[いつだって真ん中で] ノーマン

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「過去へは戻れない。今を生きるしかないんだよ」

魔導書魔導学科7年の青年。年齢はおおよそ20前後。もともとは前線に立ち、カース事件を自ら解決していたが、ある一件を境に一方引くようになった。
それからというものの、防御魔法に徹している。また、魔導書学科生特有の繊細なマナ操作で味方へ魔力を分け与えることも得意としている。

社交的で人当たりのいい人物。他人の意見を否定することはなく、尊重しつつ、良い方向へ進めようとする傾向にある。
カース特別対策委員会に所属しており、リーダーを任されたことも少なくない、先生からの信頼も厚く、成績も優秀であるため、悪い印象を受ける生徒は少ないだろう。

しかし、彼にも欠点がある。それは、一度話すとなかなか止まらないということだ。

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ディクショナリーパラド盾です。ブロッコリー生やします。対戦よろしくお願いします。

院生データ
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「時を越え、命を絶ってでも、守らなくちゃいけないものがあるんだ」

彼には恋人がいた。名をエミリア。アマリリスに所属し、心療養成班でクリーチャーのお世話や構成員に治療を行い、時には任務で戦うこともあったという。

相対する組織に居ながらも、純粋に愛し合っていた。お互いの組織の指針を理解し、それぞれ事情があるのだと……そういって、わかりあっていた。
時間を共にすることは短くとも、ずっとこの関係が続くと、そう思ってた。

しかし、現実は甘くなかった。

彼は鮮明に覚えている。まだ自分が3年生だったあの日、黒き森で助けを求めたエミリアを。
白い服は鮮血に染めあげられ、痛いほどだった。細い手も、足、首も、鮮やかな赤がこびりついていた。
彼女の背後からは、怒り狂ったクリーチャーが暴れながら近づいてくる。
手を伸ばし、エミリアは彼に声を上げる。

――――この子を止めて。
――――聖なる力に、侵されているの。

彼は迷いなく魔導書を手に取った。繊細なマナコントロールで、とめどなく強力な魔法を打ち続けた。
けれど、クリーチャーの魔法を防ぐことはできなかった。
それは彼にとって致命的だった。自分だけならまだしも、愛する人も守れないのだと。
この手でできるのは、誰かを傷つけることだけだと、聡明なノーマンは理解した。

戦いが終わり、黒き森に横たわるエミリアを必死の思いでアマリリスの廃墟街まで抱きかかえた。
構成員たちは、何も言わなかった。
ヘブンリィに感染したクリーチャーがエミリアを追って拠点を出ていったことを知っていた。
エミリアを抱きかかえている男が彼女の恋人で、ハーベストの学生であることも、また知っていた。
けれど、何も言わなかった……いや、いうことができなかったのだ。
自分たちではあのクリーチャーを止めることは到底不能だったのだから。
クリーチャーを傷つけることを良しとしないアマリリスでは、極めて危険な状態にあったクリーチャーをどうこうする術はなかったのだから。

――――すまなかった。

アマリリスの構成員が、時間が止まったエミリアを引き受けながらノーマンに言ったのは、その一言だけだった。

「もう少し自分に正直になろうかと思ってね。知りたいことを知ることは、悪いことではないだろう?」

カント先生に勧められ、大学院に進学。
アマリリスで行われている儀式や、古代現実世界で行なわれていた儀式などを研究している。将来的には現実世界に渡り、詳しい研究を続けたいと思っている。

彼が魔法行使に組み込んでいるのは、本のページをめくる行為。戦闘とは一見なんの関係もないが、本人は読書をするのが好きなため、落ち着くのだという。
また、それ以外にも、概念研究科の授業にも少し関わっている。概念魔導、特に現実世界での魔法行使に興味があるようで、毎日夜遅くまでマナコントロールを練習している姿が見られる。
儀式魔導と概念魔導を融合させたマナコントロールは、魔法の行使の取得に非常に時間がかかるため、彼が卒業するのは大分後のことだろう。

彼の発動体は相変わらず「親殺しのパラドックス」に関する書籍だ。もしかしたら、まだ過去を引きずっているのかもしれない。
それはそうとして、服の中にはエミリアとの写真がプリントされたロケットペンダントを付けている。
もう割り切ったのか、それとも未だ、あきらめきれないのか。
彼にしか知りえないことだ。

以下ネタバレ注意

大魔法シナリオシナリオ「機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)」
院生シナリオ「エウリピデスにさよなら」

二つのシナリオのネタバレを含んでいます。

閲覧の際はご注意ください。

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最高学年のカース特対員として、未解決事件の解決に尽力した。
メンバーの指揮、情報整理、報告書作成など、チームリーダーとして活躍。
途中、アマリリスとの交戦もあったが、なんとか勝利。
しかし、神崎葵が構成員の足を踏み折った際は、流石に顔色を変えて止めにかかった。

カース事件を無事解決させたは良いが、やはりどこか負い目があるようだ。
ふらりとエミリアの墓によれば、彼はぽつぽつと話し始める。

「……ねぇ、エミリア。僕はまた、クリーチャーを」

「機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)」

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かつて事件を解決した後輩と共に、また事件を解決した。
アマリリスの襲撃もあった中で、七つの大罪の陰謀も見事に解決してみせた。

……ところで、彼はどうしてマモンの欠片を手にしたのだろう?
話し相手が欲しかったからか? まだ知らぬ知識を求めたからか?
否、否、否。
彼が求めたのは、

「……これからよろしく頼むよ、七つの大罪“マモン”」

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そうはさせないよ、彼はそういうとばらりとページをめくった。そよ風に流されて、ぱらぱらと進んでいく。ノーマンはにこりと笑った。
「物語はいつ終わるのか。誰が終わらせるのか。その物語の終わりは誰が望んだのか?
「……それは誰にもわからない。わかりえることはできない。けれど、僕の物語くらい俺が決めたっていいだろう?
「さぁ、この戦いに少しばかりのフィーネを落とそう。これが俺の選択──「ラスト・ピリオド」!」
ばたん、彼の魔導書がとじた。それを合図に、膨大なマナが巻き戻るように魔導書にマナを集める。

「もう迷ったりしないよ。あるべき指針ができたんだ」

この記事を書いた人

刹那的なシナリオを書くのが好きです

高い防御打点を出すのが生きがいです

顔のいい男に札束 顔のいい女に花束

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