セッションの進め方

魔法学園RPGハーベストのセッションは、プリプレイ・メインプレイ・アフタープレイの3つの段階で構成されます。

プリプレイについて

プリプレイとは、ゲームの準備をする段階です。
主に、次のような流れで行います。

1、今回予告(トレーラー)の読み上げ

GMは、遊ぶシナリオの今回予告(トレーラー)を読み上げます。
今回予告とは、これから遊ぶシナリオがどのようなものなのか、PLに簡単なイメージを持ってもらうためのものです。

2、ハンドアウトの読み上げと決定

GMは、続いて、ハンドアウトをすべて読み上げていきます。
ハンドアウトとは、PCの事前設定として、シナリオから提示されるものです。
PLはPCを作る際、必ずハンドアウトの設定に反することのないように、PCを作成しなければなりません。
もし、ハンドアウトの設定について、変更したい部分・確認したい部分があれば、このタイミングで、GMに必ず確認しましょう。

GMがハンドアウトを読み上げた後、PLは、好きなハンドアウトを選択します。
この時、ハンドアウトの希望を、第3希望くらいまで全員で確認しておくと良いでしょう。GMがスムーズにハンドアウトの配布を行えます。

3、キャラクター作成

全員のハンドアウト決定後、PLは、それぞれハンドアウトに合わせてキャラクターを作成していきます。
もちろん、GMが許可すれば、既に作ってあるキャラクターを持ち込んでも構いません。
キャラクターの作成については、詳しくはキャラクターパートをご覧ください。

4、自己紹介

PL全員がPCを作成し終わったら、次は自己紹介をします。
自己紹介とは、PLの自己紹介だけではなく、自分のPCを他のPLに紹介することも含みます。

自己紹介では、主に次のようなことを伝えましょう。

PLの自己紹介
・名前(ハンドルネーム)
・TRPG歴(主に遊んでいるシステムなど)
・その他伝えたいこと
※PL全員が既知の間柄である場合、PLの自己紹介は省略して構いません。

PCの自己紹介
・PC名
・年齢
・性別
・クラス(〇〇魔導学科など)
・見た目
・性格
・発動体(どんなものか?)
・主体属性
・その他伝えたいこと

メインプレイについて

メインプレイとは、実際にゲームを進めていく段階です。
メインプレイは、GMが用意したシナリオに沿って行います。

シーンについて

魔法学園RPGハーベストのシナリオは、基本的に、「シーン」と呼ばれる場面ごとに区切られます。
シーンとは、映画のカット割りのようなもので、物語の中で、PCがロールプレイを行うことができる範囲のことを示しています。
基本、シーンは、シナリオに記述されており、シナリオが規定するシーンの中で、PLはロールプレイを行っていきます。
ただし、シナリオに記述されていないシーンでも、PLが望めば、新しいシーンをシナリオ中に作り、描写していくことができます。

GMは、シナリオに記載されているシーンを、順番に描写していきます。
GMは、シーン開始前、そのシーンに登場するPCが誰かを読み上げておくと良いでしょう。
PLは、シーンの描写の中で、好きなタイミングで、PCのロールプレイをすることができます。
セリフや動作などを言葉でGMや他のPLに伝えましょう。

GMがシーンの描写をすべて終え、PLがやりたいロールプレイや演出などがない場合、そのシーンが終了となります。
これを繰り返して、物語を進めていきます。

戦闘について

魔法学園RPGハーベストでは、基本的にシナリオ内で1~2回、シーン中に戦闘が発生します。
戦闘が発生したら、戦闘ルールに従って、戦闘を行ってください。
詳しくは、戦闘ルールのページをご覧ください。

情報収集について

シナリオの中で、PCが情報を集めるシーンがあります。
このシーンのことを、情報収集シーンと呼びます。
情報収集シーンでは、「情報項目」と呼ばれる、PCに必要な情報の束があります。
GMは、まず情報項目のタイトルを読み上げ、PLに伝えます。
その後、PL1人は、どの情報項目を調べるかを宣言し、リベラルアーツの魔法判定に挑戦します。
このとき、どのPLから順番に、情報収集を行っても構いません。
また、情報収集をPL全員が行い、一巡したら、また好きなPLから繰り返し同じように、情報収集を行うことができます。
成功することで、その情報項目に書かれている情報を、GMから開示してもらうことができます。
これらを繰り返して、PCは、情報を手に入れていきます。
この時、魔法による演出を描写すると、情報収集がイメージしやすいでしょう。

情報収集にPLが失敗し続けているとき、GMは、好きなタイミングで、PCにペナルティを与えることができます。

ペナルティの例は、以下の通りです。
・PC全員のHPを1d6(ダイスを1つ振って、その値だけ)減らす。
・PC全員のTPを1d6(ダイスを1つ振って、その値だけ)減らす。
・PC全員にバッドステータス:衰弱レベル1を与える。(次の戦闘の最初の修了タイミングで解除される)

クルドサックについて

魔法学園RPGハーベストでは、「クルドサック(cul-de-sac)」と呼ばれる、魔法が発動しなければ先に進めない場面が存在します。
詳しくは、クルドサック(cul-de-sac)についてのページをご覧ください。

アフタープレイについて

アフタープレイとは、ゲームを遊んだ後、楽しく振り返りをする段階です。
全てのシーンを描写し終わった後、GMは、シナリオの終了を宣言し、アフタープレイに移ります。

アフタープレイでは、経験点の配布を行います。
経験点の配布と成長に従って、レコードシートの経験点表を読みながら、PC1から順番に、セッションの中での活躍を振り返ります。
このとき、否定や批判などはせず、良かったところをどんどん褒め合うようにしましょう。
全員の経験点の配布終了後、レコードシートにGMがボールペンなどでサインを行ってください。
そして、PLは、セッションシートに、それぞれ得た経験点を記入します。

これで、セッションは終了となります。
引き続き、感想戦などで、セッションを振り返っていくと楽しいでしょう。

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