魔法学園RPGハーベスト
シナリオ「冬の精霊と半分のシュトレン -Der Wintergeist und der halbe Stollen-」
シナリオセッティング「アーケードセッション」「アドベンチャーセッション」
推奨人数 1~2人
推定時間 3~4時間
推奨リベラルアーツ ルクス、キュア、スコープ、ポケット、ティックル、テイム、オペレイト系魔法、チェンジアニマ
必須サプリメント ニュー・ジェネレーション、クロス・ゾーン、メリー・クリスマス
備考
シナリオセッティングで追加ルールを採用しているため、ニュー・ジェネレーションとクロス・ゾーンを必須サプリメントとして書いていますが、これはセッションを円滑に進めるためのものです。
なので、GMが「それらのサプリメントを持っていないPLがいてもセッションを円滑に進められる」と判断した場合は、その二つのサプリメントを持っていないPLを参加させても構いません。
※GMへの情報をページ下部に記載しておりますので、GMをされる方はご確認ください。
今回予告
クリスマスの装いをした町に冬の精霊がやってきた。
白い雪を身にまとい、山からふわりと舞い降りる。
引き起こされたホワイトアウトに取り残されてしまったならば、
赤鼻のトナカイと共に迎えに行こう。
魔法学園RPGハーベスト「冬の精霊と半分のシュトレン -Der Wintergeist und der halbe Stollen-」
半分のシュトレンを一人で食べるのは味気ないから。
シナリオハンドアウト
※PCが二人ともHO1を選択しても問題ありません。
HO1 コネクション:ドロシー・フロム・オズ 推奨関係:任意
君は魔法学園ハーベストの学生だ。
ある日、君は「有名洋菓子店のケーキを引き取りに行ってほしい」とドロシーにお使いを頼まれ、店がある魔導次元北部の町「ヒイシヴォーリ」へと向かったのだが、その道中吹雪に遭い、乗っていた魔導列車がヒイシヴォーリの手前で止まってしまう。
仕方なく列車を降りた君は、そこで嘆いている少年に出会う。
HO2 コネクション:PC1 推奨関係:任意
君は魔法学園ハーベストの学生だ。
ある日、君はPC1から魔導次元北部の町「ヒイシヴォーリ」へ一緒にいかないかと誘われる。
なんでもドロシーのお使いを頼まれたついでに観光をする心づもりらしい。
君はこの誘いに乗ることにした。そして、魔導列車でヒイシヴォーリに向かったのだが、その道中吹雪に遭い、乗っていた魔導列車がヒイシヴォーリの手前で止まってしまう。
仕方なく列車を降りた君は、そこで嘆いている少年に出会う。
NPC
ロルフ・オイヴァネン
年齢:11歳 出身:魔導次元 性別:男
得意魔法:アメイジンググレイス
聖魔導学院アドヴェント神聖魔導コースの1年生。
四人兄弟の次男坊。上に兄と姉、下に妹がいる。
臆病で泣き虫だが、頼られたときはいいところを見せたいお年頃。
発動体はミュージックベル。
シナリオ本文
オープニングフェイズ
シーン1 ドロシーの頼み事(登場PC:PC1)
12月上旬。町や学園はすっかりクリスマスの装いになっており、浮かれた雰囲気が漂っている。そんな中、君たちはドロシーに呼び出されていた。
学長室はいつも以上に散らかっている。とくに机の上が顕著で、大量の書類が山を作っている。ちょっとした衝撃でも崩れるだろう。ドロシーは疲れた様子で君たちを出迎える。
「あ、来てくれてありがと~……」
「いや~、ちょっとお使いに行ってきてほしくて」
「魔導次元北部にある『ヘンキヘルック』って洋菓子店でシュトレンを受け取ってきてほしいの!」
「毎年予約してちゃんと買ってるんだけど、ちょーっと最近ばたついてて、ストレスでつい食べ過ぎちゃって……クリスマス前にうっかり食べきっちゃったんだよね」
「で、また注文したんだけど、あそこ遠いから取りに行く時間も取れなさそうで……」
(アスタリスクで飛んでいけばいいのでは? と言われる)
「次抜け出してるのバレたら仕事終わるまでお菓子とゲーム機没収されちゃうんだよ……」
「ほら、あそこクリスマスマーケットとか有名だしさ、ちょっとした観光ついでに行ってきて! お願い!」
「お駄賃として好きなケーキ買ってきてもいいから!」
(忙しい理由を問われる)
「え? そりゃ年度末のめんどくさい書類とか、どうしても出なきゃいけない会議とか、ドラクエリメイクとか。私だっていろいろあるんだよ~……あー早くゲームしたーい!」
君がお使いを了承すると、ドロシーは顔を明るくする。
「ありがとう! えっと、店の場所は調べたらすぐに出ると思うけど、ここよりも寒いから防寒とか雪対策とかしっかりしていってね!」
※町や店について調べる場合、以下の情報が手に入る。
「ヒイシヴォーリ」
魔導次元北部にある町。クリスマスマーケットが有名で、シーズンになると観光客で賑わう。地元産のベリーで作られたジャムやキャンドルが定番土産。
「ヘンキヘルック」
ヒイシヴォーリにある有名洋菓子店。店長のサミ・オイヴァネン氏は国際的なコンテストの出場経験もあり、彼が作るケーキの味は折り紙つき。
シーン1.5 同行者募集(登場PC:PC全員)
※このシーンは、PC1がドロシーにお使いを頼まれたということを伝えたり、PC2に一緒にヒイシヴォーリに行かないかと誘ったりするシーンです。
PC2はそれを聞いて、PC1と共にヒイシヴォーリに行くことを決めます。
このシーンに関しては、時間・場所・台詞などを各自自由に演出してください。
シーン2 吹雪(登場PC:PC全員)
翌日。時刻は午前9時4分。君たちはヒイシヴォーリに向かうため、魔導列車に乗っていた。車窓から外を眺めれば、厚い雲からはらりはらりと雪が降っているのが見て取れる。寒空と聞いて想像する通りの空模様だ。一方で車内は暖房が効いていて暖かい。眠気を誘うようなふわふわとした空気が漂っている。換気があまりされていないのかもしれない。とはいえ目的地までは3時間ほどかかる。少しくらいなら眠ってしまったとしても問題ないだろう。あるいはお喋りでもして時間を潰すのかもしれない。
※PCたちはどのように乗車時間を過ごしますか?
2時間くらい経っただろうか。気づけば降っている雪の粒が大きくなっていた。風も強く吹き始める。一瞬のうちに外から見える景色が白一色へと変わる。轟々と風が吹き付け、窓や地面に当たった雪や霰がパラパラと音を立てる。天気が悪化したのは誰の目にも明らかであった。そんな中アナウンスが入る。
「お客様に申し上げます。この列車はヒイシヴォーリ駅に到着予定でしたが、大雪の影響により、運転を見合わせます。つきましてはご乗車中の皆様には次のタルヴィポルク駅で降りていただきますようお願いします。お客様には大変ご迷惑をおかけします……」
乗客がにわかにざわめきだす。突然の運転見合わせに困惑する者、慌てて誰かに連絡を取る者、めったにない事象に興奮している者とその反応は様々だ。
※PCたちはどのようなリアクションをしていますか?
(ドロシーに連絡を取ろうとする)
連絡が繋がらない。そういえば「明日、偉い人がいっぱい集まる会議に出なくちゃいけないんだよねー……」とドロシーがボヤいていたような気がする。携帯端末の通知をオフにしているのかもしれない。
乗客たちの混乱をよそに、魔導列車がタルヴィポルク駅に到着する。
ミドルフェイズ
シーン3 ロルフ・オイヴァネン(登場PC:PC全員)
午前11時42分。君たちはタルヴィポルク駅で下車した。ここからヒイシヴォーリまでは徒歩1時間程度。先程よりも風は弱まっているが、依然として雪は降り続けている。君たちがこれからどうするか話し合っていると、「ご、ごめんなさっ、でも、発動体こわれてて、帰れなくって」とすすり泣く声が聞こえてくる。
「あー泣かないで……君は悪くないから……しかしお父さんもお母さんも忙しいか……」
声の方を見れば、泣いている金髪の少年がいた。彼の傍には困った笑みを浮かべる駅員がいる。駅員は少年に視線を合わせるために屈んでいた。
(駅員にどうしたのか尋ねる)
「それが……彼、ヒイシヴォーリで降りる予定だったらしいのですが、すぐに迎えに来てもらうことはできないようなのです。なんでも、親御さんが忙しいらしくて。このまま数時間待たせるのも酷ですし、かといって一人で帰らせるにしても発動体が壊れている状態で放り出すのは危険ですし……こちらも業務があるのでどうしたものかと……」
(少年にどうしたのか尋ねる)
「えっと、ママに早く帰ってきてって言われたから、修理屋さんに行くの後にしよう……したんだけど、そしたら列車、止まっちゃって……」
※PCたちが少年を送ってあげることを想定しています。なんとか誘導してください。
君たちが少年を送っていくことを申し出ると、駅員は「本当ですか!? すみません、ありがとうございます!」と深く一礼したのち、業務に戻っていく。
「……一緒に、帰ってくれるの?」
(少年の名前を尋ねる)
「僕、ロルフ・オイヴァネン。お兄さん(お姉さん)は?」
「僕も学校通ってる! アドヴェントって学校なんだけど、知ってる? そこの1年生なの」
(少年の両親について尋ねる)
「ママとパパはケーキ屋やってる。だから冬はいっつも忙しいの」
「でもパパが作ったケーキはとっても美味しいんだよ!」
「ママとパパの名前? えっと、ママの名前はヘレナで、パパの名前はサミ」
「ママとパパの店はヘンキヘルックっていうんだ」
(発動体について尋ねる)
「今日の最後の授業、クリーチャーハント演習だったんだ。それでクリーチャーの攻撃が当たって音鳴らなくなっちゃったの」
そう言ってロルフは鞄の中からミュージックベルを取り出す。鐘の部分にはひびが入っており、その中の振り子はその大部分が欠けてしまっていた。
こうして君たちはロルフと共にヒイシヴォーリに向かうことになった。
シーン4 冬の精霊(登場PC:PC全員)
午前12時48分。君たちはなんとかヒイシヴォーリに到着した。ログハウスやファッハヴェルクハウスの屋根から石畳の路面に至るまで、雪に覆われた町である。時折雲の切れ間から差し込む日光が積もった雪に反射して町を煌めかせる。そう、一時間ほど前の荒れた天気は何だったのかとなるくらい、今の天気は穏やかそのものだった。
「PC1(名前)さん、PC2(名前)さん、こっち」
先に駆け出したロルフが振り返って君たちを呼ぶ。地元民が使う裏道を進んでいく。するとどこかから甘い匂いが漂ってくる。
「もうちょっとで僕の家、着くから……ほら、ここ」
ロルフが立ち止まったのは、アイスブルーがかった白と深いミッドナイトブルーを基調とした、切妻屋根の建物の前だった。ドア横の看板には「ヘンキヘルック」と書かれている。
ドアを開けると、ケーキからシュークリーム、クッキーやプリンまで様々な洋菓子が並べられたショーケースが真っ先に目に入る。店内の右半分の空間はイートインスペースとなっているようで、テーブルと椅子が十数セット置かれている。その多くが女性客によって使用されており、ここが人気店であることが窺えた。
そんな中、数少ない空いた席のテーブルを拭いている女性がいた。ロルフは彼女に向かって声をかける。
「ママ、ただいま」
ママと呼ばれた女性は笑顔を見せる。
「おかえりなさい、ロルフ。そちらの方はお客様かしら?」
「PC1さんとPC2さん。えっと、列車が急に止まって、それで僕を家まで送ってくれたの」
「雪が急に降ってきて、大変だった」
「あら、そうだったの! ……お二人とも本当にありがとうございます。私はヘレナ・オイヴァネン、この子の母です。このたびは親として何とお礼を言ったらいいか……」
「もしかしたら冬の精霊が近くに来ていたのかもしれないわね。イロナに会ったら夕方までに帰ってくるよう言っておいて。ロルフ、お願いね」
(冬の精霊について尋ねる)
「ああ、ヒイシヴォーリの山には冬の精霊がいるという伝承があるんです。『冬の精霊は吹雪と共に現れて、雪解けと共に去っていく』って。本当はもう少しちゃんとしたのがあるんですけど……ど忘れしてしまいました。うちの娘が好きで、冬の精霊を探しによく出かけてるんです」
(イロナについて尋ねる)
「僕の3歳下の妹。ケーキとクッキーが好き。冬の精霊の話も好き」
(ロルフを迎えに行けなかった理由を尋ねる)
「暴風雪を凌ぐためかお客様が一堂にいらっしゃいまして……それで息子を迎えに行くまで手が回らず、お恥ずかしい限りです」
(ドロシーからお使いを頼まれていると話す)
「ああ、シュトレンですね。ドロシーさんは毎年うちのシュトレンを買ってくださるんです。ありがたい話です」
「ただ、まだ熟成が完了してなくて。魔法で促進してはいるんですが……申し訳ありませんが、今日の……午後5時ごろにもう一度来ていただけませんか?」
こればかりは君たちがどうにかできる問題ではない。仕方がないので君たちは観光を楽しむことにした。
「僕もご飯食べたら、ベル直しに行かないと。じゃあ、またね。PC1さん、PC2さん」
ロルフは君たちに手を振ってから、店の奥へと引っ込む。おそらく店の奥が住居になっているのだろう。
シーン5 ヒイシヴォーリ観光(登場PC:PC全員)
時刻は13時。今、君たちはヘンキヘルックにいる。さてどこに行こうか?
※次のシーンからアドベンチャーセッションのルールを使用します。エリア一覧の中から好きなエリアを選び、その描写に進んでください。
なお、エリアで取れる行動にはそれぞれ所要時間が設定されています。本シナリオでは17時まで自由に行動することができるので、4時間分行動することができます。シュトレンを取りに行く時間を気にしながら、ヒイシヴォーリの町を楽しみましょう。
行ける場所
「クリスマスマーケットが行われている広場」
ヒイシヴォーリのクリスマスマーケットは有名らしい。これは見に行かないともったいないだろう。
→シーン6へ
「ヒイシヴォーリの町」
このままヘンキヘルックで買い物を続けてもいいが、ヒイシヴォーリにある店はヘンキヘルックだけではない。いろいろな場所を回って冬の精霊の伝承を知っている人を探しに行くのもいいだろう。
→シーン7へ
「ヒイシヴォーリ山( – さん)」
冬の精霊がいるというが……そんなものが本当にいるのだろうか?
→シーン8へ
シーン6 クリスマスマーケット
君たちはクリスマスマーケットが行われている広場にやってきた。広場の中央部には巨大なクリスマスピラミッドが設置されており、その周囲には飲食物や雑貨を販売する屋台が並んでいる。また、ワークショップもあるようだ。
PCたちは必ずしもすべてのエリアに行く必要はない。
PCたちは一度別のシーンに行ったうえで、再度このシーンに戻り、残りのエリアに行くことが可能である。
ただし、これ以降シーンが変わる場合、移動時間として10分が経過する。
行けるエリア一覧
・飲食店の屋台(30分)
お腹が空いていたら楽しいものも楽しめない。腹ごしらえをしよう。
・雑貨店の屋台(10分)
クリスマスグッズが販売されているようだ。記念に何か購入しよう。
※ドロシーへの連絡は14時以降から可能になります。それまではシーン2同様繋がりません。ドロシーへの連絡には所要時間がありませんので、安心して用件を伝えてください。
また、シーン6以前にドロシーと連絡を取ろうとしていた場合、13時過ぎのエリアの行動前にイベント「ドロシーからの折り返し連絡」が発生します。
イベント「ドロシーからの折り返し連絡」
そのとき、君たちの元に連絡が入る。ドロシーからだ。
「あ、もしもし(名前)[くん/ちゃん]?」
「さっきはごめんね〜、ちょっと会議で出れなくって。どう? お使いは順調?」
(吹雪に遭ったことを伝える)
「それは災難だったね……大丈夫? 怪我はしてない?」
(シュトレンがまだ出来上がっていないことを伝える)
「えっ、そうなの? それなら二人には悪いけど出来上がるまで適当に観光楽しんでて!」
「もし何かあったらいつでも連絡してね! じゃあまたね、シュトレン楽しみに待ってるよ~!」
そう言ってドロシーからの連絡は終わる。
エリア:飲食店の屋台(30分)
君たちは飲食店の屋台がひしめくエリアにやってきた。さて、何を買おうか?
・グリューワイン(20歳未満であればグロギ)
スパイスの香りが広がる温かな赤ワインで、寒い季節に心も体もぽかぽかに。
・グロギ
グリューワイン風味のブドウジュース。ベリーとスパイスが香る甘く濃厚なホットドリンク。
・ビール
喉越し爽やか、麦の香ばしさと泡のクリーミーさが絶妙な一杯。
・ホットチョコレート
濃厚なチョコの甘さが口いっぱいに広がる、癒しのホットドリンク。
・ココア
優しい甘さとふんわりミルクの香りが心を温める懐かしい味わい。
・クラムチャウダー
パンの器に入ったクリーミーなスープ。貝の旨味が溶け込んだ、贅沢な一品。
・ビーフシチュー
じっくり煮込まれた牛肉と赤ワインのコクが染み渡る濃厚な味わい。パンの器と一緒にどうぞ。
・焼きソーセージ
ジューシーで香ばしい肉汁が弾ける、シンプルながら至福の一品。
・チュロス
外はカリッと中はふんわり、シナモンシュガーが香る甘いおやつ。
・ホットクレープ
もちもち生地にソースがかかった、至福のデザート。ソースはチョコレートとリンゴンベリーの二種類。
※上記の飲食物は一例です。クリスマスマーケットにありそうなものだったら上に書かれていないものを提供しても構いません。
PL一人は1d6を振る。PCたちは[振ったダイスの目×5]分間行列に並ぶ。順番が来ると明るい店員が注文を取る。
「いらっしゃい! ご注文をどうぞ!」
「わかりました、(商品名)ですね! ……お待たせしました!」
君たちは広場にある飲食スペースで食事をとることができる。食事した場合、美味しいものを食べて満足したのでPCたちのTPを3回復する。また、持ち帰りを選択した場合、特殊一般アイテム「屋台の食べ物」あるいは「屋台の飲み物」を取得する。
特殊一般アイテム「屋台の食べ物」「屋台の飲み物」
自分のTPを2回復する。1シーンに1回まで使用可能。このアイテムは1つまでしか持てない。また、このセッションでのみ使用できる。
※データ的には1つしか取得できませんが、RPとして複数の飲食物を持ち帰りで購入するのは問題ありません。
エリア:雑貨店の屋台(10分)
君たちは雑貨店の屋台が立ち並ぶエリアにやってきた。何か目を引くものはあるだろうか?
・クリスマスリース
玄関を彩る華やかなリースで、一瞬でお家がクリスマスムードに!
・ミニクリスマスツリー
手軽に飾れて可愛らしいツリー。どこに置いても特別な雰囲気を演出できます。
・クリスマスツリー用のオーナメント
キラキラ輝くオーナメントで、ツリーを自分だけの特別なデザインに。
・スノードーム
透明なガラスの中に広がる美しい冬景色が、見る人の心を魅了します。
・キャンドル
優しい炎と香りが心を癒す、冬の夜をロマンチックに彩るアイテム。ヒイシヴォーリの定番土産。
・室内用ランプ
暖かな光が部屋を包み込む、クリスマスにぴったりのインテリア。
・ディフューザー
季節感あふれる香りで、部屋中にクリスマスの空気を広げる一品。
・オルゴール
優しい音色が流れるたびに、今日の思い出が蘇る。
・ぬいぐるみ
ふわふわで愛らしい見た目は、贈り物にもぴったり。大切な人とお揃いにするのもおすすめ。
・スキンケア用品
乾燥する冬にぴったり! 肌を潤す贅沢なケアで、自分へのご褒美に。
※上記の雑貨は一例です。クリスマスマーケットにありそうなものだったら上に書かれていないものを購入しても構いません。
PL一人は5d6を振る。PCたちは[振ったダイスの目の合計]分間行列に並ぶ。順番が来ると堅物そうな店員が注文を取る。
「……いらっしゃいませ。何か、気になるものはありましたか」
「ありがとうございます。梱包するんで、少々お待ちを」
購入した場合、特殊一般アイテム「クリスマス雑貨」を取得する。
特殊一般アイテム「クリスマス雑貨」
オリジン及びアイリスをコスト0で発動することができる。1シーンに1回まで使用可能。このアイテムは1つまでしか持てない。また、このセッションでのみ使用できる。
※データ的には1つしか取得できませんが、RPとして複数の雑貨を購入するのは問題ありません。
シーン6にある全てのエリアを訪れると、PCたちは「フラグメント:クリスマスマーケットを満喫」を取得する。
シーン7 ヒイシヴォーリ
君たちはヒイシヴォーリを探索することにした。山の恵みを享受して発展した町のメインストリートには様々な店舗が軒を連ねている。
PCたちは必ずしもすべてのエリアに行く必要はない。
PCたちは一度別のシーンに行ったうえで、再度このシーンに戻り、残りのエリアに行くことが可能である。
ただし、これ以降シーンが変わる場合、移動時間として10分が経過する。
行けるエリア一覧
・ヘンキヘルック(15分/30分)
・発動体屋(20分/1~2時間)
・地元のレストラン(40分)
・本屋([1d6×10]分)
・土産物屋(20分)
※ドロシーへの連絡は13時以降から可能になります。それまではシーン2同様繋がりません。ドロシーへの連絡には所要時間がありませんので、安心して用件を伝えてください。
また、シーン6以前にドロシーと連絡を取ろうとしていた場合、13時過ぎのエリアの行動前にイベント「ドロシーからの折り返し連絡」が発生します。イベントの内容はシーン6に書かれているので、そちらを参照してください。
エリア:ヘンキヘルック(15分/30分)
君たちはヘンキヘルックにやってきた。
「あら、PC1さんとPC2さん。いらっしゃいませ!」
「シュトレンはまだ出来上がっていないのですが……他のケーキであればお買い求めいただけますよ。店内には飲食スペースもありますのでよろしければ一服されてはいかがですか?」
(おすすめを聞く)
「こちらの『ベリーベリーデイライト』がおすすめです。ヒイシヴォーリ産のクラウドベリーやグーズベリーをふんだんに使ったベリーケーキです。当店の一番人気の商品です」
(メニュー)
・ベリーベリーデイライト
ヒイシヴォーリ産のクラウドベリーやグーズベリーを贅沢に使ったベリーケーキ。
・ショコラフュージョン
濃厚なガナッシュが層を成すチョコレートケーキ。
・キャラメルドリーム
香ばしいキャラメルフィリングがたっぷり詰まった、サクサク食感のタルト。
・トリプルチーズサプライズ
滑らかなクリームチーズ、コクのあるマスカルポーネ、そして風味豊かなリコッタの3種のチーズを使用した、濃厚な味わいのチーズケーキ。
・ジンジャースパイスマジック
ピリッとしたジンジャーと温かみのあるスパイスが香る、冬にぴったりのスパイスケーキ。
・ゴールデンリッチ
しっとりとした食感と芳醇なバターの香りが特徴のパウンドケーキ。
・セイントギフト
ジューシーな苺と甘酸っぱいラズベリーをふんだんに使った、冬にぴったりのフルーツケーキ。
・ヘンキクッキー
この地に伝わる精霊をモチーフにしたジンジャークッキー。
※上記の洋菓子は一例です。店にありそうなものだったら上に書かれていないものを購入しても構いません。
PCたちはケーキを購入することができる。その場で食べてもいいし、持ち帰りで購入してもいい。
持ち帰りで購入する場合、時間が15分経過する。また、特殊一般アイテム「ヘンキヘルックの洋菓子」を取得する。
特殊一般アイテム「ヘンキヘルックの洋菓子」
終了フェイズごとに、TPを1回復する。このアイテムは1つまでしか持てない。また、このセッションでのみ使用できる。
イートインスペースで食べる場合、時間が30分経過する。また、有名店のケーキに舌鼓を打つことになるだろう。PCたちのTPを1d6+3回復する。
エリア:発動体屋(20分/1~2時間)
13時から15時の間に訪れるとイベント「ロルフとの再会」が発生する。
・このイベントでは[質問の話題数×5]分時間が経過する。
・指定の時間内であれば、このイベントを何回発生させてもよい。
・描写は下に記載しているのでそちらを確認してほしい。
(13時から15時以外、イベント「ロルフとの再会」後描写)
君たちは発動体屋にやってきた。町の少し外れにある建物で、奥行きのある造りになっている。入口側に発動体やその関連商品が棚に陳列されている。奥にもスペースがあるようで、時折大きな音が聞こえてくる。壁には商店街のキャンペーンが書かれたチラシや大手メーカーの新商品を紹介するポスター、「『マナコントロールチャレンジ』挑戦者募集中。スコアの良い方には粗品有。挑戦したい方は店員まで」と書かれた紙などが貼られている。店内のカウンターには老齢と思われる男性がいる。
※ここでは「発動体の修理」「マナコントロールチャレンジ」、経験点があれば「発動体の専用化」ができます。もちろん書かれていないことでもこの店でできそうなことは行っていいです。その場合はGMが所要時間を決めてください。GMレスでやっている場合はPLで話し合って所要時間を決めてください。
「……いらっしゃい。どうされましたか」
・発動体の修理(全壊している場合は2時間、それ以外は1時間経過する)
「ああ、なるほど。それで壊れた発動体はどちらですか」
「どうも、ちょいと失礼……ふーむ、この破損具合でしたら1時間程度で修理できるかと」
(全壊している場合)
「……こりゃまたえらく豪快に壊しましたねえ。ざっと見た感じ、修理には2時間程かかるかと」
「基本料金がこれだけで、あとは破損がひどかったり貴重な部品があったりしたら追加料金となりますが……よろしいでしょうか」
「どうも。……それでお客さん、直るまでここで待たれますか? 町の外に出ないのなら他のところを回って来られても構いませんよ」
※他のところを回ってくる場合、発動体の修理が終わるまでシーン8を選ぶことができない。
「ああ、お客さん。修理は終わりましたよ。具合の方をちょっと確かめてみてください。問題はありませんか」
そう言って店員は発動体を手渡してくる。しっかりと直っているように見える。試しに魔法を発動してみれば、とくに問題はなさそうだと思うことだろう。
「よかった。こんなとこ頻繁に世話になるもんじゃないですが、もしまた何かあったらよろしくどうぞ」
・マナコントロールチャレンジ(1チャレンジにつき20分経過する)
「ああ、マナコントロールチャレンジですか」
(マナコントロールチャレンジについて尋ねる)
「うちでやってる企画みたいなもんです。店の奥に魔法の練習場があるんですが、そこにある的を壊していただくイベントになっています。的を早く壊したり、的の中心部に魔法を当てたら高得点です」
「どうです? 挑戦されますか?」
(挑戦を宣言する)
「わかりました。それではこちらへ」
君たちは店員に連れられて、店の奥の方へと案内される。そこには広いスペースがあり、クリーチャーを模した障害物が天井や水上などいろんなところに設置されている。障害物の材質も何種類もあるようだ。
「ここにある障害物を10分以内にできるだけ壊してください。いいですか?」
「では行きますよ。用意……始め!」
チャレンジ参加者は、アクションまたはリアクションの発動ダイスと、リベラルアーツの発動ダイスをそれぞれ振り、魔法を発動する。アクションまたはリアクションの発動ダイスには「オリジン」「アイリス」を使用してもよい。
[発動できたアクションマジックまたはリアクションマジックの最高レベル]と[リベラルアーツの発動数×2]の合計が4以上であれば、高スコアとなる。
※「2レベル魔法とリベラル1つで高スコアなの?」という質問がされたら、「ハーベストの学生は魔導次元において魔法の実力がかなり上位である」ことを説明してください。
(通常スコアである場合)
「お疲れ様です。あと少しでしたね……でも気を落とさないでください。高スコアを取られているお客様は少数ですから。またの挑戦をお待ちしてますよ」
(高スコアである場合)
「おめでとうございます! 壊す速度も正確さも申し分ないものでした!」
「粗品ですが、当店で行える専用化を一つ無料でお付けいたします」
高スコアのPCは、無条件の専用化特典を1つを自分の発動体に付与することができる。この専用化特典はシナリオ終了時に消去される。
また付与することを選択した場合、発動体の調整でさらに追加で20分経過する。
イベント「ロルフとの再会」
発動体屋に行くと、少し高い椅子に座って足をぶらぶらさせているロルフに出会った。
「あっ、PC1さんとPC2さん。また会ったね」
「二人も発動体壊しちゃったの?」
(壊した)
「二人でも発動体壊すことってあるんだ……あっ、いや、変な意味じゃなくて。一緒に帰るとき、何回か魔法使ってるところ見たけど、僕よりずっと上手だったから。だから、ちょっと、驚いたの」
(壊してない)
「へへ、だよね。PC1さんとPC2さんが発動体壊すの、あんま想像つかないもん」
「あれ、じゃあどうしてここに来たの?」
「お喋りでもする? 僕のベル、直るまでまだ時間がかかるみたいだから」
※このイベントではロルフにいろいろ質問できます。
(冬の精霊についてもっと聞く)
「冬の精霊はね、タルヴェンヘンキっていうんだよ。ヒイシヴォーリの人たちの安全を見守ってくれてるんだって」
「タルヴェンヘンキは甘いものが好きで、あ、あと魔法や追いかけっこも得意なんだよ。だからイロナはよく家のクッキーを持ち歩いてるんだ。会ったときに渡すのって言ってた」
(家族についてもっと聞く)
「パパは本当にすごいパティシエなんだよ。なんか、すごい賞をとったこともあるの。僕もパパのケーキ大好き。でも冬はいつも忙しいから夕飯のときしか会ってない。すぐ寝ちゃうし……」
「ママはね、いろいろやってるの。レジしたり、お店で食べるケーキをお客さんに出したり、クッキーの袋を結んだり。僕もちょっとお手伝いするんだ」
「イロナはすぐにいろんなところに出かけるから、ちょっとだけ心配。でもお兄ちゃんもお姉ちゃんもそんな感じだったって……なら、大丈夫なのかな? 僕は、多分パパに似てるの」
「お兄ちゃん? 僕の……えーと、7歳上。アルマスっていうの。今はクリーチャーハンターしてるって。ヒイシヴォーリで仕事してるときもあるし、違うところで仕事してて帰らない日もたまにある。家族の中で魔法を使うのが一番上手いの。昔はアドヴェントの魔身コースにいたんだよ」
「お姉ちゃんはソフィアっていうんだ。お姉ちゃんもアドヴェントにいってて、同じ神聖魔導コースにいるの。4年生。こないだ学校で会った時、たぶん同級生の人といたんだけど、『デートの邪魔するな』って怒られた」
(アドヴェントについて聞く)
「アドヴェントはね、この辺りでは一番大きな魔法学園なんだ。あ、ハーベストよりは小さいけど……でもヘヴンリィっていうマナを使えるのはここだけなんだよ、すごいでしょ」
「学園長のクラウス先生は本物のサンタクロースで、今はとても忙しそうにしてる。先輩は毎年のことって言ってたけど本当かなぁ?」
エリア:地元のレストラン(40分)
君たちは地元のレストランにやってきた。木目を活かしたデザインの建物で、店に入るとその奥に大きな暖炉が鎮座している。どうやらこの店は老夫婦が経営している店のようだ。ウエイターらしき老婦人が声をかけてくる。
「いらっしゃいませ。お二人ですか?」
「こちらサービスのお茶になります。注文が決まったらテーブルのベルを鳴らしてくださいね」
君たちがメニューを見ると、そこには美味しそうな料理の数々が並んでいる。ベリーを使った料理のそばには雪だるまらしきイラストが描かれている。
(イラストについて尋ねる)
「ああ、これはタルヴェンヘンキですよ。この辺りに伝わる精霊なんです。昔、この町に大寒波が来て人々が苦しんでいた時に助けてくれたのがこのタルヴェンヘンキなんです。伝承によると、彼らはベリーや焼き菓子を奉納してくれたお礼として我々を助けてくれたようなんです。なので、ここではその影響もありベリーの加工や菓子店が多くなったと言われていますね」
(ベリーの料理が多いことについて尋ねる)
「これはね、タルヴェンヘンキにあやかろうと思って。ふふ、彼らはベリーを好んで食べたらしいですから」
出てきた料理は大変美味しかった。満足したのでPCたちのTPが全回復する。
エリア:本屋([1d6×10]分)
君たちは本屋にやってきた。町の小さな本屋といった感じで、店頭にはヒイシヴォーリ出身の写真家が撮った風景写真集が平積みされている。
PCたちはリベラルアーツの発動に挑戦する。
(発動成功/失敗共通)
君たちは「ふゆにあえるともだち タルヴェンヘンキ」という絵本を見つける。表紙には小さな男の子と雪だるまのようなキャラクターが片手を上げて互いに挨拶しているイラストが描かれている。
ある寒い冬の日、男の子が窓の外を眺めていると、タルヴェンヘンキと名乗る雪だるまに遊ぼうと誘われ、いろんな出来事を体験していく……といったストーリーである。
どうやら冬の精霊は「タルヴェンヘンキ」というようだ。
(リベラルアーツを1つ発動できた場合、追加情報)
さらに君たちは「魔法生物大百科」という辞典を見つける。その名の通り、クリーチャーをはじめとする魔法生物についてまとめられた本である。そこにタルヴェンヘンキの情報も載っていた。
【魔法生物 タルヴェンヘンキ】
タルヴェンヘンキは冬の森や山に出現する魔法生物。別名ジャックフロスト。主に魔導次元北部でこの呼称が使われている。
ジャックフロストが「いたずら好きな雪の精霊」とされているのに対し、タルヴェンヘンキは「さみしがりの冬の守護者」と語られていることが多い。これは、タルヴェンヘンキが現れるとき、すでに寒冷地では降雪しているのが一因とみられる。魔導次元北部の人々にとってタルヴェンヘンキは冬を連れてくるものではなく、冬を見守ってくれる存在なのである。
しかし、タルヴェンヘンキも子供っぽい性格であることには違いなく、しばしば人間にちょっかいをかける。これがいたずらの範疇で収まっているうちは静観するに限る。彼らは飽きっぽく、すぐに別のことに興味を示すからだ。下手に干渉するとタルヴェンヘンキが怒り、余計に被害が拡大する恐れがある。
もし、建物や家畜を凍らせるなど、何かしらの損害が発生した場合は早急に魔法攻撃を行う必要がある。この場所に近づくと痛い目に遭うと学習させなくてはならないからだ。その際は杖を持っている方の手を狙うといい。彼らの杖は自らの冷気で作られたものであり、集中的に攻撃すると杖が壊れて弱体化する。
頭や鼻など、冷気が多く集まっている部位を狙うと効率よくダメージを与えられる。
(リベラルアーツを2つ以上発動できた場合、さらに追加情報)
さらに君たちは「住民から見たヒイシヴォーリ山」という古めかしい本を見つける。どうやらヒイシヴォーリの山で起きた出来事を住民の視点で書いたノンフィクション作品らしい。その中に「冬の精霊との邂逅」という章があった。
「冬の精霊との邂逅」より一部抜粋
この年、ヒイシヴォーリは記録に残る大寒波に襲われた。
交通が滞って物資が町から消えていき、人々は寒さと空腹を耐え忍ぶことを余儀なくされた。
山の麓に暮らす婦人もまたその一人だった。彼女はこの地域では珍しく民間信仰に厚い人物で、自ら育てたベリーを山に奉納していたのだが、それもこの年はなかなか難しかった。
そんな中、その婦人の家に雪だるまの姿をした精霊が二体現れたのである。彼らは雪だるまであるにもかかわらず空に浮いており、腕に相当する枝を持ち合わせていなかった。
婦人がこの予期せぬ訪問に驚いている間に、雪だるまたちはパッと姿を消してしまった。不思議に思いながら眠りにつくと、翌朝、彼女の家の周りだけ綺麗に雪が除かれていたのである。
婦人は「これは山の精霊の御業だ」と近隣に伝えた。それを聞いた住人が半信半疑でなけなしのベリーや焼き菓子を奉納すると、翌日やはりその家の周りは除雪されていたのである。
これを機に彼らは「人々が安全に冬を過ごせるよう守ってくれる精霊」すなわちタルヴェンヘンキ(現地語で「冬の守護者」)と呼ばれるようになったのである。
エリア:土産物屋(20分)
PCたちは土産物屋にやってきた。お土産を購入することができる。
PLは2d6を振る。どちらかがぞろ目を出した場合、新商品のキャンドルを発見する。
どうやら地元の職人が若者向けにデザインにこだわったキャンドルを作ったようだ。
購入する場合、PCは特殊一般アイテム「聖なるキャンドル」を取得する。
特殊一般アイテム「聖なるキャンドル」
自分の好きな発動タイミングにて、1度だけ全てのダイスの振り直しができる。1シナリオに1回使用可能。このアイテムは1つまでしか持てない。また、このセッションでのみ使用できる。
シーン7にある全てのエリアを訪れると、PCたちは「フラグメント:ヒイシヴォーリ巡り」を取得する。
シーン8 ヒイシヴォーリ山
PCたちは必ずしもすべてのエリアに行く必要はない。
PCたちは一度別のシーンに行ったうえで、再度このシーンに戻り、残りのエリアに行くことが可能である。
ただし、これ以降シーンが変わる場合、移動時間として10分が経過する。
行けるエリア一覧
・山小屋([1d6×5]分)
・ヒイシヴォーリ山(30分)
※ドロシーへの連絡は14時以降から可能になります。それまではシーン2同様繋がりません。ドロシーへの連絡には所要時間がありませんので、安心して用件を伝えてください。
また、シーン6以前にドロシーと連絡を取ろうとしていた場合、13時過ぎのエリアの行動前にイベント「ドロシーからの折り返し連絡」が発生します。イベントの内容はシーン6に書かれているので、そちらを参照してください。
エリア:山小屋([1d6×5]分)
13時から15時の間に訪れるとイベント「イロナとの出会い」が発生する。
・このイベントでは[質問の話題数×5]分時間が経過する。
・このイベントは一回しか発生しない。
・描写は下に記載しているのでそちらを確認してほしい。
(13時から15時以外、イベント「イロナとの出会い」後描写)
君たちはヒイシヴォーリ山のふもとにある小屋を見つけた。中に入ると数人の男性が発動体の整備をしていたり、暖房器具で暖まっている。その中にいる老年の男性が声をかけてくる。
「おや、若い方。どうされましたか、ここは老いぼれのたまり場ですぞ」
(この場所について尋ねる)
「ここは一応クリーチャーハンターの拠点ということになっておりますな」
「いやなに、この山では魔法生物やクリーチャーが町の近くに来ていないか定期的にパトロールを行っているのですが、いかんせんハンターも高齢化が進んでおりなかなか思うように活動できておらんのですよ」
「そうじゃ、もしよろしければわしらの活動を手伝っていただけませんでしょうか」
「もし危険な生物を狩っていただけたらこちらに討伐した証として何らかの部位を持ってきてください。それと交換でささやかですが報酬を差し上げましょう」
「今の時期はシカとサルがよく出るのです。あとはクマもおりますが……あれは強いので遭ったら無理をせず逃げてください」
(タルヴェンヘンキについて聞く)
「あれは絵本になるくらいヒイシヴォーリの者に親しまれている魔法生物ですが……実のところ、あれを見た者はほとんどいないのですよ」
「ここに残されている資料に「杖を持っている方の手を狙うと倒しやすい」と書かれているくらいで……」
「ああでもサムエル、お前たしか昔見たことあるって言ってたか?」
そう言って老年の男性は隣にいる壮年の男性に声をかける。
「まあな。つっても十年以上前の話ですがね。山の中歩いてたら急に吹雪いてきて、下山しようと考え始めたときにそいつはいたんですよ。そいつ、怒っているのかと思ってたらどうやら違うようで。なんか、誰かを探してるみたいで……で、俺の気配をそいつだと思ったみたいなんすわ」
「で、あいつもおろおろしてて。そんときガサゴソと物音がしたかと思えばもう一体同じ奴が出てきて」
「ええ、仲良く帰っていきましたよ。ああ、どこからかっぱらってきたのか、片手にクッキーの袋を持ってたなぁ……」
「まあ、俺が体験したのはそんくらいですね。だから吹雪いてきたらタルヴェンヘンキに会えるかもしれませんよ。もっとも、気が立っていて攻撃されるかもしれませんがね」
イベント「イロナとの出会い」
君たちはそこで金髪の少女に出会った。顔立ちがどことなくロルフに似ている気がする。
(何をしているのか尋ねる)
「今ね、タルヴェンヘンキを探してて、休けい中!」
「わたし? イロナ・オイヴァネン! 8才!」
「お兄さんとお姉さんは名前なんていうのー?」
そう言って少女・イロナは指で8を示す。
「PC1(名前)[くん/ちゃん]とPC2(名前)[くん/ちゃん]はタルヴェンヘンキのこと知ってる?」
「タルヴェンヘンキはねー、冬のせいれいなの! 寒くないようにわたし達をこっそり助けてるんだって!」
「だからね、わたし『ありがとう』って言いたくて、それでタルヴェンヘンキを探してるの。まだ会ったことはないけど……でも、この山にいるって絵本に書いてあったからいつか会えると思うの!」
エリア:ヒイシヴォーリ山(30分)
君たちはヒイシヴォーリ山へと踏み入った。
・PCはそれぞれヒイシヴォーリ山探索表を振る。ヒイシヴォーリ山探索表に書かれた出目に対応したイベントが発生する。
・戦闘が発生する場合、簡易ルールで戦闘を行う。PCと敵はそれぞれ最も高い能力値のダイスを振る。PCが振ったダイスの出目の合計と敵が振ったダイスの出目を比べ、出目が高かった方が勝利する。出目が同値である場合、PCの勝利となる。PCが振ったダイスの出目の合計が、敵が振ったダイスの出目の2倍以上である場合、快勝する。各PCが取得するアイテムの数に+1する。
・PCが敗北した場合、発動体が破損する。PCは発動体の現在HPを半分(端数切り捨て)にする。
もし、敵が振ったダイスの出目が、PCが振ったダイスの出目の合計の2倍以上である場合、さらにPC一人の発動体が全壊する。発動体が全壊したPCは、発動体の現在HPを1にする。
・また、このエリアで減ったHPおよびTPは、エリアやシーンが変わっても全回復しない。特定のアイテムを使用したり、発動体屋で発動体を修理したりすることで回復することができる。
ヒイシヴォーリ山探索表(2d6)
| 出目 | イベント名 | 説明文 | 結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2 | 吹雪 | 突然、雪混じりの激しい風が吹きつけてくる。このままでは凍え切ってしまうだろう。 PCたちはこの状況を解決するために、リベラルアーツ発動に挑戦することができる。 |
疲れたのでPCたちのTPを1d3+3減らす。 リベラルアーツ発動で状況が解決できなかった場合、さらにバッドステータス:氷結レベル2を与える。 |
PLから「温かい飲み物や食べ物を飲食したり、時間が経ったりしたら体温上がりませんか?」などと提案された場合は、バッドステータスの回復を 許可してもよい。 |
| 3~4 | 戦闘:魔導クマ | あれは……魔導クマ!? なぜこんな冬真っ只中に活動しているんだ?! 魔導クマは気が立っているのか勢いよくこちらに向かってきた! ……無事に帰れることを祈ろう。 【越冬】魔導クマとの戦闘が発生する。 |
敵キャラクター「【越冬】魔導クマ」 アクション:12 リアクション:10 リベラル:3 PCたちが勝利した場合、各PCは特殊一般アイテム「魔導クマの爪」を1つ取得する。 |
特殊一般アイテム「魔導クマの爪」 獲物を屠るときや木に登るときなど、その使用用途は多岐にわたる。鋭く尖った爪は武器であり、実用的な道具なのだ。かつては魔法の発動体に使われたこともある。 エリア:山小屋にこのアイテムを持っていくことで、このシナリオでのみ使用できる経験点を5点得る。 |
| 5~6 | 薬草発見 | 君たちは見たことのある植物を発見する。毒消しの薬草だ。持っていて損はない。君たちはありがたく頂戴することにした。 | PCたちは一般アイテム「毒消しの薬草」を1つ取得する。 | このイベントで取得したアイテムは、このセッションでのみ使用できる。 |
| 7 | 戦闘:魔導サル | 魔導サルが木の上から様子をうかがっている。かと思うと、魔導サルが襲い掛かってきた! こうなれば餌を持っていないことを実力でわからせるしかない。 魔導サルとの戦闘が発生する。 |
敵キャラクター「魔導サル」 アクション:9 リアクション:6 リベラル:4 PCたちが勝利した場合、特殊一般アイテム「魔導サルのしっぽ」を1つ取得する。 |
特殊一般アイテム「魔導サルのしっぽ」 魔導サルのしっぽの長さとその強さには負の相関がある。しっぽが短い魔導サルは、バランスの取りにくさや意思伝達のしにくさを魔法で補っているのだ。 エリア:山小屋にこのアイテムを持っていくことで、このシナリオでのみ使用できる経験点を3点得る。 |
| 8~9 | マンドラゴラ発見 | 君たちは綺麗な花を見つける。持ち帰るために引き抜こうとすると……なんとそれはマンドラゴラだった! 引き抜いた瞬間、マンドラゴラが大きな悲鳴を上げようとする! PCたちはこの状況を解決するために、リベラルアーツ発動に挑戦することができる。 |
PCたちは一般アイテム「マンドラゴラ」を1つ取得する。 リベラルアーツ発動で状況が解決できなかった場合、悲鳴をまともに聞いてしまってTPが1減少する。 |
このイベントで取得したアイテムは、このセッションでのみ使用できる。 |
| 10~11 | 戦闘:魔導シカ | 遠くの方に魔導シカの姿が見える。好戦的な種族ではない。反撃を食らう前に倒してしまおう。 魔導シカとの戦闘が発生する。 |
敵キャラクター「魔導シカ」 アクション:6 リアクション:5 リベラル:2 PCたちが勝利した場合、特殊一般アイテム「魔導シカの角」を1つ取得する。 |
特殊一般アイテム「魔導シカの角」 現実世界のシカとは違って、魔導シカはオスメス共に角がある。立派な角はハンティングトロフィーとして飾られることも多い。 エリア:山小屋にこのアイテムを持っていくことで、このシナリオでのみ使用できる経験点を3点得る。 |
| 12 | 遭遇:ケサランパサラン | 山を歩いていると白い毛玉が空中をフラフラと飛んでいるのを見かける。ケサランパサランだ! 見かけたら幸運になると言われている魔法生物だ。何かいいことがあるかもしれない。 | ケサランパサランに出会って気分が上向いたので、PCたちのTPを2回復する。 また、特殊一般アイテム「ケサランパサランの抜け毛」を取得する。 |
特殊一般アイテム「ケサランパサランの抜け毛」 かつてケサランパサランの毛は幸運を呼ぶお守りとして販売され、多くの人が購入した。しかし、そのせいでケサランパサランが乱獲され、今ではなかなか見かけない種族になってしまった。 発動タイミングの好きなダイス1つの出目を好きな出目にする。1シーンに1回まで使用可能。このアイテムは、このセッションでのみ使用できる。 |
シーン9 帰ってこない妹(登場PC:PC全員)
17時。すっかり日が落ちてしまっている時間帯。君たちがヘンキヘルックに戻ってくると、心配そうな顔のロルフと、落ち着かない様子のロルフの母親、ヘレナ・オイヴァネンの姿があった。彼らの話し声が聞こえてくる。
「……たぶん、山にいるから。僕が迎えに行ってくる」
「でも、今から一人で山に行くのは危険よ。夜行性の生き物に襲われるかもしれないし、暗くなったら道だってわからなくなるでしょう?」
「大丈夫だよ、ママ。僕、お兄ちゃんだし。それに、アドヴェントでいろいろ魔法だって学んでるんだから。明るくする魔法も、クリーチャーを倒す魔法だって覚えてるんだよ」
「それでも、ママは心配なのよ。いくら貴方が魔法を使えるようになったとはいっても、一人で行かせたくないのよ」
(二人に話しかける)
「ああ、お二人とも。ドロシーさんのシュトレンは出来上がっています。いつでもお渡しできますよ」
「ところで……あの、ここに来る途中にこの子に似た女の子を見かけませんでしたか? イロナという妹なんですが、この時間になってもまだ帰ってきてなくて」
「いつもなら夕方前には帰ってくるんです。だから、もしかしたら何かに巻き込まれたんじゃないかと……」
「だから、僕が探しに行くって……」
「ダメよ。一人で行って、もし貴方にまで何かあったらママは一生後悔するわ」
「……じゃあ、PC1さんとPC2さんと行くのは? 二人と一緒なら、行ってもいい?」
「それはお二人に迷惑がかかるでしょう」
(PCが協力を申し出る)
「いいんですか? それでしたら……お願いしてもよろしいでしょうか。息子と娘を、どうかよろしくお願いいたします」
ヘレナは深々と頭を下げた。
「二人とも、ありがとう」
「……イロナは絶対山にいる。案内するから、ついてきて」
ロルフは君たちに告げると、先導するようにヘンキヘルックの外に出た。
(PCが協力を渋る)
「ねえ、PC1さん、PC2さん。お願い、一緒に探してよ。イロナは、僕より活発でいい子だけど、まだ魔法習ってないの。だから、もしクリーチャーに襲われたら死んじゃう」
※以下、ロルフのRPでひたすら説得してください。彼の心情は「お兄ちゃんだから妹を助けなくちゃいけない」「怖いけど、イロナが戻ってこないほうがもっと怖い」あたりです。説得に成功したら上の(PCが協力を申し出る)の描写に進んでください。
クライマックスフェイズ
シーン10 クルドサック(登場PC:PC全員)
このシーンは、クルドサックの突破を行うシーンです。場面内にいるPCは、全員が一度だけ魔法の発動を試みることができます。場面内のPC全員が魔法を発動できなかった場合、ペナルティもしくはボーナスが発生します。
また、シーン中一度だけロルフ・オイヴァネンの分をダイスロールすることができます。
ロルフ・オイヴァネンのリベラルアーツ値は4、取得している魔法はフォース、ルクス、キュアです。
※クルドサックに失敗した場合、フレンドデータのロルフ・オイヴァネンにもペナルティを適用してください。
クルドサック1 吹雪
突然、雪混じりの激しい風が吹きつけてくる。このままでは凍え切ってしまうだろう。
推奨リベラルアーツ:キュア、チェンジアニマ、オペレイト系魔法
ペナルティ:味方全員にバッドステータス:氷結レベル2を与える。また、既にバッドステータス:氷結を受けている場合、代わりにそのバッドステータスのレベルに+2する。
クルドサック2 イロナ捜索
雪と日暮れで視界が悪くなってきた。早くイロナを見つけ出さなければならない。
推奨リベラルアーツ:ルクス、スコープ、テイム、チェンジアニマ、オペレイト系魔法
ペナルティ:味方全員にバッドステータス:衰弱レベル1を与える。
クルドサック3 保護
イロナを発見できたが、元気がない。気温によるものかはたまた心細さが体調に表れたか。
どうにか元気づけられないだろうか。
推奨リベラルアーツ:キュア、ポケット、ティックル
ボーナス:最初のラウンド開始時、味方全員にグッドステータス:興奮レベル1もしくはグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
シーン11 冬の守護者(登場PC:PC全員)
君たちはイロナを発見した。
「……イロナ。どうして、こんな時間まで山にいたの? ママも僕も心配したんだよ」
「ごめん、なさい。……タルヴェンヘンキ見つけて、追いかけてたら夕方になってて。急に天気も悪くなって、帰れなくなって」
「でも、よかった。イロナが無事で……」
そのような話をしていると、不意に一陣の風が吹く。それと同時、甲高い声が響く。声の方を見れば、そこには空中に浮く雪だるまがいた。彼は片手に持った杖を振り回しながら、混乱したように攻撃を放ってくる。
「あれは……タルヴェンヘンキ、なの? なんか、焦ってるみたい……」
「で、でもこのままだと、イロナも危ない、から。二人ともタルヴェンヘンキを止めるのを手伝って!」
最終戦闘:【冬の守護者】タルヴェンヘンキ
※この戦闘では、PC側の味方キャラクターとして「ロルフ・オイヴァネン」が戦闘に参加します。PCと同様に、味方側後方の3×3マスのどこかの1マスを選んで配置してください。
(戦闘終了後描写)
君たちが魔法攻撃を続けていると、落ち着いてきたのかタルヴェンヘンキの攻撃の手が止まる。だが、やはり彼は何かを探しているかのようにしきりに周囲を見回している。
「……もしかしたら、友達を探してるのかも」
不意に、イロナが呟いた。
「ほら、絵本のタルヴェンヘンキにも友達がいたし、それにサムエルおじさんが会ったことがあるタルヴェンヘンキも二体だったから」
君たちが会話をしていると、別の方角から甲高い声が聞こえてくる。その声色にはどこか不安げな響きがのっている。目の前にいるタルヴェンヘンキはそれに反応すると、一際大きい声を上げた。もう一体の雪だるま――タルヴェンヘンキが現れると、彼らはお互いに近づいて抱擁した。
「やっぱり、探してたんだ。……あっ! これ!」
イロナは服のポケットをごそごそと探る。
「えっと、わたし二人にお礼を言いたくてここに来てたの。冬の間、わたし達を守ってくれててありがとう!」
イロナがそう言って袋に入ったクッキーを手渡すと彼らは嬉しそうに声を上げた。そして二体はふよふよと飛んでいき、その姿はやがて見えなくなった。辺りの吹雪はすっかり治まっていた。
エンディングフェイズ
シーン12 エンディング(登場PC:PC全員)
エンディングはヒイシヴォーリでロルフたちと別れたり、ハーベストでドロシーにシュトレンを届けたりするシーンを想定していますが、やりたいことがあれば他のシーンでも問題ありません。
エネミーデータ
主体属性:水・光・風 クラス:魔法生物
攻8 防8 HP112 TP63 SS10 移動8
このクリーチャーは3(横)×3(縦)のオブジェクトであり、戦闘空間の前側3×3マスで固定される。
ウィークポイント
「左手」
条件:シナリオ中、エリア:本屋もしくはエリア:山小屋で、タルヴェンヘンキとの戦闘に関する情報を手に入れている場合、このウィークポイントが出現する。
場所:中央列右のマス
↑前
| 〇ウィークポイント | ||
↓後ろ
準備タイミング表
2-5 妖精のいたずら 次の発動タイミング表の参照数字を+1する。
6-8 吹雪 敵全員にバッドステータス:氷結レベル1を与える。既にバッドステータス:氷結を受けている場合、代わりにそのバッドステータスのレベルに+1する。そして、敵にバッドステータス:氷結のレベル×2点のダメージを与える。
9-12 冬の訪れ 発動タイミングで「フリージングサイクロン」を発動する。
「フリージングサイクロン」水3風1
攻撃力+7、さらに攻撃範囲を好きな2×2マスに変更し、対象にバッドステータス:氷結レベル3とバッドステータス:衰弱レベル3を与える。
発動タイミング表(アクションマジック)
2 エアロスプラッシュ+ホーリーライト
攻撃力+1、さらに攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスに変更する。攻撃範囲を戦闘空間の好きな1マスに変更し、対象にバッドステータス:盲目レベル1を与える。
3 ダイヤモンドダスト
攻撃力+3、さらに対象にバッドステータス:氷結レベル2を与え、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
4 アイスバーン+フォトンストリーム
攻撃力+4、さらに攻撃範囲のマスを地形:凍土レベル1に変更する。攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスに変更し、対象を1マス好きな方向へ移動させる。また、このアクションフェイズの間、衝突によって敵が受けるダメージを+2する。
5 クリスタルローズ+ダイヤモンドダスト
攻撃力+6、さらに攻撃範囲を自分の右前、左前、右後、左後に変更し、対象にバッドステータス:毒レベル1とバッドステータス:麻痺レベル1とバッドステータス:氷結レベル1とバッドステータス:怨念レベル1を与える。対象にバッドステータス:氷結レベル2を与え、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
6 サブリメイション
攻撃力+7、さらに対象にバッドステータス:氷結レベル3を与える。また、この魔法の効果によって受けたバッドステータスは、戦闘終了時まで回復されず、レベルの増減も起こらない。
7 ホワイトアウト
攻撃力+7、さらに対象にバッドステータス:盲目レベル3を与える。また、この魔法の効果によって受けたバッドステータスは、戦闘終了時まで回復されず、レベルの増減も起こらない。
8 アブソリュートゼロ+アイスバーン
攻撃力+8、さらに攻撃範囲に戦闘空間の好きな1マスを追加し、対象にバッドステータス:氷結レベル3を与え、対象のいるマスを地形:凍土レベル3に変更する。攻撃範囲のマスを地形:凍土レベル1に変更する。
9 フリージングサイクロン+アイスボール
攻撃力+8、さらに攻撃範囲を好きな2×2マスに変更し、対象にバッドステータス:氷結レベル3とバッドステータス:衰弱レベル3を与える。自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
10 ダイヤモンドダスト+アイシクルコフィン+ヴァリアブルハーツ
攻撃力+10、さらに対象にバッドステータス:氷結レベル2を与え、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。対象のいるマスを地形:凍土レベル2に変更し、対象にバッドステータス:重圧レベル1とバッドステータス:衰弱レベル1を与える。次の自分のアクションフェイズまでの間、自分以外の味方が魔法攻撃の対象に選ばれたとき、自分がその魔法攻撃の対象でなければ、代わりに自分が魔法攻撃の対象になることができる。また、自分にグッドステータス:鼓舞レベル2を与える。
11 フリージングサイクロン+クリスタルローズ
攻撃力+10、さらに攻撃範囲を好きな2×2マスに変更し、対象にバッドステータス:氷結レベル3とバッドステータス:衰弱レベル3を与える。攻撃範囲を自分の右前、左前、右後、左後に変更し、対象にバッドステータス:毒レベル1とバッドステータス:麻痺レベル1とバッドステータス:氷結レベル1とバッドステータス:怨念レベル1を与える。
12 フリージングサイクロン+ヴォーパルディザスター
攻撃力+11、さらに攻撃範囲を好きな2×2マスに変更し、対象にバッドステータス:氷結レベル3とバッドステータス:衰弱レベル3を与える。攻撃範囲のマス全てを地形:溶岩レベル2、または地形:凍土レベル2のいずれかに変更し、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
13 エレメンタルクロス+クリスタルローズ+ディバインフィールド
攻撃力+13、さらに地属性、水属性、火属性、風属性のマナをそれぞれ1つずつ発生させる。また、この発動タイミングではもうエレメンタルクロスは発動できない。※オリジンと同時に使用することはできない。攻撃範囲を自分の右前、左前、右後、左後に変更し、対象にバッドステータス:毒レベル1とバッドステータス:麻痺レベル1とバッドステータス:氷結レベル1とバッドステータス:怨念レベル1を与える。味方1人のいるマスを地形:聖域レベル2に変更する。
14 アブソリュートゼロ+ホワイトアウト
攻撃力+14、さらに攻撃範囲に戦闘空間の好きな1マスを追加し、対象にバッドステータス:氷結レベル3を与え、対象のいるマスを地形:凍土レベル3に変更する。対象にバッドステータス:盲目レベル3を与える。また、この魔法の効果によって受けたバッドステータスは、戦闘終了時まで回復されず、レベルの増減も起こらない。
15 エアリアルスラスト+フリージングサイクロン
攻撃力+19、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きなマスに移動後、自分の周囲全方位1マスを攻撃範囲に変更する。また、3つまで、好きな属性のマナを発生させる。攻撃範囲を好きな2×2マスに変更し、対象にバッドステータス:氷結レベル3とバッドステータス:衰弱レベル3を与える。
補助タイミング表
2-5 妖精の悪だくみ 次の発動タイミング表の参照数字を+1する。
6-8 豪雪 敵がいるマスを地形:凍土レベル1に変更する。。既にバッドステータス:氷結を受けている場合、代わりにそのバッドステータスのレベルに+1する。その後、地形:溶岩の上にいる敵全員に8点のダメージを与える。
9-12 聖夜の約束 発動タイミングで「ミスティルテイン」を発動する。
「ミスティルテイン」地3水1
防御力+7、さらに魔法攻撃の発動者がいるマスと、その周囲全方位1マスを地形:凍土レベル3に変更し、自分にグッドステータス:飛行レベル1を与える。
発動タイミング表(リアクションマジック)
2 ポルターガイスト
防御力+1、さらに魔法攻撃の範囲にいない敵以外のオブジェクトを前後左右の好きな方向に1マス移動させる。
3 ブルーバリア
防御力+3、さらに、敵の攻撃に水属性の魔法が含まれていれば防御力をさらに+1
4 グレイシアリンク
フェアリーサークル/防御力+3、さらに自分にグッドステータス:浄化レベル1を与える。味方1人のHPを2点回復する。
5 オーロラコンバージ
防御力+4、さらに魔法攻撃の発動者にバッドステータス:盲目レベル2を与え、自分にグッドステータス:鼓舞レベル2を与える。
6 コキュートス+ホワイトバリア
防御力+6、さらに自分のいる縦1列にいる敵全員にバッドステータス:氷結レベル2を与え、自分にグッドステータス:鼓舞レベル2を与える。、敵の攻撃に光属性の魔法が含まれていれば防御力をさらに+1
7 フロストタイフーン+ダイヤモンドビット
防御力+7、さらに自分のいるマスを地形:凍土レベル-1に変更する。味方1人の防御力をこのシーン中+2する。
8 ミスティルテイン
防御力+7、さらに魔法攻撃の発動者がいるマスと、その周囲全方位1マスを地形:凍土レベル3に変更し、自分にグッドステータス:飛行レベル1を与える。
9 フォルトゥナミステリ
防御力+8、さらに自分にグッドステータス:浄化レベル2とグッドステータス:活性レベル2を与える。
10 フィンブルヴィンテル+トワイライトミスト+シークレットマテリアル
防御力+10、さらに敵全員にバッドステータス:重圧レベル1を与え、自分にグッドステータス:鼓舞レベル2を与える。魔法攻撃の発動者にバッドステータス:火傷レベル3を与える。また、味方全員にバッドステータス:火傷レベル-2を与える。自分以外の味方全員にグッドステータス:不可知レベル1を与える。
11 エレメンタルバリア+サテライトバリア
防御力+11、さらに地属性、水属性、火属性、風属性のマナをそれぞれ1つずつ発生させる。また、この発動タイミングではもうエレメンタルバリアは発動できない。※アイリスと同時に使用することはできない。味方全員の防御力をこのシーン中+1する。
12 ミスティルテイン+フロストタイフーン+グレイシアリンク
防御力+11、さらに魔法攻撃の発動者がいるマスと、その周囲全方位1マスを地形:凍土レベル3に変更し、自分にグッドステータス:飛行レベル1を与える。自分のいるマスを地形:凍土レベル-1に変更する。自分にグッドステータス:浄化レベル1を与える。
13 エレメンタルバリア+フィールドプロテクション+ホワイトバリア
防御力+14、さらに地属性、水属性、火属性、風属性のマナをそれぞれ1つずつ発生させる。また、この発動タイミングではもうエレメンタルバリアは発動できない。※アイリスと同時に使用することはできない。味方全員の防御力をこのシーン中+1する。味方全員にグッドステータス:加護レベル1を与える。、敵の攻撃に光属性の魔法が含まれていれば防御力をさらに+1
14 ミスティルテイン+コキュートス+フィンブルヴィンテル
防御力+13、さらに魔法攻撃の発動者がいるマスと、その周囲全方位1マスを地形:凍土レベル3に変更し、自分にグッドステータス:飛行レベル1を与える。自分のいる縦1列にいる敵全員にバッドステータス:氷結レベル2を与え、自分にグッドステータス:鼓舞レベル2を与える。敵全員にバッドステータス:重圧レベル1を与え、自分にグッドステータス:鼓舞レベル2を与える。
15 エアレイド;twist+フォルトゥナミステリ
防御力+20、さらにダメージ計算直前に、ダメージ計算直前に、魔法攻撃の範囲を魔法攻撃の発動者の代わりに自分が選択し直す。その際新しく範囲に入った味方はリアクションフェイズを行う。また、元の範囲から外れた味方に魔法攻撃の効果とダメージ計算は適応されない。自分にグッドステータス:浄化レベル2とグッドステータス:活性レベル2を与える。
フレンドデータ
「ロルフ・オイヴァネン」
主体属性:光・闇 クラス:神聖魔導コース 大魔法:サクラメント(神秘なる洗礼)
能力値「アクション:5」「リアクション:3」「リベラル:4」
特技
「ジングルベル」消費TP2 A
聖属性のマナを1つ、ヘヴンリィプールに貯める。
「キャンディケーン」消費TP2 A
好きな聖属性魔法を1つ選ぶ。この戦闘間、それを使用可能とする。
「ブッシュドノエル」消費TP3 A
このアクションフェイズでの発動ダイス数に+3する。1シナリオに1回使用可能。
アイテム
「ミュージックベル(権杖相当)」攻1 防1 HP30 TP20 SS5 移動1
効果:ヘヴンリィコーリング時、ダイスを振る前に、 地・水・火・風・光・闇の中から好きな属性のマナを1つ選ぶ。このアクションフェイズの発動タイミングにそのマナを1つ生むことができる
「聖なるお守り」
味方1人の好きな発動タイミングにて、1度だけ全てのダイスの振り直しができる。1シナリオに1回使用可能。
魔法
A「オリジン」全属性1
/発動タイミングの好きなダイス1つの出目を+1及び-1できる。
A「ホワイトアドヴェント」地1水1火1風1光1闇1
攻撃力+20、さらにヘヴンリィマジックを1つ選び、自分は選んだ魔法をこの戦闘間使用可能とする。また、次のアクションフェイズの間、自分は一度だけ聖属性の魔法を、聖属性のマナコストを支払わずに発動することができる。(ただし、支払うマナコストは0以下にならず、聖属性のマナコストのみで構成された魔法については、最低聖属性のマナを1支払う必要がある。)※オリジンと同時に使用することはできない。
A「フレイムボルト」火1光1
攻撃力+2、さらに自分のTPを1点回復する。
+地 ソーラーイクリプス
敵全体に2点のダメージを与え、味方全員のTPを2点回復する。
A「ファイアボール」火1闇1
攻撃力+2、さらに自分にグッドステータス:興奮レベル1を与える。
A「フェアリーズイン」風1光1
攻撃力+1、さらに攻撃範囲を自分の味方のいる1マスに変更し、攻撃範囲内の味方1人のHPを攻撃力分回復させる。
H「ゴスペル」聖1闇1
今回の発動タイミングで消費しなかったマナの数の1/2(端数切上げ)を聖属性のマナとして、次の発動タイミングのときに発生させることができる。
A「ディバインフィールド」地2光1
攻撃力+3、さらに味方1人のいるマスを地形:聖域レベル2に変更する。
A「スペリオルドラゴンフレア」火1風1闇1
攻撃力+4、さらに味方全員にグッドステータス:興奮レベル1とグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
H「アメイジンググレイス」聖1風1光1
攻撃力+4、さらにこの戦闘間、全てのキャラクターは、戦闘不能になるとき、その直前まで受けていたバッドステータスおよびグッドステータス、特技・アイテム・魔法・大魔法による効果を解除せずに戦闘不能となる。ただし、グッドステータス:転生は除く。
A「マイグランファーザークロック」水3闇1
攻撃力+7、さらに敵全員が受けているバッドステータスのレベルを全て1上げ、味方全員が受けているグッドステータスのレベルを全て1上げる。
A「サンクチュアリ」光4
攻撃力+10、さらに攻撃範囲を好きな3×3マスに変更し、さらに攻撃範囲内に味方が居た場合、その味方のHPを10点回復し、レベル3までのバッドステータスを1つ回復する。
+光 セレスティアルガーデン
攻撃力+5、さらに戦闘不能の味方がいる場合、その戦闘不能を解除し、最大HPの半分(端数切り捨て)回復させる。
+闇 デッドゾーン
自分と攻撃範囲内の味方に、グッドステータス:暴走レベル2を与える。
+水 ホーリーグレイル
自分と攻撃範囲内の味方に、バッドステータス:重圧レベル-3を与える。
A「ホイールオブフォーチュン」光5
攻撃力+12、さらに味方1人のHPの最大値を2倍にし、HPを全回復させる。この魔法によるHPの最大値が2倍になる効果は、シーン間継続し、重複はしない。
L「フォース」全属性2
手を触れずに物を動かす魔法。
L「ルクス」全属性2
辺りを照らす魔法。
L「キュア」全属性2
簡単な傷を癒す魔法。
【データについて】
回復重視の支援役。
聖属性マナは最低限しか使わないので【祈る】と【ジングルベル】で十分足りると思います。余ったら【オリジン】のマナコストとして使用しましょう。
アクションフェイズでは【祈る】ことと、ヘヴンリィコーリングを宣言することを忘れないでください。
とくにヘヴンリィコーリングをしないと、発動体の効果を使用できなくなるので気をつけてください。
魔法に関してはあまり言うことがありません。強いて言うなら、本人の発動ダイスはそこまで増えないので、初めから高レベル魔法を発動するのは向いていません。どうしても使いたいなら、【オリジン】のマナコスト用として大魔法を使用したり、【ブッシュドノエル】で無理やりダイスを増やしたりするなど工夫が必要です。
出目が悪ければ【聖なるお守り】を使用するのも一つの手です。もちろんこれはPCに使用しても構いません。
特殊一般アイテムまとめ
「屋台の食べ物」「屋台の飲み物」
自分のTPを2回復する。1シーンに1回まで使用可能。このアイテムは1つまでしか持てない。また、このセッションでのみ使用できる。
「クリスマス雑貨」
オリジン及びアイリスをコスト0で発動することができる。1シーンに1回まで使用可能。このアイテムは1つまでしか持てない。また、このセッションでのみ使用できる。
「ヘンキヘルックの洋菓子」
終了フェイズごとに、TPを1回復する。このアイテムは1つまでしか持てない。また、このセッションでのみ使用できる。
「聖なるキャンドル」
自分の好きな発動タイミングにて、1度だけ全てのダイスの振り直しができる。1シナリオに1回使用可能。このアイテムは1つまでしか持てない。また、このセッションでのみ使用できる。
「魔導クマの爪」
エリア:山小屋にこのアイテムを持っていくことで、このシナリオでのみ使用できる経験点を5点得る。
「魔導サルのしっぽ」
エリア:山小屋にこのアイテムを持っていくことで、このシナリオでのみ使用できる経験点を3点得る。
「魔導シカの角」
エリア:山小屋にこのアイテムを持っていくことで、このシナリオでのみ使用できる経験点を3点得る。
「ケサランパサランの抜け毛」
発動タイミングの好きなダイス1つの出目を好きな出目にする。1シーンに1回まで使用可能。このアイテムは、このセッションでのみ使用できる。
GMへの情報
このシナリオでは、シナリオ内での経過時間を計測するシーンがありますので、GMは留意しておいてください。
シナリオの目的
・ドロシーに頼まれたシュトレンを受け取る
・【冬の守護者】タルヴェンヘンキに勝利する
・「フラグメント:クリスマスマーケットを満喫」を取得する
・「フラグメント:ヒイシヴォーリ巡り」を取得する
・【越冬】魔導クマに勝利する
小ネタ
・シナリオタイトルや今回予告の「半分のシュトレン」は、スペインの諺「半分のオレンジ」をもじったもの。タルヴェンヘンキにとって同族は彼の半分のオレンジなのです。
・ロルフは、スカンジナビア系におけるルドルフという名前。ルドルフはもちろん赤鼻のトナカイが由来です。他のNPCの名前はフィンランド人の名前をそのまま付けています。さほど意味はありません。
・ロルフの特技は名前やフレーバー重視で選んだのですが普通に使い勝手のいいものになりました。赤鼻のトナカイが【ジングルベル】鳴らさないのはさすがに嘘。
・【冬の守護者】タルヴェンヘンキのステータス。やけにキリが悪い数値ですが、これは「ジャックフロスト」の語呂合わせになっています(11だけトランプから来ているのでやや変則的ではあります)。
残りの8はその形から雪だるまをイメージしています。だからといってアーケードセッションでこのステータスは少しやりすぎです。勝てなくてもシナリオは無事に終わるので許してください。
・今回のシナリオにおける目的は、ゲームにおけるアチーブメントみたいなものです。そして複数書いていますが全部を達成するのはまず無理だと思います。「【越冬】魔導クマに勝利する」なんか発生率14%のイベントを踏んだうえで出目勝負に勝たないといけないので……。魔導クマに勝てたら自慢してもいいと思います。

