シナリオ「次元断裂(ディメンジョン・ホロウ)」

魔法学園RPG ハーベスト
シナリオ「ディメンジョン・ホロウ」
推奨人数 3人
推定時間 4~5時間
推奨リベラルアーツ 

今回予告

間違いを犯さない人間などいない
過去に後悔のない人間などいない
では仮に、それらの一切ない世界があったとしたら?
そんな世界で生きることを許されるのだとしたら?

ずっと苦しかったね ずっと悲しかったね
求めるものは何? なりたいものは何?
叶えてあげるから、私に教えて

魔法学園RPG ハーベスト
「ディメンジョン・ホロウ」

魔法の時間は、まだ終わらない。

◆シナリオハンドアウト

PC1 コネクション:フェリーチェ 推奨関係:好奇心/友人 指定クラス:特異点
君は魔法学園ハーベストの学生だ。最近毎晩のように不思議な夢を見る。それは何の変哲もないハーベストの夢なのだが、その夢には必ずフェリーチェという少女が現れるのだ。君は次第に、フェリーチェと親交を深めていく。

PC2 コネクション:桜葉 詞音(さくらば・しおん) 推奨関係:庇護/友人 
君は魔法学園ハーベストの学生だ。数年前、任務でパートナーであった柊結弦(ひいらぎ・ゆづる)を亡くし精神的に不安定になっていた詞音を、当時2人と仲が良かった君は、詞音が以前と変わりなく学園生活を送ることができる状態になるまで元気づけてきた。近頃、学園内では学生が原因不明の昏睡状態に陥るという事件が発生しており、現在も緊迫した状況が続いている。しかし詞音の様子は変わりなく、今流行のゲームで遊ぶのだと楽しそうにしていたので、大丈夫だろうと楽観していた。その後しばらくして、詞音が目を覚まさなくなってしまう。

PC3 コネクション:藤堂 響希(とうどう・ひびき) 推奨関係:信頼/友人
君は魔法学園ハーベストの学生だ。同級生の藤堂響希と毎日学園生活を過ごしている。ある日、君は響希の夢を見た。そこにいた響希は君の知っている響希とは別人のようだった。

◆オープニングフェイズ

シーン1 PC1
君は、何ら普段と変わりないハーベストでの一日を終え、寮の自室に戻り眠りについた。
次に目が覚めたとき、君は自室ではなくハーベストの学園内、中庭のベンチに座っていた。
君はしっかりと自室のベッドに入って寝た覚えがある。いわゆる明晰夢というものだろう。
「あれっ?キミは……」
白い髪、赤い瞳。アルビノの特徴をもった少女が君のもとへ駆け寄ってくる。
「キミ、初めて見る人だ!私はフェリーチェって言うの、フェリって呼んでね。
キミのお名前は?」
多くの学生が在籍しているハーベストで「初めて見る人」など山ほどいるだろう。
それこそすれ違う人のほとんどがそうだと言っても過言ではない。
しかしこれは夢、少しおかしなところがあっても不思議ではないだろう。
「PC1って言うんだね。うん、覚えたよ!よろしくね、PC1!」
少女・フェリは、君の名前を繰り返すと嬉しそうに君の手を握り、ぶんぶんと上下に振った。
しばらくして、自分が何をしていたか認識できない間が空いて、気がつくと君は自室のベッドの上に居た。やはりアレは夢だったのだろう。
これが、君とフェリの、最初の出会いだった。

シーン2 PC1
その後、君は眠るたびに夢の中のハーベストでフェリと遭遇した。
「また会ったねPC1!こんにちは!今日もよかったら、私とお話しよ?」
君はここのところ、毎日のように夢の中でフェリと談笑していた。
嬉しかったこと、楽しかったこと、面白かったこと……、フェリはいつも、一生懸命頷きながら、それを楽しそうに聞いてくれていた。
しかしフェリは自分のことは一切話すことはなかった。訊ねてみても、「私のことはいいから、PC1の話が聞きたいな」と有無を言わさぬ様子で話を君のほうへ逸らしてしまう。
そしてもう一つ。
「フェリーチェ、戻るよ」
「あっ、カヅキ……」
夢が覚める直前、フェリと別れる際にいつも「カヅキ」という少年が出てくるのだ。
「ごめんねPC1、もう行かなくちゃ。またお話してね」
フェリはこのカヅキの言うことには逆らえないのか、彼が来ると毎回すぐに立ち上がって行ってしまう。
「……あまり彼とは話さないようにと言ったでしょ、フェリーチェ」
カヅキは君のことをあまり良く思っていないらしく、去り際にいつも冷たい視線を寄越される。
そして、夢から覚めるのだ。

シーン3 PC2
君と詞音、結弦は一日のほとんどを共に過ごしていた。
世話焼きで2人の兄を自称する結弦と、大人しい性格だが3人でいる時は無邪気によく笑う詞音と、君は楽しく学園生活を送っていた。

ある日、任務の途中で、シロツメクサがあたり一面に咲いている花畑を見つけた。
詞音はさっとクローバーと花を1本ずつ摘むと器用に指輪を作って、
クローバーを君の中指に、花を結弦の小指にはめた。
自分は冠を作るのだとはしゃいで花の多いところにしゃがんで摘んでいる詞音を遠目に眺めながら、結弦がふと
「俺がもしもいなくなったら、俺はおまえらの兄ちゃんじゃいられなくなっちゃうわけだからさ、お前が、詞音の事を守ってやれよな」
と柄にもなく呟く。どういう意図だと聞き返そうとした時、詞音が花冠を被り「見てみて~!」と笑うのが聞こえ、結弦が「お~かわいいぞ~詞音、お姫さんみたいだ。なあPC2?」と君に振ってくる。

その日の任務で、討伐対象のクリーチャーに加え、予定外の大型クリーチャー複数体に襲われた君たちはことごとく発動体を破壊され、救援が駆けつけるまでの間に、攻撃から詞音を庇った結弦は、そのまま帰らぬ人となった。

「PC2、どうしよう、結弦が。結弦が、私のせいで…………!」
「ごめん、PC2、ごめん、どうしよう、ごめんね……」

盾役を買って出ていた上に、結弦が自分を庇って命を落としたことで、詞音の自責ぶりは見るに堪えなかった。
君は、自らもショックに耐えながら、詞音を励まし、支え続けた。
現在、詞音は以前ほどとまではいかないが、それでもだいぶ元気を取り戻し、再び君と学園生活を送っているのだ。

シーン4 PC2
君は食堂で詞音と昼食をとっていた。
食堂には大勢の生徒がおり、普段通り賑わっていた。
聞こえてくる話題は大きく2つ。
「知ってるか?また増えたらしいぜ」
「あの寝たきりになっちゃうやつ?」
「原因わかってないんでしょ?怖いよねー」
詞音は聞こえてくる生徒たちの声に俯いた。
「……早く原因がわかって、みんな目が覚めるといいね」
ここ最近、学園の生徒が眠ったまま目を覚まさなくなるという事件が相次いで発生している。十中八九、カースのせいだろうと対策委員会も動いているが、共通点が不明で解決には至っていない。
「理由がわからないんじゃ、防ぎようもないよね……少し退屈だけど、大人しくしてるのが一番なのかな」
「あ、でも話題のVRで遊べるから、しばらく退屈しなくて済むんだ」
生徒たちの話題のもう一つが、詞音の言うVRゲームについてだった。
「i:Deal(アイ・ディール)」という新しいVRゲームハードの体験版らしく、機器についても簡易的な試作品なので、街でアンケートに答えることを条件に無料配布しているらしいのだ。
あらかじめインストールされているらしいソフトのほうがどうというのは詳しくは聞かないが、結構本格的なRPGであるという噂と、何より簡易でもVRを無料で遊べるということに食いつく人間が多いという。
詞音はゲームをよく遊ぶほうではないが、新しいもの好きな性質なので「i:Deal」については気になっていたようだ。
その日の詞音は、スキップし出すのではないかというくらい軽い足取りで寮へ帰っていった。
次の日、1限から詞音と一緒に取っている授業だったが、詞音は来なかった。
優等生の詞音は、体調が悪くてやむなく授業を休むときは君へ必ず連絡を入れてくる。
ゲームのしすぎで寝坊でもしたのかもしれないが、真面目な性格の詞音が夜更かしまでして長時間ずっとゲームをするとも思えなかった。
(PC2に詞音を探してもらう、部屋以外にはいない)
詞音の部屋にはカギがかかっている。
(アンロック使用想定。宣言だけでも開いていいし、振ってもらってもいい。もちろん他の手段で開けてもらっても構わない。寮長やドロシーなどに頼んでもよい。)
部屋を開けると、ベッドの上で倒れている詞音を発見する。
心拍に異常はなく、眠っているだけのようだ。
そして詞音は、他の昏睡事件の生徒たちと同様に、目を覚ますことはなかった。

シーン5 PC3
「おはよう、PC3。よく寝られた?」
君はいつも通り、同級生の藤堂響希と学園へ登校する。
途中で他の友人とも合流し、普段と変わらない楽しい学園生活を送る。
響希も隣で静かににこにことしている。いつもと変わらない。その事実に安心して、君は寮に帰り眠りについた。

君は夢を見る。
現実と同じように、響希と登校して、授業を受けて、ご飯を食べて、一緒に帰る夢だった。
現実と違うのは、響希の表情がコロコロと変わることだ。よく笑うし、些細なことですぐ怒るので喧嘩になるし、ちょっと語気を強めると泣きそうになりながらぶすくれる。そんな響希と過ごしていた。現実の響希とは違うが、何となく懐かしい感じがした。

そして君は目を覚まし、いつも通りに学園へ向かうため寮を出る。
「おはよう、PC3。よく寝られた?」
そんな君を、響希はいつも通り、静かに笑いながら出迎えた。

◆メインフェイズ

シーン6 PC3
君は今日も響希の夢を見る。
「あっ!PC3!」
「カース事件が起きたの!原因のクリーチャーはもうわかってるから、手伝って!」
響希はぐいぐいと君を外へ引っ張っていく。
君と響希は息の合った連携でクリーチャーを倒した。響希は笑顔で両手を挙げ、ハイタッチを求めてくる。

そして君は目を覚ます。そういえば響希はカース対策委員会に所属しているのだ。響希に巻き込まれ、事件に関わったことも一度や二度ではなかった。
そのことを「そういえば」と言ってしまうくらいには、カース事件の話をここしばらく聞いていないことに君は気づいた。
「おはよう、PC3。よく寝られた?」
いつも通り響希が寮の前に迎えに来ていた。
「カース事件?そうだね、最近起きてないね」
訊ねても、響希は静かに笑うだけだった。

シーン7 PC2
君は寝ている詞音を最初に見つけた人物、そして起きている詞音におそらく最後に会った人物として、ドロシーの部屋に呼ばれていた。(発見者がPC2でない場合改変すること)
「……それで、PC2。詞音になにか変わったところとか無かったかな?」
「この事件、被害者と最後に会った人も同時に同じ状況になっちゃってる人結構多くて、共通点を見つけかねてるんだ。どんな些細なことでもいいから、思い当たることがあったら教えてもらえるとすごく助かるんだけど……」
・PC2がVR以外の要素に言及
→ドロシーはうんうんと頷きながらメモを取っている
・PC2がVRについて言及
→「新しいVRハードの体験版……?そんな面白そうな話があるの?」
「え~何で誰も教えてくれなかったんだろ!?ていうか、そんな話題になってるなら何で耳に入ってこなかったんだろ?」
「あれ?でも、詞音の部屋にVR機器なんて見当たらなかったと思うんだけど……?」
「詞音は真面目だし、どこかにきちんとしまったのかもしれないけど……VR機器ならたとえ簡易版でも多少大きさがあるよね……?うーん」
「わかった、とりあえずそのVRについてちょっと調べてもらってみるね。ありがとうPC2」

シーン8 PC1
君は今日も同じ夢を見ていた。
そしていつもと同じようにフェリが君のもとへ訪れる。
「こんにちはPC1、隣いい?」
君が促せば、フェリは嬉しそうに笑って横へ座る。
「PC1の話だと、PC1は今夢を見てるんだよね?」
「それで、いつもしてくれるお話は、この夢じゃない、現実のお話なんだよね」
「じゃあ、PC1はさ、いつも楽しいことばかり話してくれるけど、現実で嫌なこととかはある?」
「現実って、楽しいばかりじゃないよね。辛いこと、苦しいこと、悲しいこととか不満とかも、いっぱいいっぱいあるよね。そういうのがあったら、今日はそれを教えてほしいな」
・不満を話す
→「そっか。じゃあそれが無くなれば、PC1は幸せ?ずっとそこにいたい?」
・不満はない
→「そうなの?じゃあ、欲しいものややりたいことはある?」
 ・ある
 →「じゃあ、それがあればPC1は幸せ?ずっとそこにいたい?」
 ・それもない
 →「うーん、そっか……難しいなあ」
君の答えに一通り反応を示した後、フェリは君のほうに向き直って笑う。
「あのね、私PC1を喜ばせたいんだ。だから、さっき言ったみたいな嫌なことや、逆にしてほしいことがあれば私に言ってね。出来ることがあれば、私頑張るから!」
そんな会話をしていると、君の意識は徐々に遠のきはじめる。
「あ、もう行っちゃうんだね。また来てね、PC1」
君がその日の夢で最後に見たのは、少し寂しそうなフェリの顔だった。

シーン9 PC1
君は今日も夢に入る。
「あっ!PC1!ふふ、そろそろ来る頃だと思ったんだ!」
・シーン6で願いなどを言っていた場合
「見せたいモノがあるの!」とPC1を引っ張っていきPC1の希望していたものを「じゃーん!どうかな?」などと言いながら披露する。
・シーン6で何も無かった場合(「難しいなあ」で終わった場合)
飛ばす。

君たちが会話をしていると、フェリが「あっ」と声を上げる。
フェリの視線の先には、例のカヅキと見知らぬ少女が仲睦まじそうに並んで歩いていた。
「よかった、お迎えかな?と思ったけど、カヅキ今コユキと一緒みたい。むしろ話しかけたら怒られちゃう」
「うん?コユキ?可愛いでしょう?カヅキの願いは、コユキとずっと一緒にいることなんだよ!叶えてあげられて、私とっても嬉しいんだ」
ふふっと心底嬉しそうな顔で笑うフェリ。
一方、視線の先のカヅキはひどく嬉しそうだが、どこか泣き出しそうな顔で笑っていた。

シーン10 PC2
君は先日の調査のことで話があるとドロシーから学長室に再び呼び出される。
君が学長室へ入ると、少し神妙な顔をしているドロシーと、その横にアスタロトの姿があった。
「来てくれてありがとうPC2。早速なんだけど……」
そう言うとドロシーの横のアスタロトが机上にすっと何かの機材を置く。
「これが件のVR機器、「i:Deal」。何人かに調査として受け取りに行ってもらって調べてもらおうとした。しかし、みなこれを付けた途端に強制的に眠りに落ちてしまうことがわかった。もちろん、その子らは目を覚ましていない」
「眠ってしまった後にこの機材、どういう仕組みか消えてしまうみたいなの。こうなったら配布をしている人物に話を聞こうと出向いたら、もうもぬけの殻で……。未使用の「i:Deal」を持ってた子が一人だけいたから、預からせてもらったの。でも……」
ドロシーはそこまで言うと途端に、困ったように、怯えるように表情を曇らせる。
「……この機器から、本当にごく微かにだが、七つの大罪の気配を感じる」
言葉を継げなくなったドロシーに代わりアスタロトが口を開く。
「ドロシーは大罪の関わる問題に手を出すことができない、そういう呪いをかけられているからな。そしてなぜかは分からないが、教師陣はこれを付けても何も起こらないのだ。まるで何かに弾かれているかのように」
「……正直、手をこまねいちゃってる。外からの調査だけじゃ調べられることに限界があるのに、中に入った子は帰ってこなくて、大人は送り込めない……」
「……何が起こるか分からない、安全も保証できない。でも、危険を承知で、君にお願いしたい。PC2、今からこれを付けて、何が起こっているか、調べてきてくれないかな」
「……ありがとう。どうか詞音を、みんなを、助けてあげてほしい」
珍しく沈痛な面持ちで、願うように頼むドロシー。
VRを付ける前にアスタロトが声をかけてくる。
「……PC2、これを付けた後の注意点だが、くれぐれも「ゲーム」だとは思うな。VR自体に何かがあるとは深く考えていなかった先発隊と違いを出すとしたらそこだ。ゲームをプレイするのではなく、並行世界に飛び込むつもりで考えるといい」

シーン11 PC3
今日も君は夢を見る。響希が目の前で泣いている。
いつもつけている髪留め。長い髪が何をするにも垂れてきて邪魔そうなので、君があげたものだった。それが彼女の手の中で壊れてしまっていた。
戦闘の中で彼女が落としてしまったそれを、うっかり君が踏んでしまったのだ。
新しいものを買うと言っても、彼女は泣き止まず首を振っている。
「PC3が、はじめて、私にくれた、のに」
「おなじのじゃ、ちがくて」「でも、PC3にとっては、いっしょで」
「ダメだ、めんどくさいこと、言ってる」「ごめん、ほっといて……」
「ちょっと、しばらく顔、みれない、みたくない」
「どっか、いって」
君はそこで目を覚ます。
君には夢の内容に覚えがあった。実際に事実として起こったことで、君はその日から響希と話せていない。

「おはよう、PC3。よく寝られた?」
寮の前にいつも通り迎えに来る響希の髪には、壊れたはずの髪留めと全く同じものがある。
「髪留め?壊した?何のこと?」
目の前の響希はただただ微笑む。藤堂響希という少女は、こんな何を考えているかわからない子だっただろうか。

シーン12 PC2
君は、「i:Deal」内のソフト「クライン・ボトル」の世界へ入り込む。
君のスタート地点は、学長室で機器を装着したからか、学長室から始まったようだった。内装はほぼ変わらずそのままハーベストの学長室だった。強いて言えば、置いてあるドロシーの私物のゲームのラインナップが古い気がする。そして、何よりドロシーがおらず、目の前には白い髪を束ねた赤い目の少女が驚いた顔で立っていた。
「ビックリしたあ……ここからスタートする人がいるなんて。ようこそクラインへ!私はフェリーチェ、フェリって呼んでね!うーん、私と直接会う人なかなかいないから、こんな挨拶をするのも新鮮かも。でもごめんね、ここ確かあんまり人を滞在させちゃまずいんだ。だから早速だけどあなたの願い、ちょっと見せてね」
フェリと自称した少女は笑顔で君に話しかけ、目を閉じる。
君が何かを言う間もなく、フェリは目を開け声を上げる。
「あっ、詞音に会いたいの?よかった、詞音ならここにいるから。詞音のところまで飛ばしてあげるね」
フェリが指をかざすと、君の視界は暗転し、次に目を開けると中庭のような場所にいた。見た目はほぼ完全に、ハーベストの中庭と同じものだ。
そして君の目に、信じられない光景が飛び込んでくる。
中庭のベンチで、詞音と、死んだはずの結弦が、仲睦まじく昼食を食べているのだ。

シーン13 PC3
君は半日かけて学園内を回ったが本物の響希を見つけることはできなかった。
あと探していないのは商店街くらいだ。
君が商店街に行こうとすると、商店街に通じているはずの道の途中で何か透明なカベのようなものにぶつかる。向こう側は見えているのに、そこが通れないのだ。

「あっ、ダメダメ~!ごめん、そこは行き止まりだから戻ってくれるかな?」
焦ったような声とともに、君の前に白い髪と赤い目を持った少女が飛んでくる。
「その先はまだ作れてないんだ、だから存在しないの。何か用があるなら代わりに私がなんでも用意するよ!君が今したかったことは何かな?」
・響希のことを聞く
「えっ、ヒビキのことを思い出しちゃったんだね。じゃあやっぱり違和感があった?再現できなくてゴメンね、君と喧嘩にならないような彼女を作らなきゃと思って……」
「本物のヒビキ?君もヒビキも、喧嘩ばかりしてたから、お互いがいなくなることが望みだと思って、一緒にならないよう分けてるよ?」
「じゃあ君の想像通りになるように調整するから、どんなヒビキがいいか教えてくれるかな?」
えいっと少女が言うと、君の目の前に空虚な笑みを浮べた響希が現れる。
「……違うの?でも、喧嘩なんて嫌でしょ?会いたくないんじゃないの?」
「そっかあ、難しいな」
「とにかく、ここは通れないので中に戻ろっか?」
少女が指をかざすと、君の視界は暗転した。

シーン14 PC2
詞音は、君に気づくと笑顔で話しかけてくる。
「あっ、PC2!PC2もこっちで一緒にお昼食べない?ね、結弦?」
結弦は、君の記憶の結弦とはどこか違う、なんとなく生気がなく、空虚な印象のする顔で、詞音の方を見て頷いた。
・結弦、ひいては詞音を拒絶する(PCが拒絶するまで、できるだけ幻覚を見ているような病んだ印象を受ける詞音もしくは虚しい結弦との昼食をRPしてください)
「なに、いってるの」
「なんで、何でそんなこと言うの!?」
「だって、ほら、ここに結弦はいるじゃない!!」
「いいの……いいの!!結弦がいれば何もいらないの!!結弦のいない世界になんて戻りたくないの!!」
「そうだよ、初めから無かったんだよ……」
「結弦のいない世界なんて、初めから!そんなもの無かったんだよ!!」

シーン15 PC全員
PC1はいつものように夢を見る。
フェリとよく話す中庭に出たがまだフェリはいないようだ。
「あっPC1だ!おーい!」
いつものようにフェリが現れるが、今日のフェリは人(PC3)を連れていた。
「紹介するね、こちらは……」
フェリはPC3のことをPC1に説明しようとするが、近くから空気を劈くような声が聞こえてくる。
「うるさい、うるさいうるさい!!邪魔しないで!!私の幸せを!壊さないで!!!」
悲痛な少女の叫び声を聞いたフェリはその声のした方へ駆けていってしまう。
「詞音!どうしたの!?何かあった?」
PC1・PC3がフェリに追いつくと、詞音と呼ばれた少女、その傍らに一人の少年とPC2がいた。詞音はフェリを掴んで揺さぶりながら喚き散らす。
「ねえ!結弦は偽物なんかじゃないよね!?ちゃんと、ちゃんとここにいるでしょ?!」
「う、うん。この世界は、ちゃんと……」フェリが詞音の剣幕に圧されていると、どこからか淡白な声が冷たく降りてくる。
「フェリ、何をしているの」
声のする方を見ると、薄紅色の髪をした少年__カヅキが立っていた。傍らには、コユキが状況に見合わない微笑みを浮べている。
「カヅキ……」
「彼らの望んだ世界に、不安を与えてはいけないでしょう」
「う、うん。でも……」
戸惑うフェリをよそに、カヅキは横目でPCたちを一瞥する。
「…………不純物に、異分子に……それと、特異点……」
カヅキは騒ぎに集まった生徒たちに呼びかけるよう声を上げる。
「みんな、彼らは君たちの理想的な世界を壊そうとする反乱分子だ。そんなの、許せないでしょう?」
「私もそれは許容できない。ねえ?コユキ」
コユキは浮べた笑顔をぴくりとも動かさない。
「……じゃあ、君たちはどうすればいいかわかるね?」
PCたちの前に、詞音をはじめとした数人の生徒が立ちはだかる。
「君たちが得た世界は、君たちが守りなさい」
それだけ言うと、カヅキはフェリの手を無理矢理掴み、踵を返す。
「……行くよ、フェリ。これ以上彼らと関わるとお前が危ない」
フェリは不安そうな顔でカヅキとPCたちとを交互に見比べていたが、何が出来るでもなく二人の姿は消えてしまい、その場には数人の生徒だけが残った。

「私の結弦は、私が守る。貴方達が帰るのは勝手だけど、この世界を否定するなら……お願いだから、消えて。」

ミドル戦闘
VS 桜葉詞音、妨害生徒A、妨害生徒B (データ後述)

戦闘後、PC2,3の眼前に《log out》という文字が浮かび、PCたちは全員目を覚ます。
PC2,3はiDeal使用者の中で初めて目を覚ましたとして学園中が大騒ぎする。
加えて、詞音たち一部の生徒も目を覚ましたらしいが、錯乱状態に陥っており一時的にカース精神病院に入院することになった。

一方で響希やその他多くの生徒たちは依然として眠ったままであった。

シーン16 情報収集
情報項目
1「フェリーチェについて」
PCたちが出会った謎の少女。クライン・ボトルの世界を管理しているという。人々の願いを叶えることに執着している。

2「i:Dealについて」
商店街で配布されていた謎の体験版VR型ハード。内部に豆粒ほどのレヴィアタンのカースクリスタルの欠片が埋め込まれており、起動すると夢に取り込まれてしまう。

3「クライン・ボトルについて」
VRハード「i:Deal」内に最初からインストールされているゲームソフト。ハーベストを模して作ったのだろうと感じるほどハーベストにそっくりな世界が広がっているが、広さはあまり無く、行けない場所もしばしば存在する。

4「カヅキについて」
十数年前のハーベストの卒業名簿に「安宿部佳月(あすかべ・かづき)」という名前があった。同じ年の卒業名簿に「華宮恋幸(かく・こゆき)」という名前も見られた。しかし、ドロシーに聞くと恋幸は在学中の任務で命を落としてしまったという。

5「安宿部佳月について」
元ハーベスト機械魔導学科卒業生。調べたところによると、現在はアマリリスに籍を置いているという噂が得られる。

シーン17 PC3
病室の響希を伺う

シーン18 PC2
詞音との会話

「ごめんね」
「わかってたの、結弦はもういないってわかってるのに、たとえ偽物でも、結弦がそこに居るのが、あまりにも嬉しくて……」
「PC2は結弦が居なくなったあともずっと励ましてくれたのに、支えてくれたのに……ごめん、弱くてごめんね……」

シーン19 PC全員
PCたちは「i:Deal」にまつわる事件の関係者として学長室に集められていた。
「みんな、集まってくれてありがとう」
そう言って少しはにかむドロシーの横にはアスタロトが控えている。
「みなに集めてもらった情報から、様々な伝手を使って判明したことを話そう」
「お前たちの入り込んだ次元は、VRハード「i:Deal」、そしてその中にインストールされている「クライン・ボトル」というソフト……という体を取っている。」
「しかしその実態は、お前たちが遭遇したカヅキ__おそらく機械魔導学科卒業生・安宿部佳月が、プログラムとしてフェリーチェという少女の擬似精神を作り、そこの表層意識に架空の世界を創り、深層意識には機械としての「人の役に立つ」という自らへの強い命題を意志__欲望と捉え、そこに「人の願いを叶えたい」というカースを投入し感染させたため、擬似精神の持ち主であるフェリは表層意識の世界に願いを叶える力を及ぼすことができる……という構造のようだ。」
「VRにはめ込まれているレヴィアタンのクリスタルの欠片と、おそらくカヅキの取り込んでいるレヴィアタンのクリスタルを連動させ、同じ場所へ__クラインへと誘導する。そしてそこに存在する人にとって都合のいい夢に引きずり込み延々とそれを繰り返すのだ。」
アスタロトの話を遮るようにドロシーが割り込む。
「わけわかんないよね?要するに、眠ってるみんなは別の次元に取り込まれちゃってるんだ。そしてその次元への道筋を辿れるのは……PC1、君だけ。」
「君だけは、VRハードを使わずにクラインへ入り込んでいる。無意識のうちに、クラインという次元を捉え、侵入することができている。君のパラレルリンカーの能力なら、望んで一度行ったことのある次元に移動することができるし、大魔法を使えば、次元を破ることだってできる。」
「だから、あらためて君たちにお願いしたい。」
「目標は擬似精神世界クライン。その管理者のフェリーチェという少女と黒幕であるカヅキ。目的は生徒達の奪還・覚醒。PC1の能力を出入りに使用しつつ、PC2、PC3は支援サポート援護をお願いしたい」
「ありがとう。みんなのこと、よろしくね」

シーン20 PC1
君は気がつくと、モヤのかかったような真っ暗闇の中に立っていた。

「……PC1?」
「すごいね、こんなところまで来れちゃうんだ」
「ここはね、私の深層意識……として設定されているところ、かなあ。正確にはね。」
「ここの表層に、クラインはあるの。そういうプログラムなんだ」
「真っ暗でしょう?……私には「ココロ」が無いの。みんな、カースに感染するのは強い欲望があるからだよね?でも、その欲望「しか」存在しない器官を果たして心と呼べるのかな?私はね、「人の願いを叶えたい」っていう強い意志……欲望でカースを操っているの。私のココロもどきには、それしかないの。感染したらそれは使い物にならないから、って。ちゃんと感情の伴った「ココロ」は作られていないんだ」
「要するにね、カースが扱えるだけのAIなの。表に見えなければ感染してないのと同じでしょって、誤魔化してるのよ」
「……でもね、時々痛くなるんだ。表はとても明るいのに、みんなが笑ってくれて、私の望みは、存在意義は、叶っているはずなのに。その奥にあるここは、寒くて、暗くて…………こうして、貴方の姿すら満足に見ることも出来ないのね」
「これは、何ていう感情なのかな。私ね、「嬉しい」や「楽しい」はわかるのよ。人の願いを叶えられると、楽しい。私の力でみんなが笑ってくれたら、嬉しい。喜びは意志の達成に伴う感情だから。でも今のこのズキズキするような痛みや、空っぽで何もないことに胸がきゅうって締め付けられるような気持ちの名前は、知らないの」
「PC1にはわかる?知ってたら、教えてほしいな」
「……そう、そっか。これは、さみしい(返答により変更可)っていうのね」
そのまま視界はホワイトアウトし、君は目を覚ます。

シーン21 PC全員

「こんにちは、PC1。待ってたよ いつもと同じように、ね?」
「……なるほど。特異点、文字通りパラレルリンカーなわけか。通りで何度弾いてもアクセスされるわけだ まったく腹が立つよ」
「君たちの望みは何?誰かの解放?」
「それは本当に解放なのかな。彼らが目を覚まそうとしないのは、この世界が心地良いからじゃないの?彼らの望みを、彼らの願いを、正義とかいう綺麗事を並べ立てて彼らから取り上げることは、彼らにとっての救いなのかな」
「まあいいけど、この問いもまたエゴだ。私は彼らのことなど正直どうでもいいしね。別に全員の解放でも穏便に受けてあげるよ。……君たちみたいなのが出てきた時点で計画自体は失敗だから」
「だから、それが済んだらさっさと帰ってくれるかな。もうここに用は無いでしょう?」

「……残念ながら。フェリは現実には存在しないよ そんなことわかってて来たんじゃないの? それをどうやって助けるというの」
「フェリはこの世界そのものだ。この世界を創り上げている核だ。この世界にしか存在できない。この世界でしか生きられない。そんな存在を君はどうしたいというの?」
「……話にならない。前みたいに強制的に追い出したいけど、そもそも今回は不正なアクセスだからこちらはその操作が出来ないし、悪いけどこれ以上粘るなら実力行使させてもらうよ。……フェリ、お前は危ないから引っ込んで__」

「PC1!」カヅキの声を遮って、フェリが急に聞いたこともないほどの大声を上げる。
「私ね!あなたと過ごした時間、とても楽しかった!」
『楽しい』フェリが「感情」を口にするのと同時にPCたちの立っている足元は大きく揺れる。
地響きの音とともに、ずっと青く澄み渡っていた空に罅が入り、ガラスのような結晶がパラパラと降り注いでは、地面に落ちることなく溶けるように消えていく。
「あなたがここに来ると嬉しい!あなたとお喋りをしてるのが楽しい!」
フェリが感情の名前を呼ぶ度、地面から黒いモヤのようなものが噴出する。
PCたちはそのモヤの名前を知っていた。学園生活の中でたびたび目にしては、大事な人を危険な目にあわせてきたものだ。
「あなたが帰ってしまうと悲しい!あなたを待つ時間は寂しい!」
カースが地面を浸食し、PCたちの立っていた地平は先程よりも深いところに沈んでいた。崩れつつある空はとても遠のいたが、それでも暗闇ということはなく、確かに光は差し込んでいた。
「私は貴方の願いを叶えたい!貴方の望みを叶えたい!全部全部を私にくれた貴方に!だから!」
フェリの雪のように白い髪が、衣装が、真っ黒に染っていく。瞳だけが、変わらず赤く輝いている。
「だから、貴方が私を、壊してね」
フェリの背中から翼が生える。天使には程遠い、黒々とした翼が。

「はは……!ああ、まったく、本当に腹が立つよ。だから接触させたくなかったんだ。核は核らしく、大事に大事に奥底にに閉じ込めておくべきだったと報告書には記録しておきましょうか」
「よかったですね、こうなったらこの世界ごとカースに呑まれておしまいです。望みは叶いましたか?であればフェリーチェもきっと本望でしょう」
「フェリーチェを助けたいですか?カース感染から救いたいですか?簡単です、彼女も言ってたでしょう?彼女を壊せばいい。ハーベストの学生ならカースが精神に感染することは知っていますね?ここはフェリの精神世界、この世界ごと壊せばカースに感染した精神というものはなくなるわけです。それはプログラムの上であっても同じ。この世界の核、そこにいる彼女は言わばこの次元そのもの…………ね?壊せるでしょう?貴方なら」
「安心してください。学生さんたちの眠りは私の夢と連動していますから、私がこの世界から脱出しようと起きれば自動で目が覚めますよ。そもそも使った欠片も米粒のような大きさですからね、閉じ込めておくほどの力は無いものを親機の私がコントロールしてるんですよ」
「……まあ、私的にはこの世界と心中したって構わないんですけどね?……嘘ですよ、ここに彼女はいませんから。もう用はありません」
「ですが、私の理想もぶち壊してくれたクソガキ共を痛めつけるくらいは、許されるでしょうか。ええ、赦されていいはずです」
「______デモンズタイム」
途端、カヅキの瞳は青く輝き、彼の背には大きな九本の尾がふさふさと現れる。

クライマックス戦闘
VS. フェリーチェ&カヅキ・アスカベ
戦闘終了条件:フェリーチェが戦闘不能になり、PC1が大魔法の使用を宣言する。

カヅキが、初期作成PC3人(うち1人実質大魔法なし)に対する敵としては、かなり強めに作ってあるので、『フェリーチェのHPを0にしてから、PC1が「ディメンジョン・ホロウ」を宣言することで戦闘が終了すること』を戦闘開始時に必ずプレイヤーたちに伝えてください。ミドルなどからして余裕があったり物足りなさそうであればカヅキに挑んでも構わないと思います。あくまでもプレイヤーに楽しく戦ってもらえるよう臨機応変にデータも調整してください。

以下戦闘終了時演出
君たちが決着をつける頃には、君たちのいる次元__フェリの擬似精神世界は瓦解寸前であった。頃合いだと感じたのか、カヅキは君たちを一瞥した後暗闇に溶けるように姿を消した。おそらくこれで眠っていた生徒たちも目を覚ますのだろう。しかし、君たちはこのままでは何も無い、カースだけが充満した次元に取り残されてしまう。
だが、次元を、次元の核たる彼女を、引き裂くことで出口は切り開かれるだろう。
「……PC1」
「ありがとう、大好きだよ」
「…………さよなら!」
彼女の存在はホログラムのように揺らめいていき、瓦解して崩れ去る。
そして、あなたたちを眩いばかりの光が包む。
次に目を開けた時、あなたたちが見るのは見慣れたハーベストの光景であった。

シーン22 マスターシーン
女が目を覚ますと、傍に黒いコートを着て眼帯をつけた桃色の髪の男が座っていた。
「あら、おはよう。やっと目が覚めたのね、良い夢は見られたかしら……佳月?」
「……ええ。とても、いい夢でしたよ」
いかつい風貌に似合わない女言葉で話しかけてくる男に、佳月と呼ばれた女は答え、ゆっくりと身体を起こそうとするが、久々に動かす重さのある肉体の感覚に馴染めず、思わず立ちくらんでしまう。
「こら、いいから落ちつくまで寝てなさいよ。あんたみたいなのでもアマリリスの一員なんだから、無理したらトトは心配するのよ」
「日下部さんは?」
「は?」
「日下部さんは、私の心配しました?」
「……ハーベスト時代からの同期を、全く心配しないわけにはいかないでしょう」
「そうですか。ふふ、洗脳班のこと嫌いなくせに」
「自分を洗脳しようとしてるバカは話が別よ」
「それはどうも。褒め言葉と受け取っておきますよ。ああそうそう、一つ頼んでもいいですか日下部さん」
「何よ」
「しばらく身体を動かせそうにないので、そこにある粗大ゴミ、私の代わりに捨ててきてくれませんか」
「粗大ゴミぃ?この沢山あるでかい機械たちのどれかのこと?どれよ」
「そこの、スパコンからメモリをそいつに移して、捨ててきてください」
「わざわざメモリを移して?しかもアンタこれ……」
「いいんですよ、そのメモリが不要なんですから。場所は、そうですね……」

シーン23 PC3エンディング
目を覚ました響希と話すシーン想定

シーン24 PC2エンディング
詞音と話すシーン想定

シーン25 PC1エンディング
君はあの一件後、また何ら普段と変わりないハーベストでの一日を終えて寮への帰路につこうとしていた。
「PC1!」
そんな君を呼ぶ、聞き覚えのある声がする。
「PC1!!」
フェリが君の元へ駆け寄って抱きついてくる。また夢を見ているのかと疑えど、彼女にはしっかりとした重さと感触があった。
「あのね、目が覚めたら、体があって、ドロシー?の学長室にいて、あなたは今日からここの生徒だよって言われて」
「それで寮に部屋があるって言われたから、よくわかんないけど行こうとしたら途中でPC1がいたの!思わず飛びついちゃったけど、ちゃんとPC1だよね?間違えてないよね?」
「私も、間違いじゃなく、あなたと会ってたフェリーチェだよ。ちゃんと……ここのみんなに迷惑かけちゃったことまで、ちゃんと。全部覚えてる」
「改めまして、私はフェリーチェ、フェリって……もう呼んでるか!よろしくね、PC1!」
フェリは泣きながら、心底嬉しそうに微笑んだ。

◆エネミーデータ

「桜葉詞音」
主体属性:風・光 クラス:札魔導学科
能力値「アクション:5」「リアクション:5」「リベラル:5」
特技
「デスティニー・ドロー」消費TP2 種別R
このリアクションフェイズでの発動ダイス数に+1する。
「ライブラリアウト」消費TP3 種別R
魔法攻撃の範囲に、自分の味方が1人以上居る場合、魔法攻撃の対象を自分1人に変更する。
「ソリティア」消費TP1 種別A
次の自分のアクションフェイズまでの間、自分以外の味方が魔法攻撃の対象に選ばれたとき、自分がその魔法攻撃の対象でなければ、代わりに自分が魔法攻撃の対象になることができる。

特殊特技
「世界終焉の詩」消費TP10 種別R
このリアクションフェイズで、風属性魔法レベル5「ラストクロニクル」を発動する。

アイテム
「正対化霊天真坤元霊符・未(カードバトルディスク)」
リアクションフェイズ発動ダイス数+1
攻0防4(ピアス含む)HP40 TP10 SS4 移動1
「お月様のピアス」 所持している魔法の発動体の防御力が1上昇する。

魔法
「アイリス」「カース」「ハーベストムーンR」
R「テトラポッド」風1水1
防御力+1、さらに自分の次のリアクションフェイズでの防御力に+2する。
R「フォトンライン」地1光1
防御力+2、さらに自分のいるマスを地形:聖域レベル1に変更する。
R「ビートディフェンス」光1闇1
防御力+2、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
C「アムネシア」呪1風1
呪属性のマナを3つ発生させる。また、この発動タイミングではもうアムネシアは発動できない。
R「セイントメガシールド」光3
防御力+9
+光 セイントクロスシールド
次の自分のリアクションフェイズの防御力に+4する。
+闇 ダークノヴァ
魔法攻撃の発動者に、グッドステータス:興奮レベル-2を与える。
+風 ヘヴンズバッシュ
好きな属性を1つ選ぶ。味方全員の次のアクションフェイズの発動タイミングで、その属性のマナを1つ発生させる。
R「グロウアップソーラー」光2水1
防御力+4、さらに自分が受けているグッドステータスのレベルを全て1上げる。
R「スローリーファング」風2闇1
防御力+3、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル2を与える。
R「エンジェルフェザー」光2風1
防御力+4、さらに自分にグッドステータス:飛行レベル1を与える。
C「デンジャラス」呪2地1
攻撃力+6、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな1マスに、オブジェクト:オベリスクを召喚する。
C「バイオレンス」呪2闇1
攻撃力+7、さらに自分にグッドステータス:暴走レベル1を与える。
C「ナイトメア」呪1水1闇1
攻撃力+4、さらに自分にグッドステータス:浄化レベル2とグッドステータス:興奮レベル2とグッドステータス:鼓舞レベル2を与える。
C「ダムド」呪1光1闇1
攻撃力+4、さらに地・水・火・風・光・闇・呪の中から好きな属性のマナを合計2つまで発生させる。
C「ユーサネイジア」呪1地1光1
攻撃力+4、さらに自分のいるマスを地形:聖域レベル-2に変更し、自分にグッドステータス:飛行レベル1を与える。
R「アインソフオウル」光3闇1
防御力+8、さらに光属性のマナを3つまで発生させる。
R「サイクルワール」風3闇1
防御力+7、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル3を与える。
R「スカイスクレイパー」闇3風1
防御力+7、さらに自分にグッドステータス:飛行レベル2を与える。
C「インフェクト」呪3闇1
攻撃力+11、さらに自分にグッドステータス:時空転移レベル1と、グッドステータス:憎悪レベル1を与える。
C「ルナティック」呪3光1
攻撃力+11、さらに自分のHPを10点回復し、自分が受けている全てのバッドステータスを回復する。
R「ラストクロニクル」風5
防御力+12、さらに味方全員にグッドステータス:時空転移レベル1を与える。

「妨害生徒A」
主体属性:火・地 クラス:杖魔導学科
能力値「アクション:5」「リアクション:4」「リベラル:3」
特技
「万物は流転する」消費TP2 種別A
このアクションフェイズでの発動ダイス数に+1する。
「最大多数の最大幸福」消費TP3 種別A
味方全員にグッドステータス:興奮レベル2を与える。1シーンに1回使用可能。
「知は力なり」消費TP3 種別A
このアクションフェイズでの発動ダイス数に+3する。1シナリオに1回使用可能。

アイテム
「アウフヘーヴェン」アクションフェイズ発動ダイス数+1
攻3(髪飾り含む) 防1 HP40 TP10 SS5 移動1
「青空の髪飾り」 所持している魔法の発動体の攻撃力が1上昇する。

魔法
「オリジン」「カース」「ハーベストムーンA」
A「グランドリザレクト」地1光1
攻撃力+1、さらに自分のいるマスを地形:聖域レベル1に変更する。
R「アクセルムーブメント」火1風1
防御力+1、さらにこのリアクションフェイズの終了後、前後左右の好きな方向に1マス移動することができる。
A「イグニッション」火2
攻撃力+4
A「ファイアボール」火1闇1
攻撃力+2、さらに自分にグッドステータス:興奮レベル1を与える。
C「イクリプス」呪1火1
攻撃力+5、さらに攻撃範囲に自分の前方3マスを追加する。
C「アムネシア」呪1風1
呪属性のマナを3つ発生させる。また、この発動タイミングではもうアムネシアは発動できない。
A「ヘルブラスト」闇2火1
攻撃力+9、さらに攻撃範囲を前方1マスに固定する。
+地 レストインピース
攻撃範囲を地形:重力場レベル1に変更する。さらに、対象にバッドステータス:怨嗟レベル1を与える。
A「ブレイクエンドボム」火1風1地1
攻撃力+4、さらに攻撃範囲に2マス前方とその周囲全方位1マスを追加する。
A「インフェルノドライブ」火1水1闇1
攻撃力+4、さらに対象にバッドステータス:火傷レベル2を与え、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
C「ペイン」呪1火1地1
攻撃力+5、さらに攻撃範囲に自分の後方2マスとその周囲全方位1マスを追加し、攻撃範囲のマスのうち好きなマスを地形:溶岩レベル-2に変更する。
C「イクスティンクション」呪1火1闇1
攻撃力+5、さらに攻撃範囲を自分の前方1マスに固定し、対象の防御力を無視してダメージ計算を行う。
C「ハザード」呪1火1水1
攻撃力+5、さらに攻撃範囲を自分の前後左右1マスに変更し、対象にバッドステータス:火傷レベル2とバッドステータス:氷結レベル2を与える。
C「ダムド」呪1光1闇1
攻撃力+4、さらに地・水・火・風・光・闇・呪の中から好きな属性のマナを合計2つまで発生させる。
A「スーパーノヴァ」火3闇1
攻撃力+8、さらに自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。また、この魔法の効果によって受けたグッドステータスは、戦闘終了時まで消去されず、レベルの増減も起こらない。
A「カオスオブアンビバレンス」闇3地1 
攻撃力+9、さらに攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスと、前方5マスに固定し、この発動タイミングで、魔法のコストとして使用したマナの数だけ攻撃力を上げる。
C「イレイズ」呪3火1
戦闘空間上の好きなマスを好きなだけ攻撃範囲に加える。また、この魔法の効果で範囲に加えなかったマスの数だけ攻撃力を上げる。
A「セカンダリーオブザダフトプリズン」地5
攻撃力+10、さらに次の自分のアクションフェイズでの発動ダイス数を2倍にする。ただし、大魔法で増えたダイスは除いて2倍にする。この効果は重複しない。

「妨害生徒B」
主体属性:地・水 クラス:紋章魔導学科
能力値「アクション:6」「リアクション:3」「リベラル:4」
特技
「インデックス」消費TP4 種別A
味方全員の次のアクションフェイズでの発動ダイス数に+1する。
「ティルダ」消費TP3 種別A
戦闘空間上の好きな特殊地形1マスのレベルを-2する。
「カレット」消費TP2 種別A
戦闘空間上の好きな1マスを好きな特殊地形レベル1に変更する。

アイテム
「自分自身の体」キャラクター作成時、好きな能力値に+1する。
また、このとき6を超える能力値があってもよい。この効果は、この発動体を所持している限り持続する。
攻1 防1 HP50 TP10 SS7(チョーカー含む) 移動1
「黒猫のチョーカー」SS値が2上昇する。

魔法
「オリジン」「カース」「ハーベストムーンA」
A「グランプログレス」地2
攻撃力+2、さらに攻撃範囲に自分の前後左右1マスを追加し、攻撃範囲内のマスが地形変化していた場合、その特殊地形のレベルに+1する。
A「ボルケイノ」火1地1
攻撃力+2、さらに攻撃範囲のマスを地形:溶岩レベル1に変更する。
R「グレイシアリンク」水1闇1
防御力+1、さらに自分にグッドステータス:浄化レベル1を与える。
A「エアロスプラッシュ」風1水1
攻撃力+1、さらに攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスに変更する。
C「アンビシャス」呪2
攻撃力+3、さらに対象は次のアクションフェイズで、移動タイミングを行えない。
C「アムネシア」呪1風1
呪属性のマナを3つ発生させる。また、この発動タイミングではもうアムネシアは発動できない。
A「ディバインフィールド」地2光1
攻撃力+3、さらに自分のいる1マスを地形:聖域レベル2に変更する。
A「ヴォーパルディザスター」火1水1地1
攻撃力+4、さらに攻撃範囲のマス全てを地形:溶岩レベル2、または地形:凍土レベル2のいずれかに変更する。
A「ダイヤモンドダスト」風1水1地1
攻撃力+3、さらに対象にバッドステータス:氷結レベル2を与え、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
C「アンビリーバブル」呪3
攻撃力+6、さらに対象は次のアクションフェイズで、準備タイミングを行えない。
C「サイレンス」呪1風1水1
攻撃力+4、さらに対象にバッドステータス:沈黙レベル1を与える。
C「ジェノサイド」呪1水1地1
攻撃力+4、さらに攻撃範囲に自分の前後左右1マスを追加し、攻撃範囲のマスのうち好きなマスを地形:凍土レベル-2に変更する。
C「ダムド」呪1光1闇1
攻撃力+4、さらに地・水・火・風・光・闇・呪の中から好きな属性のマナを合計2つまで発生させる。
A「ブルースフィア」風3地1
攻撃力+7、さらに攻撃範囲に自分の周囲全方位1マスを追加し、攻撃範囲のマスを全て好きな地形レベル2に変更する。
A「リヴァイアサン」光3水1
攻撃力+7、さらに攻撃範囲に自分の右前、前、左前を追加し、対象にバッドステータス:麻痺レベル5を与える。また、この魔法の効果によって受けたバッドステータスは、戦闘終了時まで回復されず、レベルの増減も起こらない。
C「パンデミック」呪3水1
攻撃力+11、さらに対象にバッドステータス:沈黙レベル2、バッドステータス:混乱レベル2、バッドステータス:発狂レベル2を与える。
A「ビッグバン」地5
攻撃力+12、さらに戦闘空間上のマスを好きなだけ、それぞれ好きなレベル3の特殊地形に変更する。

「フェリーチェ」
主体属性:地・風 クラス:ホムンクルス 大魔法:ルインズウィング
能力値「アクション:7」「リアクション:5」「リベラル:2」
特技
「e^(iπ) + 1=0」(クリティカルゼロ)消費TP4 種別A
この発動タイミングで、自分の主体属性のマナを1つ生む。
自分の現在の主体属性に地が含まれる場合、自分のいるマスを特殊地形:溶岩レベル-1に変更する。
「ティルダ」消費TP3 種別A
戦闘空間上の好きな特殊地形1マスのレベルを-2する。
「カレット」消費TP2 種別A
戦闘空間上の好きな1マスを好きな特殊地形レベル1に変更する。

アイテム
「反現実性恒久円環・クライン」
攻3 防3 HP60 TP30 SS8 移動力2
アクションフェイズでの準備タイミングを2回行える
魔法
「オリジン」「カース」
A「グランプログレス」地2
攻撃力+2、さらに攻撃範囲に自分の前後左右1マスを追加し、攻撃範囲内のマスが地形変化していた場合、その特殊地形のレベルに+1する。
A「グランドリザレクト」地1光1
攻撃力+1、さらに自分のいるマスを地形:聖域レベル1に変更する。
A「フォールモノリス」地3
攻撃力+5、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな2マスにオブジェクト:モノリスを召喚する。
A「コールトルネード」地2風1
攻撃力+3、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな1マスにオブジェクト:トルネードを召喚する。
+闇 マナヴォルテックス
戦闘空間にあるトルネードを全て破壊してもよい。
そうした場合、破壊したトルネード2つにつき、次の発動タイミングで地・水・火・風・光・闇の中から好きな属性のマナを1つ発生させる。
A「シフトチェンジ」闇2地1
攻撃力+3、さらに戦闘空間上にあるオブジェクト:モノリスを全てオブジェクト:オベリスクに変更する。
+光 コールオベリスク
戦闘空間の好きな1マスにオブジェクト:オベリスクを置く。
A「ゴルドインパクト」風1地1光1
攻撃力+3、さらに対象の1マス前方に既にオブジェクトが存在していなければ、オブジェクト:モノリスを召喚し、対象をオブジェクトに衝突するまで前方向に移動させる。
A「ダイヤモンドダスト」風1水1地1
攻撃力+3、さらに対象にバッドステータス:氷結レベル2を与え、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
C「デンジャラス」呪2地1
攻撃力+6、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな1マスに、オブジェクト:オベリスクを召喚する。
C「ユーサネイジア」呪1地1光1
攻撃力+4、さらに自分のいるマスを地形:聖域レベル-2に変更し、自分にグッドステータス:飛行レベル1を与える。
C「ペイン」呪1火1地1
攻撃力+5、さらに攻撃範囲に自分の後方2マスとその周囲全方位1マスを追加し、攻撃範囲のマスのうち好きなマスを地形:溶岩レベル-2に変更する。
C「ジェノサイド」呪1水1地1
攻撃力+4、さらに攻撃範囲に自分の前後左右1マスを追加し、攻撃範囲のマスのうち好きなマスを地形:凍土レベル-2に変更する。
A「ダストデビルカタストロフィー」地3風1
攻撃力+7、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きなマスに好きな数だけオブジェクト:トルネードを召喚する。
A「サーヴァントカーニバル」地3闇1
攻撃力+7、さらに戦闘空間のオブジェクトの存在していない好きな1マスにオブジェクト:グレイブを召喚する。
A「アポカリプスデイ」光3地1
攻撃力+7、さらに戦闘空間に存在するキャラクター以外のオブジェクトを全て破壊し、全てのマスの地形変化を無効にし、元に戻す。
A「カオスオブアンビバレンス」闇3地1 
攻撃力+9、さらに攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスと、前方5マスに固定し、この発動タイミングで、魔法のコストとして使用したマナの数だけ攻撃力を上げる。
A「エレメンタルクロス」火1地1水1風1
攻撃力+7、さらに地属性、水属性、火属性、風属性のマナをそれぞれ1つずつ発生させる。また、この発動タイミングではもうエレメンタルクロスは発動できない。
※オリジンと同時に使用することはできない。
A「セカンダリーオブザダフトプリズン」地5
攻撃力+10、さらに次の自分のアクションフェイズでの発動ダイス数を2倍にする。ただし、大魔法で増えたダイスは除いて2倍にする。この効果は重複しない。

フォルムシート
「アイリス」
R「グリーンバリア」風2
防御力+3、また、敵の攻撃に風属性の魔法が含まれていれば防御力をさらに+1
R「テトラポッド」風1水1
防御力+1、さらに自分の次のリアクションフェイズでの防御力に+2する。
R「フェアリーサークル」風1光1
防御力+2、さらに味方1人のHPを2点回復する。
R「デモンズナックル」風1闇1
防御力+1、さらに自分にグッドステータス:興奮レベル1を与える。
R「トライアルアンドエラー」火2風1
防御力+3、さらに魔法攻撃の攻撃範囲内の好きなマスに移動できる。
+闇 アブソーブゲイト
魔法攻撃の攻撃範囲が1マスだけの場合、その魔法攻撃の発動を無効化する。
R「スローリーファング」風2闇1
防御力+3、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル2を与える。
R「エンジェルフェザー」光2風1
防御力+4、さらに自分にグッドステータス:飛行レベル1を与える。
R「ダークフィラメント」火1風1闇1
防御力+3、さらに自分にグッドステータス:焔刃レベル1とグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
R「カスマティス」風1水1光1
防御力+4、さらに自分の周囲全方位1マスにいる敵に、バッドステータス:麻痺レベル2を与え、自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
R「コキュートス」風1水1闇1
防御力+3、さらに自分のいる縦1列にいる敵全員にバッドステータス:氷結レベル2を与え、自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
R「サイクルワール」風3闇1
防御力+7、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル3を与える。
R「スカイスクレイパー」闇3風1
防御力+7、さらに自分にグッドステータス:飛行レベル2を与える。
R「ラストクロニクル」風5
防御力+12、さらに味方全員にグッドステータス:時空転移レベル1を与える。

「カヅキ・アスカベ」
主体属性:水・闇 クラス:機械魔導学科 大魔法:デウスエクスマキナ、デモンズタイム(使用済)
能力値「アクション:8」「リアクション:8」「リベラル:5」
特技
「七つの大罪;嫉妬」消費TP10 A このアクションフェイズで、闇属性魔法レベル5「ヴァリアブルコード」をコストなしで発動することができる。シナリオ中1回
「万人の万人に対する闘争」消費TP4 A 敵全員にバッドステータス:混乱レベル1を与える。
「オーバーライド」消費TP2 種別A
このアクションフェイズで敵にバッドステータスを与える場合、そのバッドステータスのレベルを+1する。
「アップデート」消費TP2 種別A
自分にバッドステータス:衰弱レベル-1を与える。
「ダブルクリック」消費TP2 種別R
この魔法攻撃の効果で自分がバッドステータスを受ける場合、そのレベルを-2する。
「マルチプロセス」消費TP3 種別A
このアクションフェイズでの準備タイミングを追加で2回行う。ただし、他の準備タイミングの回数が増える効果が発動しているとき、この特技は使用できない。1ラウンドに1回まで使用可能。

アイテム
「改造スマートフォン」
攻6(髪飾り含む)防3 HP150 TP70 SS11 移動3
与えるバッドステータスのレベルを+1する
「青空の髪飾り」 所持している魔法の発動体の攻撃力が1上昇する。
(戦闘開始直後はデモンズタイムの効果を適用すること)

魔法
「オリジン」「アイリス」「カース」
A「タイダルウェイブ」水2
攻撃力+2、さらに対象にバッドステータス:衰弱レベル2を与える。
A「エアロスプラッシュ」風1水1
攻撃力+1、さらに攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスに変更する。
A「スチームカーテン」火1水1
攻撃力+1、さらに攻撃範囲を自分の左前、前、右前に変更し、対象にバッドステータス:衰弱レベル1を与える。
A「アイスボール」水1闇1
攻撃力+1、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
A「ファイアボール」火1闇1
攻撃力+2、さらに自分にグッドステータス:興奮レベル1を与える。
A「アンビヴァレンス」光1闇1
攻撃力+1、さらに光または闇属性のマナを1つ発生させる。
A「シークエンス」闇2
今回の発動タイミングで消費しなかったマナを次の発動タイミングのときに発生させる。また、この発動タイミングではもうシークエンスは発動できない。
R「テトラポッド」風1水1
防御力+1、さらに自分の次のリアクションフェイズでの防御力に+2する。
R「ビートディフェンス」光1闇1
防御力+2、さらに自分にグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
R「デモンズナックル」風1闇1
防御力+1、さらに自分にグッドステータス:興奮レベル1を与える。
R「グレイシアリンク」水1闇1
防御力+1、さらに自分にグッドステータス:浄化レベル1を与える。
C「インベイジョン」呪1水1
攻撃力+3、さらに対象にバッドステータス:怨念レベル2を与える。
A「デビルズウイング」闇2風1
攻撃力+3、さらに攻撃範囲を自分の左右1マスに変更し、自分にグッドステータス:飛行レベル1を与える。
+火 デビルズソウル
自分にグッドステータス:憎悪レベル3を与える。
A「ハイドロハリケーン」水1光1闇1
攻撃力+3、さらに対象にバッドステータス:衰弱レベル2を与え、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
A「クリスタルローズ」風1水1闇1
攻撃力+3、さらに攻撃範囲を自分の右前、左前、右後、左後に変更し、対象にバッドステータス:毒レベル1とバッドステータス:麻痺レベル1とバッドステータス:氷結レベル1を与える。
A「アバランシュブレイク」水2地1
攻撃力+3、さらに攻撃範囲を自分の前、右前、左前に変更し、対象にバッドステータス:重圧レベル2を与える。
A「インフェルノドライブ」火1水1闇1
攻撃力+4、さらに対象にバッドステータス:火傷レベル2を与え、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
A「ヴァリアブルハーツ」火1風1水1
攻撃力+4、さらに対象と前後左右1マス以内の味方以外のオブジェクトを対象に追加する。
A「グラウンドゼロ」闇3
攻撃力+6、さらに自分にグッドステータス:覚醒レベル2を与える。
A「アイシクルコフィン」水1地1闇1
攻撃力+3、さらに対象のいるマスを地形:凍土レベル2に変更し、対象にバッドステータス:重圧レベル1とバッドステータス:衰弱レベル1を与える。
A「ダイヤモンドダスト」風1水1地1
攻撃力+3、さらに対象にバッドステータス:氷結レベル2を与え、自分にグッドステータス:興奮レベル2を与える。
R「グロウアップソーラー」光2水1
防御力+4、さらに自分が受けているグッドステータスのレベルを全て1上げる。
C「ハザード」呪1火1水1
攻撃力+5、さらに攻撃範囲を自分の前後左右1マスに変更し、対象にバッドステータス:火傷レベル2とバッドステータス:氷結レベル2を与える。
C「ナイトメア」呪1水1闇1
攻撃力+4、さらに自分にグッドステータス:浄化レベル1とグッドステータス:興奮レベル1とグッドステータス:鼓舞レベル1を与える。
A「メイルシュトローム」水4
攻撃力+10、さらに対象にバッドステータス:毒レベル3とバッドステータス:麻痺レベル3とバッドステータス:衰弱レベル3を与える。
A「リヴァイアサン」光3水1
攻撃力+7、さらに攻撃範囲に自分の右前、前、左前を追加し、対象にバッドステータス:麻痺レベル5を与える。また、この魔法の効果によって受けたバッドステータスは、戦闘終了時まで回復されない。
A「カオスオブアンビバレンス」闇3地1 
攻撃力+9、さらに攻撃範囲を自分の周囲全方位1マスと、前方5マスに固定し、この発動タイミングで、魔法のコストとして使用したマナの数だけ攻撃力を上げる。
A「アブソリュートゼロ」水3地1
攻撃力+7、さらに攻撃範囲に戦闘空間の好きな1マスを追加し、対象にバッドステータス:氷結レベル3を与え、対象のいるマスを地形:凍土レベル3に変更する。
A「ラグナロク」風3水1
攻撃力+7、さらに敵全員にバッドステータス:氷結レベル2とバッドステータス:重圧レベル2を与える。
R「コスモトリップ」水3風1
防御力+7、さらに自分にグッドステータス:時空転移レベル1を与える。
C「ルナティック」呪3光1
攻撃力+11、さらに自分のHPを10点回復し、全てのバッドステータスを回復する。
A「ヴァリアブルコード」闇5
攻撃力+12、さらに味方全員が受けているバッドステータス全てを消去し、それを全て敵全員に与え、敵全員が受けているグッドステータス全てを消去し、それを全て味方全員に与える。
+呪 ゲファタートート
この戦闘間、自分にバッドステータスが与えられる時、代わりに敵全員にそのバッドステータスを与え、敵にグッドステータスが与えられる時、代わりに味方全員にそのグッドステータスを与える。
A「アクアエクスカリバー」水5
対象のTPを10点減らし、さらにバッドステータス:発狂レベル1を与える。
R「パーフェクトキャンセル」闇5
防御力+12、さらに魔法攻撃を構築している魔法の攻撃力上昇以外の効果を全て無効にする。

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