「踊るわ、貴方たちのために!」
得意魔法:ホワイトナイツ
紋章魔導学科4年生、19才。現実世界でも踊り子をしていた少女。ウォルフレイム家は代々踊り手の血統であり、女性・男性問わず神に踊りを捧げる、という古き神話を信仰している村で生まれ育った。その後ドロシーとの縁があって魔導次元に。村そのものが小さくそもそもの友達が少なかったのもあってか、こっちの世界にすっかりのめり込んでいる。
魔導次元を通じて最先端の技術に触れ、最近やっとスマホなどの操作に慣れてきたようだ。反面、大地の変化などには聡く、いわゆる「雨の匂いの感覚」だとか「獣の潜む感覚」などの自然の変化には他の生徒達より鋭い。じっとしているより体を動かす方が性に合っている、と本人も自覚しているあたり彼女は生粋のアウトドア派なのかもしれない。また、生まれ育った環境が環境であった為か、命に対する意見は結構シビアでもある。クリーチャーも人間も、結局殺し合うのは避けられないだろう。しかしそこで、命に感謝することはできるだろう、と。
彼女は学園に来てから様々なものに触れたが、それでも彼女には変わらない思いがあった。「踊りたい」という感情そのものである。それは我々が電子機器で動画をみたり、絵を描いたり、あるいは文章を書いたりする欲求に近く、嗜好に近い。「火の猛々しさ、水の美しさ、その全てを身を以て表したい」。それが彼女にとって大事なものであり、彼女なりのアイデンティティなのだろう。故に彼女はその踊りを魔法発動に適用するために、爪先にネイルアートを施した。踊ることで指先を空間に滑らせ、紋章を描き発動する特殊なスタイルを用いる。その指先が描く魔法は、さながら白夜のように美しく、世界を彩るだろう。
「本当の踊り、見せてあげるっ!」
彼女はその血統から踊りが染みついており、また彼女自身も踊りを愛している。故にか、彼女の血が高ぶり、素晴らしい舞を披露して魔法を発動した際、謎の現象が発生する。―空間が、書き換わるのだ。世界の一部が星空に染まり、彼女の指先から炎が走る。その空間で始まる舞は、何人にも真似しがたく、そして目をそらせぬほどに美しくなる。夜空に浮かぶ炎はきらめき、川を流れる水流が心を安らげる。―自然の美しさを体現し、いつか彼女は世界を彩るのだろう。


