鬼ヶ峰凜

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鬼優しいヤンキー

魔導次元でも一目置かれるほどの名家で生まれた鬼ヶ峰凜はすくすくと順調に育っていった。

 

しかし彼女の6歳の誕生日に自宅で行われていたパーティーで火災が発生。(鬼ヶ峰家に妬みがあるものによる故意の犯行と思われる)

凜の命を優先させた両親は死亡。凜は一緒にいた側近のサリバと何とか脱出に成功するが左腕に激しいやけどを負ってしまう。

このまま鬼ヶ峰家の人間として過ごしていくことは凜には不可能だと考えたサリバは自分の出身地でもある廃れた村「グレーツホップ」に彼女を連れていく。

 

村までの移動に時間を要してしまったため、凜の腕はもう修復不可能な状態になってしまっており、サリバは断腸の思いで凜に手術を受けさせた。(村に一人超絶機械オタクのノロイという右腕が義手のおじさんがいてそいつにやらせた。)

手術は無事成功し、凜はその村で大切にサリバに育てられていく。親を殺されたショックや苦しみも時間と村の人々の暖かさで少しずつ溶かされていった。

また手術した腕のこともあり、ノロイに機械について叩き込まれていき、次第にのめりこみ、機械好きのやんちゃな女性へと成長していく。

事件発生当時は苗字を隠して生活していたが、火災や両親の死亡の影響で鬼ヶ峰家が衰退していくと、さすがにもう襲われることはないだろうということで今まで通りの苗字を語っている。

 

凛20歳。

小さかった少女もすっかり大きくなり、お酒も飲める年になった。

名家で過ごしていた頃はおとなしくかわいかった性格も村の生活で活発な性格へと変わっていき、任侠物の映画やゲームなどが大好きなやんちゃガールになった。

しかし、内に秘めている優しさは変わっておらず、いつも人に対して親切である。(口調は悪いが…)

機械にのめりこんでいた彼女はもうノロイの技術力とは比べ物にならないくらいの天才になっていた。

ノロイに教えられることはもう何もなくなってしまったが、凜の学びたい欲求は収まるところを知らず、サリバやノロイ達を説得し、(拳で) 凜はハーベストへ通うこととなる。

 

ハーベストに通いだした凜は入学当初、気合の入れ方を間違えて特攻服で登校したり (結局今も特攻服で登校している)  女子に対して嫌がらせをしていた男子をボコボコにしてしまい、悪い噂が広まったせいで他の学生から恐れられる存在になってしまっていた。

その結果、1年目は凜はあまり学校になじめず、同じくヤンキー気質の強い楽器魔導学科の如月音々(きさらぎねおん)と、嫌がらせされていたところを凜に助けられた札魔導学科の滝沢静(たきざわしずか)の2人と絡むことが多かった。(友人が少ないことを本人は気にしていない。)

3人ともすごく仲がいいが、特に滝沢のほうは凜のことが大好きで、最初のほうは「凜さん」と呼んでいたが仲が良くなっていくと「お嬢」と呼ぶようになり、それがまたクラスをざわつかせ「脅してるんじゃないか」「やっぱりヤクザの娘なんだ」と恐れられる原因となった。

 

ハーベスト2年-3年にかけて凜を取り囲む環境は大きく変わっていく。

ハーベストにきても彼女の天才機械オタクっぷりはとどまることを知らず、1年目から機械に関する科目に関しては圧倒的な高評価を得ていた。(他教科に関しては触れないでおこう。)

 

2年目の夏。夏休みの自由研究的な課題において凜が発表した、「機械鎧に対して魔力を発生させるための論文」が最優秀賞を受賞。

これが学科内で話題になり、凜に機械雑学に関する勝負を仕掛けてくる連中が続出する。毎回他学科から観客が大勢来るほど話題になり、凜の天才っぷりが公になった。

 

また、友人の2人も何とか凜の悪い噂を払拭しようと頑張っており、他の友人などに話を広めていて、実際に猫を助けたり、運動会などの行事で活躍している凜の姿をみて悪い噂は完全に消え去った。

気づけば、非公式のファンクラブができており、会員数はうなぎのぼりだそう。周りからの呼ばれ方も「お嬢」や「凜様」などが定着していった。

 

本人は悪い気はしていないが、自分はただの機械オタクのヤンキーなのにいつの間にか天才扱いされるようになってしまった現状に複雑な感情を抱いており、本当の友達をあまり増やさなくなってしまった。(知り合い程度の友人は多くなったが)

もともと仲の良かった2人との時間を学園生活の中で一番大切に感じている。(恥ずかしくて言えないが、2人のことを親友だと思っている。)

 

最近の趣味は占いを見たり、調べたりすること。

静が占うことが得意で様々な占いを毎週してもらっている。

またテレビの占いコーナーを毎日見ており、その日のラッキーカラーの色の特攻服を着ている。

恋愛経験のない凜は、特に恋愛の項目に対して敏感で、恋愛運がよかった週はずっとソワソワしている。(その状態のときに男子に話しかけられたりすると半分キレた状態で反応が返ってくるため大分怖い。)

 

最近の悩みはfコードが弾けないこと。音々に薦められてギターを始めたがあまりにも難しくてへこんでいる。音々にも教えてもらっているが一向にうまくならず、めんどくさくなった凜は自動で思った音を演奏してくれるギターを制作しドヤ顔で音々に見せるが、「ロマンがない」と一蹴された。今後3人で楽曲を演奏予定。(音々がドラム、静がベース。)

 

人の影響を受けやすく、自分の好きな人や仲のいい人が好きなことにすぐ手を出しては挫折している。(料理とかはもうひどいもんだった。)

育ててくれたサリバやノロイ、そして村の人たちのことが大好きで、時間が空けばすぐに帰省するし、サリバには毎日電話している。

喧嘩が強く、負けたところを見たものはいない。対人間のときはよほどのことがない限り、機械鎧の左腕ではなく右腕で相手している。

 

凛24歳。

紆余曲折あったが自分の位置を確立させた彼女に、4年目の春がやってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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