「インタビューかい?私のようなものに興味を持つなんて、不思議な人もいたものだ」
邪眼魔導学科データ:https://docs.google.com/spreadsheets/d/167vJnvSO87HyE5jr-vXxE-tFguqNUCMq5ef8n_bCdjU/edit?usp=sharing

「他にも答えてほしいことがある?いいだろう、なんてったってインタビューだからね」
ーまず、あなたの名前を教えてください。
「ハイドラ=マヒナ。ハイドラがファーストネームで、マヒナがファミリーネーム……日本圏でいう苗字さね。因みにハイドラはハイドレンジア、紫陽花の花から。マヒナはどこかの国の言葉で月を意味するらしいよ」
ー所属学科と学年を教えてください。
「所属学科は邪眼魔導学科、学年は一年生……ピカピカの新人さ。そうは見えない、と言われるのが常だけどね」
ー発動体は何でしょうか。
「発動体は右目……君たちから見れば左目だろうか。普段はこの眼帯で隠しているけれど、戦闘となれば外すよ」
ーその花は、眼帯なのですか?
「見えないだろう?本物の花に見えるように、精巧に作っているからね」
ー手作りなのですか?
「まぁね。自分が扱う力のことは、自分がよく知っているし……防ぐ方法も同様に、ね」
ーなるほど……話は変わりますが、年齢と出身地を。
「どちらも非公開。まぁこの外見の学生だ、私の属性上チェンジアザー ※1 も使えないし、歳に関しては10代後半と思ってくれればいいよ。出身地はプライベートにかかわるからね、ごめんね」
ー噂によると、あなたは学生寮のほかに魔導次元に住居を設けていると聞きましたが。
「あぁ、あそこのこと?あそこは住居というよりは、趣味でやってるゲーム屋……という感じだね」
ーゲーム、ですか?
「うん。ボードゲームの類を少々……アマリリスの拠点とは別の廃墟街 ※2 に構えているから、安全ではあるだろう」
「そうだ。ゲームの話で少し、こちらから話をしても?」
ー構いませんよ。
「キミは、人の生死が関わるゲーム……いわゆる、デスゲーム ※3 についてどう思う?」
ー…………。
「……なんてね。ちょっと意地悪したくなっただけさ、ごめんごめん。っと、そろそろ帰らないと……続きはまた今度にでも」
ー以下、インタビュアーによる走り書きー
その後、ハイド=ランシアはどこかへと立ち去り、インタビューは事実上終了となった。
彼女は終始人当たりのよさそうな笑みを浮かべていたが、最後の問いかけの際はこちらを見定めるような眼をしていた、気がした。そして、彼女の桃色の瞳が……あの時だけ、赤くなった気がした。
……どうして、あんな眼ができるんだろう。
ー注釈ー
※1:光属性のマナを2つ要するリベラルアーツ魔法。彼女の主体属性は風・闇であり、彼女の言うように使用不可能な魔法の一つ。
※2:後日赴きさらに調査する予定。しかし、アマリリスの拠点となっていない廃墟街が本当にあるのだろうか。
※3:一例として、「閉鎖された学校に集められた高校生たちによる、学校からの脱出を試みるために他者を殺害する」マナプロテクトがある以上、この魔導次元においては関係のないこと。読者へ悪影響が出かねないため、記事にする際には該当の会話を削除すること。(by新聞部部長:藍沢穂乃果)
キャラクター立ち絵に「植物女子」様、「灰は不味い」様を使用しました。


