魔法学園RPGハーベスト
シナリオ「魔法使いのおまじない」
推奨人数 3人
推定時間 9~10時間
推奨リベラルアーツ ルクス、ステルス、ブリンガー、ペネトレイト、ミュート、スコープ、エクスプロード、各種オペレイト系魔法、各種チェンジ系魔法
今回予告
少女たちの間で噂されるおまじない。
どこからともなく広まって、君の耳にもやってきた。
だけど、甘い話にはご用心。
魔女は「代償」を求めるからね。
魔法学園RPGハーベスト「魔法使いのおまじない」
魔法の時間は、まだ終わらない。
シナリオハンドアウト
HO1 コネクション:ビアンカ・プレンテン 推奨関係:同級生/友人 HO1は男性推奨
君は魔法学園ハーベストの生徒だ。君にはビアンカという友人がいる。どうやら彼女は片思いをしているようだった。ある日、彼女は君に問いかける。
「ねえ、最近噂になってる恋のおまじないって知ってる?」
HO2 コネクション:シュウ・シャサール 推奨関係:悪友/腐れ縁
君は魔法学園ハーベストのカース特別対策委員会に所属する生徒だ。君の友人であるシュウ・シャサールは学年一モテたいという妙な野望を掲げる人間だ。ある日、彼は君に頼み事を持ってくる。それは彼が一方的にライバル視している、尾崎リュゼという生徒の弱みを握ってきてくれというものだった。
HO3 コネクション:哀川 春陽(あいかわ はるひ) 推奨関係:友人/親友
君は魔法学園ハーベストの生徒だ。ある日、君は校内で生徒たちに襲われていた友人、哀川春陽を助ける。「最近こういうの多いんだよね」と彼女は大して気に留めていないようだったが、数日後、君は彼女に助けを求められる。
NPC
「ビアンカ・プレンテン」
魔法学園ハーベストの紋章魔導学科に所属する、黒髪黒目の女子生徒。発動体は紋章が貼られた絵本。
大人しい性格で、引っ込み思案。自分の気持ちを強く主張できないタイプ。

「シュウ・シャサール」
魔法学園ハーベストの機械魔導学科に所属する、桃色の髪に橙色の目をした男子生徒。発動体はスマートフォン。
残念なイケメン。顔も悪くないし、気遣いもできる男だが、モテたいと常日頃から公言しているせいで女子から恋愛対象として見られない。
モテ男であるという尾崎リュゼを一方的にライバル視している。

「哀川 春陽」
魔法学園ハーベストの杖魔導学科に所属する、ブロンドカラーの髪と碧眼を持つ女子生徒。発動体はシンプルな木製の杖。
人付き合いがよく、気がつくと集団の中心的存在になるタイプ。顔もかなり整っていて、しばしば男子生徒から告白される姿が目撃されている。

本文
シーン1 数年前(PC1)
ビアンカとPC1が出会うシーン。
コネクションとの交流を深める。ビアンカという名前を揶揄われているところをPC1に止めさせる。片思いをするようになったきっかけ。
数年前の春。暖かな日差しが君を照らす。君は今日、魔法学園ハーベストへと入学する。校門前では新入生が家族と写真を撮っていたり、友達と笑いあっていたりする。そんな中、君は一人で辺りをきょろきょろと見回している、長い黒髪に黒目の少女を見かける。彼女は片手に地図を持っており、おそらく新入生であろうことがわかる。その少女はひどく不安げな顔をしている。君が話しかけると彼女は、「へっ!?」と驚いたように君の方を向く。
「……えっと、私に何か用ですか?」
「そ、そうなんです。実は、講堂がどこにあるのかわからなくなってしまって……」
「ありがとうございます。私はビアンカ・プレンテンです。えっと……見ての通り新入生です」
「あ、貴方も新入生なんですね。じゃあ同級生だ」
「そういえば(PC1)さんは何の学科に入られるんですか?」
「私、魔導書魔導学科に入ろうと思ってるんです! その、この本に思い入れがあって……でも、この年になってまだ絵本なんて、子供っぽいです……よね」
所属しようと考えている学科について話す彼女の顔は期待に輝いていた。しかし、話している途中で自信をなくしたのか、徐々にその言葉尻はしぼんでいく。
「これも何かの縁……ですかね。これからよろしくお願いします」
シーン2 転機(PC1)
ビアンカが魔導書魔導学科から紋章魔導学科に転科することを伝えるシーン。理由について聞くと彼女は名前のことで揶揄われたのだと返す。
過去回想シーン。
放課後、君はビアンカと話をしていたが、話の切れ間にふと彼女の表情が曇ったことに気が付く。
そのことを指摘すると、彼女は
「ああ、そんな表情に出てました……? 実は、私転科しようと考えているんです」
君は入学式のことを思い出す。あんなに魔導書魔導学科に入るのを楽しみにしていた彼女が、自発的に転科するだろうか。
「それが……その、居づらくなっちゃって。魔導書の人って皆さん博識だから……だから、私の名前がおかしいって、黒髪黒目なのに『白』って名前はおかしいって」
「今度は、紋章に入ることにします。そこだったら色々な人がいるから大丈夫だと思うって、ドロシー先生も仰ってたので」
(文句を言ってきた生徒の台詞例)
「アンタ、ビアンカっていうの? なんっとまあ似合わない名前!」
「髪も真っ黒、眼も真っ黒! どこが『白』というのかしら?」
「ホントあり得ない。名付けた親のセンスを疑うわ!」
シーン3 今年の春(PC1)
春。通学路では桜並木が季節を彩り、柔らかな風が君の頬を撫でる。君はX学年(PC1の学年)に進級した。君はこの春から新しく「運命・確率操作入門」という講義を取っていた。入学式以降、なんやかんや行動を共にしていた友人のビアンカも同じ講義を取っている。担当講師はシヴュラ先生で、入門とはいえ院生の講義の内容を体験できることから、少数ながらも意欲の高い学生が多く受講している。またPCたちも全員この講義を受講している。席順は一番入口に近いところからビアンカ、PC1、PC2、PC3という具合だ。
「僕の講義を取ってくれてありがとう。この講義は『運命・確率操作入門』だ。一応講義名があっているか確認してくれ、間違っていたら速やかに退出するように」
「特にいないようだね、それでは講義を始めよう。といっても今日は初回だからオリエンテーションを行おうと思う。僕の講義はグループワークが多い。だから、まずは自己紹介をしてもらおうか」
「じゃあ端のキミから。ああ、簡単に名前、所属学部、学年あたりを言ってくれればいいから」
そういうとシヴュラ先生は端に座っていた少女――ビアンカに目を向ける。彼女はその視線に気づき、おずおずと席を立つ。そしてどこか頼りなさげに辺りを見回し、やがて意を決したように口を開いた。
「あ、あの、初めまして。紋章魔導学科X年(PC1の学年)のビアンカ・プレンテンです。よろしくお願いします」
それから君たちの自己紹介の番も終わり、程なくして講義は終わった。君は教室を出ようとしたが、ふと教室の奥のほうが少し騒がしいことに気づく。
「アンタ、紋章に行っても何一つ変わってないのね。相変わらず陰気なこと」
「ホント、白の名が泣いてるわ。いっそ『灰被り』にでも名前変えたらいいんじゃない?」
「アハハ、駄目だよ。こんな性格じゃ王子にさえ認識されないよ……」
そこには何人かの女子学生に絡まれているビアンカの姿があった。
※PLにここで止めるよう促す。
君が止めると、彼女たちは分が悪いと見たのか「ふ、ふん! 今日はこれくらいにしてあげますわ!」とすごすごと退散していく。
「ありがとう、助けてくださって。……また、助けられちゃいましたね。入学式のときみたいに」
そういうとビアンカはふふと微笑む。
シーン4 春陽の非日常(PC3)
彼女の周りで不穏なことが起こっていることをPLに知らせる。
午前の講義が終わり、君は食堂に向かうため廊下を歩いている。すると「何、まだやる気なの?」と聞き覚えのある声がする。君が声の方を見やると、そこには君の友人、哀川春陽と、彼女を囲むようにして立つ数人の女子学生がいた。君が春陽に声をかける、発動体を構える、などのしぐさを取ると、女子学生たちは「チッ」と舌打ちをして去っていく。
「や、(PC3)。元気?」
「まぁ、私は大丈夫。元々こういうのには慣れっこだしね。最近は少し多い気もするけど……」
「いやぁ、最近ああいう感じで女の子から魔法決闘挑まれること増えたんだよねー。まあ、複数人でもそこまでの強さじゃないっていうか、あまり魔法決闘自体慣れていない子達ばかりだったからねぇ」
「まあなんとかなるって! 私、結構強いし、こう見えて攻撃をいなすのには自信があるからね!」
シーン5 恋のおまじない(PC1)
今回のカース事件のきっかけ「恋のおまじない」についてPLに知らせる。
あくる日、君が一人で昼ご飯を食べていると、「隣いい?」とビアンカが尋ねてくる。
「ありがとう。ねぇ、(PC1)。(PC1)は恋のおまじないって知ってる?」
「えっとね、なんでも黒き森のちょっと奥にある湖に、好きな人の名前が書かれたものを投げ入れると湖の女神様がその人との縁を結んでくれるんですって」
「たぶん眉唾だとは思うんですけど……でも、こういうのってすごくワクワクしませんか?」
君がもし「好きな人がいるのか」と尋ねると、彼女は「えっ、す、好きな人っ!?」としどろもどろになる。その頬は赤く色づき、明らかに想い人がいるのだろうとわかる。
「誰かって? ……それは、内緒。だって下手に知っても面白くないでしょう?」
「だから、このおまじないをやろうと思うの。ダメで元々って感じだけど……即時性のあるおまじないらしいし、結構効果もあるって聞いたから試しにやってみようと思って」
シーン6 調査依頼(PC2)
新たな人物リュゼについて知ってもらう。
放課後、君はカース特別対策委員会の定例会に参加していた。全員が集まったのを確認すると、カント先生は以下の通り話す。
「集まってくれてありがとう。といっても、今日伝えることはさほど多くはない」
「いつも通り、校内で何か異変があったらすぐに私に報告するように」
「それと『最近、校内の雰囲気がいつもと違う』と学長から報告があった。杞憂であると思いたいが、委員の皆は普段以上に周りに目を向けるように」
そしてまもなく、定例会は終了した。君が帰ろうとしていると、君の友人であるシュウ・シャサ―ルが話しかけてくる。
「よっ、(PC2)お疲れ」
「今日もカント先生堅苦しかったなー。まあ、話が短いのはラッキーだったけど」
(なんでカース特対入ってるの?)「だって、カースっていうよくわかんねえものから人を守るってかっけえじゃん! あとカッコよく救ったら女の子からモテるかもしれないだろ?」
「で、そういや聞いてくれよ(PC2)」
「この間、オレ超許せねえこと聞いたのよ。なんでもこの学園にはモテ男がいるらしいんだよ。それが紋章魔導学科の尾崎リュゼって奴」
「オレを差し置いてモテてるなんて、マ・ジ・であり得ねえ。だから少しでも奴の弱みを探ろうと、オレは色々やってたんだけどよ……」
「そのリュゼとかいう奴にお熱な女の子がオレを目の敵のように見てくんの。もう怖いのなんの。だからオレ一人じゃ調査できなくなっちゃったって訳」
「だから、アイツ、尾崎リュゼについて色々探ってきてくんねえ? なんか弱みとか、弱点とか、アイツについての情報ならなんでもいい。オレはそれを研究してアイツよりもモテ男になってやる」
(一回で了承する)「マジで! やっぱ持つべきものは友だなぁ、ありがとな(PC2)! 今度なんかで借りは返す!」
(一回断る)「そんなことを言わずに頼む、ほら、無償でするのが嫌なら、今度なんか奢るしさ!」
「調査よろしくな、(PC2)。オレももうちょい独自で調べてみるわ。じゃあな!」
そう言ってシュウは去っていく。
シーン7 講義(PC全員)
未来を変容させる手段について。大魔法、運命の操作 運命の操作には思いが重要である おまじないや迷信も信じる思いがあるから効果を発揮する
発動者の思いが重要であるとPL・PCに伝える。PCを交流させる。
君たちは今日も「運命・確率操作入門」という講義を受けている。担当講師のシヴュラ先生はにこやかに生徒たちを眺める。始業のチャイムが鳴り響く。
「さて、と。それじゃ今日も講義を始めよう。今回は『未来を変容させる手段』について話そうか」
シヴュラ先生は「概念魔導研究科」と「第八魔導研究科」という二つの文字列を黒板に書き記す。
「未来を変容させる手段には主に二つある。一つは概念魔導研究科の教育課程で習得できる【運命・時空間】を操作する方法だ。これは大学院の内容になるから今のキミたちには少々難しいかもしれないが、まあそういうこともできるようになると覚えておくに越したことはないだろう」
「そして、もう一つ。今日の講義はここからが本題だ」
そういうと彼は「第八魔導研究科」の文字列を赤チョークで囲み、その縁をこつこつと叩く。
「――もう一つは、大魔法【ドロシー・インフィニティ(無限大の可能性)】」
「この大魔法を使うことで、発動者はマナの力を増幅し、確率や運命を自由に操ることができる。そうだね……じゃあ、ここでグループワークだ。このマナの力の増幅には何が関係していると思うか、考えてみてくれないかい?」
※ここでPC1、PC2、PC3、ビアンカ、春陽を同じグループに入れて「ドロシー・インフィニティによるマナの増幅には何が関係しているか」を考えさせる。
そのとき、ビアンカだけでなく春陽もPC1の発言に絡ませること(これが後にビアンカが春陽を襲撃するきっかけになるため。なお、春陽のPC1に対する感情はただの友愛である)
※シナリオ作成者の想定解……発動者の力量、発動者の思いの強さ
(「発動者の力量」と答えた場合)
「なるほど、たしかにそれもまた正解だ。実力者であればあるほど、より自分の思い通りに操ることができる」
「だけど、実力には限度がある。――人はそれを才能という」
それを聞いた数人の生徒が眉を顰めたり、頬杖をついたりする。シヴュラはその様子をちらと見ると、ふふっと笑う。
「何人か退屈そうな顔をしているけれど、話を続けよう」
「まあ、個人差があるとはいえ実力には限界があるんだ。そう、誰しも平等にね」
「じゃあ、実力がないものは運命を、確率を変えられないのか?」
少し間をおき、シヴュラ先生は口を開く。
「いいや、そんなことはない。そのために必要なのがもう一つの答え、発動者の『変えたい』という思いさ」
「『たかが思いで?』と感じる人もいるかもしれないね。だけど、これは大切なことだ」
「古来より占いや祈祷に代表される呪術は、人が思いを込めることでその効果を強めると考えられてきた。それは明確な理論はなくとも、原理的に正しい。だからこそ続けられてきた。そして、効果があるのは魔法も同じだ」
「何かを強く『変えたい』という思いはマナをより強大なエネルギーに変質させる。結果、マナの力が増幅するというわけだ」
(「発動者の思いの強さ」と答えた場合)
「そうだ。思いというのはキミたちの想像よりも遥かに強い力を持っている」
「それは、たとえば魚を取り逃さないように付けられる釣り針のかえしのように、物体を絡めとろうとする炎をより燃え上がらせる新鮮な空気のように、最後の一押しをする力に近い」
「もちろん、発動者の力量も大切だ。純粋な魔法の強さはマナの増幅にも反映される。……ただ、もし何かを『変えよう』とする力とそれに対抗する力が拮抗した場合、どちらが選ばれるかを決めるのは思いの強さだ」
(それ以外の解答を答えた場合)
「なるほど、面白い発想だ。その要素もあるかもしれないね」
「一般的には『大魔法発動者の力量』と『その発動者の思いの強さ』が影響していると言われている」
「力と感情。どちらも目には見えない不確定なものなのに、両者は共に未来の確定を覆すエネルギーを持つんだ。実力はイメージしやすいかもしれないが、思いにまでそのエネルギーがあるなんて面白いだろう?」
「と、ここまで話したように『思い』というのは強力なエネルギーを秘めている。だから、実力が伴わなくても効果を発揮する必要があるものにも用いられることもある。おまじないや迷信もその例だ」
「最近では――」
とシヴュラ先生が話を続けようとすると、そこで講義終了のチャイムが鳴る。
「おっと、もう時間だね。それじゃ、今日の講義はここまで。また次の講義で会おう」
シーン8 おまじない失敗?(PC1)
数日後。即時性のあるおまじないらしいのに「何も起きなかった」とビアンカに言わせる。
*軽度のカース感染中
ビアンカがおまじないを決行すると言い出してから数日後、君は同じ講義を取っていたビアンカと顔を合わせる。
「あ、(PC1)……! ねえ、聞いてくださいっ」
その様子に君はほんの少し違和感を覚える。いつもの彼女はこんなに積極的だっただろうか。
(そのことを指摘すると)「うーん、そうですかね? 貴方と話せるのが嬉しかったから、なんて」と彼女は微笑んで答える。
「あのね、この間話していたおまじない、あったでしょう?」
「あれやってみたんですけど、なんかうまくいかなかったんですよね……」
「なんででしょう? ちゃんと手順通りにやったんですけど……」
「うーん……でも、まだ諦めきれないからもうちょっとだけ続けてみます」
「あ、そうだ。(PC1)はこの後暇だったりしますか? 私、貴方と行きたい店があるんです」
君がそれを了承すると、彼女は嬉しそうな顔を見せる。
「やったぁ、ということは貴方をしばらく独り占めできるってことですね」
(その発言について尋ねると)「ふふっ、なんでもないです。じゃあこの後、約束ですよ!」
シーン9 春陽への襲撃(PC3)
事態が深刻であることをPLに知らせる。庇護欲を掻き立てる。
君は講義「マナコントロール実践」を受けていた。マナのコントロールを向上させる練習と、その応用としての魔法決闘がセットになっている講義だ。練習の成果をすぐに試せることから、それなりに生徒たちには人気がある。春陽も同じ講義を受けていたようで、君の姿を確認するとこちらの方へと歩いてくる。しかしその表情はどことなく浮かない。よく見てみると、少し腕を抑えているようだ。
「やっほー、(PC3)……」
「ああ、これ? ちょっと避けきれなかったというか、なんというか……」
君が彼女の服の袖を捲るなどして腕を確認すると、そこには点々と青い痣があるのがわかる。
「あはは……今日は連戦でさ。それで気が抜けた一瞬でやられちゃったんだよね」
「……本当、最近なんで皆好戦的なんだろうね」
「ひまりも、紅葉も、深雪も今までこんな積極的に勝負なんてしなかったのにな……」
「なんか、変なこと言っちゃったね。それじゃ、私は医務室に行くから。先、戻ってるね」
そういって春陽は去ってしまう。
シーン10 リュゼの日常(PC2)
女子生徒に囲まれているリュゼの姿。好青年である。ただし取り巻きの女子は皆バチバチしている。
*彼女たちもカース感染している。そのため、いつ他の女子を蹴落とそうかと火花を散らしている。
君はシュウの依頼を受け、リュゼの受けている講義終わりを狙って交流してみることにした。そのために君は彼が受けている講義にこっそり潜りこんでいた。
彼は背筋を伸ばして講義を聞いており、話に飽きたり眠気に襲われたりするような素振りもない。いかにも好青年といった感じだ。そして、彼の周りにはシュウが言っていたように多くの女子生徒がいる。一見すると彼女らも真面目に講義を受けているのだが、その目線は頻繁にリュゼの方へと向けられている。
講義が終わる。君はリュゼが複数人の女子学生と一緒に教室を出ていこうとするのに気が付く。君が話しかけると、リュゼはゆっくりと口角を上げ話に応じる。その瞬間、取り巻きの女子生徒たちが君を警戒するように目線を向ける。彼はそれには気にも留めず、口を開く。
「やあ。僕に何か用かい?」
「彼女たちかい? 彼女たちは皆素敵な人たちさ」
(恋人の有無関連の質問をされた場合)「あはは、付き合っている人はいないよ。皆素敵な人だから選べないというのもあるけれど」
その言葉に、リュゼの後ろに佇む女子生徒たちの雰囲気がピリピリしたものに変わる。お互いがお互いを敵視するような感じだ。
「……おっと、そろそろ僕は次の講義があるからね。これで失礼するよ」
「それじゃあ(PC2)くん(さん)、またね」
そういって彼はひらひらと手を振り、別の学科棟の方へと歩いていった。
シーン11 夜のおまじない(マスターシーン)
夜空には月が昇っている。その月光に照らされる影が一人、黒き森へと駆けていく。数分ほど駆けるとその人物――ビアンカは湖に辿り着いた。そして、ほとりへと近づくと、彼女は鞄の中身をごそごそと探る。
「えっと、たしかに入れた、はず……あ、あった」
取り出したのは消しゴムだ。その表面には何か文字が書かれているようだったが、インクが滲んでいて正確に読むことは難しそうだ。彼女は消しゴムを大事そうに握りこむ。
「湖の女神様、お願い。私と……あの人の縁を結んでください」
ビアンカは祈るように目を閉じる。再び目を開くと、彼女は腕を振りかぶって消しゴムを湖に投げ入れる。ポチャン、と落ちる音が辺り一帯に響く。しばし湖面を眺めていた彼女は、寮に戻るために踵を返そうとする。そのとき、彼女は何かがこちらに歩いてくることに気が付いた。ゆっくり、だが着実にそれは近づいてくる。
「な、何……?」
シーン12 カース特別対策委員会の仕事(PC2)
中間戦闘で合流するための動機付け。シュウと一緒に放課後、見回りをすることになる。
ここはカース特別対策委員会室。君はカース特別対策委員会の緊急招集に応じていた。集められた人数はそれほど多くなく、おそらく少数精鋭で集められたのだろうと君はわかる。それを裏付けるかのように、席についている面々の表情はいずれも堅い。
君が席につくと、程なくしてカント先生がやって来る。
「やあ、急に集まってもらってすまない。今回の案件は緊急性の高い内容だ、手短に伝えようと思う」
「最近、ハーベストで小競り合いが頻発しているのは君たちも知っているな。初めは一部の血の気の多い者がただ争っているだけだと周囲の状況から判断されていた。しかし先程、たまたまその現場にいたカース特対委員から微弱ではあるが、カースのマナを感じたと報告があった。これにより今までの衝突全てにカース事件の疑いが出てきた」
「……それでだ。事態をいち早く収拾するため、これから一週間、カース特対で学内の見回りを行うことにした。実施時間は放課後だ。安全のため、見回りはペアで行うこととする」
「何か質問はあるか? なければ、組み分けを発表する」
質問が特に出なければ、カント先生は手元の資料を見ながら名前を発表していく。君はシュウ・シャサールとペアを組むことになる。
カント先生の話が終わり、各自自由解散となるとシュウが話しかけてくる。
「おう、(PC2)。俺、お前と一緒に見回りするらしいな。まあお前となら安心だわ」
「だってお前強いだろ? べ、別に手は抜かねえって! ただ安心するだけだ!」
「そういや、お前『あの』調査の進捗はどうよ?」
「何って……ほら、あれだよ。尾崎リュゼについての調査! なんか弱みとかあったか?」
「そうか……特にこれといったものはなし、か。うーん……」
そう言うとシュウは少し考え込むように目線を落とす。だが、すぐに顔を上げて君の方を見る。
「……いや。もうちょいで何か出るはずなんだ。だから頼む。もう少し……そう、一週間でいい、もう少しだけ調査を続けてくれないか?」
シーン13 行方不明(PC1)
ここ数日間、ビアンカが学校に姿を見せていない。君は彼女を心配してしばらく彼女を探すことにした。
ここ数日、君には一つ気がかりなことがあった。それは講義に姿を見せないビアンカのことだ。気弱な彼女のことだ、自らサボるとは考えにくい。不審に思った君は彼女を探すことにした。
シーン14 春陽との再会(PC3→PC全員)
放課後、君は聞き覚えのある叫び声を聞く。春陽の声だ。
講義終わり、君は荷物をまとめて教室を後にしようとしていた。最近、講義に出席している人数が少し減っている、ような気がする。そのためだろうか、今日の講義はいつもより早めに切り上げられた。
君が廊下を歩いていると、突然「助けて……!」と女子の切羽詰まった声が聞こえる。直後、声がしたほうから魔法攻撃と思われる衝撃音が響く。
君が音のした方へ向かうと、そこには発動体を構えるビアンカ、そして君がよく見知った少女――哀川春陽がいた。彼女は発動体の木製の杖を握っていたが、所々ひびが入っており、もうあまり長くはもたないだろうとわかる。
「(PC3)なの……? お願い、助けて!」
(何があったのか、どうしたのか聞くと)「わからないよ……ただ、急に攻撃されて……」
君が春陽を庇うなどの素振りを見せると、ビアンカは敵意を滲ませた瞳でこちらを睨んでくる。
同時刻。各々の理由で廊下を歩いていた(PC1)と(PC2)もまた魔法攻撃と思われる衝撃音を耳にする。
「なあ、これは例の衝突じゃねえか!? ……オレは周りの避難誘導をしてくる! お前はあっちの様子を見に行ってきてくれ!」
「あ、あと証言できそうな奴も集めといてくれよ、どのみち明日は報告書書かなきゃいけねえだろうし!」
「馬鹿、こういうのは適材適所だろ! それじゃ任せた!」
シュウはそういって駆けだしてしまう。
(PC1)と(PC2)が現場に向かうと、そこには邪悪なマナを身にまとったビアンカと、壊れかけの発動体を手に持つ春陽がいた。(PC1)の姿を確認すると、ビアンカは、一瞬傷ついたような表情を浮かべ(PC1)の顔を見る。
「なんで……邪魔するんですか!」
「この子は私より(PC1)の視線を奪った、だから許すわけにはいかないんです」
「ねえ、(PC1)……私を、見てください」
ビアンカは口角を歪に上げる。そして、彼女の持つ絵本が黒く輝く。
【中間戦闘 ビアンカ・プレンテン】
ビアンカに勝利すると、彼女は「見捨て……ないで……」と呟き、気を失う。
シーン15 情報収集(PC全員)
情報1 ビアンカ・プレンテン
ビアンカ・プレンテンは紋章魔導学科に所属する女子生徒である。大人しめな性格であると知られていたが、毎晩「恋のおまじない」をするようになってから積極的な行動を起こすようになっていたようだ。また、彼女はカースに一次感染していることが判明した。この情報を開示することで、情報3「恋のおまじない」が調べられるようになる。
情報2 学内の小競り合い
最近、学内では小競り合いが頻発している。引き起こすのは女子生徒が多く、いずれもカース感染者であることが調査によりわかった。また、このカースはビアンカ・プレンテンが感染しているものと一致した。この情報を開示することで、情報4「今回のカース事件について」が調べられるようになる。
情報3 恋のおまじない
「恋のおまじない」は生徒の間で流行っているおまじないの一種である。黒き森の少し奥まった湖に、自分の好きな人の名前が書かれたものを投げ入れると恋が成就するというものだ。ここ数か月で急に広まったもので、どこで知ったか情報源を辿っていくと、最終的に尾崎リュゼという男子生徒が浮上した。この情報を開示することで、情報5「尾崎リュゼ」が調べられるようになる。
情報4 今回のカース事件について
この事件で観測されているカースは「自分を見てほしい」という欲望を持つ人間に感染する。感染者は自分の存在を特定の人間に強く認識してもらうために行動し、その障害となるものに攻撃を加える。なお、感染者が複数確認されているにも関わらず、感染元のクリーチャーは特定されていない。
情報5 尾崎リュゼ
尾崎リュゼは紋章魔導学科に所属する男子生徒である。発動体は魔法生物……だが、ここ最近は姿を見せていないらしい。一年ほど前にハーベストに入学してきたが、すぐに学園に溶け込み、現在では複数の女子生徒に好意を持たれているようである。この情報を開示することで、尾崎リュゼの自室に行くことができる。
シーン16 本性(PC全員)
リュゼが本性を現すシーン。
ビアンカを攫うリュゼ。目的の開示。おまじないをすればするほどカースに感染し、より強く自分好みの女子に仕立て上げる寸法。
尾崎リュゼの部屋に向かうと、彼は君たちが来るのを予見していたかのように待ち構えていた。
「やあ、(PC2)に……そちらは友人かい。……用件を聞こうか」
「……フッ、アハハ、そうだよ! 全部俺がやったんだよ、わかるかい!?」
「『なんで?』ってそんなの、決まってるだろ。俺はね、ハーベストが死ぬほど嫌いなのさ。ただ自分たちの私利私欲のためにクリーチャーを殺す、この場所が!」
「だから、破壊しようと思ったのさ。かつては数で押し切ろうとも考えたんだけどね……あいつらはいつまで経ってもハーベストを壊そうとしないから、俺は自分の力だけで壊すことにしたんだよ」
「ゆっくり、着実に。一人ずつ仕留めていけば、いつかは完全に壊れるだろう……でも、それだけじゃ面白くない」
「だから、俺は見繕うことにしたのさ……俺のための姫君を!」
彼がそう言うと、突如部屋の中に白い体毛を持つ九尾の狐が現れる。そして、その九尾は眠っているビアンカを背に乗せていた。
「色んな女性が俺のおまじないを信じて、実行してきたが……その中でも彼女は特段真剣に祈っていた。毎晩祈っていたのだから、今頃は『彼』のカースも体に馴染んでいるだろう」
「ああ、でも。まだ『おまじない』は終わっていないのだから……明日、あの場所でしなければならないことが俺にはある」
「君があの姫君を助けたいのなら、明日の晩、あの湖に来るといい。君が助けたくないというのなら、それでこの話は終いだ」
「じゃあね、学生の皆。もう会いたくもないけれど。【アスタリスク(小さな星)】」
彼はクスリと笑う。そしてリュゼとビアンカ、九尾の狐は魔法陣によってその場から消える。
シーン17 シュウとの会話
リュゼに疑念を抱いていたと明かすシーン。
次の日、君たちはシュウとカース特別対策委員会室にいた。昨日起きたカース事件の一次報告書を作成するためだ。証言を聞いて、レポート用紙に内容をまとめていたシュウは、ふと顔を上げて(PC2)に話しかける。
「……なあ、(PC2)。こんなときに……いや、こんなときだからこそ聞くんだが、尾崎リュゼのこと、なんか分かったか?」
君たちがリュゼについて話すと、シュウは「あー、やっぱりか」と返す。
「ああ。……前々から変だとは思ってたんだよ」
「いいか? これはモテるために超~努力してるオレだからわかることなんだが、人間、理由なしに好意を抱くってこと、ぶっちゃけあり得ねえのよ」
「顔、性格、言動……なんでもいい、なんかいいなって思うところがあるはずなんだわ」
「その点、アイツはどうだ? マイナス点こそないとはいえ、特筆すべき点があるかと言われたら、ない。言い方悪ぃけど、ただ優しいだけの奴だ」
「だから、あんなに熱狂的なファンが付くこともない……普通だったらな」
「違和感があれば調査しろってのが、オレがカース特対で学んだことだ」
「……あ、お前今『柄にもないこと言ってんなー』とか思っただろ! カッコよさはこういう地道なところから築かれるんだからな!」
「と、まぁとりあえず個人調査をしたんだ。そうしたら出るわ出るわ、アイツのヤベー過去!」
「まず、アイツは元アマリリスってのは知ってるか? そうだな、元アマリリスってだけならハーベストにもいるらしいし、それだけならそこまで問題はない。問題なのはアイツがドが付くほどの過激派で、なおかつ大のハーベスト嫌いだってことだよ!!!」
「それを今の今までひた隠しにしていたあたり、本当いけ好かない野郎だ。……おっと、余談はいいんだ」
「で、アイツは自分の目的……ハーベストを破壊するために、もうすでに色々やっていたらしいこともわかった」
彼は手元から別の資料を取り出す。
「具体的に言うと、未解決のカース事件の首謀者がアイツだったってわけだ」
「過去の調査資料を見る限り、事件が凍結されたのは原因となったクリーチャーが特定できなかったからみたいだな……無理もない。クリーチャーが本来そこに存在していない、それも生徒の、しかも申告されていないクリーチャーなんて想像しねえだろうしな」
「ほらアイツ、魔法生物連れていただろ? ――あれだよ。あの九尾がクリーチャーだったんだ」
「ここからはオレの推測なんだが、リュゼは誰かと一対一になったときにあの九尾と何らかの形で接触させた。そんで一人、また一人とカース感染者を増やしてハーベストを瓦解させようとしたんだと思う。まあ、なんで今になって一気に事に取り掛かろうとしたのかは知らねえけどな」
「長話が過ぎたな。お前らの証言もこんなもんでいいだろうし、時間取らせたな。もう大丈夫だ」
「お前ら、アイツの所行くんだろ? だったらこれ持ってけ。機械魔導学科の講義で貰ったやつなんだけど、ぶっちゃけオレが使う用事ないし。だったら使う奴が持ってた方がいいだろ」
そういうと彼は何かを(PC2)に投げ渡す。それは、小さなブザーだった。
「なんかどういう原理かは忘れたけど、それ、馬鹿強い魔法でも無力化できるらしいぜ。防犯目的で作られてるーとかでさ」
※PCたちは特殊一般アイテム「反魔法ブザー」を一つ取得します。
特殊一般アイテム「反魔法ブザー」
敵が発動した大魔法、魔法、または特技を1つ無効化する。1シナリオに1回まで使用可能。このアイテムは1つまでしか持てない。また、このシナリオでしか使用できない。
シーン18 マスターシーン
リュゼの独白シーン。
尾崎リュゼとビアンカ、それから九尾のクリーチャーは湖付近の洞窟へと転移していた。
「……ああ、彼女はそこに寝かしておいてくれ」
リュゼが九尾に指示すると、九尾はビアンカを備え付けられていたベッドに寝かせた。
そこは洞窟というにはあまりにも生活感があり、かといって生活空間にしてはあまりにも何もない、そんな奇妙な空間だった。
リュゼは椅子に腰かける。
「なぁ、オサキ」
オサキと呼ばれた九尾は、黙って彼の元に座り込む。
「人間がなんで『おまじない』なんてものに縋るのか、教えてあげるよ。――愚かなんだよ。すでに満ち足りているにも関わらず、あるいは少し足掻けば手に入るにも関わらず怠惰を貪って結果を得ようとする」
「……本当に、何かを有している人間というものは嫌いだ。学もそうだ、地位もそうだ、力もそうだ、愛もそうだ。結局、それらすべてはエゴの産物。こうしてみるとアマリリスもハーベストも俺には忌み嫌う対象だったらしい」
「俺は何も持ち合わせてはいなかったさ。親も、学も、地位も、一番原始的な力ですら。ああそうさ、お前の親であり俺の家族であったものすら守れなかった」
「奪ったのはあいつらだ。だからそう、これは復讐だ――世界一おざなりな計画の、な」
「運命が微笑めば成功するかもしれないが、どうだろうね。場面を動かした以上、もう俺にできることは最期までこの計画を完遂することだけだ」
「……彼女をどうするのかって? 『俺は』どうもしないさ。彼女がいなくなることでハーベストの世間体が悪くなるかもしれないけどね」
「ああでも、それでも欲しかったんだろうね。俺は。確証は持てないけれど、多分これが欲なんだろう」
シーン19 クルドサック
君たちは目的地である湖を目指し、黒き森に足を踏み入れようとする。
1.森番の目を掻い潜る
黒き森に入ろうにも、ここには安全確保のために魔法使いの守衛が森番をしている。しかし、君たちにはやらねばならぬことがある。彼らには悪いが、こっそりと先に進むことにしよう。
推奨リベラルアーツ:ステルス、ミュート、スコープ、チェンジアザー
ペナルティ:3点のTPを消費する。
2.視野確保
陽は沈みかけ始めている。ただでさえ昏い森が、より一層闇に溶けていく。迅速に目的地に向かうには何か対策が必要だろう。
推奨リベラルアーツ:ルクス、ペネトレイト、チェンジアニマ
ペナルティ:バッドステータス:盲目レベル2を受ける。
3.夜行性のクリーチャーの集団
夜は人間の時間ではない。そう、魔物の時間である。かといって遠慮する道理もない。主役でないなら無作法に殴りこめばいいのだ。
推奨リベラルアーツ:ブリンガー、エクスプロード、各種オペレイト魔法
ペナルティ 5点のHPを消費する。また、バッドステータス:重圧レベル1を受ける。
シーン20 最終戦闘
君たちが湖に辿り着くと、リュゼと九尾がそこに立っていた。
「彼女かい? 別に、どうもしていないさ。そこの洞窟に寝かせているよ」
「ただ、このまま奪われ返されるのも少々癪だ。だから……君たちにはお引き取りしてもらいたいけれど、どうだい? その気はないかい?」
「ないか。なら、仕方がないね。オサキ、『死ぬ気で』戦うとしようか」
そういうと九尾は影となり、そしてリュゼを飲み込む。すると、影は一瞬地面に展開し、その後再び人間を形作るように動く。そして完全に動きを止めると、そこには禍々しいマナを身に纏った白き九尾が仁王立ちとなり君たちの方を見つめていた。
『さぁ、終わりにしよう。そして、俺たちにとってのハッピーエンドをほんの少しだけ願おうか』
【最終戦闘 【世を見限った尾裂狐】リュゼ】
シーン21 個別エンディング(PC3)
シーン22 個別エンディング(PC2)
シーン23 個別エンディング(PC1)
設定・追加情報
・ビアンカ・プレンテン
名前はそれぞれイタリア語の「白」bianca、オランダ語の「絵本」prentenboekが由来。モチーフは白雪姫など童話のヒロイン。
・シュウ・シャサール
名前はそれぞれ中国語の「気楽な」舒心、フランス語の「猟師」chasseurが由来。苗字からもわかるように、このシナリオではサポートキャラの立ち位置にいます。口調はQuizKnockの須貝さんをちょっと参考にしていたりします。
・哀川 春陽(あいかわ・はるひ)
この子だけちゃんとした名前の由来はないです。昔、自分で書いたショートショートの登場人物からそのまま引っ張ってきました。
・尾崎 リュゼ(おさき・-)
尾崎は狐の憑き物「尾裂狐」の文字を変えたもの、リュゼはフランス語の「狡猾」ruseが由来。モチーフは魔女、そして闇落ちした王子様。何か自分だけのものがほしくて今回このようなカース事件を起こしました。


