ソロモン・ヴェイユ
年齢:37歳 出身:イスラエル 性別:男
役職:魔法省管轄大図書館館長
得意魔法:ユグドラシル
「私はこの魔導書たちが人類の発展に繋がると、そう信じているのです」
年中白色のチェスターフィールドコートを着込む、白髪金目の男性。
生真面目で、また自らの仕事に誇りを持っている。そのため、いつでも仕事ができるよう常日頃から黒手袋をはめている。大図書館職員からは定時前出勤および残業をよく注意されている。
魔導書とそれを用いる人の可能性を強く信じており、大図書館の全エリアを定期的に開放することで、大図書館を訪れる優れた魔導書使いを探している。
最近ボストン型メガネをかけることが増えたが、メガネをかけている姿は見られたくないらしい。
一人称:私《わたくし》(我々) 二人称:貴方(がた)
カテリン・ノトリア
年齢:19歳 出身:ベルギー 性別:女
役職:魔法省管轄大図書館筆頭司書
得意魔法:グランドフィナーレ
「おっ、よく来たねー! 今日も魔導書、読んでく?」
ウルフカットにした灰色の髪に勿忘草色の目をした少女。
明朗快活な性格で、人付き合いもよい。会話に熱中するあまり図書館内で騒いでしまうのが玉に瑕。しかし、ただでさえ狭き門である大図書館司書採用試験および禁魔導書管理責任者試験を、ハーベスト在学中に最年少合格している。その才能と実力は確かなものだ。
現在は筆頭司書として、大図書館の中でもとりわけ危険な第一禁魔導書エリアを主に担当している。
小説を読むスピードが異様に早いので、新刊について感想を求めたらすぐに返ってくることが多い。
一人称:私(たち) 二人称:キミ(たち)
天坂 聡一(あまさか そういち)
年齢:73歳 出身:魔導次元 性別:男
役職:魔法省管轄大図書館特選司書第二席
得意魔法:スカーレットコスモス(裏)
「経験が人を人たらしめる、だからそれに繋がる興味の炎を絶やすんじゃねえ」
白髪交じりの深緑色の短髪に、整えられた口髭が特徴的な高齢の男性。
荒々しい語気で話すが、その言葉からは彼が理知的な人間であることが窺い知れる。
かつて貿易業を営んでいた際に禁魔導書による事件に巻き込まれ、禁魔導書取扱者の資格を取得することになった。このことがきっかけで新たに「条件付き禁魔導書取扱者」の資格が整備された。
以降数十年にわたって禁魔導書の管理に携わっている。現在でもその第一線で活躍しており、年齢を感じさせない溌剌とした動きで禁魔導書内の変化を抑え込んでいる。
今でも商売人として情報を得るのを怠っておらず、商品や交通に関する本をよく読んでいる。
一人称:俺(ら) 二人称:お前(ら)
マノン・デュモティエ
年齢:62歳 出身:モナコ 性別:女
役職:魔法省管轄大図書館特選司書第三席
得意魔法:マイグランファーザークロック
「知識は人を裏切らないわ。貴方を助ける良き友人となってくれるの」
緩いウェーブのかかった短めの金髪に鮮やかな青の瞳を持つ、ウェリントン型メガネをかけた女性。
物腰柔らかな人物で、誰に対しても親身になって対応することから「特選司書の良心的存在」と呼称されることもしばしばある。プライベートは活動的であり、ダイビングや射撃、ハイキングなど多種多様な趣味を持っている。
若い頃は魔法省で働いており、そこでマルチリンガルの通訳として活躍していた。
利用者が少ないときには、彼女が参考書などを片手に新たな言語を学習している姿が見られる。
一人称:私(たち) 二人称:貴方(たち)
アルフレッド・コンティ
年齢:54歳 出身:魔導次元 性別:男
役職:魔法省管轄大図書館特選司書第四席
得意魔法:ロゼッタストーン
「古来より『智者のペンよりも恐ろしい剣はない』とは言ったものでね……僕らは初めから人に影響を与える手段を持っているのさ。ならばそれを活用するのが賢い生き方ではないだろうか?」
首元まで伸ばした癖毛が目立つ亜麻色の髪に、薄い青色の目をした男性。
面白いかどうかで物事を判断する性格で気分屋。その行動の理解できなさや、年齢に反して若々しい外見も相まって、どこか人外めいた存在にも感じられる。司書になった当初、年上で母校の先輩でもあるエトヴェシュを「イシュトヴァーン」といきなり呼び捨てにして、一悶着起こした過去がある。
小説家を兼業している。緻密な描写と独創的な表現で構成される彼の作品には多くのファンがいる。
趣味は百科事典や目録の一気読み。説明不十分の文が見つかったりするのが面白いらしいが、今のところその面白さは誰にも理解されていない。
一人称:僕(ら) 二人称:君(ら)
エトヴェシュ・イシュトヴァーン
年齢:58歳 出身:ハンガリー 性別:男
役職:魔法省管轄大図書館特選司書第五席
得意魔法:ヴァリアブルコード
「無知の変革はただの蛮行だ。過去を学ばずして未来は変えられないのだよ」
しっかりとセットされた短めの茶髪に緑色の目をした男性。常に黒いスクエア型眼鏡をかけている。
見た目に違わず堅物な性格。また意見の不備をすぐに見つけるため、論戦が滅法強い。
若年期には教鞭を執っており、どんな人に対しても根気強く向き合う姿勢を評価されていた。ただ、その厳格さゆえに小さい子供からは怖がられることが多かったという。
教育誌や経済誌を取り揃えては読み比べを行い、自分の知識を更新している。エビデンスが不十分な雑誌に対して指摘の連絡を入れる悪癖がある。
一人称:俺(たち) 二人称:お前(たち)
イヴァンナ・ラーザレヴィチ・クルィロワ
年齢:36歳 出身:ウクライナ 性別:女
役職:魔法省管轄大図書館特選司書第六席
得意魔法:セレスティアルガーデン
「……何か用だろうか。図書に関することならいくらでも聞いてもらって構わない」
プラチナブロンドの髪に澄んだ碧眼を持つ、端正な顔立ちをした女性。
センター分けの外はねショートカットにした髪、長身、男装などの要素によって初見の人には男性と見間違われることもある。男装をしているのは、彼女曰く「異性に言い寄られるのが面倒だった」とのこと。なお、今度は女性に声を掛けられることが増えたという。
物静かで口数も少ないが、その分言葉の一つ一つに重みがある。
かつては腕のいいフリーランスの医者として、魔導次元各地の病院を転々としていた。
読んでいる医学論文の中に元同僚の名前が出てくると鉄仮面が少し崩れる。
一人称:私(たち) 二人称:君(たち)
ヴラカス
年齢:40歳 出身:魔導次元 性別:男
役職:魔法省管轄大図書館特選司書第七席
得意魔法:ブレイクスルー
「知るべきことと知らなくていいことはちゃーんと分けなくちゃいけない。これ先達からの真面目なアドバイス、なんちゃって」
紫色の短髪に赤い目をした、適当な男性。常にカラーサングラスをかけている。
全体的に軽薄な印象を受ける。とりあえず行動をモットーにしているが、後先を考えなかったためにしょうもないミスをすることもある。
冒険家をしており、時折ふらっと荷物をまとめては魔導次元を飛び回っている。ロマンを重視した結果、行く先は歴史書をめくって決めるので、何も成果が得られないどころか目的地が非存在であることも珍しくない。
「ヴラカス《愚か者》」の名前は意味のない行動をする彼への蔑称として呼ばれ始めた。ちなみに今は偽名として自称しており、逆に本名はほとんど名乗っていない。そのせいで関係者は皆彼をヴラカスとしか呼べない。
一人称:オレ(たち) 二人称:キミ(たち)
長束 天(なつか てん)
年齢:33歳 出身:魔導次元 性別:女
役職:魔法省管轄大図書館特選司書第八席
得意魔法:サーヴァントカーニバル
「いやー私って優秀だから禁魔導書も作れちゃう訳! ってあれ? 褒めてない感じ?」
伸ばしっぱなしの赤髪に茶色の目をした、お調子者の女性。オーバル型メガネを愛用している。
若い頃から魔導書作家として活動していたが、そのどれもが追憶回廊を発生させたためかつてより大図書館から目を付けられていた。そして数年前、とうとう作った魔導書が魔導具化する事態になったため、監視も兼ねて特選司書に任命された。
物臭で、やらなければならないことを後回しにしがち。本人が特に気にしていないのが質が悪い。
自分の表現の幅を広げるために芸術理論の本を読んだりもするが「まったく、わかってないねこの筆者は!」と毎回言っているので、彼女にとって役に立っているのかはよくわからない。
一人称:私(ら) 二人称:君(ら)
ゼイン・グリフィン
年齢:43歳 出身:魔導次元 性別:男
役職:魔法省管轄大図書館特選司書第九席
得意魔法:トライアングルワルツ
「自分の言葉というのは過去、経験、環境から発される。ある種の三位一体、ゆえにそれには価値があり、ひいては自分の証明となるのだよ!」
青色の長髪に紫色の瞳を持つ、容姿端麗な男性。指先を彩るネイル、大きなイヤリング、存在感のある外套など、大図書館職員とはおおよそ思えない派手な格好をしている。
常に演技過剰、表現過剰の言動をしていて、時に人を困惑させることもある。青年期に読んだ戯曲や聖書に影響を受け、このような仰々しい言い回しをするようになったらしい。
前職は俳優。本人が言うには「天職だったとも! しかしどんな舞台でも輝いてこそ真の演者というものだ。文字通りのペルソナに堕ちるなぞ、俺が望むところではないな」とのこと。どうやら自分が別の場所でも活躍できるか確かめるために転職したようだ。
一人称:俺(たち) 二人称:君(たち)
ランベルト・ゾルゲ
年齢:27歳 出身:魔導次元 性別:男
役職:魔法省管轄大図書館特選司書第十席
得意魔法:ラストクロニクル
「僕にこんな大役が務まるか不安ですけど……頑張ります」
黒髪にエメラルドグリーン色の目をした青年。ラウンド型メガネをかけている。
引っ込み思案で大人しい性格。そのせいで、人間関係を上手に構築できず、技術者向けの専門学校生時代から最近に至るまでのほとんどを引きこもりの状態で過ごしていた。
22歳の頃、ふと思い立って大図書館を訪れたときに一冊の禁魔導書と出会ったことで、条件付き禁魔導書取扱者を取得し、大図書館の司書を目指すに至った。
現在いる特選司書の中で勤続年数が最も短いが、持ち前の勤勉さで堅調に仕事を覚えていっているようだ。それでもまだ自分に自信を持ててはいない様子。
引きこもり時代から新技術が使われている製品を分解して、既存の技術と比較するのが好きだった。今でも家にはその趣味の成れの果てであるガラクタが散らばっている。
一人称:僕(たち) 二人称:君、貴方(たち)

