知識を学ばせるために建てられた。学校は小さな木造建築の1階建てで、その昔、村の大人たちで協力して作ったらしい。見た目の割には頑丈で、長いこと使われている。当然、君が生まれたときにはもうあった。
校庭に差し掛かると、ドッチボールをしている子供達が目に入る。学校に入り、自分の教室に入ると、仲の良い生徒同士が遊んでいたり、喧嘩していたりしている。なにぶん、小さな村なので、学年や~組の概念はなく、全生徒が同じ教室で、同じ先生から教えてもらっている。(ひぐらしななく頃にの学校のイメージ)
結は自分の席に荷物を置くと、窓から校庭の方をチラリと見る。
結「PC1!始まるまでまだ10分もあるし、ドッチボールまぜてもらおうよ!」
(適当に遊んだところで鐘がなる。君たちは大急ぎで教室に戻る)
「おはよう~。じゃあ、朝の会やるぞ~」先生が入ってくる。割と老いた先生である。君たちにプリントを配る。それは、緊急時の避難所の案内だ。
「何かあったときは、この学校が避難所となる。忘れないように。まあ、あんまり考えられないが、もし森へ出ているときは、もう一つ向こうの街に行ってもいい。歩いてたった2kmくらいかな?あそこには、大き目の病院があるから、そこに行ってオクーロ村に連絡するようお願いするんだ」
そんな感じで朝の会は進んでいく。隣を見るなら、結衣は君の方をちらちら見ながら、真剣にノートをとっている。
「よし、じゃあ授業を始めるぞ、一限目は算数だ」
そんな感じで、いつもの学校が始まる。
(PC1はどんな感じで聞いているか?)
隣の結もよほど集中しているのか、顔も上げずにノートに何か書いている。
しばらくすると、隣の席からちょいちょいと肩を叩かれる。
(見ると)結衣がニッコリ顔で君の方を見ていた。
そして、ゆっくりと、自分のノートを持ち上げて広げ、君に見せる。
そこには、鉛筆で見事に描かれた、君の顔があった。そう、彼女は絵がクラスで一番上手い。
嬉しそうに君に微笑みかける。
(PC1のリアクションを聞く)
そのまま彼女はさらに唇をゆがませると、君にノートを見せたまま、今度はマジックを取り出す。
ポン、とマジックを空ける。そして……。彼女はノートに自分で描いた、君の顔の、鼻あたりにペンをつける。次の瞬間、彼女は……君の絵の鼻から、線を伸ばす……。そう、鼻毛を描いている。彼女は目をカッと開き、やっちゃうよ?やっちゃうよ?みたいな顔をしながら、ちらちらと君の反応をうかがっている。
(PC1のリアクションを聞く)
そんなことをやっていると、君たちに影が差す。そう、先生だ。
「こおら!何遊んどる!!結衣!PC1!!」
「2人とも、学校が終わったら残りなさい!!」
「はーい……」
(授業後)
君とユイは先生に取り残された「お前たち…特に結衣、何回目だね?」
「は、はーい、すいません……。いつものやつですかね?」
「そうだ、お参り行って謝ってきなさい!」
オクーロ村付近の山には、巨大な岩がる。それが人の顔のように見えることから、信仰対象となっている。PC1も、信仰深い必要はないが、お参りには特別な日にはいかされるし、毎日のようにお参りしている人もいる。大昔からある。
「は、はーい」と言ってちょっと申し訳なさそうに君を見る結衣。
こうして、君たちはお参り行くことになった。

君はゆいに巻き込まれ、一緒に山まで行くことになった。
「ごめんね~PC1。あたしのせい…だよね?」
「あはは~。あとでなんか奢るから許して~ね?」
君とゆいは山道を登る。(PC1はよほど信仰深くないかぎり、久しぶりだろう)
「そういえばさ」
「PC1、ハクって子。知ってる?村にいたっけ?」
(少なくとも、村の中にはそういう名前に聞き覚えがない)
「ふーん、そっか。パパに聞かれたからきになっちゃって」
そんな感じで山を登っていくと、山道を下る人に出会った。
「あ、お兄さん」
「やあ、二人とも。元気かい?」と上から新聞の束を携えた男が下ってきた。
PC1も知っている。彼はオクーロ村の新聞屋、趣味で新聞を作っており、村民に配っている。
新聞と言ってもそんなに立派なものではなく、多くて4ページのペラだ。
「ほーら。今日の新聞だよ~」と彼は君とゆいに一部ずつ新聞を渡してくれる。
「わーい」とゆいが受け取ると、彼女は一面をぎょっとする。
一面にはこうあった『ゆいちゃん、また寝坊』。この前、ゆいが寝坊したことがでかでかと掲げられている。二面には、一か月前に産まれた新生児の成長記なんかが書いてあった。
彼はゆいが読んでいる様子をやさしげに眺めると「それじゃあ、暗くなる前には帰るんだよ」と下って行った。
「は~い!」結はいつも返事だけは良かった。

さて、続きを登ろうかというところで、結が立ち止まり、何かを真剣に考えている。「ねえ、PC1。もし、もしさ、何でも叶う魔法があったらどうする?」
(PC1が答えたら)「そうなんだ」
「わたしは、自分と過去を全て変えるね」
「もっと大きなおうちで産まれて、お金持ちの生活をして、寝坊を全てなかったことにして、一日三回までおやつを食べていいママとパパがいる生活。あんたは……召し使いにでもしてあげる」
という感じで君たちは登っていく。

 

シーン3「アマリリス」(PC2)
・シーン概要
トトから命令を受けるところ。この段階で事件自体は起こっており、ハクについて聞かれる。
この時点でトトが知っているハクとは、被害者が少し口ずさんでいた、くらいのものである。積極的に詳細を人に話そうとはせず、情報の重要度を確かめている段階である。

・シーン本編
ある日、君はアマリリスとして普通に暮らしていると、トトに呼び出しを受ける。
「やあ、PC2、元気かい?」
「それはよかった。今回の呼び出しなんだが、君に頼みたいことがある」
「まあ、結論から先にいうと、ハーベストのスパイに行って欲しい。君なら信頼がおける。」
「でも、先に言っておくと、いろいろきついよ。ハーベストの人間と手を組むことも、カース事件で、どうしようもなくクリーチャーに手をかけることがも、あるかもしれない。一番にくい、アドヴェントのやつらとも、一時的に手を組むことになるかもしれんない。Yesと言うのなら、この辺のリスクを承知してほしい」
(快諾してくれると)「そうか、ありがとう。頼りにしているよ」
「ああ、それと、君にも共有しておこう」
「ほんの一週間前、アマリリスの工作員、ブラッドの一人が殺された。名をルドラという。もう耳には入ってるかな?」(普通に知っててもいい)
「そういう関係もあってね、無理しない程度でいいから、ハーベストの奴らに目を光らせておいてほしい。そうだな…無理なく人と接することができる、アルバイトなんかをすると良い。それに、潜入する上で都合のいい人間関係を築くことができるかもしれない」
「うむ、ではよろしく頼む」
(PC2が出て行こうとすると、呼び止めて、次いでって感じで聞いてくる)
「それと……PC2。『ハク』という名前を聞いたことはあるかい?」(PC2は、同名の友達がいるとかじゃない限り無い)
「そうかい、じゃあ、今のは忘れてくれ。頼りにしているからね」(これ以上は話さない)
トトは優し気な微笑みで送ってくれる。

こうして、君はハーベストの購買のアルバイトとして潜入することになった。
(接客業とか得意?などと聞き、PC2がどのような学生生活を送っているかを連想させよう)

シーン4「アドヴェント」(PC3)
PC3が留学に行く前の話。

とある日の放課後。PC3は勉強でわからないところがあり、教授の元へ聞きに行こうとしていた(もしくは図書館で調べるなどでもいい)。どんな教科だろうか?筆記の魔法知識だろうか?それとも、実技の魔法行使だろうか?
そんな感じで教会の前を通ると、書き込みがある。「勉強会 アドヴェント会 どなたでもどうぞ」と、簡易的なプレートがかかっている。どうやら、ミサがやっていないときに勉強を教えているようだ。ここで聞いてみるのもいいだろう。
君は教会の中へ入る。しっかりと室内灯が点いており、明るい。入ると最初に目が着くのは、正面最奥の大きなバラ窓(花型のステンドグラス窓)と祭壇である。その手前には椅子がずらりと並んでいる。
その椅子がずらっと並んでいるところの、横側に、勉強会っぽい光景が見えた。椅子がすこしどかされており、そこに急ごしらえっぽい机がひとつと、椅子がいくつか設置されている。ただ、そこには誰もいない、生徒っぽい人も、先生役っぽい人も。机の上には、プレートが置いてある。
(読むと)そこには、おそらく人名だろう、こうかかれていた『神谷翼』。

プレートに気を取られていた君に、背後から声がかかる。
「たとえば君が、なんでも願いを叶えられる魔法を使えたら、どうします?」

(後ろを振り向くと)振り向くと、そこには一人の青年がいた。彼は微笑を浮かべると「こんにちは、僕は神谷翼と申します。ここで、勉強を教えるボランティアをやらせてもらっています」「君がここに来たということは、君が選べる、なんでも叶えられる願いの内、知識や学問による良い未来を選んだ、ということで合っていますか?」

君が困っていることを伝えると、翼は丁寧に勉強を教えてくれる。実戦なら近くの中庭で教えてくれる(終わったら一旦教会で休憩しようと言って戻ってくる)。
「また、困ったことがあれば、いつでも来てくださいね」そう、彼は笑顔で送りだしてくれる。

シーン5「出会い」(PC2)
君がこちらに来て1年が経過し、君ももう2年生だ。授業、バイト、そして定期的なアマリリスとの連絡もこなし、アマリリススパイという生活にも慣れてきた。(要領が悪くないPCならそれくらいのころだろう)
ある授業のない日のお昼過ぎ、君は人気も落ち着いた食堂にいる。バイトがひと段落して、まかないを食べにきたのだ。顔見知りのパートのおばちゃんにまかないを頼むと、すぐ持ってきてくれるとの返答が。「適応な椅子で座って待っててね~」

そういう感じで、席に座っていると、バイトの先輩がやって来る。
「ねえ、PC2くん(ちゃん)。休憩中ごめんね~ちょっといい? 先に言っちゃうと、後輩ちゃんが入ってきたんだよ!」と彼女は興奮気味に話す。
「で、やっぱ歳が一番近いPC2くん(ちゃん)に一番面倒見てほしいんだけど! 今紹介しても大丈夫かな?」
「おっけ~い!」
そういう彼女の後方には、こちらを壁越しに伺う少女の姿が。恐らく、彼女であろう。

先輩が手招きをすると、すたすたと、動きで君の元に来る。彼女は、丁寧にお辞儀をすると、
「始めまして。新しいバイトのアニー・ペキュニアと申します。こういう仕事は初めてではないんですけど、失敗しないよう精一杯頑張ります」と言って、もう一度、丁寧に頭を下げる。丁寧なお辞儀だったが、彼女の懐から、カランコロンと、おもちゃの銃が落ちて、PC2の方に転がってくる。
「あ…。すみません、は、発動体が…その……よろしければ、先輩のことも教えてください」

「PC2先輩ですね。よろしくお願いします!」
「そうですね、先輩これからお食事なんですよね!私、持ってきます」と言ってアニーはすたすたと厨房の方へ歩いていく。
先輩「丁寧な子でしょ~?頑張り屋さんみたいだから、しっかり面倒見てあげるんだよ!」
先輩「うん、まあ、たまに……」
といったところで、ガシャーン!という皿が割れる音が厨房から聞こえてくる。「あらあら…」というおばちゃんの声と、アニーの謝罪の声も…。
先輩「……うん!頑張り屋さんなのは事実だから、君がちゃんと面倒見てあげるんだよ?」
と言って君の背中を叩くと、先輩は去っていく。
そういう感じで、君の2年生は始まった。

シーン6「留学」(PC3)
翼に勉強を教えてもらった次の日。
(交換留学に行くと前から決めているようなPCの場合)君は留学の説明を聞くために、学長室に向かう。今年の留学数は2人で、今日が顔合わせらしい。
(交換留学に突発で決める場合)ポスターかなんか見ていく。

学長室にいくとイヴが迎えてくれる。
そして、部屋にはもう一人、青年がいた。そう、昨日勉強を教えてくれた翼である。
「こんにちは、おや、君は昨日来てくれた…PC3くん(さん)」
「もしかして、ここには、交換留学の説明を聞きに?」
「おお、奇遇ですね。僕も今期の交換留学に行くのですよ」

そんな君たち2人の様子を微笑ましく眺めていたイヴだったが、チラリと時計を見て手を叩く。
イヴ「はーい。お二人ともよろしいでしょうか? 人数が揃ったので、ハーベスト交換留学の説明を始めます」
という感じで説明会が始まる。
そこで君は、ハーベストでの留学生活の説明会を聞く。ハーベストは全寮性なので、君も寮に入ることになるようだ。生活に必要なものはだいたい揃っており、最低限だけ持っていけば大丈夫みたいだ。
そういう感じで説明会が続き、
イヴ「はーい。ここまででご質問ありますか?」
イヴ「でしたら以上で~す。今、出なかった質問でも、分からないことが出たら、すぐに聞いてくださいね!」
という感じで解散になる。

帰ろうとすると、翼に話しかけられる。
「これから、ハーベストでもよろしくお願いします」
「昨日来てくれた勉強会ですが、許可が取れればハーベストでも開催する決心ですので、よろしければまた来てください」
「そうだ、この後、空いていますか? よろしければ、お茶でもどうでしょう?」

それから、君は無事、ハーベストへの留学が決まった。

シーン7「崩壊」(PC1)
頂上に着く。神様に謝りに来たところだ。
そこには、5mほどもある、大きな岩が鎮座していた。
鉢巻のようなしめ縄が巻かれており、それが信仰対象であることを暗に示していた。
「やっぱり、いつみても大きいね~」
「それじゃあ、お参りして帰ろうか」というと、ゆいは岩に向かって手を合わせる。
「ごめんなさい。もう授業中遊びません。おかしも食べません。反省しています」
「よし、帰ろうか」
帰ろうとしたゆいですが、何かに気付いたように屈む。
そうして、「なんでもない」と笑って、何かをポケットにサッと突っ込んだ。
時刻は夕方。空は燃えるように赤く、満月が、うっすらと出かかっていた。

というところで、キンキンキンキン、と、けたたましい鐘の音が聞こえてくる。
これは地震などの災害や、クリーチャーが村に現れたときにならす、緊急用のものだ。
ゆい「!」
ゆい「な、なんだろう…?」
「見にいこう」
という感じで、君たちは村に駆け出していく。

しばらく下っていくと、村の様子が見えてくる。
まず、目に入るのが、元々建物であった、木々の残骸。そして、倒れている人、逃げまどい、追われ、撃たれる村人たち。そして、そんな村自体を大きく囲うようにいる、黒いフードの集団。20人、30人、いや、もっといるだろうか?
応戦している村人もいるものの、数に囲まれ、最期には悲鳴を上げて倒れていく。その中には、学校で接してきた者たちもいただろう。
もう少し村に近づくと、木々の間から、いよいよ、焦げた匂いや、木がひしゃげる音、誰かの悲鳴が聞こえてくる。それを聞いて、ゆいは思わず足を止め、君の方をチラリと、不安そうに振り返る。
「ど、どうしよ……」
(逃げるという)「そ、そうだよね。でもどこへ…? あ、そうだ。近くの街…に避難するんだっけ」彼女は一瞬だけ村の方に顔を向けたが、すぐ君の方に向に歩いてくる。そして、繋いでほしそうに、手を差し出してくる。
(進むという)「そ、そうだね。皆を助けないと」と彼女は村の方に顔を向けたが、もう一度、君の方を向く。そのまま、不安そうな顔で繋いでほしそうに、手を差し出してくる。
(手を取ったところで)
「おい!」という敵意の籠った低い声が響く。すると、木の影からするりと、ローブを被った男が現れる。
「こんなところにもいたか。死ね」というと彼は持っていた杖を君たちに向けて魔法を放とうと呪文を唱える。
そのとき、君は何かを思い出す。そう、自分に秘めていた力だ。(ここでPC1はハンドアウトにあった力を使えるようになる)
ゆいが君の後ろに隠れ、「お願い……お願い……」と震える。そうすると、君の体に力が宿ってくる。今ならどんな魔法でも使える気がする。目の前の奴を倒すくらいなら造作もない。
黒いローブの男にはその力は分からなかったのか、呪文を完成させると、巨大な闇の炎を吹き、ゆいともども君を焼き払おうとする。
(PC1の演出で守って、さらにそのまま攻撃してくれればよい。PC1は自分でも驚くほどの力を出すことができる)
PC1に攻撃されるとローブの男は飛ばされる。「ば、ばかな……」男はよろよろと立ち上がろうとするが、予想以上に消耗が激しかったのか、ほとんど動けずにいる。発動体もどこかに落としてしまったようだ。
その隙を見てゆいはPC1の腕を取る。「逃げよ!」と言い、山の方へとかけていく。山を抜ければ街があるはずだ。そのとき、君の体からゆいに向かって、(PC1が使った魔法の主体属性を表す色)の、煙が出て向かっていく。そのまま、何事もなかったかのように、煙はゆいの左足に吸い込まれていった。(ゆいに特に異変はない)
(逃げると)君たちはそのまま走る。しかし、少し逃げたところで、前を走っていたゆいが「痛い!!!」と叫んで屈みこむ。左脚首を抑えてうずくまっている。
(聞いても)首をぶんぶん振って「わ、わかんない…いたたたたた」と呻く。何とか立ち上がろうとしたところで、
ポタポタポタ……と、ゆいの頭に何かが落ちてくる。黒い水滴?のようなものだ。その次の瞬間、何かが彼女に多いかぶさる。ばちゃり!と黒い水しぶきが上がる。上から落ちてきたのは、スライムだ。スライムはあっという間にゆいを飲み込む。彼女は何が起こったのか分からず、苦しそうに、それの中で暴れるばかりだ。
(戦闘の構えをとると)スライムは冷静に、そそくさと君から離れて向かいあう。そして、魔法を撃つのを一瞬躊躇するくらいの距離まで離れると、……自分の体に圧力を入れ、まずはゆいの体を押しつぶした。コキコキコキ…と、人体から聞こえるには不穏な音が君にも届く。体が変な方向に曲がった、ゆいをころころ…と吐き出し、道端に転がす。彼女の血だらけで、呼吸の音も、悲鳴もない。そうして、身軽になったスライムは瞬時に君に向き直った。
そうこうしていると、君の後ろから重い足音が聞こえてくる。後ろを見れば、あの、黒いローブの男が、杖を手に歩いてきている。挟まれた。
しかし、何かに気付いたように、ローブの男は足を止める。そのまま耳に手を当て、まるで誰かと話をしているかのようにうなづく。そして、驚いたようにPC1の方を一瞬向くと、不愉快そうな顔で耳から手を放す。「お前は独りぼっちでいきていくと言い。運がいい奴め」
そして、『戻るぞ』と言わんばかりにスライムに手招きをすると、威圧するかのようにPC1の方を向いたまま、元来た方、村の方へと下がっていき、そのまま消えて行った。
と、同時に、スライムも動きだし、ゆいを転がした方とは反対側へと去っていく。君の耳には、ざざざざざ…と、あのスライムが遠ざかっていく音が聞こえた。

そうして、君と、ゆいだけが取り残された。
(ゆいはとても浅いが、息がある。これから病院に連れて行けば助かるかもしれない)
→隣町の病院にいくと、すぐに治療してくれ、なんとか一命をとりとめる。
→その後、身寄りがない君の元に一人の少女が現れる。彼女の名前はドロシー・フロム・オズ。彼女はこういった「君、良かったらハーベストに来ない? 全寮性で住む場所も確保されてるし、魔法を学ぶ環境も整っているし、とっても楽しいと思うんだ。それに、近くに病院もあるから、ゆいちゃんはそっちに移ってもらお」「実は、君の面倒を見ることを、ある人から頼まれていてね」「今はなーいしょ!いつか話してあげる」
→そうして、君はハーベストに入ることになった。ちょっとたって落ち着いてから、ドロシーや他の教授からオクーロ村のことを聞く。不幸にも襲われた時間帯が夕方で、村の外に出ていた人も帰っていた。すなわち、君とゆい以外は全員死んでしまったと。
(ゆいは意識を取り戻し、君はハーベストに通うことになった)

シーン8「イニアス先生の魔法倫理入門」(PC全員)
今日は、授業の日だ。内容はイニアス先生の「魔法倫理入門」。イニアス先生は新任の教師で、期待感からか受講生も多い。PCたちも全員受講している。そういう訳で、PCは各々教室へ向かうこととなる。

(PC2だけシーンがあります)PC2は、一人で廊下を歩いていた。通る場所が良かったのか、人はほとんどいない。そんなとき、ある空き教室を通り過ぎると、チラリと中が見える。空き教室なのに、人がいるようだ。しかも、机に突っ伏して寝ている。さらに、君はその生徒に見覚えがある。黒い服、金髪に三つ編み、そうアニーだ。そういえば、バイト中、アニーも魔法倫理入門を取っていると言ってた気がする。

起こしてもいいし、起こさなくてもいい。
(起こすと)アニー「あ、え?」きょとんとした顔で君を見る。君はそのとき、彼女の目からつっと涙が伝っていたのを、見る。「あれ、わたし、寝ちゃってましたか」と彼女はあくびをしながら、袖で涙を拭きとる。「先輩はどうしてここに?」「え?授業?は、早くいかないと!」
(起こさないと)アニーは授業が始まってから慌てて入ってくることになる。

PCたちが何とか間に合うと、イニアスの授業が始まる。
「今日は君たちに、カース感染と責任について考えてもらう」
「その前に、カース感染者が暴れまわっていた際の対応は知っているかな? では……PC1」
答え:発動体を破壊して、おとなしくさせる。その後、原因のクリーチャーを倒す。
(正解)「おみごとだ」
(不正解)「勉強が足りないようだね」
「まずは、軽く課題を定義するから、グループを作って話し合ってもらう。各々自分の意見を持ったところで、魔法倫理としてその課題にどのような答えが示されているかを説明しよう」
「では、まずは課題定義だ」
→魔法倫理で君たちに考えてもらうのは、カースのことだ。誰かがカースにかかったとき、そして、そいつが暴れまわって、君たちに個人的な迷惑をかけたとき、君たちはどう思う?

これが課題だ。意見を持ちやすいよう、少しだけ掘り進めよう。 カース感染者はいろいろな行動を起こすだろう。自分の欲望のために暴れまわり、物を壊し、その過程で君の大切なもの、例えば高価な物だとか、想い出のある物だとかを、壊してしまうかもしれない。あるいは…大切な人を傷つけるかもしれない。しかし、それは、カースによって仕方なく起こされたものだ。普段の感染者ならそんなことはしないだろう。
君たちは、これについてどう考える? これは感染者の罪か、そうでないか。もしくは、その中間の、もっと別の回答か。

では、周りにいる者とグループを組んで始めたまえ。適当な時間で止めさせてもらう。
→イニアスがそういうと、皆もそもそとグループを作り始める。ここで、たまたま一緒にいたPCたちと、アニーと翼は同じグループになる。

アニーの意見:うーん、許せませんねえ。でも自分の大事なものを壊されてしまったのなら、嫌でも嫌な感情が残ってしまう。本人には許すというと思う。
翼の意見:基本許す。カースという前提条件があるから。普段の者ならそんなことはしないと信じている。

(翼がまとめ役を買って出る。PCの意見を順番に聞く)

ある程度のところでイニアスが止める。
「ご苦労。では代表して何人かに意見をもらおうかな」と言って何人かあてる。
「次は、PC2君だ」
「ご苦労、最後は……PC1」と、またPC1があてられる。
「うむ、そうか」と、少し冷淡に言い放つ。
「一応、講義の答えを話そう。しかし、大切なのは自分の意見だ。今から私が述べるのは、多くの者が信じる一般論でしかないのだからな。
魔法倫理という学問の観点から言わせてもらうと、これはノットギルティだ。罪ではない。なぜなら、これは本人の意志とは関係ないことだからだ。個人的な迷惑がかかった場合でも、本人たちの話合いや、学園長殿が仲を取り合ったりして、許す、ということで解決されてきたという報告を多く受けている」

(合流シーンとして使って良い)

シーン9「お見舞い」(PC1)
PC1のお見舞いのシーン。
(ゆいは2年経っても未だに入院しているが、どれくらいの頻度でお見舞いに言っているか? と尋ねましょう。高いにしても低いにしても今日のところは気が向いて行くことになります)
(高い場合)ゆいからラインが来る。「今日はお見舞い来る?」→返信→「はーい♪」
(低い場合)ゆいからラインが来る。「今日も学校いそがしい?」→返信→「見せたいものがあるから、良かったら病院に来てほしいな!」

(病院に行くと)
ハーベストのいわゆる城下町にある大きな病院だ。
受付に着くと、看護師さんがゆいの病室まで案内してくれる。
という感じで、君はゆいの病室の扉までやってきた。彼女の部屋は個室であり、横スライド式の扉の向こうは今のところ静かである。

(扉を開けると)
ベッドの上にゆいがいた。膝を伸ばして、ゆっくりと石?のようなものを布で磨いている。
彼女は君が来たことに気付くと、びっくりしたように石を後ろにあった枕に隠す。
そして、「やっほー」と、何事もなかったかのように軽く手を振って迎えてくれる。

元気そうだが、ベッドの脇には、車いすと松葉づえが置いてある。
4年前あの日以来、なんとか一命はとりとめたものの、彼女は下半身に軽度の麻痺を追ってしまい、このような生活を送っている。特に、左足は重症なようで、ギプスをつけては外すを繰り返している。

「元気?」
そんな彼女の左手には、スケッチブックが握られている。
(いわれると)「お、これ見てよ」と言って見せてくる。
そこには、綺麗な君の顔が描かれていた。色えんぴつで描いたようで、緻密に鉛筆を重ね、時間をかけたことがわかる。
「どう?」

(ひと段落したところで)「ハーベストの生活はどう?」
「おーそれは良かった」
「いいなー私も通いたいなー」と膝を丸めて言う。
「料理作れないからさ、PC1が養ってよ」と、冗談げに言う。
(ゆいは少女漫画や少年漫画が趣味なので、そういう話をしてもいい)
少し話していると、日が暮れてくる。
「夕陽だ……」と言って、彼女は窓を見ていたが、シャーっとカーテンを閉じてしまう。
そのあたりで、ピンポンパンポーンと、チャイムが鳴る。
面会時間終了の知らせだ。
「あ……」ゆいは寂しそうに君を見る。
「またきってね~」と手を振って別れた。

シーン10「密偵連絡」(PC2)

のシーンの前日。君が家でゆっくりしていると、青色の蝙蝠が窓辺に停まる。アマリリスからの連絡である。そいつは口を開くと、話し始める、こいつは魔法生物の一種で、特殊な方法で電話ができるものだ。この連絡方法には君も慣れっこだ。

ガビガビのアシスタントAIみたいな声でそいつは話す。「クエッ、コンニチハ、PC2。今、オ話シテモ大丈夫デショウカ?」要は誰かに聞かれる状況じゃないか確認している。

(良いと言うと)明るい少女の声が響いてくる。「(咳払いの声)はいはいPC2、調査の進展はどうかな? 君はまだここに来て一年だったね。ようやく周りに溶け込めた頃じゃないかな?」
「そうかい、それは良かった。今回は、PC2に新しい調査の依頼だ」
続いて、彼女はもったいぶった口調で言う。

「……その前にどうしても聞きたいのだが、なあPC2。もし、もしなんでも叶えられる魔法があったら何を実現したい?」

(PC2の答えを聞くと)

「そうか。わたしはね、一年近く解決していないこの事件を解くために使っても良いとすら思っているよ。今回、君に依頼する調査のことさ。と言っても安心してもらっていい。君にやってもらうこと自体は、難しいことじゃあ無い」

「今から言う人たちを調べて欲しいんだ。これは一年前に工作員が亡くなった事件の容疑者だ。調べる内容としては、彼らの日常ルーティーンと、何か変なことをしてないか、妙ちくりんな人に会っていないか、というようなことだよ。君に渡すリストは3人だよ。頼めるかな?」
「よし、それでこそだ。今からその名前と、分かっている限りの情報を言うよ。一度しか言わないから必ず頭の中に叩き込むように」(もちろん、PL用にリストは渡す)

そう言うと、カラスは君にくちばしを寄せる「いくよ? まず一人目、天王寺斎条(てんのうじ さいじょう)くん、斎条くんは邪眼魔導の3年生で、いつも子犬のクリーチャーを連れていて、すごく目立つよ。二人目はちょっと長いよ、グリゴリー・ヴコーロヴィチ・コーシェレフくん、彼は学生寮を特定したからあとで場所を教えるね。そして、三人目は神谷翼くん。彼は放課後に空き教室で勉強会を開いているから、一番自然に接点を持てるんじゃないかな。この三人だ。覚えたね?」(PLに以下の『〇工作員殺し容疑者リスト』を渡す)

「まぁ、容疑者っていっても実は結構うすいんだぁこれが。うーーーん……うん。PC2くん(ちゃん)、ハクって子、聞いたことある?」
「実は、被害者のルトラちゃんが亡くなる直前、ハクちゃんって子のことを周りに話していたらしくて。ルトラ殺人事件の調査では、現在このハクちゃんについて調べてるんだ。それで、ハーベストでこの名前を知っている、あるいは知ってそうな生徒をかたっぱしから探して、出てきたのがこの3人ってわけ」

〇工作員殺し容疑者リスト
・天王寺 斎条 邪眼魔導3年、子犬のクリーチャーを連れている。
・グリゴリー・ヴコーロヴィチ・コーシェレフ 学生寮が判明している。住所は〇×の△△の……。
・神谷 翼 放課後に空き教室で勉強会を開いている。

「よし、まず本人を確認するところからだ。顔写真をあげる」というと、カラスはポケットの魔法を使い、口から3枚の写真を出す。
「顔を覚えたらできるだけ早く燃やしちゃってね♪ それじゃあ、よろしく!」蝙蝠はそれだけ伝えると、バサバサと飛び去って行った。

シーン11「失踪」(PC3)
先程のシーンの前日。
君は授業があったので、登校していた。すると、翼に出会った。
「おや、PC3。おはようございます」
「お元気ですか?」
「ああ、それはよかった」
「どうです? ハーベストの生活にはもうなれました?」

「わからないところがあれば、いつでも言ってください。また、お手伝いしますよ」
「そいえばPC3は、ハーベストに来てから実家には帰りましたか?」

「この前、久しぶりに実家に帰ったんですよ。こうハーベストで長いこと寮生活を送っていたので、懐かしいような、いつもの家とは少し違うような感じがしましたね」
「ただ…なんというか、実家に戻っても、何か寂しい感じがしましたね。家に帰ってもどうしてでしょう」
「それに、こう一回でも帰ると、また……帰りたいですね。うん、帰りたい」そういう彼は、目が座っており、今まで見てきた翼とは、違和感を感じても良い。
「君は帰りたいとは思わないのですか?」
(話がひとだんらくしたところで)「おっと、教室に着きましたよ」

その日の午後から、まじめなはずの翼は講義に出席しなくなり、翌日も一切の講義に顔を出さなかった。

シーン12「密会」(PC2)
PC2が調査に行こうと外を歩いている。
→リストから誰を探しにいくか決めてもらう。
→君はそっちに向かって歩いていた。いつも、購買に行く方向とは逆の方角だ。学生寮が並んでいるところの一つで、方向音痴なら迷ってしまいそうだ。(PC2は方向音痴ですか?)
と、いうところで、君を呼ぶ声が、後ろの割と近くから聞こえてくる。
「あの…あの……」そっちを向くと、アニーがいた。恥ずかしそうに少し目を伏せている。
君が気付くと、嬉しそうに微笑み、速足で歩いてくる。
しかし、途中で地面の突起に躓いてしまいよろけると、そのままベターンと、地面に体を打ち付けてしまう。
「いたたたたぁ……」
「すみません…私、なにやっても駄目で…」
と言って涙目でゆっくり立ち上がるが、手のひらと、膝をすりむいてしまったようだ。

「私は、大丈夫です!先輩もお元気でしょうか」
「それは、何よりです。先輩はどうしてこのような場所に?」
→PC2は、ダメ元で彼女にリストの生徒たちのことを聞いてみてもいいかなと思っても良い。
(もしなぜこんなところにいるか聞かれたら)「私は、バイトに行こうとしたのですが…迷ってしまって」「いえ、こうなることは分かっていたので、早めに出たので大丈夫です」

(グレゴリーのことを聞くと)「う~ん。知りません。力になれなくてごめんなさい」
(翼か天王寺のことを聞くと)「ああ、○○くんですか」と知ってそうな顔でうなづく。
「翼くんと、天王寺くん、出身が同じなんですよね。学年は違いましたが、私もお二人と同じところに通っていて。お二人、かなり有名だったので」
「お二人と同じ時期にいた者なら、知らない人はいないと思いますよ。私の友達なんか大ファンで、翼くんが良くいく場所まで知ってるって、聞かされていました。ちょっと怖いですよね~」

(詳しく知りたいというと→言われなければ情報項目開示後に想い出してもらう)「ええ、もちろん大丈夫です。でも…」と言って一旦目を伏せ、また君の眼を見る。「ひとつだけお願いがあります」
「わたしの、お誕生日を祝ってくださいませんか?」
「たった一日、ご迷惑はお掛けしませんから…。わたし、まだハーベストに来たばかりで、まだお友達もいないので…」
(承諾すると)嬉しそうに目をあげ「本当ですか! ありがとう、ございます」と言って嬉しそうに頭を下げる。
→できればセント・エイリス街までついていきたいと言う。断られたら引く。
「あとあの…よろしければ、購買まで案内してくださらないでしょうか?」

シーン13「襲撃!」(PC全員)
PC3は、翼を探すためか、単にどこかへ行く途中だったか、学内を歩いていた。
偶然か、校門に差し掛かる。そのとき、大きな男がぬっとあらわれた。
「おいなんだ、てめえ?」
「俺がここにいるのがそんなにおかしいかぁ?ちょっと帰ろうとしただけなのによ」
「許さねえ…!」とぶつぶつ言いながら、発動体の邪眼を光らせる。
君はその異様な様子から、カース感染者だとわかっても良い。あるいはただのやべえやつだ。
この辺で、病院の帰り道だったPC1が通りかかる。学園中を探していたPC2も通りかかり、PC2にはあれが天王寺だとわかる。
(この辺で他のPCにも登場してもらう)

中間戦闘:天王寺西条 ※共鳴率50%からスタート

「うお……俺は…かえ…る…」と何か呟きながら倒れる。
アニーがその場にいるなら、慌てながら保健室の先生を連れてきてくれる。

その後、君たちはふらふらとやってきたカントから依頼を受ける。疲れを隠せない様子だ。
「やあ、生徒諸君。今、少しいいかな?」
「先程、校門で君たちの実力はしかと拝見させてもらったよ」
「そこで、なんだが…」
「悪いが、カース特待の仕事を少し手伝ってはくれんかね? もちろん、少ないがお礼はするし、もちろん成績としても評価する」
(PCが快諾すると)
「あ、私もついていっていいですか?」とアニーが挙手する。
「ありがとう。どうもこのカース事件が大きくてね。あっちこっちで感染者が出てしまって、手が回らんのだよ」
「それでは、私はこれで失礼する。安全にね。まずはいろいろ調べるところから頼む」

シーン14「情報収集」
GM向け解説
ここから、情報収集シーンとなる。ゲーム内時間としては、だいたい一周一日くらいのイメージである。
※一周したところで、イベントがある:PC1にゆいからメールが来て次のシーンに移ります。(情報を出し切ってからでも良い)
→イベント開始描写:情報収集を各々進めたところで、PC1のところにゆいからメールが来る。「会いたい」と。件名もなく、いつものゆいらしくない文面だ。PC1が病院に向かうのであれば、シーン15へ進む。

情報項目
・『天王寺斎条のカースについて』
彼は二次感染者である。カースの内容は、『故郷に帰りたい』というものである。一時感染者はまだ見つかっていない。「故郷に帰りたい」という欲求を暴走させるカースである。ハーベストは全寮制であるのが関係しているのか、感染者が増えており、カース特別対策員も人手不足で四苦八苦している。→『カースの感染源』について調査可能

・『グリゴリー・ヴコーロヴィチ・コーシェレフについて』(PC2のみ調査可能)
彼はつい3日前に亡くなった。学生寮で首を吊っているところを発見された。足元に遺書とみられる書置きも見つかっており、そこには家族や友人への感謝を表す文面が書かれていたという。

・『翼の居場所』
様々な場所で目撃情報がある。学生寮、黒き森、そして、病院など。目撃情報の中には『襲われかけた』というものもあり、状況から見てカースに感染していると見て間違いない。(PC1は、その病院がゆいが入院しているところであることがわかる)また、彼について調べると、自然と彼にあった暗いできごとがわかってしまった。
→『翼の過去』について調査可能
→『神谷翼の勉強会の出席者』について調査可能

※シーン15の後に出現
・『結のカースについて』
彼女は二次感染者である。カースの内容は、『故郷に帰りたい』というものである。一時感染者はまだ見つかっていない。→『カースの感染源』について調査可能

以下、追加情報
〇『翼の過去』
翼の近況や噂を集めてみると、次のことがわかる。翼はアドヴェント近くにある、セント・エイリスという街の出身。神谷家はひと財産築いた金持ちの家系で、跡取りとして親からかなりプレッシャーを受けて育ったらしい。さらに、ススムという親友がおり、唯一の気の置けない仲であったようだ。しかし、ススムは今から4年前、強盗まがいの事件を起こした上、崖から飛び降りて自殺してしまった。遺書とみられる書置きも見つかっており、親友である翼へ感謝を表す文面が書かれていたという。翼はこれ以降、誰に対しても気丈で、完璧であろうとした。

〇『カースの感染源』
これを持っているのはアメジスコウノトリというクリーチャーで、セント・エイリス街の近郊の森に生息している。

〇『神谷翼の勉強会の出席者』
翼の勉強会の最近の出席者を調べたところ、天王寺以外にもカース感染者が見つかった。どうやら、この会経由で感染したことは間違えないらしい。新しく見つかった感染者はいずれも二次感染者である。しかし、開催者本人である神谷翼が学園内におらず、行方不明である。彼が一次感染者である可能性もあり、早急な保護が求められる。
→PCたちは翼の故郷であるセント・エイリスに向かうことを宣言できる。

シーン15「古き故郷」(PC1+好きなPC)

君は再び、病院にやってきた。
時刻は夕方、白い太陽が、ゆっくりとオレンジに染まりつつある。
「いらっしゃい。ああ、PC1さん。ゆいちゃんですか? まだぎりぎり大丈夫ですよ」
よっぽど忙しかったのか、看護師はそれだけ伝えると、そそくさと仕事に戻る。

そんなこんなで、ゆいの病室に着く。ドアはしまっており、中からは、ゆいがぶつくさと何かを呟く声が聞こえてくる。しかし、誰かと話している様子はなく、独り言のようだ。
(ドアを開けると)そこには、窓の外を眺めているゆいがいた。君たちに背を向け、夕陽に向かっている彼女の黒い影が映る。
彼女は君たちが入ってくるのを察したのか、ピタリと独り言を止める。しかし、君たちの方を見ようともしない。
(近づくと)ゆい「ねえ、どこいってたの?」
一呼吸おいて、肩を震わせる。どうやら、泣いているようだ「ねえ、どこいってたの!」
そのまま、ゆっくりと振り向く。彼女の頬は涙でぬれていた。
そしてそのまま、腕のビーズがひかり、発動体が起動する。そして、それをPC1に向ける。ここで、PCたちは分かっても良い。彼女はカースにかかっている。
「私の故郷は、もうPC1しかいないんだよ…」
「ずっとここにいてよ!」そういうと彼女の腕から、黒い風が出て向かってくる。(防御すると宣言すれば成功。しなければ1点-防御点のダメージを受ける)
「そうだよ!ここでずっと寝ててよ!」というと、彼女はもう一度、黒い風を出す。(防御すると宣言すれば成功。しなければ1点ダメージを受ける)
彼女はそういうと君に掴みかかる。驚くほど軽い手が君の肩にかかる。
「お願い…お願い…!」といいながら、彼女は無駄とわかっても魔法を放ってくる。

(GMはここら辺で、PCにカース感染者の対処として、攻撃して発動体を破壊することを進言する)(イニアス先生の講義を思い出そう!)

(発動体を破壊すると)千切れたビーズがそこら中に転がる。「いかないで…」という言葉を最後に、PC1にもたれかかるように意識を失う。
(PCたちが退出したらシーンエンド)

シーン16「故郷」(全員)
情報収集後、セント・エイリスに向かうことを宣言すれば、このシーンになる。

君たちは、レンガ造りの建物が並ぶ街、翼の故郷であるセント・エイリスにやってきた。
アドヴェントから近いからか、大きな教会もある。

聞き込みをしても、この街でカース事件や感染者がいた形跡はない。翼の家に行っても、彼はいないようだ。

そこまで調べると、アニーが口を開く。
「この街を抜けたところに、小さな森があり、さらにそこを抜けると海に繋がっています。そこにある崖が、彼の好きなスポットみたいです。街で騒ぎが起きている訳ではないですし、そこにいるのではないでしょうか?」

君たちは、それなりに歴史ある建物が並んでおり、街の端には大きな屋敷もいくつかある。そんな街を通り抜け、君たちは森の前までやってきた。

シーン17「クルドサック」
・街の扉
サーチ、アンロック、テレポートなど
失敗:TP-5

・小型のクリーチャー
フォース、テレポート、フロート、オペレイト系など
失敗:HPとTPをそれぞれ-5

・目的の崖を探す
フロート、ブリンガーなど
失敗:TPを-5

第一話「夢知」:クライマックス

君たちとアニーはなんとか森を抜け、崖を見つけることができた。
ここでアニーが「私はどうしましょう…?カース事件ということなら、少しながらお手伝いできますが…」と言って、おもちゃの銃を構える。
→(PCの指示に素直に従う)
(ついていくことになった場合は)「わかりました。決してお邪魔はいたしませんので」

君たちが崖の方へ進むと、一人の青年の姿が見えた。そう、神谷翼である。翼は君たちに背を向け、海を、見ていた。君たちも翼の姿越しに、雄大な海が見える。

翼の後ろには、一匹の鳥のクリーチャーがいる。ニーニーと鳴いているそいつは、翼の感染源となったクリーチャーとみて間違いない。

翼は君たちの気配に気づくとゆっくりと振り向き、クリーチャーと君たちの間に割り込むような形で近づいてくる。
翼「ごきげんよう」
(後ろのクリーチャーを倒そうと言われると)
翼「それは……乗り気じゃないですね」
翼「……僕は急に帰りたく、なってしまってここへ」
翼「でも、ここに来ても帰って来た、という感じがしませんでした。故郷なのにね。まだ、帰りたいです」
翼「どうしてでしょう。昔、ここにはあったはず大切な夢が、友人が、亡くなってしまったからでしょうか」
翼「もう少しで、帰る場所がわかる気がするのです」
翼「だから……」
と言うと、美しい刻み模様が入った剣を構える。
翼「だから、邪魔をしないでもらえますか?」
翼は、クリーチャーと君たちの間に入るように立ちふさがる。

最終戦闘:神谷翼

※アニーが戦闘に参加している場合、PCは以下の効果を使用できる。
・発動タイミング時、ダイス3つの出目を好きな出目に変えられる。1ラウンド1回のみ使用可能。

戦闘終了後、翼は一時的にふらつくが、すぐに巻き返す。PCがクリーチャーを殺せば終わり。あとは、無事に帰るだけだ。

個別エンディング
PC2→1→3の順にやるのが良いだろう。

・PC2:アニーと誕生日会をする。
誕生日は、アニー家か、カラオケか、君の家か、好きなところでやる。皆でやっても良い。アニーの家でやる場合は、彼女の方から招いてくれる。
(アニーの家の場合)アニーはミニマリストのようで、家の収納はタンス一個しかない。殺風景な中、机でケーキをごちそうしてくれる。どんなものでも、プレゼントをあげると喜ぶ。
→誕生日会から帰ると、前きたのとは黄色の蝙蝠が来る。定期連絡の魔法生物であるが、前に見たものとは、別の色だ。PC2にはアマリリスの通信だとわかる。
魔法生物「順調かい?」
「おお、それはよかった」
「ただ気を付けたまえ…。ここらへんか、あるいはセント・エイリスには、何か潜んでいる。実はこの魔法生物、2代目なんだ。この前、のんきに飛んでいたら一代目がやられてしまってね…私は全く持って気付くことができなかった。しかし、だ。この学園の生徒がどれだけ魔法に秀でていたとしても、この私に全く気付かれずにやれる者というのは、本当に少ない。もちろん、私など教授陣の手にかかればイチコロだが……教師にやられたのなら、もうちょっと騒ぎになっていてもいい気がするが、それも無い」
「気を付けたまえよ、PC2。この学園には、何かが潜んでいる。私たちを狙っているのかも……知れないし……そうじゃないかも知れない」

・PC1治ったゆいと病院で話す。
「ごめんね…。迷惑かけちゃった」
「これ…」と言って、君に綺麗な石を渡してくる。
光を受け、虹色に細かく光るその石は、ゆいによって綺麗に形を整えられており、常に持ち歩けるように、ネックレスになっている。
「これは…私の気持ちだから。PC1がどこに行っても、無事に帰ってきますようにっていう」
「だから、どこに行ってもつけててね? なくさないでね?」
PC1は願いの石をもらいました。
ゆいも自分用におそろいを作ったようで、自分の首にかける。
「えーおそろいじゃん!」
病院の帰り道、君は気付く。この石はただの石ではない、不思議な力を感じる。しかし、ゆいは気付いていなかったようだ。
(願いの石には、特殊効果があるので、それを開示すること。今後、PC1はいつでも願いの石の効果を発動することができる)

◆願いの石
願いと大量の魔力を込めることで、その願いを叶えてくれる。何かの石のカケラであろうか。断面は1ミリに満たない四角い穴がびっしりあり、虹色にきらめいている。
効果:①か②の効果から1つを選択して発動する。この効果は1シナリオに1回しか使用できない。
① 願いの石を壊すことで、好きな大魔法1つを発動する。
② 発動者の魔力を全て消費することで、好きな大魔法1つの裏効果を発動する。この効果発動後、自分はHPの値がいくつであろうと戦闘不能となり、シナリオ間戦闘できない。

・PC3:翼と話す
「君には迷惑をかけてしまいましたね。すまない」
「これからも友達でいてくれますか?」
「そうだ、与太話に付き合ってくれないか? 今は楽しい話を誰かにしたくてたまらない」
「君は、ハクという子を知っていたりするかい?」
他PCから共有されていなければ、PC3はハクを知らないはずです。
「そうか。変な話だが、少し聞いてくれ。ある日頭の中に声が響いたんだ。彼女は自分をハクと名乗った。不思議な話でしょ? でも、きっと幻聴じゃなかったはずだ」
「僕は彼女といろいろな話をした。そうしたら、なかなか意見が合ってね。彼女も僕を気に入ってくれたのか、僕に魔法を教えてくれたんだ。ソウリ……復活の呪文だと言ってね」
「面白い話だろう?信じる?」

第一話「夢知」:敵データ

・中間戦闘:天王寺斎条
名前:天王寺斎条(てんのうじ さいじょう)
主体属性:地火
攻撃力:8 (共鳴進化:顕在時+7)  防御力:0 HP:50(共鳴進化:顕在時+30) TP:35(共鳴進化:顕在時+10) 移動値:1 (共鳴進化:顕在時+1)

アクション:6
リアクション:4
リベラル:3

【発動体効果】
・火属性魔法攻撃力+2(共鳴進化:顕在時+2)、地属性魔法攻撃力+2(共鳴進化:顕在時+2)。
・戦闘開始時点で、共鳴率50%

【特技】
・この俺が主役!/10/R/このリアクションフェイズ終了時、自分のアクションフェイズをおこなう。このアクションフェイズは自分のHPが0でも行うことができる。その場合、アクションフェイズ終了後に戦闘不能になる。1シナリオに1回使用可能。
・燃え上れ!/3/A/このアクションフェイズ中、地属性魔法攻撃力+4する。
・プリズミックヘイロー/3/A/このアクションフェイズでの準備タイミングを追加で2回行う。 ただし、他の準備タイミングの回数が増える効果が発動しているとき、この特技は使用できない 。1ラウンドに1回まで使用可能。

【魔法】
◆アクション魔法
カース/カース/X/発動タイミングの好きなマナ1つを呪属性に変更する
オリジン/アクション/X/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
ハーベストムーン(攻)/アクション/123456/攻撃力+20、さらにこの魔法の発動確定後、この発動タイミングにおける全ての発動ダイスをもう一度振る。また、この発動タイミングではもうハーベストムーンは発動できない。※オリジンと同時に使用することはできない。
ボルケイノ/アクション/13/攻撃力+2、さらに攻撃範囲のマスを地形:溶岩レベル1に変更する。
ダストストーム/アクション/14/攻撃力+1、さらに対象を1マス好きな方向へ移動させる。
アイスバーン/アクション/12/攻撃力+1、さらに攻撃範囲のマスを地形:凍土レベル1に変更する。
グランドリザレクト/アクション/15/攻撃力+1、さらに自分のいるマスを地形:聖域レベル1に変更する。
グラビティゾーン/アクション/16/攻撃力+1、さらに攻撃範囲のマスを地形:重力場レベル1に変更する。
イグニッション/アクション/33/攻撃力+4
ジャイロストライク/アクション/34/攻撃力+2、さらに1マス移動することができる。
スチームカーテン/アクション/23/攻撃力+1、さらに攻撃範囲を自分の左前、前、右前に変更し、対象にバッドステータス:衰弱レベル1を与える。
フレイムボルト/アクション/35/攻撃力+2、さらに自分のTPを1点回復する。
ファイアボール/アクション/36/攻撃力+2、さらに自分にグッドステータス:興奮レベル1を与える。
ブレイクエンドボム/アクション/134/攻撃力+4、さらに攻撃範囲に2マス前方とその周囲全方位1マスを追加する。
リインカーネーション/アクション/136/攻撃力+4、さらに攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスに固定し、攻撃範囲内にいる味方にグッドステータス:転生レベル3を与える。
ゴッドプレッシャー/アクション/156/攻撃力+3、さらに戦闘空間上の全ての特殊地形のレベルを+1または-1する。
エレメンタルクロス/アクション/1234/攻撃力+7、さらに地属性、水属性、火属性、風属性のマナをそれぞれ1つずつ発生させる。また、この発動タイミングではもうエレメンタルクロスは発動できない。※オリジンと同時に使用することはできない。
ブレイジングキャノン/アクション/3334/攻撃力+8、さらに対象の防御力を無視してダメージ計算を行う。
【エンハンス】
グラビティケイジ/アクション/126/攻撃力+1、さらに攻撃範囲のマスを地形:重力場レベル1に変更する。対象にバッドステータス:怨嗟レベル1を与える。
ソーラーイクリプス/アクション/135/攻撃力+2、さらに自分のTPを1点回復する。敵全体に2点のダメージを与え、味方全員のTPを2点回復する。
◆リアクション魔法
アクセルムーブメント/リアクション/34/防御力+1、さらにこのリアクションフェイズの終了後、前後左右の好きな方向に1マス移動することができる。

【大魔法】
大魔法【リンク・バースト(絆の大解放)】
表【誰かがダメージを受けるとき、そのダメージに6D6点追加する。また、その分、自分の共鳴率を上昇させる。】
裏【クリーチャーと共鳴し、大量の魔力で奇跡を起こす。】

【戦闘指南】
「燃え上れ!」から、地属性と火属性が混じった魔法を連打して火力をだしましょう。「ボルケイノ」や「エレメンタルクロス」を絡めると恐ろしい攻撃力になります。盾役のPCが十分すぎる防御点を出すようになったら、「プリズミックヘイロー」で「燃え上れ!」を連打し、さらなる攻撃力を出しましょう。また、彼は共生主義者なので、忘れずに共鳴率を上げ、100%になった場合は「共鳴進化:顕現」でさらに攻撃力をあげましょう。リンクバーストは防御魔法として使用しましょう。最後は、負ける直前に「この俺が主役!」を使用することで、記録よりも記憶に残る熱い戦いを繰り広げてやってください。

・最終戦闘:神谷翼
名前:神谷翼(かみやつばさ)
主体属性:水光
攻撃力:5 防御力:5 HP:130 TP:70 移動値:1

アクション:6
リアクション:5
リベラル:4

発動体効果:アクションフェイズでの準備タイミングを2回行える。また、リアクションフェイズでの補助タイミングを2回行える。

【特技】
・それは書き換えられた物語-ミュータブルサイン-/7/R/(魔身学科より)
・リベレイト/5/A/自分にグッドステータス:時空転移レベル1を与える。
・そこには誰もいない/10/R/このリアクションフェイズで、「フルインストールインビジブル」コストなしで発動する。1シナリオに1回使用可能。
・プルラリズム/6/AR/次の発動タイミングで、自分が取得している4レベル以下の魔法1つをコスト0で発動させることができる。
・レヴォリューション/5/A/グッドステータスを1つ選ぶ。この戦闘間、全てのオブジェクトは選んだグッドステータス付与できない。1シナリオに1回まで使用できる。
・第一原始魔法「ソウリ」/10/AR/好きなオブジェクトを 1 つ破壊できる。その後、この戦闘中に破壊された特殊オブジェクトを1つ選び、それを変成したサーヴァントを戦闘空間の好きな1マスに召喚する。ただし、2回同じオブジェクトは選べない。この特技は1ラウンドに1回しか使用できない。

【魔法】
◆アクション魔法
カース/カース/X/発動タイミングの好きなマナ1つを呪属性に変更する
オリジン/アクション/X/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
ホワイトアドヴェント(攻)/アクション/123456/攻撃力+20、さらにヘヴンリィマジックを1つ選び、自分は選んだ魔法をこの戦闘間使用可能とする。また、次のアクションフェイズの間、自分は一度だけ聖属性の魔法を、聖属性のマナコストを支払わずに発動することができる。(ただし、支払うマナコストは0以下にならず、聖属性のマナコストのみで構成された魔法については、最低聖属性のマナを1支払う必要がある。)※オリジンと同時に使用することはできない。
サクラランシア/アクション/9999/攻撃力+13、さらに自分が取得している未使用の大魔法を、別の好きな大魔法に変更することができる。ただし、この魔法によって変更された大魔法は、シナリオ終了時に元の大魔法に戻る。
リバイバル/アクション/9992/攻撃力+11、さらにこの戦闘間、戦闘不能となった場合を除き、敵のバッドステータスは全て解除されない。ただし、レベルの上書きを行うことは可能である。
ヒーリングスクエア/アクション/55/攻撃力+2、さらに攻撃範囲を好きな2×2マスに変更し、攻撃範囲内に味方が居た場合、そのHPを3点回復する。
アムネシア/カース/47/呪属性のマナを3つ発生させる。また、この発動タイミングではもうアムネシアは発動できない。
ダムド/カース/567/攻撃力+4、さらに地・水・火・風・光・闇・呪の中から好きな属性のマナを合計2つまで発生させる。
ヴァリアブルハーツ/アクション/234/攻撃力+4、さらに次の自分のアクションフェイズまでの間、自分以外の味方が魔法攻撃の対象に選ばれたとき、自分がその魔法攻撃の対象でなければ、代わりに自分が魔法攻撃の対象になることができる。また、自分にグッドステータス:鼓舞レベル2を与える。
ヴォーパルディザスター/アクション/123/攻撃力+4、さらに攻撃範囲のマス全てを地形:溶岩レベル2または地形:凍土レベル2のいずれかに変更し、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
コールカタラクト/アクション/112/攻撃力+3、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな1マスにオブジェクト:カタラクトを召喚する。
イレイズ/カース/3777/戦闘空間上の好きなマスを好きなだけ攻撃範囲に加える。また、この魔法の効果で範囲に加えなかったマスの数だけ攻撃力を上げる。
メイルシュトローム/アクション/2222/攻撃力+10、さらに対象にバッドステータス:毒レベル3とバッドステータス:麻痺レベル3とバッドステータス:衰弱レベル3を与える。
マイグランファーザークロック/アクション/2226/攻撃力+7、さらに敵全員が受けているバッドステータスのレベルを全て1上げ、味方全員が受けているグッドステータスのレベルを全て1上げる。
イクスイプシロン/アクション/55555/攻撃力+12、さらに敵1人のHPの最大値を2分の1にする。(端数切り上げ)

◆リアクション魔法
アイリス/リアクション/X/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
ホワイトバリア/リアクション/55/防御力+3、また、敵の攻撃に光属性の魔法が含まれていれば防御力をさらに+1
フェアリーサークル/リアクション/45/防御力+2、さらに味方1人のHPを2点回復する。
セイントメガシールド/リアクション/555/防御力+9
アインソフオウル/リアクション/5556/防御力+8、さらに光属性のマナを3つまで発生させる。
アルカディアスアルスマグナ/リアクション/55555/味方全員の防御力+15、さらにこのリアクションフェイズでの自分の合計防御力を2倍にしてダメージ計算を行う。
フルインストールインビジブル/リアクション/66666/防御力+12、さらに自分以外の味方全員にグッドステータス:不可知レベル3を与える。また、この魔法の効果によって受けたグッドステータスは、戦闘終了時まで消去されず、レベルの増減も起こらない。

【エンハンス】
カスケードクラッシュ/アクション/1112/攻撃力+3、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな1マスにオブジェクト:カタラクトを召喚する。戦闘空間にあるカタラクトを全て破壊してもよい。そうした場合、破壊したカタラクトの周囲全方位1マスにいるオブジェクトはバッドステータス:氷結レベル5を受けるこの効果が重複する場合、バッドステータス:氷結レベル5の代わりにバッドステータス:氷結レベル(5×重複回数)を与える。
カタクリズム/アクション/22222/攻撃力+15、さらに対象にバッドステータス:毒レベル3とバッドステータス:麻痺レベル3とバッドステータス:衰弱レベル3を与える。さらに対象にバッドステータス:重圧レベル3、火傷レベル3、氷結レベル3を与える。
ツナミカタストロフィー/アクション/12222/攻撃力+10、さらに対象にバッドステータス:毒レベル3とバッドステータス:麻痺レベル3とバッドステータス:衰弱レベル3を与える。攻撃範囲を好きな横列1つに変更する。さらに攻撃範囲のマスを地形:海原レベル3に変更する。
ディバイドセイバー/アクション/22224/攻撃力+10、さらに対象にバッドステータス:毒レベル3とバッドステータス:麻痺レベル3とバッドステータス:衰弱レベル3を与える。この戦闘間、対象は衝突するたびに、対象が受けているバッドステータスのレベルが+1される。
クーデグラス/アクション/555557/攻撃力+12、さらに敵1人のHPの最大値を2分の1にする。(端数切り上げ)「イクスイプシロン」の効果で、対象のHP現在値が変化しなかった場合、対象のHPを1にする。
セイントクロスシールド/リアクション/5555/防御力+9、次の自分のリアクションフェイズの防御力に+4する。
ダークノヴァ/リアクション/5556/防御力+9、魔法攻撃の発動者に、グッドステータス:興奮レベル-2を与える。
ヘヴンズバッシュ/リアクション/4555/防御力+9、好きな属性を1つ選ぶ。味方全員の次のアクションフェイズの発動タイミングで、その属性のマナを1つ発生させる。
オプスマグナム/リアクション/555557/味方全員の防御力+15、さらにこの発動タイミングでの自分の合計防御力を2倍にしてダメージ計算を行う。この戦闘間、味方全員の防御力を+10する。
セブンスシンフラグメント/リアクション/666667/防御力+12、さらに自分以外の味方全員にグッドステータス:不可知レベル3を与える。また、自分は好きなtypeの大魔法「デモンズタイム」を1つ選び、取得する。取得した大魔法は、このシナリオの終了時に消去される。この魔法は、1シーン中に1回までしか発動できない。

【融合魔法】
ローズマダーコスモス/アクション/122334(ヴァリアブルハーツ+ヴォーパルディザスター)/

【大魔法】
大魔法【ディメンジョン・ホロウ(次元断裂)】
表【戦闘空間の好きな1マスを選び、そのマスを好きな特殊地形レベル3またはレベル-3に変更する。】
裏【次元の壁を破壊し、一時的に魔導次元と別の次元を繋げる。】

大魔法【ハルスクライド(魔王の大結界)】
表【このリアクションフェイズの間、味方全員が受ける実ダメージを2分の1(端数切り捨て)にし、敵の魔法攻撃を構築している魔法の攻撃力上昇以外の効果を全て無効にする。】
裏【魔身の力を解放し、超人的な行動を可能にする。】

大魔法【デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)】
表【相手の発動した大魔法または特技を1つ無効化する。】
裏【時間軸を操ることで、歴史を大きく捻じ曲げない程度に、過去の事実を一つだけ改変できる。】

【戦闘指南】
最初は「レヴォリューション」で覚醒を指定し、バステを防がれないようにしましょう。その後、「リベレイト」から追加のアクションフェイズを取得し、「プルラリズム」×2からダムドを出し、ローズマダーコスモスで火傷を付けましょう。これで、PCのHPはじわじわと削れていくので、防御を高めましょう。戦闘中、どこかのタイミングでオブジェクトを出した後、「ソウリ」で強力なサーヴァントに繋げましょう。
GMは戦闘中、いつでもいいので、第一原始魔法「ソウリ」を必ず使用してください。原始魔法は今後、さまざまな人物とハクとの関連を示す大切な特技になります。また戦闘後、エンディングに書いてある話は、聞かれなかった場合は積極的に翼から話すと良いでしょう。

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