オスカー・レイフィールド 22歳 男
札魔導学科3年
黒髪金目の青年。見た目は悪くないが、性格が悲惨。怠け者で、悲観主義。物事をあきらめる速さだけは誰にも負けない。
彼の出自はそう珍しくなく、虐待こそないものの愛情は皆無の家庭で育った。
彼が歪まなかったのは、ひとえに友人の存在があげられる。
彼を追う4人、彼を慕う4人、彼を見つめる2人、そして彼の横と、ときおり前に立つ1人。
彼は間違いなく、幸せ者といえるだろう。11人のかけがえのないものは、彼の学生時代を経てなお健在だった。
彼の隣に立つ彼女には、彼にはないものがあった。それは夢。
人を人たらしめる何か。その一つを彼は決定的に欠落し、それは彼女が持っていた。
そして、彼女は彼に言った。
「私、魂が何なのか、知りたいの。」
彼にはないもの。夢を見せられ、彼は1も2もなく飛びついた。
それが、彼女の崇高な理念に感ずるものを得たのか、それとも単にその方が楽だと思ったのか。
今となっては知る由もないことだが、彼はそれを達するために研究者となった。
彼を見る10人も、同じように研究者となった。
そして、彼らは始めた。一人の女の夢を叶える、そしてそれにしがみつく男を追うため。
彼らは内心、少しも信じてなどいなかった。
既存の科学で、魂の所在など測れるものかと。ましてや、それが何なのか知るなど。
自らの取った選択が、恐るべき結果を生み出すと。
そして、彼らはあまりにもあっけなく、見つけてしまった。
魂とは実在する。そしてそれが、果たして何なのか。
彼らは歓喜した。夢が叶った、その一心で、喜びを分かち合った。
だが、崩壊は即座に訪れた。
彼らは、自然と研究室を離れ始めた。
十年来の友人が、一人、二人と消えていく。
なぜなのか。
彼は原因を探ろうとした。しかし、「それ」の回りはあまりにも早すぎた。
研究室は、日を追うごとに、人が去っていった。
それは彼の隣に立つ、彼女も例外ではなかった。
そして、最後に残されたのは、彼。
その時には、すでに彼は、研究の記憶とともに、ほとんどの「意欲」を失っていた。
それはまさしく、光を失った虫。
そして、彼はふと、線路に飛び込んで‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
今、ここにいる。
どうして生き残ってしまったのか。
彼は、もはや死ぬ「意欲」さえ失った。
だが、彼は生きている。
もしかすれば、彼の心の中には…いまだに、何かが輝いている、のかも、しれない。
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優秀すぎたせいで「魂の核心」に触れ、対価を払わされた…という設定です。SANチェック失敗→記憶喪失みたいに。
魔銃の純盾キャラとなりました。バフを盛って無敵になる予定。

