「助けることに、理由は要らないからな!」
得意魔法:カーディナルコスモス
肉体の貧弱な青年。毎年のインフルエンザに気を付けているがかかってしまうタイプの人。その代わり機転が回り、また自身・他者の容態の変化などに敏い。そのため「なんか風邪っぽいな」ではなく、基本的に「あっこれ風邪だな」と早期治療に自前で取りかかる。例えるなら「手間のかからない病人」である。刀匠一家:過月家の息子にして二十三代目当主だが、腕力含め筋力は実はそんなにない。しかし観察眼が鋭く、彼自身も刀鍛冶として独自性のある武装を作り上げる所を評価されている。
いわゆる努力型の天才であり、ライバルであり親友でもある刀鍛冶とはある意味対照的。もう一つ対照的であるのは刃を振るうことに一切の容赦が無い点で、その事例としてかつて大事な幼なじみの一人が柄の悪い連中に絡まれたときに完膚なきまでにたたきのめしたことが挙げられる。この時相手は重傷、体の機能不全に陥ることこそなかったものの、『相手が苦しみ続けるように計算され尽くした傷』だったらしい。一方で共通点も多く見られ、様々な人を助けようと真っ直ぐに行動する点、誰かを喪ったとき悲しんで悲しんでそれでも前を向こうとする点などである。自分の仲間への態度は同じ、しかし敵への容赦の無さが違う、と言えば良いだろうか。
前述項に一片が見られるとおり、かなり仲間に対する愛情や友情が重い。本人も自覚があるからか、基本それを抑えて接しているため、基本的には「良い奴」止まり。また、他者の気持ちを理解することが得意……なのだが、致命的なまでに朴念仁。自分から愛情を渡すことは多くても、恋愛的な感情をそうだと受け取れる事がやたら少ないのである。友人としての相談には向いているが、恋愛相談だけは控えておいた方が良いだろう。


「その敵意、灼き尽くしてやる!」
使用する発動体は自分で製作した武装「星繋(ほしつなぎ)」。長剣と短剣のセットであるが、耐久性を軽視した結果恐ろしいほどの切れ味と軽さを両立した。攻撃特化であるその刃と、更にカースを用いた凶暴ともいえる魔法の刃は、そう簡単に止められるものではないだろう。反面リスクもとても大きい。まず発動体には耐久性が無いのは前述したとおり。また、本人が自己の容態変化に敏いからか、カースを使ったときに他者より色濃くカースの影響が出かねない状況なのだ。限界を自分で分かっているためセーブできるとはいえど、ハイリスクハイリターンである事実に変わりはない。「炎を纏いて地に叩きつけ、そして共に燃え尽きよ」。そう言いたげなほどに、彼は戦闘面では脆いのだ。それ故か戦術的にも短期決戦へと向かう事が多い。相手を無理矢理引き寄せたり、凍らせて防御を阻害しながら致命の一打をたたき込む。氷と炎を使い分け相手を倒す。世界とは言わずとも敵に終焉をもたらすその様は、恐らく「スルト」と呼ぶに相応しいものであろう。


